ぺけそねさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち(2019年製作の映画)

3.8

「ライアン・ゴズリング‼︎」とR指定部位のタトゥーに答えるシュリンプスとガン見する左車線のファミリー、フレッド特製のエナジードリンクでキマりまくるヴァンサン…勝利<ノリ重視のスポーツコメディ103分と>>続きを読む

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.8

洗練された東洋インテリアに好奇心そそりまくるコリン・ファレルのお茶抽出シーンなどハリウッド作品で描かれがちな違和感ハンパないアジア演出とは一線を画す"NEOオリエント"に魅せられて。想像を超えるクオ>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

血痕の付着した証拠品とビジュアルの近似値高めなラズベリーかき氷を顔色ひとつ変えずに食べ進める湯川先生のサイコみ溢れる新たな一面も。「金麦と檀れい」沈黙のニアミスパレード。探究心くすぐる捜査内容で餌付>>続きを読む

真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.5

「玻璃ヶ浦の海+ウエットスーツ越しの水色ビキニ杏=ANESSA日焼け止めクリームCM」という"真夏の方程式"。湯川先生の相棒刑事は柴咲コウ演じる内海しか勝たん‼︎というガリレオ保守派からの厳しい声を見>>続きを読む

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.8

生気を失った虚な目でトボトボ出勤し今日も今日とて社会の歯車と化す我が国特有の量産型サラリーマンを寸分違わぬ圧倒的なクオリティで演じてた堤真一の存在感がエグい。薄化粧の中にも錦糸町ホステス時代の残り香>>続きを読む

スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.8

勤続30年の区役所職員くらい会話が業務的かつ愛情ゼロの夫チャールズ皇太子、王家との完全アウェーな関係性、親友のスタイリストが左遷、四六時中パパラッチのターゲットとなりプライベートもクソもない生活…病>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

ウォシュレットとの戯れ、弁慶の泣き所クリティカル、ブリーフケース爆破後のアクロバティックな受け身…終始アンガーマネジメントに徹するブラピの珍道中でした。"イギリス生まれトーマス育ち悪そうな奴は大体デ>>続きを読む

殺し屋たちの挽歌(1984年製作の映画)

3.5

マギーがかましてた"実年齢めくられそうになった時の対処法"が革命的すぎてサバ読んでる芸能人みんなアゴ筋鍛え出すんじゃね。キャストの渋さ、15歳なわけない豊満ボディー、油断した頃に発動される真顔ジョー>>続きを読む

アナザー・カントリー(1983年製作の映画)

3.8

生徒会長ごときで総裁選前の自民党くらい派閥争いハンパないやんと思ったけど、特典で官僚の出世コース付きとなるとそりゃあんな目血走るよね。厳かなシゴキ部屋に幹部列席のもと儀式めいた罰「お尻鞭打ち」、伝統>>続きを読む

百花(2022年製作の映画)

3.5

「シングルマザーと1人息子」という家族構成にしては大晦日の実家滞在時間がコンプラ引っかかるレベルで短かすぎて…あの寂しそうな原田美枝子ちゃんと見れないくらい胸がザワザワした。菅田将暉と一緒に"半分の花>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

"ガン飛ばしてんじゃねーよ"と鼻息荒くイキり倒す未知なる存在がビーバップ精神全開でお送りする空中戦。ハリウッドスターとかアーティスト、スポーツ選手のプライベートを容赦なくパパラッチしてはネタとして大>>続きを読む

アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

3.8

ビハインドな状態になったら見切りつけてジェイクのリンク装置ボコろうとするクオリッチが完全にスマブラで敗色濃厚になった瞬間プラグ抜いて"はい、ノーゲームな"っていう思考回路のアイツだったわ。港区ママが>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.8

羊の真顔が哀愁無双してます。北欧アイスランドに住む羊飼い夫婦のオーガニックな暮らしにのんびり油断してたらノーモーションであのハイブリッドな背中をチラッと見せられ…可能なら一時停止してエナジードリンク>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.8

ナニー先と踏んだ時点でこき使ってくるマウンティングのお化け映ってます。"ダンブルドア死ぬ"という重量級のネタバレを投下するテロ。大人の嫌な会話だけ聞き耳たててマスターしたオマセなワードセンスに子ども>>続きを読む

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.3

Bまであと一歩だったマドンナを麻薬組織のナンバー2にまくられた挙句2人が踊るフロアをDJブースから歯食いしばり羨むブスカペ、ギャング蔓延るスラム街を文化系としてサバイブし一流写真家へ成り上がる滾りし>>続きを読む

HANA-BI(1997年製作の映画)

3.8

厚めの防寒着でとぼとぼ小走りの後ろ姿から雪にズボっと埋もれるあの一連の岸本加世子が意味わかんないくらい愛くるしい。"銀行強盗"と聞いて明日ディズニーいく小4くらい嬉しそうに目キラキラさせてた解体屋の>>続きを読む

座頭市(2003年製作の映画)

3.8

丁半聴き分け大勝ちしてまう胴元からするとチートでしかない賭場荒らし、血の匂いで銀蔵一家の黒幕をも見破るスカウター能力、向かうとこ敵なしな刀捌き…ブルーアイズホワイトたけし、最強。大好きなギャンブルで>>続きを読む

耳をすませば(1995年製作の映画)

3.8

「昨日のSASUKE観たか‼︎」に始まり「おい月島、面会だぞ"男の!"」とガサツなイジりではしゃぎ倒す空気感、屋上の様子伺う流れで"押すな!押すな!"とお祭り騒ぎのハプニング…あのクラス雰囲気良すぎな>>続きを読む

C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

4.0

いきすぎた家父長制の弊害がコミカルに描かれた良作。バイクを好み喧嘩っぱやいヤンチャな次男坊がヘロインに沼って金の無心ばかりの挙句に実家へ出戻り居候状態まで堕落したのは、そこに至るまでろくに説教もせず>>続きを読む

Zolaゾラ(2021年製作の映画)

3.8

旅路で友情浅めなダチによる1ミリも響かないマシンガントークに眉間のシワMAXで対応してしまうあの時間帯なぁ。ステファニーとメンタル最弱な彼氏の儀式めいた仲直りルーティンもだけど別れ話もつれて捨て身の>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.8

密輸ビジネスに手を染めるアングラ界隈の某売人、突然ボランティア精神が芽生えノーギャラでマルタ→イタリア間を空輸してくれるツッコミどころしかないストーリーも新旧キャスト揃い踏みを待ち望むワクワクが±0>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.8

イスラ諸島へ舞い戻るキッカケ大喜利もシリーズ5作目ともなると一種の中毒性を帯びてくるか⁇仮説検証ムービー。新種ラプトルがターゲットの部屋へ忍び込むアプローチ、もうジェームズ・ボンドでした。1作目ネド>>続きを読む

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.8

パーク内でブリってる新入りボコるために9番ドックから御大ティラノ登場の古参ファンもアチアチ演出にまんまと乗せられたよね。土壇場で"彼氏いるわ"と拒否られるも最後までヌブラル島のデスクに徹してたあいつ>>続きを読む

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.8

InGen社の遺産と腐れ縁状態ゆえ引っ張り出されちゃう運命のグラント博士に「塗装だけじゃなくタイルもやってる」と迸る虚勢心がもう"ジェリー©ファーゴ"でしかないポールとお騒がせパニック芸が一級品のア>>続きを読む

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.5

前作のネドリーに引き続き死亡フラグ鬼立ちのヒールキャラが見た感じマイルドな恐竜の殺傷能力みくびって盛大にまくられる痛快なお仕置きシーンこそジュラシックパークだよなぁ。"ヴェロキラプトル蹴り(仮)"な>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.8

ビジターセンターやっと戻ってスイパラしてたらラプトルの影…ゼリーぷるぷるのガクブル演出→キッチンでの襲撃シーンとかVHSで浴びるほどリピートしてたあの頃を久しぶりに観て回顧、E.T.でもジョーズでも>>続きを読む

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0

メガスター以前のレオ様&ジョニデ揃い踏み90年代クラシック。棚出し兼配達員とフル稼働、弟の世話、家の修繕などプライベートもクソもないギルバートだが好青年ビジュアルゆえにチャラさ0で昼顔妻&トレーラー>>続きを読む

L.A.コールドケース(2018年製作の映画)

3.8

冒頭は昨今のアメリカ社会情勢を反映したBLM的な展開かと思いきやゴリゴリに黒人警官サイドがロス市警の腐敗を招いていた90年代というストーリーに虚をつかれた。大卒エリート警官でも潜入捜査中にギラついた>>続きを読む

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

3.5

久石譲の「Summer」聴いて夏しました。競輪→キャバクラのハシゴ酒、焼き鳥屋の外に放置プレー→拉致られる、タクシー盗難→バス停で野宿など児相案件のオンパレードな正男の短期集中型夏休み。夜祭終わり神>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.8

インスタのリールでよく見かける嫉妬深い室内犬みたいなムーブがいちいちおもろ可愛かったストームブレイカー。ムジョルニアもてあそびながら決めゼリフ2〜3個思案するナタリー・ポートマンが相変わらず優勝して>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.8

仕事ミスった時はデータチップ取られたミランダぐらい野太いシャウトでフラスト放出というメンタル健康法、条件付きで○。"やってくれたわね"のリアクションが映るたび出力増していくスザンヌ。暗殺部隊・SWA>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.8

くびれフェチの老婆がムラムラ抑えきれず夜中に半裸で徘徊するR15ホラー。序盤から"子ネズミ"だのガン見が癪だのとディスられ続けてた音声アシスタントの子、キツめな扱い→ただ1人生還パターンかと思いきや>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.8

珍獣vsDr.ストレンジをメディア露出増えだしたバンドの路上LIVEフラッとみにきた野次馬感で戦況見守るクリスティーン他。イルミナティ全滅への展開がデップー2のパラシュート降下シーンやジェームズ・ガ>>続きを読む

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.8

ひときわ正義感の強いマル暴•繁田が警官リタイアして「孤独のグルメ」はじめるサイドストーリーいちいちチラつく辞表シーン。あのオラつきが観る影もない中田じぃじ、"迷惑もハローワークもあるかーい"雲隠れ西>>続きを読む

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

4.0

ヤクザの会長が極道から足洗う時ほんとにあんな授業参観で作文読む小学生みたいな様で脱反社の宣誓させられてたら笑うわ。薄暗い照明に不気味な笑みで「野球しようか?」、黒袋被せて眉間にドリルドライバーなど大>>続きを読む

アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.8

稼働の割に少ないリターンからの破門、組織に振り回される大友の下っ端風情、哀愁しかない。木村への鮮やかな顔面✖️斬り、村瀬への愛溢れる荒療治シーン、菜箸で右耳逝かれ中華包丁で指2本チャーシューいきの町>>続きを読む