ニトラムの狂気再来かと思ったら慈しみと人間味溢れる表情でケイレブ・ランドリー・ジョーンズが最高だった。
終盤の襲撃がちょっと残念な感じだったのでそこがカッコよかったら完璧だった。
展開の読めなさがすごい。
美しく残酷な大自然のショットと生々しい性的な眼差しが共存していてびっくりした。
文明社会と自然界のコントラストに揺蕩うシニカルさに現代社会を生きてる身としていたたまれない気持>>続きを読む
正直、プロットは驚くほど凡庸でつまらないけどそれでも観てられるから不思議。
やっぱりポランスキーはこの頃から語るのが巧いな。
想像の範疇を超えないまま終わってしまったので残念。 ベッドから半身を起こしてる画がちょっと怖くて良かった。
初ソクーロフ、圧倒的知識の足りなさを実感してしまう。
やはり全編ワンカットの撮影は圧巻。
舞踏会が終わり三三五五に帰っていく様が目覚めを予感させて寂しい余韻が残る。
優しく繊細に、人に寄り添う映像だったし、
大爆笑してるシーンだけでもうこの映画好きになった。
『ベルリン・天使の詩』を思い出した。
2度目の鑑賞。
ドメニコの演説から第9が響き渡り、長回しのアンドレイの儀式、境界が消えた美しいラストカット、理由は分からないけど涙が出た。映画を浴びるような感覚。たぶん今後も何回も観ると思う。
これこ>>続きを読む
背景や根幹のテーマは分かるし滑稽に映したいのも分かるけど観せ方が諄くて散漫な感じが否めない。
間やテンポもなんだかハマらなかった。
こんなに気持ち悪いのに画がキマってる。
ファーストカット・ラストカットの、主人公を追い続ける長回しの対比にピリッとしたシニカルさを感じてとても良かった。
味気ない現在はざらざらしたフィルムで、美化された記憶はデジタルで鮮明に映し出される。
街の雰囲気とピアノがよかった。
何も明言せず終わってしまうので余白がありすぎる気がするけれど最後の一連のシーンよかった。
先にアラスター・グレイの原作を読んでしまっていたので、だいぶ端折ってるのになんでこんなに長いんだろうと思ってしまった。
とはいえあんなにファンタジックなのに不気味で歪な画面と音は本当に魅力的で、ヨルゴ>>続きを読む
すごいな、ヴィム・ヴェンダース。
彼の作品はあまり好みのものがなく少し敬遠していたけれどこんなに心の底からいいと思えるなんて。恐れ入った。