penguinwhipperさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

正直、日本人の自分がこの作品を直視するのは辛かった。ただ、科学の最先端を行くが故に大量破壊兵器を生み出したことに後悔と懺悔を抱くオッペンハイマー自身の苦悩の深さと、人間の業の深さをラストでつくづく感じ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

エマストーン面目躍如!

搾取される性や、押し付けられる性別としての役割なんかをものすごくうまくエンタメに落とし込んでいて見応えあった。見た目に騙されちゃいけないよ、これはガツンと骨太なストーリー展開
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セクレタリー(2002年製作の映画)

5.0

名作。良作。
劇場で観た時は膝を打ちまくったし、それから何度も何度も観たし今も定期的に観返す作品。BDSMの骨子として非常にスタンダードであり純粋。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.9

ちゃんと準備していったにも関わらず今回も寝落ちてしまったので、ウェスアンダーソンの作品とは相性悪いのかもしれない自分。(前作も寝落ちてしまった…ゴメンナサイ)

が、一応ストーリーは必死に追った訳で。
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.2

もうずっと闘ってる。
階段落ちまくってる。
喋る時間より闘ってる時間の方が長い。

そんなジョンウィックがとてもとても好きだ!

ようやく眠れるね、おやすみジョンウィック。

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.7

ジャパンプレミア試写会にて鑑賞。最後泣いちゃったよ。AIと人間の共存を模索するような映画なのに、とてもヒューマニズムに溢れた素晴らしい作品だった。人間の良心に強く訴えかける良作。AI子連れ狼なジョシュ>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

3.3

長尺な映画が多い昨今の中でこの94分にギュッと濃縮された二転三転するストーリーは見事。自分の記憶と催眠に翻弄されるベンアフレックとウィリアムフィクトナーの間に漂う緊張感がこの映画の肝。信じられるのは己>>続きを読む

春画先生(2023年製作の映画)

3.1

主演が内野聖陽だということと、春画を主題にしているとのことで興味があった作品。

・春画への説明や理解がとても丁寧になされていた。
・安達祐実…安達祐実が実にいい。色気ダダ漏れ。
・内野聖陽演じる芳賀
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.7

マッコールさんの最後の無双が観れる作品とあって正座待機して試写鑑賞に挑みました(大袈裟ですが本当にそういう心持ちでありました)

最初っから無双炸裂。
もうね、どうした?話聞こうか?なんて言ってる暇な
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.8

試写鑑賞。
自分が求めてたデビッドクローネンバーグ作品はコレなのよコレなのよコレなのよコレぇぇぇ!と何度も叫びそうになった。とても官能的でとてもグロさがあるのに、ローテク的でいかにも『生』っぽさのある
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怪物(2023年製作の映画)

5.0

試写にて。

かつて子供だった時に感じた痛みや理不尽さを今も覚えている人は須く観て欲しい。其々が其々の視点で見て感じている事の差異に気付いた時に人はどう動いて、どう泣くのだろう。大大大傑作。私は帰りの
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あのこと(2021年製作の映画)

3.0

中絶が違法だった60年代フランスでのストーリー。実話だけに得難い没入感を味わえる素晴らしい作品。女性が主体となり自分の身体のことを決められない歯痒さと、自分の人生を諦めない強さ。感情の揺らぎを絶妙に描>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

3.9

凄い映画を観た。上質で甘美な毒に塗れた愛の物語だった。要所要所に見受けられる目線を介したカメラワークから溢れ出る主人公達の感情と抑えた演技による相乗効果で、物語の構造にこちらの視点が絡め取られる感覚が>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

5.0

相手の痛みや辛さを優しさで包んだつもりが自分も同時に救われているなんて。なんて優しい映画だろうか。無駄な説明を省いてシンプルに心の移ろいを描いていて途中で何度も泣いた。
原作が好きだったのでこの作品は
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あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

3.8

情念や愛情や相性やある種の天才性が絡まって離れなくなった3人のお話。

まるで大のオトナが3人で鬼ごっこしてるみたいな感覚の中で、他者になり変わることの出来ない強い存在感や共感性がこの人達の存在意義な
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RRR(2022年製作の映画)

4.3

ブラックパンサー+バーフバリ的な展開。(伝われ)

クセになる怒涛の展開、
クセになる突如始まるダンス、
クセになるキャラクターの濃さ。
ラージャマウリ監督節炸裂だった。(語彙力足らん)

なんかもー
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.9

こんなにも瑞々しく喪失と再生と邂逅を描いた作品が今まであっただろうか。少女と母の持つ喪失感や共有出来ないけど痛みを理解できる二人のタイムトラベル的な出会い。ラストは涙がこぼれた。乱れそうなストーリーを>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイ・ワイフ(2021年製作の映画)

3.2

コケティッシュで官能的なレアセドゥを観るための作品。こんなレアセドゥ大好きだ。夫目線で描かれる夫婦の物語は疑心暗鬼に駆られ最終的に妻を失う男ストーリー。久々に普遍的で恋愛系大河ドラマのような作品はハー>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

自分的にツボなポイントがいくつもある作品。
まったく着地点の読めないストーリーなのにこんなに惹き込まれるストーリーだなんて最高!童話的なのにとても怖さを含んだお話。アダちゃんの可愛さにほだされてるとラ
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.6

これがリアル。
ただただトラウマレベルの現実を突きつけてくる作品だった。これは全男性が見るべきだと思うし、学校で子どもたちに見せるべきだと思う。

自分の承認欲求を持て余す子供心を利用して、
自分の性
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.3

思わず
『DESTROY ლ(ಠ益ಠლ』

ってなった映画(主人公に共感しての)
女性なら共感する人多いはず。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.4

ものすごい映画だった。ヤバイものを観た。阿部サダヲの演技力、観賞者のメンタルをコントロールするかのような深いストーリー、岡田健史と同調して観てしまったら最後こちらも深い沼にハマる。ヒラヒラと散っていた>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

2.6

思いっきりサムライミ監督節が出てるマーベル作品だった。(途中でゾンビ映画かな?って思ったもん)
なんかいろんなものてんこ盛りにしすぎて回収できるのかコレ?ってなってきたのであまり多くを語るのはやめてお
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

3.9

ものすごい深度でこちらのメンタルを抉っていく映画だった。
戦争や侵略といった人間同士の争いの中で(いやそれに限らないけど)で麻痺していく人間のエゴ剥き出しの酷さや凶暴さにめちゃくちゃイライラしたし、主
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.5

あー、この後どういう展開になっていくんだろうなぁっていう続編への期待を込めつつ。

・3時間越えという長尺に、途中で膀胱が耐えられなかった。いたしかたあるまい。

・長尺ゆえに設定盛り盛り。誰の名前が
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.2

欲望がどう発露していくのか。徹底的に女の役割を拒絶した先にあるのはなんなのか。機械と肉体。エロティシズムを捨てた身体性。愛と死。無償の愛。それらをものすごい濃密さで一本の映画に描きこんだ怪作。脳内ヤラ>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

リドリースコット監督の意識の方向というか、撮る内容に対する目的意識がはっきり観てとれる作品なので大いに楽しんで観賞した。

・GAGAすごい、役になりきってる。
・アダムドライバー、どう料理しても活き
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.0

あぁ、『雑誌』というものを映画で展開してるんだなぁと思いながら観てたらですね……

…………
………
……



ごめんなさい、思い切り途中から寝てしまいました。なんで寝ちゃったんだろう、疲れてたの
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オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

3.9

重厚で設定が細かいストーリー。
実話ならではの展開は必見に値する。

ナチスを欺く為の隠密の作戦が展開されるストーリーはとても緻密で重厚だった。これが本当にあったことだなんて。イアンフレミングやMI5
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.4

じいちゃん暴走の映画でほっこりするのかと思ったらそうでもなくて、しかもアンチテーゼもしっかり練り込まれたストーリーが良かった。

ヘレンミランのおばあちゃん役が最高。

クラッシュ(1996年製作の映画)

5.0

かれこれ100回以上観てるはず。久々にDVDで観賞。リマスター版と無修正版が両方自宅にある。本当に大好きな作品。

自分の中にあるものを確信へと気付かせた作品。
そしてこれは、ある種のフェティシズムの
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.7

いい感じにくたびれてきたネオを再度目覚めさせるために若い人たちが一生懸命になるマトリックス新章…といった面持ち。
面白かった。面白かったけど1.2.3を超える喜びや衝撃はなかった。ただその分人物像を深
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.3

よくある主人公の正義感に則った復讐物かと思いきや…

出てくる登場人物全てがなにかを拗らせててオタク感満載。単なる復讐劇ではなく、思うようにならない人生の皮肉さや家族や人のつながりなんかを描いてて「な
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

5.0

こんなに作者の『作りたい!』っていう思いが高純度で結晶化した作品は滅多にない!
純度の高い作品!

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.9

Filmarks試写にて観賞。

なんとも皮肉がたっぷり効いた作品だし出演陣が豪華だし、そして面白いんだからたまらん。

現代の情勢における人間の傲慢さと稚拙さとダメ具合がちゃんと盛り込まれていて、観
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