ぺんじんさんの映画レビュー・感想・評価

ぺんじん

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映画(532)
ドラマ(4)

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.2

タイトル通り「アルプススタンドのはしの方」で行われる会話劇。舞台はそこからほとんど動かず、しかも試合が行われているグラウンドに関しては全く映されない。
そんな限定された舞台設定の中、ちょっと試合に乗り
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はちどり(2018年製作の映画)

4.4

舞台は1994年ソウル。1988年ソウルオリンピックに象徴されるように、当時の韓国は経済成長を続けていた。
経済成長を象徴するような巨大な団地。ポケベル。塾通い。ベネトンのバックにミチコロンドンのノー
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.0

遂に観れたぞ『エレファント・マン』!
まさかスクリーンで観れるとは!
冒頭でいきなり象に襲われる女性(「エレファントマン」のお母さん)が出て来るのでギョッとはするけれども、作品のトーンはとにかく人情的
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透明人間(2019年製作の映画)

4.4

ひゅ〜。やったね、リー・ワネル!
前作『アップ・グレード』に引き続き、近未来的な舞台設定と印象的なカメラワークが大爆発だ!
今回の『透明人間』は金持ちDV男とそこから逃げようとする女性の物語。男は単に
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

うーん、これは評価が難しいな…ストーリーは全然好きでは無いんだけど、それ以外の部分が滅茶苦茶良いんだよな…
ストーリーは特に前半部分が全く好きでは無くて、ヘビーな内容ではあるのだけど個人的には全く真剣
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イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

4.1

遂にイップマンも最終章!最終決戦でもイップマンの詠春拳が炸裂する!
息子の留学先を探そうとアメリカ(サンフランシスコ)に向かったイップマン。意外だったのは今作では人種差別が描かれているところ。太極拳の
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.3

舞台は1980年後半のイギリス。MTV時代の絶頂期。見た目も華やかなミュージシャン達がブームの中心になる中、パキスタン移民の青年を救ったのはアメリカの「ボス」、ブルース・スプリングスティーンだった!>>続きを読む

ああ爆弾(1964年製作の映画)

4.6

な、何じゃこりゃ〜。最初から最後まで本当にどうかしてるぞ、これは!他を寄せつけない爆発力!間に合ってくれ〜
主人公はヤクザの親分。親分といっても顔が長くてどこか間の抜けた感じなんだけど、その親分が刑期
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.9

とにかく圧が凄い!思い詰めた男たちの顔に顔。三船敏郎を中心に当時のオールスターキャストの迫力の演技に思わず息が詰まる…
ナレーションは仲代達矢。ポツダム宣言を受託するか否か、また無条件で受けるか否かで
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.4

ようやく観れたぞ、ペドロ・アルモドバル監督作!最新作はアルモドバル版『8 1/2』だ!
物語はアントニオ・バンデラス演じる有名監督がプールの中で息を止めているシーンから始まる。背中には痛々しい手術痕。
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.7

シアーシャ・ローナンが走る、走る、走る!小説家志望の二女、ジョーを主役に描いた本作。19世紀アメリカに生きる少女たちを描いた古典が、現代的なストーリーになって蘇る!
残念ながら原作は観てないのだけども
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.4

うだるような暑さのブルックリン。アフリカ系、イタリア系、韓国系、ヒスパニック。様々な人種の人たちが住んでいた地区を舞台に描かれる、群像劇。あまりの暑さに普段抱えていた不満がある事をきっかけに爆発する!>>続きを読む

家族ゲーム(1983年製作の映画)

4.5

な、何なんだこれは⁉︎微妙なテンポにシュールな映像。おい親父、目玉焼きの真ん中だけ吸うんじゃない!
舞台は1980年代前半の東京。埋立地付近(晴海埠頭辺り?)の団地に住む家族と中学生の家庭教師の間で何
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.5

ね、眠い…溢れ出る水&水。観るヒーリング芸術、それがタルコフスキーじゃい!
主人公はソ連からイタリアへとやって来た作家。タルコフスキー自身を思わせるこの男はイタリアでの自由な芸術活動に想いを馳せながら
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300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.9

ムキムキ男子の裸、裸、裸!裸ですよ!皆さん!?
グラフィックノベルを原作にしてるため、史実はお構い無しに、明らかに軽装の男たちの肉弾戦が始まる!ほぼ裸!
やっぱりザック・スナイダーといえば、絵画のよう
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.9

うわ〜、今観ても素晴らしい!これぞ、ミュージカル!これぞ、エンターテインメント!
舞台はサイレント映画からトーキーに移り変わる時代。サイレント映画のトップスターになったまで昇り詰めたジーン・ケリーが、
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.9

さっ、最高!ようやく観れたけど、良かったなぁ。
セルジオ・レオーネによる「ドル箱3部作」の3作目。原題 “The Good,the Bad,the Ugly”の名の通り、賞金稼ぎの「善玉」、「悪玉」、
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.3

第三次世界大戦後、廃墟になったパリ。その地下世界で行われる実験によって、ある男の意識は過去と未来へと飛び立ってゆく。
30分弱と短い映画だけど、かなり実験的な作りでナレーションとモノクロの静止画をつな
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カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

3.8

コロナウイルス禍の影響で外出制限がかけられている中、監督とそれぞれの出演者が自宅にいるまま、リモートで撮った映像のみで映画を作ろうとする、アイディア1本で進めたショートムービー。
誰もが思い描いたであ
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フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

4.0

フランケンシュタインの博士と怪物の関係性よりも、怪物の迫力とアクションに力が入った本作。
巨大な体に角ばった顔、首から飛び出たネジなど、その後の「フランケンシュタインの怪物」像を固めたキャラクターが兎
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赤い靴(1948年製作の映画)

4.1

アンデルセン童話『赤い靴』をベースにした本作。バレエの舞台監督に見初められた女性がその美貌と表現豊かなダンスによってスターダムに昇り詰めるも、作曲家との恋と仕事の間の板挟みになって…っといったストーリ>>続きを読む

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.4

うっ、ううっ…これはグッと来ちゃうよな…
主人公は結構良いとこに住んでるマダム。そんな彼女が病院で闘病中の旧友と会ったことにより、彼女たちの学校時代の昔の仲間を集めようと奮闘するのが大筋の物語。
現在
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卒業(1967年製作の映画)

4.6

アメリカン・ニューシネマの先陣を切った作品の一つ!…というと聞こえは良いけども、描かれるのはボンボンの優男がどんどん狂気に陥っていく様子!後半になればなるほど全然共感できなくなってゆくんだけど、イケ渋>>続きを読む

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

4.2

1980年代を代表する、少年・少女たちのためのドタバタコメディー!
正直言って主人公は、大人から見た「嫌な子供」で全然素直な奴では無いのだけど、「夢の一日」を送るためにあらゆる手を使う姿に徐々に応援し
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.5

おっ、面白い!
ちょっと犬神家の家系図を頭に入れるのが時間がかかるけど、スケキヨを始めとして一癖も二癖もある登場人物たちのドロドロの人間関係から目が離せない!
素早いカットに異常なアップ。そして時折挟
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

4.7

ひっ、ひえっ!やっぱり映像作家だ、ベルイマン!
この作品もホラーではないのだけども、挟み込まれるモンタージュがとにかく不穏!ベトナム戦争下の僧侶の焼身自殺の映像だったり、第二次世界大戦の時のユダヤ人の
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イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

4.4

イップ・マン3作目。アクションの素晴らしさに加えて、ストーリーがグッとくる…
詠春拳に全てを打ち込んできたイップ・マン。平和な街で静かに暮らしていたが、彼の息子が通う小学校がヤクザの標的に。そして彼の
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バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

4.5

ザッツ・エンターテイメント!
心地の良いナンバーに軽快なダンス!この時既に50歳を越えていたフレッド・アステアの軽快なステップも素晴らしいし、何と言ってもシド・チャリシーのダイナミックだけども重力を感
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.6

うーん、絶望的に合わなかった…良い話っぽいけど何だかなぁ。
最後の30分間は家族愛を感じられてジーンと来たけども、それまでの主人公の行動が行き当たりばったり過ぎてちょっと感情移入が難しかった…
いくら
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

4.6

目に焼き付くような赤&赤!映像作家だ、ベルイマン!
物語はガンを患う次女を中心に、人との接触を拒む(一見)厳格な長女、性に奔放な三女、実の娘を亡くした召使のそれぞれの姿を追いながら進んでゆく。
とにか
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.8

な…何だこれは⁈凄い…最後に頭を後ろからガツンと殴られたような衝撃が…
終盤まではふんふん、現実とやけに明るい悪夢が混じるとこはデイヴィッド・リンチっぽいなぁ、ちょっとテンポがゆっくりだなぁ、と鼻ホジ
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ザ・ゲスト(2014年製作の映画)

4.2

ドスコイ、ドスコイ!怪しげなイケメンとドラッギーな映像と音楽で攻める!これぞ現代的スリラーだ!クーッ!
戦死した息子の友達と名乗る、怪しげな男。イケメンで振る舞いもとても紳士的なんだけども、過去が見え
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.2

ハイテンポ&ハイテンション!
ハーレイ・クインの1人語りで進んでいく物語は彼女のテンションに合わせてめっちゃ早口!更に時系列もあっちこっちに飛んでゆくので、この映画を楽しめるかどうかは彼女のテンション
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初恋(2020年製作の映画)

4.5

『初恋』なのにヤクザ映画。ヘンテコな物語と思いきや、結構骨太な映画でビックリ!
描かれているのは「ヤクザの世界」が廃れた今の物語。ヤクザ同士でも昔のようなドンパチは無くなり、全て話し合いで解決。また中
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.3

サッカーW杯の優勝に沸く、パリ郊外の街から始まる印象的なオープニング。様々な国からの移民がいながらも、その日その街は一体感に包まれてた。しかし『レ・ミゼラブル』の舞台にもなった街は今も貧しい人たちが溢>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.1

作品に描かれるのは晩年のジュディ・ガーランド。息子と娘を育てる身でありながら、借金まみれで家は無く、しかも長年の薬物使用で体はボロボロに。そんな彼女が最後のチャンスを手にするためロンドン公演へと旅立つ>>続きを読む

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