まるまるまるさんの映画レビュー・感想・評価

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レンブラントは誰の手に(2019年製作の映画)

3.2

誰かの言葉を思い出した。『ホンモノだから感動したわけではない。たとえ偽物だったとしてもその絵を見た時の感動はホンモノだった』。ただ、こういう角度から見て、さらにレンブラントの偉大さに感動する。光と影。>>続きを読む

少年の君(2019年製作の映画)

3.8

大人しっかりして!結局大人は、、、守れない。いや守られてるんだけど。子供達のセリフが胸に突き刺さる。『決まりだ。君は世界を守れ。俺は君を守る』『復讐が当然の世界なら、安心して子供を産める?』。人生は決>>続きを読む

愛は静けさの中に(1986年製作の映画)

2.8

『コーダあいのうた』のお母さんがヒロインだったんですかあ〜!?すごい!ウィリアムハートは好きな俳優の一人。若かかりし彼はイケメンでした^_^そしてヒロインは聡明だった。難しいけど、本当に繋がるというこ>>続きを読む

私だけ聴こえる(2022年製作の映画)

3.5

アイデンティティ。簡単には言えないけど、彼女たちしか経験できない悲しみ、喜びや寂しさを抱きしめて、彼女たちにしか出来ない何かの表現があるんだと、未来に希望を持って欲しい。

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.0

この熱き男たちの奮闘というテイストに高揚する部分はあるのだが、よくよく考えると現代スポーツビジネスの狂乱の始まりでもあるのかなあ〜と考えてしまう。アスリートの利益は大きく改善されたが、本当の意味で純粋>>続きを読む

暗数殺人(2018年製作の映画)

3.0

『殺人の追憶』ほど芸術的ではなかったけど、ちょっとそれを想起させるものはあった。あとは展開がありそうでなさそうで良かった。

別れる決心(2022年製作の映画)

2.5

この女優さん好きなんだよな〜。映画は私小説的なメロドラマといったところか、、、。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

スリーフィンガーの心根と真髄が初めてわかった気がした。中学でギターを始めた頃、元歌を聞きながら、ギター譜を見て見様見真似で辿々しく爪弾いたスリーフィンガー。それはやがてロングアンドワインディングロード>>続きを読む

だましだまされアート界: 贋作をめぐる物語(2020年製作の映画)

3.0

今現在でもきっと世界中の有名美術館には、いくつかの贋作存在しているのかもしれないな。

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

2.8

観よう観ようともう何年越しで思っていたか。やっと観れた。そっかそっか。という感じで、イマイチの時のスコセッシ感満載。にしてもディカプリオはいつもちゃんと頑張ってるなあ〜と感心させられる。

一人息子(1936年製作の映画)

3.2

寂しい。頑張って!っていう気持ちになる。お母さん受け継いだ立派な心根は息子の中にちゃんとあると思うから、そんなに落胆しないで下さい。と言いたくなる気持ちもある。笑。

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.3

意外とエルヴィスプレスリーに関して知らないことがあった。あのラスベガス公演の裏側がこれだったとは、、、悲しいスーパースターの物語だった。時よりとんでもなく本人に似てるカットがあった。編集も割と好きなと>>続きを読む

キル・ボクスン(2023年製作の映画)

2.8

この女優さん変わらないな。『シークレットサンシャイン』は好きな映画だった。

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

2.0

邦画(もちろん全ての映画ってわけじゃない)とテレビドラマ(もちろん全てのドラマってわけじゃない)の分かりやすさって何で全部こうなっちゃうんだろ😣演出的には結構全面的に苦手。体験的既視感ではなく、視覚的>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.3

まさか泣くとは!笑 色々とツッコミどころは満載だけど、2023年の地球の現実世界に大谷翔平が存在するのだから、映画の世界の米国海軍にピート・“マーヴェリック”・ミッチェル大佐が存在してもいいじゃないか>>続きを読む

晩春(1949年製作の映画)

3.9

久しぶりに観る。父と娘の話なのだが、母と息子の話でもあるようで、、、小津が描き続けた男と女の話であり、彼の愛した女の人の話でもあるのだろう。遺作である『秋刀魚の味』に繋がっている。何れしよ、この映画以>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.0

相変わらずのケレン味溢れる演出は苦手ですが、この監督の作品の中では一番良かった。原作知らなかったけど、原作の力なのかな。有村さんは、とても上手な役者さんだと思うのですが、もうちょっと上のアプローチも絶>>続きを読む

戸田家の兄妹(1941年製作の映画)

3.7

訳あって、『秋刀魚の味』を観返し、生誕120年の特集記事を読み、各配信サービスで小津作品がラインナップされる中、どっぷり小津シリーズになってます。1941年日中戦争から帰還した小津安二郎がこの映画を撮>>続きを読む

風の中の牝鷄(1948年製作の映画)

3.8

マザコンとかそういうことではなく、田中絹代演じる母親で妻であるこの女性の絶対愛は母性のそれに限りなく近いような気がする。古今東西、どんな時世におかれても、嫉妬心の消化というのは、本当に苦しく辛いものだ>>続きを読む

麦秋(1951年製作の映画)

4.0

これ恥ずかしながら未見だったのだが、素晴らしかったなあ〜。とにかく原節子が弾けている。笑顔、そして動きと。珍しく使われたクレーンが画角の中で人物を中心にキープするだけの為という、実に小津的な使い方に脱>>続きを読む

お茶漬の味(1952年製作の映画)

3.6

この頃は、小津もけっこうドリーを使ってたんだなあ〜。しかし何度観ても、ラストのカタルシスが心地よい。

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.2

物理的な時間の長さは違えども、残された時間を生きるということは、産声を上げたばかりの赤ん坊も死を目前にした老人も一緒なのである。ただ死の近づきを感じ、たくさんの物事や感情にまみれて、"出来なかったこと>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.2

ちょっと不思議なのは、ゆったりと進んでいるようで実は展開が早く、お話優先の若干ダイジェスト感があるのだが、逆光中心の映像が映画的で、また人物の心情に寄り添った画角が染みてくる。女優さん二人が実に素晴ら>>続きを読む

i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

3.8

森達也監督のドキュメントはどの作品も分かり易く、ちゃんとエンターテイメント作品。この作品も引き込まれて、あっという間に終わってしまった。そして今回も人間という生き物への愛のこもった皮肉と、これまた愛い>>続きを読む

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.4

映像から足先に感じる寒さや、暗く重くのしかかる心の傷が伝わってくる。クリべをはじめ俳優陣の巧みな演技に引き込まれる。電気がない時代を忠実に再現したライティングもとても良かった。辛過ぎた。何もかもが。

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

3.4

観よう観ようと思いながら、観そびれていた映画。やっと観れた。王道西部劇だが、まさかの人情劇。『ミッドナイトラン』を思い出す。クリべの意外な役柄もラッセルクロウも演技が素晴らしい。そして女性も皆美しい。>>続きを読む

クライシス(2021年製作の映画)

3.0

製薬会社の闇。いやあ〜whoのこととかも、薬は金脈として闇深いんだろうな。陰謀論で済まない気がする。『ナイロビの蜂』思い出した。

コネチカットにさよならを(2018年製作の映画)

2.8

家族にも友だちにもだらしない男でも、誰かにとっては心許せる唯一の大人ってことあるよね。

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

2.6

アニメとかSFでしょっちゅう出てくるタイムトラベルもの。大体、途中で!?ってなるww。これってルール的にあり?っていう意味で。過去に行ったらそこから順々と積み重ねなくてもいいの?行ったり来たりできるん>>続きを読む

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

2.5

始まってしばらくは、池松壮亮の特異なしゃべりと「よーいスタート」で動き出しているような余白のない芝居で、リアリティを全く感じられず。それでもだんだん慣れてくると、現代の若者が抱える”得体の知れない不安>>続きを読む

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

2.8

喪失感から立ち直ることは簡単ではない。でも前を見ないといけないんだよね。わかるけど大変なんだよな。天使がいたならと、、、。主演のウィルスミス、助演のエドワードノートン、ケイトウィンスレットにキーラナイ>>続きを読む

スイマーズ:希望を託して(2022年製作の映画)

3.0

今も続くシリア内戦。中東、ヨーロッパに於けるパワーゲームと難民問題。去年から続くウクライナの問題と重なる問題である。過酷な環境で迎えた青春期を力強く生き抜く姉妹の姿に胸が熱くなる。個人的には、このとこ>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.0

3を目黒シネマで観たの覚えてる。洞窟の底みたいなとこでトランスパーティーとキアヌリーブスとヒロインが愛し合うシーンのカットバックが、生き物のダイナミズムを感じさせて高揚したのを思い出した。にしても前作>>続きを読む

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