まるまるまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.1

人は少なからず僅かだとしても希望を頼りに生きていく。この少年は、ことごとく希望を断たれ、度重なる困難にぶつかりながらも妹や出会った幼い命を大切にする。もちろん境界線を超えてしまうということは、無かった>>続きを読む

ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)

3.0

エレベーターとサブと前室なテレビ局のスタジオではなく、自転車やスクーターでステージからステージへと移動する映画スタジオの、光と闇の両方を併せ持つ魅力。編集力が作品の出来を左右するビッグスタジオ映画。と>>続きを読む

ディア・グランパ 幸せを拾った日(2018年製作の映画)

2.7

ピーターフォンダ出てた!
きっと映画館でもTSUTAYAでも観ることがなかった映画。Netflixに入ったから観れた映画。オーソドックスでステレオタイプで、どこかで観たことのあるようなストーリー。しか
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.6

人は生きながらに様々な過ちを犯す。うっかりと不感症のように、周りの人や自分自身を傷つける。だから時にしっかりと自らの行いに向き合うことが必要なのだ。バッドジーニアスのヒロインが今回もヒロインだった。等>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

一生忘れることのない8週間。トニーの最後の手紙、黒人バーでのドンの演奏、堪らなかった! 自分の中の大切な指針を持つ二人が向き合うことで生まれた大切な友情。

テクニカラー映えしそうな車や衣裳の色味。こ
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

結局は、その人の痛みを完全に味わってない人間が(それは僕自身も含めたララ以外の他者)、分かったようなことを言ったり、自分や一般的な価値観を押しつけてはならない。

出来ることはただ一つ、最大限の敬意を
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

3.5

疑わしき有罪率の高さは米国に限らず、日本でもたいへん疑わしき有罪判決があり、マスコミでも何度か報道されているにもかかわらず、未だ再審で判決は覆っていない。プラス人種間の差別の問題も根強く残る米国で、戦>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

2.5

意外と見れたw
役者さんが皆さん自然だった。深い内面ではなく、浅い表面のキャラ的にはかつてどこかで会ったことのある人ばかりだった。つまりお芝居がとてもリアルだった。それによりちょっと気持ち悪かったり、
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モンスター: その瞳の奥に(2018年製作の映画)

2.9

ジェニファーハドソンがもう高校生の子を持つ母親役かあ〜

この少年がいいフィルムメーカーになるといいな。そんな気持ちなった。

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(2021年製作の映画)

1.8

この映画観て改めて『裏窓』ってよく出来てたな。と思ってしまう。

随分と古典的なミスリード、、、伏線は上手くはれてたんだろうか? 一番の謎は、エイミーアダムスをはじめ、ジュリアンムーア、ゲイリーオール
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ベスト・オブ・エネミーズ ~価値ある闘い~(2019年製作の映画)

3.7

原始時代の話じゃない。50年前の出来事。そして今も尚、残念ながら横行している横暴。彼のように誰もの心に、たとえ失うものがあったとしても、守るべき正義があることを祈る。

オキシジェン(2021年製作の映画)

2.0

ちょっと乗り切れなかったかな。個人的にSF映画は、何のメタファーなのかと『猿の惑星』における自由の女神のような、オチと辻褄で決まる気がする。にしても公開から50年以上経っても尚、圧倒的な影響を与え続け>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

1.0

漫画読んでないから、何とも言えないが、、、漫画だったら面白かったのかもしれないな。にしても、これだけ色々な役をやりながらも出涸らし感0の蒼井優はすごいとしか言いようがない。

長いお別れ(2019年製作の映画)

2.7

蒼井優の芝居の端々に、山﨑努という俳優の魂に号泣の連続。長いも短いもやはり別れは辛いもの。山﨑努、松原智恵子、竹内結子、蒼井優、素敵な家族だった。

朝が来る(2020年製作の映画)

3.4

時間の流れ。切り取られた時間。
良くも悪くもなかったことにはならないのである。

ある時間を切り取れば、その人は今でも生きているし、
その人は隣に寄り添っていた。

路地裏の溝の中で傷を舐め合い、寄り
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.2

一部ステレオタイプの展開が引っかかったが、、、。久しぶりに任侠映画でグッときた。

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.4

もう一度、村上春樹の翻訳版で読み返してみよう。と、Amazonでポチる。

まさにこれが時代にハマるという言うことなんではなかろうか!?

高揚しました。色々な意味で。

江南ブルース(2015年製作の映画)

3.0

ノアール感溢れるある種のバディストーリー。
ちょっと興奮&高揚した。主役の男の人が、キムタク+森山直太朗÷2な感じで、そこにそこはかとなく漂う元巨人の高橋由伸感。そんなことどうでもいいか!?

愛のタリオ(2014年製作の映画)

2.7

怖い切ない悲しすぎる。恋の火遊びは危険です。大人が若い子を守ってあげなくてはいかんよな〜 イ・ソムの演技は素晴らしく、チョン・ウソンも『セントオブウーマン』のアル・パチーノに迫る勢いだった。大学教授な>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

2.6

凄い奇想天外な話。こんなことが起きたら、本人も辛いでしょうが、相手の女性の苦しみを思うと、、、辛すぎる。今更、大スターのハン・ヒョジュを初めて知る。その清楚な美しさに感動。

ザ・コール(2020年製作の映画)

2.3

幻の自分の中の怪物との闘い。ということでいいのかな? 辻褄的に合ってたのかな、、、。パク・シネとチョン・ジョンソは良かった。

ホムンクルス(2021年製作の映画)

1.0

ほとんどの俳優は先ず顔で芝居してしまう💦 やれやれ。

ヤシの木に降る雪(2015年製作の映画)

2.9

離れてても尚、心は永遠に寄り添う。ゴーギャンの届かぬ想いを思う。恋愛は中々同時に冷めないし、最高潮に盛り上がった状態でドラマチックに突然別れが訪れることは稀だが、ヒミツの恋と時代に翻弄された場合だけは>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.8

アメリカの闇。絶対権力による捏造と隠蔽。日本でも汚染水の海への垂れ流しで再び語られる原発事故に於ける捏造と隠蔽。高級なバーの中は50年代のままで、外はリアルな60年代。医療崩壊が起ころうとする中、封鎖>>続きを読む

小早川家の秋(1961年製作の映画)

4.0

扇子に団扇。着物の着こなし。土間に上り框に町屋造り。様式美。古き良き文化と新しい文化が絶妙に融合していた戦後の良き日本。この時代に憧れる。三姉妹が内も外も最高潮に美しい。三人の止まりの美しい構図。常に>>続きを読む

レベッカ(2020年製作の映画)

2.2

ヒッチコックの観たの一体何十年前だろうか? TVでやっていたのを観たんだと思う、、、。こんなだったかな? もっと面白かった気がするけど、、、w

アルファ 帰還(かえ)りし者たち(2018年製作の映画)

2.0

久しぶり「んなことあるかい!」って映画見たww💦

ただ編集といくつかの壮大なカットやシーンが良かったのでそれだけで2点つけました。

最後の追跡(2016年製作の映画)

3.0

罪を背負って残りの人生を生きていくってことは大変な苦痛である。ジェフ•ブリッジス最高だった。

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

2.7

何とかならないもんかな、、、。こういうことが無くなりますように。

ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

2.9

一冊の本が人の人生を変える。一冊の本が人と人を出会わせ、出会うことが叶わなかった一人の人間の生き様に触れる。とても感動的な流れだった。お約束のラブロマンスは置いといて。

ブレイク・ビーターズ(2014年製作の映画)

2.7

1985年の東ドイツが舞台。自分はちょうど20歳。確か高校生の頃、ブレイクダンスを初めて見た気がする。映画『フラッシュダンス』かハービー・ハンコックの『ロックイット』で。それから数年後に社会主義政権下>>続きを読む

コンクリート・カウボーイ: 本当の僕は(2020年製作の映画)

2.8

馬は本当美しい生き物だ

それにしても見事に西部劇をはじめとした映画によって作られたイメージだったのかあ〜、、、カウボーイ=白人。当初は黒人カウボーイの方が多かったとのことだ。街に厩舎があったら毎日見
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マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

3.0

綿畑で嘆いた言葉はウイスキーとタバコの匂いの中で闘いの歌となり、時には陽気にそしてクールに広く心を奪うものへとなった。たった2曲のレコーディングの数時間に起きた日常。80年以上経っても消えぬ様々な暴力>>続きを読む