ウシュアイアさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.5

プロット自体は、周囲になじめない子どもが実は超能力者で大活躍する、という筋書きで、あらすじを読めばそう読み取れるし、あらすじを読まなくても、開始早々にお約束のシーン満載なので、ネタバレも何もあったもの>>続きを読む

僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

3.3

自閉症と診断された数学の才能をもつ少年の恋物語。むしろ、事故で夫を亡くし、自閉症の息子と向き合う母親の苦悩の側面が強く印象に残った。

(2017年3月20日)

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.0

高速道路のシーンから、幻想と現実が交錯しているように感じた。雰囲気が良すぎて、逆にストーリーがあまり頭に入ってこなかった。

(2017年3月31日)

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.3

SFとしては突っ込みどころが多く、一方でコメディとして笑えるストーリー。

もしも電気がなかったら、ということには深く考えさせられた。観ているうちに不思議なことに電気がなくてもどうにかなりそうにも思え
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消えた声が、その名を呼ぶ(2014年製作の映画)

3.1

第一次世界大戦中のオスマン帝国による少数民族弾圧により、自分の声と引き換えに虐殺から逃れたアルメニア人の男が、生き別れになってしまった家族を探す話。

戦乱、少数民族弾圧などにより生き別れとなった家族
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スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

2.8

この映画,3つしかシーンがない。1984年のMac,1988年の"the cube",1998年のiMac,それぞれの新製品発表会前の舞台裏だけで,スティーブ・ジョブスの仕事に関する考え方がまとめられ>>続きを読む

パディントン(2014年製作の映画)

4.0

イギリスの児童文学が原作ということもあってか、原作に映画向きのドラマチックな話がないだけに、ニコール・キッドマン扮する悪役を登場させて、少々ありがちなコメディの仕上がりになっていた。

さらに他の映画
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サウルの息子(2015年製作の映画)

3.0

ホロコーストを描いた作品。

いろいろな賞を取っている作品のようだが,映像が残酷すぎる(現実はもっと凄惨だったので、人類は直視しないといけないのかもしれないが・・・)のと,ユダヤ人の宗教観が関係してい
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.4

日本アカデミー賞を総なめにした大ヒット作で,ちょうど100円ということで,レンタルした。

同僚♂が男が観てもぐっと来るものがある映画だ、と言っていたものの、あらすじを読むと,女性向けのように思え,理
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.0

人生のエアポケットにはまってしまった男女の再生を描いたコメディ要素を取り入れたヒューマンドラマ。

アメリカでの評価は高いようだが、主人公が躁鬱病で入院生活、というところまでいった状態や、絵に書いたよ
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恋のロンドン狂騒曲(2010年製作の映画)

2.9

熟年夫婦とその娘夫婦の2組の離婚劇。

出演者はアンソニー・ホプキンス、ナオミ・ワッツ、フリーダ・ピントと実力派ぞろい。

人間はいくつになっても恋をしたいのかもしれないが、いい大人がそれに振り回され
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銀の匙 Silver Spoon(2013年製作の映画)

3.0

未完の漫画が原作の実写映画は玉石混淆で、特に一つ一つのエピソードに重みがある『銀の匙』は映画にまとめるのは難しいのではないかと思う。実際に観てみると、いくつものエピソードを2時間の中に盛り込んだことで>>続きを読む

オール・イズ・ロスト 最後の手紙(2013年製作の映画)

3.6

ヨットでインド洋を一人で航行中に遭難してしまうという話。

結末はいろいろあるもののの、『アイガー北壁』などの山岳悲劇や『ゼロ・グラビティ』と同様に、次から次へと災難が降りかかり手に汗握る展開でした。
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神様のカルテ2(2013年製作の映画)

3.4

一作目は観ていないが、連続性を気にすることなく、気軽に見ることができるありがちな医療モノだった。

サブテーマに女医の出産・育児とキャリア形成、夫婦関係のあり方にも触れられており、意外と骨太の作品。
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.5

[あらすじ]
伝統あるフォトジャーナル雑誌『LIFE』の出版社の写真管理部門ではたらくウォルターは、会社が買収されたことによりリストラの危機を迎え、最後の仕事として、最終号の表紙の写真のネガの行方を知
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.7

実在の奴隷制廃止運動家ソロモン・ノーサップが経験した12年間の奴隷生活を描いた作品。

奴隷制がバリバリの19世紀のアメリカで、自由黒人として家族と暮らしていたソロモン・ノーサップが突如誘拐されて、奴
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セインツ -約束の果て-(2013年製作の映画)

2.6

強盗カップルのうち男だけが捕まり、脱獄して女とともに逃げようとするが、女に惚れている保安官と死闘を繰り広げるという話だが、イマイチ。
(2014年4月21日@シネマート新宿)

アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.8

(初回、3D 字幕 2014年4月14日)
普通に観ると高いので、レイトショーで観てきた。

着地点の見当がつかないながらも『白雪姫』的なストーリーと思いこんで
観ていたが、全部通して観た後は、『ピノ
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.4

都会育ちの軟弱な若者が、危険と隣り合わせの林業の世界に足を踏み入れ、厳しい山の男たちにしごかれながら、成長して、林業にやりがいを見出していく、というお話。

矢口史靖監督お得意の綿密な取材に基づくお仕
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.8

家族で唯一英語ができず、娘からもバカにされる専業主婦が、姪の結婚式の準備のため、単身NYへ渡るものの、英語ができないがためにさらに挫折を味わい、一念発起して家族に内緒で英会話を習い始め・・・という分か>>続きを読む

マイ・ブラザー 哀しみの銃弾(2013年製作の映画)

3.3

凶悪犯の兄と刑事の対立と葛藤を描いたサスペンス作品でありながら、人情味のあるアメリカ版ヤクザ映画という作品。

凶悪犯罪に手を染める人間を取り巻く環境と心理がていねいに描かれ、登場人物に奥行きを感じた
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めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

3.2

インドの弁当配達(ダッバーワーラー)のミスで始まる孤独な男女の文通の恋を描いた作品。

舞台はインドといえども、大都会ムンバイ。メールやスマホの時代に文通の恋というアナログ感は、イギリス映画的。気分に
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.0

凄腕の元CIAの工作員がロシアンマフィアを殲滅させる、勧善懲悪のストーリー。

すべて予想の範囲内。

(2014年11月23日)

プロミスト・ランド(2012年製作の映画)

4.2

マット・デイモン演じるエネルギー資源会社の辣腕社員スティーブが、アメリカ中西部の田舎町に眠るシェールガスの採掘権を住民から買収しようとするものの、思いもよらない形で反対に遭い、己の信念を揺るがされ・・>>続きを読む

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.6

航空パニックサスペンスです。航空テロと戦う航空保安官の話なので、結末は多少の犠牲者は出るものの、乗客が助かるということはあらすじを読んだだけで分かる。

しかもヒーローが家族を失ったアル中の中年男とい
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舞妓はレディ(2014年製作の映画)

4.0

ミュージカル(映画)『マイ・フェア・レディ』のもじりになっており、それを意識したストーリーとミュージカルシーンが取り入れられているようだ。(『マイ・フェア・レディ』は観たことはない。)

舞妓をフィー
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テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

3.0

第1作の焼き直しのような・・・。

タイムリープでチートスキルを身に付けるということで、異世界転生系ライトノベルに比べると史実に沿っている分、ストーリーはしっかりしているが、何だかDr.STONEっぽ
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ミリオンダラー・アーム(2014年製作の映画)

4.0

実話をもとにした初のインド人メジャーリーガーの発掘物語。

主人公のJBバーンスタインのスポーツエージェントという職業はちょっと分かりにくい気がした。いろいろなバリエーションはあるにせよ、貧しいインド
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ミルカ(2013年製作の映画)

4.0

インドの国民的英雄の陸上選手の伝記映画。

印パ分離によって家族を殺され、故郷を追われたシーク教徒の少年が、逆境をくぐり抜けて成功を勝ち取り、最後に悲しい過去を乗り越えて行くストリーは感動的。

(2
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バルフィ!人生に唄えば(2012年製作の映画)

4.0

コメディ、ラブストーリー、ヒューマンドラマが詰まったインド版『フォレスト・ガンプ』とも言うべき作品。

といっても、全く先が読めず、次々と予想が裏切られる。バルフィの人生ががどんな人生だったのか、なか
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フューリー(2014年製作の映画)

3.6

「フューリー」と名付けられた一台の戦車で大人数のドイツ軍の部隊の進軍を食い止めることになった男たちの物語。

主役はブラット・ピット演じるドン・コリアーですが、新兵のノーマンが実質的な主人公。映像にリ
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寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

3.4

前半に比べて、やや消化不良感があったが、面白かった。

原作は未読のものの、前編後編通じて『寄生獣』という作品の根底にある哲学・思想のエッセンスはつかめた気がする。となると原作を読むしかない。
(20
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寄生獣(2014年製作の映画)

3.7

こういうグロい作品は基本的には苦手だが、原作の人気や映画版の呼び声の高さが気になり、半ば怖いもの見たさで勇気を振り絞って観てきた。

確かに、グロテスクなシーンのオンパレードだったが、「繁殖することが
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マダム・マロリーと魔法のスパイス(2014年製作の映画)

3.6

気取った中年女性が主人公の作品はあまり好きではないが、シェフものは結構好き。実際、観てみると、いい意味でタイトルとおよそかけ離れており、若いインド人シェフが主人公のサクセスストーリーで、出てくる料理も>>続きを読む

ANNIE/アニー(2014年製作の映画)

3.5

ミュージカルの名作で、何回か映像化されている作品ということで、ええ話やな~、と思わせるストーリー。

現代のニューヨークを舞台に翻案したものなので、ちょっと不自然さはあるように思えた。これは、初期の映
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神様はバリにいる(2014年製作の映画)

3.6

前向きに、細かいことを気にせず、縁を大事することがハッピーになれる秘訣だと思う。バリの大富豪「アニキ」の破天荒な名言は惹かれるものがありる。
「人生はドラゴンクエストや。経験値ためてレベルアップするん
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