かみ猫さんの映画レビュー・感想・評価

かみ猫

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

変な前評判を仕入れてしまう前に見に行ってしまおうという低めのモチベーションで見たけど、とても楽しかった。

なぜ楽しいかと言うと絵本を見ているようで。
世界の提示をくどくどせず、キャラがキャラに対して
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RRR(2022年製作の映画)

4.9

インド映画かくたるや、を原液にして100倍濃縮しごくごく飲まされた感じ。

普遍的なテーマやストーリーでありながら、大きく言えばインドの歴史やアイデンティティを以てしなければ描けないだろうというものを
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.4

これこれハリウッド映画っちゅーのはこういうので良いんだよ…の汁だく特盛でした。

難しいことは何もねぇ。
ストーリーもテーマもシンプル!
めちゃくちゃ楽しいアトラクションに乗ったあとのような爽快感。

犬王(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

名付けられたこと。名乗る意味。
名も無き人々の代弁者になること。
名を挙げたのちに、その実をとりあげられてしまうこと。
名前だけが遺ること。


森山未來とアヴちゃん、そしてツダケンの演技が光りすぎて
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

原作読了済みで鑑賞。


主要4人のキャスティングがまずとても合ってたとおもう。
ここのところ観てるドラマや映画で、2回に1回の頻度で柄本佑さんをお見かけするのだけど、合いすぎている。どれも強過ぎずし
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ウルトラマンをフェザータッチレベルでしか履修してなくても、原典とそれを生み出した人たちへのリスペクトがなんとなく滲み出ててそれが上手いこと作品の「面白かった!」に繋がってたと感じた。

シン・ゴジラを
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ドクターストレンジ特有の映像美をまた観られたのでまずは満足。
マルチバースって最初聞いた時はワクワクしたけど、そんないいもんじゃないで、て釘刺された感じ。

あと、誰にも伝わらないと思って供養のために
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

ヴェノムとエディがイチャイチャしてるのが大半だった…
倒すべき敵に魅力をあまり感じなかった。

レビューを半年近く忘れてて思い出しながら書いてこれということはそういうことです(?)

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

過去作全てをリアルタイムで見てきたからこその思い入れがあるから、ファン心理としての点数ではありつつ。

20年経って、ここまでのストーリーと辻褄合わせとヒーローヒロインキャストを揃えてできたことだけで
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

とてもとてもグッときた。

自分が誰かと生きることを選んで、
他者というものを自分の中できちんと認知していく生活を送っているからこそ。
アニメ版でも劇場版でも漫画版でも、いつの間にか居なくなってしまっ
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.6

大団円とはこういうことを言うのだろうなぁ。

全てのシリーズを通して、人が生きた歴史のなかで残ったもの、残らなかったもの(残らなかったと感じられること)があるってのが手を取るようにわかるのが素晴らしか
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

ホルガ村の日常の中の特別なお祭り。

常に嫌な雰囲気を湛えているがそれは村の外も中も変わらなかった。

人間の有り様とか生き方とか。
様々な資料や見聞を膨大に抱えた中で作られた作品なんだろうなぁとひし
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.7

4→5→6→1→2→3→本作→4のあとに。

小さい頃から何度も見てきたSW。
子供の頃は世界観が面白い冒険活劇くらいにしか思っていなかった。
スカイウォーカーの物語、ジェダイの戦い、銀河の平和を巡る
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アイアンマン(2008年製作の映画)

4.0

どこまで今後のことを想定していたかは分かりもしないけれど、大きな柱となるキャラの第1作。

傲慢なところもちゃんと描かれてて悪役がばっちり憎める相手で面白かった。

王様になれ(2019年製作の映画)

3.9

the pillowsを知らないけれど、という枕詞(ピロウズだけに?)は使いたくないけど良かったなぁ。
自分は名前を知ってる程度で見たから評価がそうでないがっつりファンな人とではやはりどうしても分かた
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.8

前作あっての今作だとは思うけど前作を遥かに上回る面白さだった。

ピーターと周りの人の成長と変化に嬉しくなって、あらゆるものと戦い続けなければいけない良き隣人がしっかり描かれてる上に映像がハチャメチャ
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.3

MARVEL作品をほとんど履修してない中でもサム・ライミ版だけはリアルタイムで見ていたから、このオマージュ感はなかなかだった。

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

4.0

実はティルダ・スウィントン(エンシェント・ワン)目当てで見た感じ。
コンスタンティンで超人的な役をやってて大好きだったのだけどここでもお似合いでしたね…

映像が新感覚で、万華鏡のように咲く建物がねじ
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

2.9

窪田正孝くんパートだけ見たら100点満点中350万点です。

蜷川実花の色彩感覚とデザインセンスは素晴らしいなと思いました。

ストーリーは刺身のたんぽぽ。
蜷川実花の偉大な父である蜷川幸雄を巧妙に出
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

機内で鑑賞しました。

とにかく役者の演技が素晴らしくて。
こういう形もあるんだろうなぁとありありと感じる一端は間違いなくそこにあったと感じました。

中でも安藤サクラの演技が、演技というかあまりに自
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プロメア(2019年製作の映画)

5.0

TRIGGERアニメを履修済みでかつそれらが大好きなので、純粋な映画としての評価ができないことをお許しください。

最高に面白かった。
最高にTRIGGERアニメだった。

ハチャメチャに動きまくる素
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

えぐさが向こうのお国は一段も二段も違って極まってた。
女王役の方の演技が素晴らしい。
女王を取り合う2人もなかなかだけど女王は抜きん出てた。

魚眼レンズで描かれる宮廷の歪みと愛の形。
カタルシスを得
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やさしい本泥棒(2013年製作の映画)

4.3

とりたててセンセーショナルなことがないけれど、心が豊かになることが許されない、ヒトラーが日常にある戦時下のドイツ。

生きることを緩やかに諦めない静かな炎がリーゼルのなかに燻ってて、しかもそれが革命的
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

いつか訪れる予感のする未来と普遍的で人間的な現在が、膨大な量で考証されたであろう骨太な科学と問われ続けるテーマである愛で内包されてる素晴らしい映画だった。

キングダム(2019年製作の映画)

3.9

原作が大好きなので怖いもの見たさなところは多分にあった…けど、実写化という文化に対する苦手意識の割にはよく出来上がってて、楽しかった、と思えたので良かった。

原作者が脚本に参加すると、見せたいところ
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南極料理人(2009年製作の映画)

4.4

どんな過酷なことがあっても、最後は食事に帰ってくる。

ほのぼのしてて起伏がないのにたくさん笑えた映画。
どのキャラも憎めない!めっちゃ好き!とならない感じがリアルというか。

トロン:レガシー(2010年製作の映画)

3.3

圧倒的な映像美とそれを彩る音楽だった。

ストーリーはあまり頭に入ってこなかった。前作を知らなくてもいい作りになってたはずだけど…

スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.9

王道ストーリーをここまで面白くできるのは一流をゆくスタッフのなせる技なのだろうか。

スパイダーバース見るために再視聴したけど色々時代を感じるなぁ。
でも王道。
楽しかったですよ。

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

3.7

自分なりの答えと味わいを1日かけて見つけられた感じがしたので再評価。

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