pimさんの映画レビュー・感想・評価

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ミッドサマー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作が好きだったのでミッドサマーもとても楽しみにしていました。

ぶっ通しで続く緊張感と不穏な空気の中、不安でたまらないのに冷静になって考えたり、言葉にする時間を与えられないまま
何回もものすごい力で
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

最初から最後まで
いつ何が起こって死んでしまうかわからない緊張感がものすごい。

死体の山や疲れ切った兵士の怯えた目、撃たれて横たわる牛達・・・。
主人公と一緒に行動を共にしているような感覚で、鑑賞中
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

いつ爆発してもおかしくない、
そんなギリギリの精神状態を全身で表現できるホアキン・フェニックスは本当にすごい。最初から最後までずっと苦しかった。私を含め、今この世界に生きている全ての人が、ジョーカーの
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

一度観たら何日も頭から離れなくなりそうな衝撃だった。

これから一体どうなってしまうのかと釘付けになっているうちに、格差や、決して抜け出すことのできない悪循環に対する苦しみや皮肉を、スリリングでスピー
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ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前作が大好きなので楽しみにしていて、初日に観て来ました。
大好きなオークワフィナも大活躍、前作からの笑いのポイントも引き継がれていて楽しめたけれど、新鮮味が薄いのが少し残念。

続編がありそうな予感・
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無双の鉄拳(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ニヤニヤしながら平気で酷いことをしまくる犯罪組織のボスには本当に腹が立つし、暗い話なんだけど、「犯罪都市」のイス社長とドンソクさんのコンビがまた観られたことが嬉しかった。

ただ、所々に入るギャグが、
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

描くことへの燃えるような情熱、
描きたい!と思う時の衝動や感情の高ぶりと、周りに何と言われようと自分がやりたいように描き続けた彼が抱えていた大きな孤独感を眼の力と背中で表現してしまうウィリアム・デフォ
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

苦しくて悲しい期間の中にもお互いに対する深い愛情や、やるせない想いが最後までとても丁寧に描かれているのが素晴らしい。言葉が無くても、ちょっとした表情や空気から、それが伝わってくる。

ニ人が思わず感情
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

-

微笑んでいても泣き出しそうなキャリーマリガンの寂しげな表情が印象的。
静かで淡々としていて
とても苦しいけれど、心にずっしりと来るものがありました。

ラストシーンが素晴らしい。

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.4

マ・ドンソクさんがいつもみたいに強くないけど、物語全体に良い味と温かさを残していくのはさすが!そして今回ヘウォンメクが格好良過ぎてどうしようかと思った。

前作と比べるとスピード感は足りなかったものの
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アラジン(2019年製作の映画)

4.8

アラジンは子どもの頃から何度も観ていて大好きなので、実写もとても楽しみにしていました。
最初のアラビアンナイトからもう最高で心をがっちり掴まれ、鑑賞前はちょっと心配だったウィル・スミスのジーニーも、絶
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チェイサー(2008年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

哭声を観てから少しずつ見返しているナ・ホンジン監督作。
DVDが出た当時に一度観ていて、今回2度目の鑑賞だったのですが、もの凄く衝撃的で怖く、夜眠れなくなった。
ヨンミンの眼が忘れられないし、
ヘラっ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.8

自分とは全然違うタイプのテルコを、最初は少し冷めた目で観ていたけど、気持ちの変化や心情が表情や言葉で丁寧に描かれていて、私もこういう気持ちになる事あるよな、とテルコを含めそれぞれの人物に共感しながら鑑>>続きを読む

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.3

ずっと楽しみにしていてようやく観に行けました。
地獄の描写は笑えるところもあり、アクションやちょっと激しすぎて目が追いつかないCGなどをバンバン詰め込んでいて上映時間も長いのに、中弛み無く最後はウルッ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.4

最初から最後まで完成度が高く、スピード感もありかなりハラハラさせられました。
父と娘のメッセージのやりとりを通してそれぞれの心情がきちんと伝わってくる演出がすごい!
snsやネット依存の闇の部分を描き
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと嫌な奴だな...と思っていたトニーですが、どんどん好きになりました(ピザの食べ方はツボ!)
トニーが持っていた差別意識(彼だけではなく、当時当たり前のように存在した悪しき"古くからの土地の風習
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

5.0

「ロブスター」で一気にファンになったヨルゴス・ランティモス監督。
不穏な雰囲気と緊張感、美しい映像で最初からぐいぐい引っ張られました。
キャスティングが最強。
薄暗い中、蝋燭の灯りに照らされる女性達の
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告白小説、その結末(2017年製作の映画)

3.0

何かが起こりそうな・・・
そのハラハラする雰囲気をじっくり楽しめる映画でした。
エヴァ・グリーン、本当に素敵!

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.3

最初の方と中盤からの心境の変化を、顔つきの変化で自然に表していたソン・ガンホさんはやはりすごい。

私が生まれる少し前の時代にあんなにひどいことが起きていたのだと考えるとぞっとしました。

どんな映画
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あ・うん(1989年製作の映画)

4.2

出てくる人それぞれに、
どこか共感できる部分がある。
そのくらい皆魅力的でした。
奥さんがとてもチャーミングで、
温泉宿で豆をぶつけるシーンが好きでした。
素晴らしい日本映画、
観られて良かったです。

マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

4.4

2009年にこんなステキな映画を作っていたなんて!

バーフバリが大好きでこちらも楽しみにしていました。最初のダンスシーンとものすごいCGに爆笑し、このペースでいかれたら笑い過ぎて体力が持たないかもと
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.6

レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー
2人とも大好きなのでとても楽しみにしていた映画。

ブラッドリー・クーパーは
不器用だけどしょうもなく惹きつけられてしまうような、魅力的な男の人を演じたら最強。
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

重い不安感が少しずつ覆い被さってくるような映画で、ひたすら静かに怖い。
しばらく続く気持ち悪さで、鑑賞後その日のうちにレビューが書けませんでした。

最初から不穏な空気の中、「え、今のって見えたのもし
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.4

趣里さん演じる主人公の、背負っているモヤモヤまで見えてきそうな佇まい、表情や言動は迫力があった。
鑑賞中はハラハラしたり、腹が立ったりもしたけれど、最後まで目が離せなかったのは、ただの不安定な女に留ま
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それから(2017年製作の映画)

4.7

白黒の映像からは、冬の早朝のチリチリするような冷たい空気や、食堂に差し込む柔らかい光の暖かさまでもが伝わってくるよう。
スマートフォンでほとんどの事が簡単に済ませられてしまう今の時代、
会話でこれだけ
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.1

毎日、色々なことに追われて慌ただしく過ごしているとついつい見過ごしてしまうような小さな季節の変化、空気の匂い、風の感触・・・久々にゆっくり外に出た時に感じるそんな変化にハッとする瞬間の喜びに満ちたよう>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

4.4

公開時、上映が近くでやっていなくて、
レンタル開始を楽しみに待っていました。
マ・ドンソクさんはもちろん、悪役から仲間たちまで全員存在感抜群で、魅力的。
最初から最後までぶっ通しで面白い。
めちゃくち
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.0

今この瞬間しかない輝き、
の切り取り方が本当に好き。
日の光が美しい。
三人とも、とても素敵でした。

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.7

憧れだった映画館でのインド映画鑑賞第1作目。

レスリングを軸に、親子の葛藤、姉妹の絆、女性であること・・・と様々なテーマが描かれていますが、さらりと、ストレートにじんわりと心の深い所まで入り込んで来
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夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

4.4

初のホン・サンス監督作品。
静かなのに、画面から伝わるビリビリとした空気で体力を消耗するような、そんな映画でした。
観ている間は逃げられないようにがっしりと捕まえられている感じで、鑑賞後はどっと疲れた
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.8

犬の眼の力がすごい。
最初から最後までかなりのめり込みました。大好きな犬のことがますます愛おしくなる映画。
しばらく頭から太鼓の音が離れなかった。
パンフレットの表紙もとても良いです!

四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.8


淡々と過ぎていく日々、少しずつ変わりゆく心情がゆっくりと描かれていて、すごく静かに迫ってくる作品だった。
観終わってしばらく時間が経ってから、小さな波のように余韻が押し寄せて来ました。

手紙、ラジ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.8

性別なんか関係無く、すべてをさらけ出して全力でぶつかり合う人と人の深い友情と愛の物語。素敵な大人達と美しい自然に囲まれて伸び伸びと生きるエリオが羨ましい。空気、日の光、肌の感触や草の匂いまでもが伝わっ>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.1

正直鑑賞前は映画の世界観に入り込めるかどうか少し心配でしたが、
冒頭からあっという間に呑み込まれました。一つ謎が解ける度に一緒にドキドキして、物語、映像、登場人物の心情など全てにおいて、最高にワクワク
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パティ・ケイク$(2017年製作の映画)

4.8

予告編を観てからずっと楽しみにしていて、初日に観てきました。

パティはもちろん、仲間たちのキャラがとても良いし、おばあちゃんも素敵だし、
応援せずにいられない。
パティの生々しく、正直で力強いラップ
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.7

子どもの頃から、ロビン・ウィリアムズのジュマンジが大好きで何度も繰り返し観ていたので、あのボードゲームが出て来た時には昔と変わらずワクワクしました。
(あと、あの音!!!)
ゲームの形態が変わった所か
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