ピロシキさんの映画レビュー・感想・評価

ピロシキ

ピロシキ

涼しい室内で映画 だんだん寒くなってきました

映画(1206)
ドラマ(0)

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.8

どうやら、てんとう虫が指に留まるシーンが暗示になっていたみたいだ。てんとう虫は幸運を呼ぶ虫…てんとう虫は英語でレディバード…ってことは「レディ・バード」っていうあの映画もこれと同じように…親から離れて>>続きを読む

テルマ(2017年製作の映画)

4.1

『母の残像』が傑作すぎたヨアヒム・トリアー、お次は特殊能力を持ったオナゴが主人公のホラー映画……はじめ想像がつかなかったんだが、やはり心配は杞憂だった!(まず、ホラーではない)

年頃の女の子が直面す
>>続きを読む

氷の微笑(1992年製作の映画)

3.4

ネットフリックスは、一時停止ができていいですね (アホ)

さすらい(1975年製作の映画)

3.8

ああー終わったやっと終わったーぐらいの気持ちでいたら、後になってジワジワ効いてきている。

人生哲学を語るような説教クサい映画だったら、延々と野グソをぶちかますカットなど必要ないはず。「人は誰でも、一
>>続きを読む

父よ(2001年製作の映画)

3.6

ジャック・ベッケル監督「穴」の原作者が、投獄された実体験と父との記憶を基に映画にした「父よ」。間違って「穴よ」と言いそうにすらなる。ただ、淡々としたストーリーテリングが終盤に向けてだんだんエモーショナ>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.0

主人公のアジア系アメリカ人女性が単に顔がいいだけのプリンセスだったら、もっとお粗末な話になってたかもしれない。実際は、ニューヨーク大学で経済学の (おそらくカリスマ的な) 教授として教鞭をとる才女、っ>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.1

生活音を発してはならない。声を出してもいけない。そんな状況下において子を身籠るということは、単なるリスクでしかない。そんなことは百も承知、あぁ、百も承知だ。しかし夫婦は、やはり夫婦は、負けてしまった。>>続きを読む

アマデウス ディレクターズ・カット(2002年製作の映画)

4.0

アカデミー賞総ナメの超がつく名作、モーツァルトの伝記映画かと思いきや、主演男優の老人はモーツァルトではない。サリエリだ。サリエリ。誰だ、サリエリ。『アマデウス』は、在りし日のモーツァルトとの記憶を語る>>続きを読む

クローズ・アップ(1990年製作の映画)

4.2

イランの映画監督モフセン・マフマルバフを演じて詐欺の罪に問われた男が、映画の中で再び、モフセン・マフマルバフを演じた男として自分を演じる。その男が本物のモフセン・マフマルバフと出会って謝罪する、終盤の>>続きを読む

アタラント号(1934年製作の映画)

4.0

セーヌ川を進む船。船上で愛を交わす、若い男と女。やがて女はパリで船を降り、男が乗る船はル・アーヴルへと戻ってゆくーーー

男と女が離ればなれになったあと、それぞれが一人のベッドで過ごす、眠れぬ夜が交差
>>続きを読む

競泳選手ジャン・タリス(1931年製作の映画)

3.6

世界記録スイマーの華麗な泳ぎを堪能する、10分に満たない映像作品

1931年に、GoProはない

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

3.9

「子どもが主役の、昔のドイツ映画」ぐらいの知識だけで観ると、度胆を抜かれる。

母親の胎内で脳の発育が完了してしまった少年は、周りの人々を冷淡に観察していくなかで、「大人ってアホなんだな」ということに
>>続きを読む

生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言(1985年製作の映画)

3.8

冒頭からトップギアで、しばらく何が何だかワケがわからなかったが、おとなしく観ていれば、原発の最前線で命を賭ける労働者、フィリピンからの出稼ぎ、思春期の非行、ヤクザとの死闘と、哀愁たっぷりエピソードのチ>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.9

銃規制が遅々として進まない現実に痺れを切らしたアメリカが創り出した、ヒーロー。あるいは、成功のためには他人を陥れることも厭わない、アンチ・ヒーロー。ミス・スローンの実体は、そのいずれか、もしくは両方だ>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.8

アベンジャーズはみた。アイアンマンがグルグル回ってたのは覚えてる。その後のウルトロンはみていない。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーはみた。その後のリミックスはみていない。その他は……あ、でも名前は知>>続きを読む

ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.5

ポスターが微妙だ。知性を感じないデザインだ。観に行きたいと思えなかった。結局、話題性と公開規模もダウンサイズされたまま、気づいた頃にはひっそりと公開が終了していた。

作品そのものに物足りなさを感じた
>>続きを読む

ハッシュ!(2001年製作の映画)

4.3

片岡礼子は、この作品の四年前に公開された名作『北京原人 Who are you?』では、丹波哲郎から北京原人との子作りを強要されて「愛してもいないのに、セックスできません!」と逆ギレをかましていた。(>>続きを読む

乱れる(1964年製作の映画)

4.0

生活が乱れ、家族が乱れても、カメラはどこまでも、落ち着きを湛えた高峰秀子の、美しい所作と尊顔を追い、光を当て続ける。

それが終幕ほんの1分前で、ついに正真正銘の「乱れ」を映し出すのである。

突如と
>>続きを読む

サッドティー(2013年製作の映画)

4.2

結論から言うとかなり面白かったってか笑った

愛し愛されて生きるのさ!ラブリー!東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー!なんて程遠い。だって、誰かのことが好きで好きでたまらない人間なんて
>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.3

二人の男と、一人の女

なんか妙に涙が出そうになった瞬間が、二度あった。
一度は、深夜のクラブでただ延々と爆音に身をまかせる3人を眺めながら。もう一度は、オリビアを、聴きながら。

こんな時間が続けば
>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.4

観てからいったん寝て覚めたが、寝てもなお、冷めている。なんだかなぁという思いが、しこりのように残っている。

評価が高いのは理解できるしいい映画なのかもしれないが、そんなことより頭の中の井筒監督が「東
>>続きを読む

かくも長き不在(1960年製作の映画)

3.9

目の前にいる記憶喪失の男が、かつて愛した、いや今も愛している、最愛の、夫なのかもしれないと思えば、あんなにも興奮するのは当たり前だ。ましてや、その男が自分の夫であることを確かめようと、自分が妻であるこ>>続きを読む

少年(1969年製作の映画)

3.7

是枝監督に見出されて主演した「誰も知らない」を機に、今では誰もが知っている俳優になった柳楽優弥とは対照的に、もともと孤児だった阿部哲夫という名の少年は、かつてこの「少年」で主役を演じるも、その後ひっそ>>続きを読む

生きのびるために(2017年製作の映画)

3.9

過酷な現実から逃れる手段として、少女がおとぎ話を創り出したように、観客である我々も、ここで語られる現実が、おとぎ話であることを、願わずにはいられない。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.0

「最近の彼はどう?」
「イーサンはイーサンのままだ」

まさにその通りだ。イーサン・ハントはイーサン・ハントのまま変わらず歳を重ねている。しかしその一方で、アクションの激しさはシリーズを追うごとに増幅
>>続きを読む

KUSO(2017年製作の映画)

3.5

(R18)なのはグロのせいより、たまにガンガン腰とか振っちゃったりするせいなのだろうか。「史上最強にグロテスク」と言ったって目を伏せるほどではないし、なんなら会場で笑いも起こっていた。振り返れば、血が>>続きを読む

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

3.9

「自爆テロを未然に防ぐことで大勢の命を守るのか、テロリストを抹殺することによって巻き添えになるかもしれない、罪のない少女の命を優先するのか!?」だけで1時間40分。「反戦」という世界規模のメッセージは>>続きを読む

戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH(2009年製作の映画)

1.1

初めて劇場で観た3D映画は、アバターです。

本当はコレですけど、いや、アバターです。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.8

夜明け告げるポニョのうたに関しては、わりと冒頭のあたりで心のシャッターを閉じた人間です。それは、初対面から馴れ馴れしい人に出会って顔が引きつる、あの感覚によく似たものでした。

湯浅チャレンジ、2作目
>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.8

計画は、初めっから完璧な計算に基づいて順当に実行される。「そうだったらいいのにな」がみるみる実現していくパーフェクト・クライムっぷりには、清々しさをも感じる。

平常運転のアンハサウェイ、あまりにもリ
>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

"かつてアウシュヴィッツで自らの家族を殺したドイツ人兵士への復讐を果たすため、男は仇討ちの旅に出る!"

監督がタランティーノだったら、まさしく「イングロリアス・バスターズ」と「キル・ビル」を足して2
>>続きを読む

横道世之介(2013年製作の映画)

4.2

過去と現在のシーンを交互に繋ぐことによって、「僕」としての横道世之介と、「あいつ」としての横道世之介が、同時に明らかになっていく

観ているあいだ、自らの学生時代の淡い思い出がいちいち蘇ってきて仕方が
>>続きを読む

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.6

予想していたのはリチャード・リンクレイターの作る青春映画のような、畳み掛ける熱量、キラキラ感、そして偏差値の低さ。どれもあまり感じなかった。冷静というか、真面目というか、一歩引いているというか、そんな>>続きを読む

ボヤージュ・オブ・タイム(2016年製作の映画)

3.5

この映画を鑑賞するために、大きなスクリーンで視界を満たそうが、暗い部屋で小さな液晶を睨みつけようが、眠気に襲われることには変わりない

壮大かつ深遠なるこの星の爆誕からの歴史と、その陸上に身を寄せ合っ
>>続きを読む

バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

4.0

身勝手な人間どもに連れ回される無垢なロバ、これではむしろ「バルタザールどこへ行かされる」ではないか。しかし、なんと言っても主演男優賞は満場一致でバルタザールなのだから、だんだんと、同じ人間として申し訳>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

3.7

「あ、これのことか」
40分の拷問シーン、に気付くのに25分かかった
勝手に「別室に連れ込んで固定カメラでワンカット」みたいなものを想定してた、勘違い。

カメラを止めるな、の見過ぎカナ…

>|