pistacchioさんの映画レビュー・感想・評価

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ジャック・サマースビー(1993年製作の映画)

3.6

本当の意味で人を愛し慈しむ姿を貫いたジャックに心打たれた。
実話ベースのフランス映画のリメイク版だということだけど、救いがなさすぎる…。
ジャックが本物なら殺人罪によって絞首刑、
偽物なら無罪だが、小
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娼婦ベロニカ(1998年製作の映画)

3.0

十六世紀のヴェネチアで、高級娼婦として生きたベロニカ・フランコの半生を描いた実話の物語。
物として扱われていた女性が、知識と教養と美貌を利用し男性世界に入っていく。愛を貫こうとして時代に飲まれながらも
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ラブリーボーン(2009年製作の映画)

3.2

スージーはあの穴の中に自分の身体が捨てられてしまっても、彼に会いに行くことを選んだのがなんだかな~。会えてよかったねとも思うけど家族にとってはどこまでも救いがない。犯人にも天罰が下ったけれど生温いし、>>続きを読む

イン・ユア・アイズ 近くて遠い恋人たち(2014年製作の映画)

3.7

不思議な感覚をもたらすファンタジーロマンス。設定が新しいし、テレパシーってこんな感じなのかなと思いながら観るのも楽しかった。
レベッカの役のゾーイ・カザンがめちゃくちゃキュートで繊細な演技に引き込まれ
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ルーキー・ハウス・ガール(2011年製作の映画)

3.5

キムがスノボを通してトラウマと向き合い自分の人生を取り戻していく過程が爽快。ラブコメかと思ってたらほんのスパイス程度。ゲレンデで御曹司を射止めるなんてめちゃくちゃシンデレラストーリーなのに、ジョニーと>>続きを読む

クロワッサンで朝食を(2012年製作の映画)

2.5

美しいパリの街並みや雰囲気を味わえたのでよかったが、パッケージと邦題から自分が想像してものとは正反対に重い内容を扱った作品。移民、独身高齢者の問題などとても現実的で考えさせられる。
いかにも冬のヨーロ
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王様のためのホログラム(2016年製作の映画)

2.5

トムがくたびれたサラリーマンを好演していたためリアリティはあったが、なんだかあまり掴みどころのない作品。
それにしても、サウジアラビアという国のルーズさは私には耐えがたい…日本社会で生活している人はほ
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

2.3

パンクの反骨精神が生んだカオスなSFロマンス。正直何をみせられているのかよくわからなかった。邦題に騙された感…。
70年代当時を思わせるロンドンっ子たちのファッションが魅惑的。

マイ・サンシャイン(2017年製作の映画)

3.0

差別の悲惨さを黒人の一家族の視点から感じられるのはよかったが、プロットにまとまりがなく、何をみせたいのかがわからなかった。隣人の白人オビーが口では文句を言いながらも心優しい普通の人間であったことが唯一>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

真面目なのにクスッと笑える所もあり、テンポもよく爽快なミステリー。
冒頭とエンディングでは大きく意味を変えたマグカップのメッセージ。
”My house, My rules, My coffee”(私
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ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

3.5

この家族の紡ぐそれぞれのストーリーがどれも甘酸っぱい。
中でも、お父さんとお母さんのエピソードが好き。
出て行ったエリカを断ち切れないビルの言動の理由に納得できたし、何年も待てるなんて愛が深いな~とじ
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.8

1930年代の古き良き時代のアメリカの雰囲気が味わえる大人のロマンチックラブコメ。コミカルなギャングやユダヤ人ネタ、ハリウッド嫌いとアイラブニューヨークっぷりが盛り込まれていて、今作もウディ節が炸裂し>>続きを読む

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.6

”I love you more than ANYTHING.”(なによりも愛している)を、
あえて“I love you more than EVERYTHING.”(すべてを超えて愛している)と表
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プラネタリウム(2016年製作の映画)

3.0

舞台がフランスなこともあり、衣装や建築物や風景、どこを切り取ってもとても美しい。ローラとケイトのバーロウ姉妹も可憐で華があって、この時代の雰囲気を存分に味わえる作品だが、戦争の影響でこれから更に時代が>>続きを読む

水曜日のエミリア(2009年製作の映画)

3.0

エミリアの略奪愛は父親が原因だったとか、イザベルを亡くして苦しむ気持ちが実は自分の所為でわが子が死んでしまったのかもしれないという罪悪感からだったとか、彼女の行動の理由がシンプルながらも丹念に描かれて>>続きを読む

恋愛適齢期(2003年製作の映画)

3.9

いくつになっても泣けるくらい好きだと思える人がいるっていいな。
熟年世代のラブコメなんてと思っていたけれど、この二人だとサラッとしていて下品さを感じさせず、何というかとても可愛らしかった。これは欧米人
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デンジャラス・ビューティー(2001年製作の映画)

3.6

笑える要素いっぱいで、特にグレイシーから放たれるセンスのいい嫌みが秀逸。見た目はもちろんだけど一番変化があったのは考え方や気持ちの面で、同じ代表の子たちと接していくうちに、彼女たちへの偏見がなくなって>>続きを読む

ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

3.5

近年のかっこいいヒューさまを思い描いて観たから見事に裏切られたし、作品にも嵌められた…!伏線の回収が見事で爽快。

コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.6

キリスト教や聖書をもとにした演出が多く宗教色が強め。宗教観について無知なこともあって新鮮で面白かった。
天使と悪魔を題材としているが、ファンタジーに寄りすぎずスタイリッシュな表現をしていて、本当に人間
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.9

どこかで一度は聴いたことがある名曲がたくさん詰まった作品。
”フォーシーズンズ”というバンドすらちゃんと知らないで鑑賞したけれど、歌が始まる度に「あー!」「えーこれも!」と非常に楽しく、思わずノリノリ
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.7

意見の分かれそうな題材な上、その後を明確にしなかった結末はあまり好きではなかった。
私自身は、自分一人の力では何もできない状態でただ生かされている状態ならば、いっそ殺してほしいと思う。尊厳死については
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トゥルー・クライム(1999年製作の映画)

3.5

誰かが幸せになると誰かが不幸になる…。
主なテーマは黒人差別。容疑者として浮上している人物が黒人であること、目撃者が白人であることで、状況証拠のみでロクな捜査も行われずに逮捕され死刑囚となってしまった
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ブラッド・ワーク(2002年製作の映画)

3.5

犯人の殺人を犯す動機が怖すぎた…こんな理由で殺されたんじゃ、遺族は浮かばれないしたまったもんじゃない。
ストーリーや設定は面白く、ハラハラさせられるシーンもあってよかったけれど、犯人がマッケイレブに固
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.1

愛と切なさに溢れたロードムービー。
ブッチの不器用ながらも父親のようにフィリップに接するところや、つかず離れずで友情を少しずつ育んでいく様子は微笑ましく、最後までフィリップがどうか傷つかないようにと切
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

4.0

この二人が演じたからこそ切なくて美しい作品。
もちろん不倫は許せないし大嫌いだけど、たった四日間を「永遠」と言いきれてしまうほどの愛とは…人生とは…女として生きる幸せとは一体何なのか考えさせらた。
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.7

シャイニングに続けてすぐこちらも鑑賞。

幼い頃のトラウマは、成長したからといって簡単になくならない。苦悩しながらも模索して、一人の少女に出会うことでそれを乗り越えていく。ダニーの再生が丁寧に描かれて
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.7

ホラーは苦手で避けてきたけど、他の映画でオマージュされているシーンがずっと気になってて、今更恐るおそる鑑賞。
すでにオープニングから独特の雰囲気。音楽で終始恐怖を煽ってこられて何もかもが不気味なのに、
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コンタクト(1997年製作の映画)

3.7

多様なテーマを扱っている作品だけど、幼いころの娘と父親の関係性にぐっときた。ずっと空を見上げ続けているエリーの生き方も素敵。
宇宙での展開が空間や時間に軸を置いていたことや、父と娘の絆が描かれていたこ
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スペース カウボーイ(2000年製作の映画)

3.5

イーストウッドとSF映画って相性悪そう、と思いながら鑑賞したけど、がっつり娯楽系の中にも彼らしい世界観が仕上がってて、夢があった。
引退生活から一転、壮絶な訓練を経て宇宙に旅立つおじいちゃんたちがとに
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

3.2

アウトブレイクが起こる過程と、その後の人間の行動がよく描かれていてこわかった。爆弾を落として隠蔽を図るところは、潔いほどにアメリカらしさ全開。結局国民は、国を動かす上層部の人間の言うがままで、細かいと>>続きを読む

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.9

人との繋がりに時間の長さは関係なく、どれだけ濃い時間を共に過ごしたかこそが大切だと改めて気付かされた。優しさはもちろん、相手を思いやるからこそ厳しく接したり、お節介を焼いたり、時には喧嘩をすることも…>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

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強烈なアイロニーとアンチテーゼが織り交ぜられている作品。
古臭さを感じさせない映像で、色使いの美しさだったり、近未来的な雰囲気が素敵だけど、バイオレンスの描写が過激で後味はよくなかった…言わんとしてい
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2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

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この作品が制作されたのがずいぶん昔であることが信じられない。映画というよりはひとつのアートをみせられているような感じ。
宇宙を感じるってこういうことなのかな~。

ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

3.6

死者の暮らす世界が、生者のそれより色彩豊かで賑やかに描かれていたことに、監督自身の持つ不思議な世界観を垣間見れた気がする。切なくなるけど、悲しくないエンドでよかった。
芯のある女性はすてき。

ゲット スマート(2008年製作の映画)

4.0

いい意味でくだらなくて超好き。意外とちゃんとスパイ活動してたけど、圧倒的コメディ!
真面目な顔して間抜けなマックスとデキ女の99との掛け合いや、ストーリーのテンポがよく、ギャグやパロディのオンパレード
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バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

3.0

今まで出てきたキャラクターはどこへ…強引な展開でなんか色々と矛盾してた。

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