たいがさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

たいが

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息子の面影(2020年製作の映画)

3.8

全く想像もしていなかった結末に絶句した

メキシコの国境付近で消息を絶った息子を探す母親
息子と行動を共にしていた友人が遺体となって発見されていた時点でいい結末は迎えないだろうなとは思っていたがこれほ
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家族の肖像(1974年製作の映画)

3.8

最近はSNSが発達して自分と同じ思想や趣味の人とコミュニティを形成しやすくなった
しかしそれ以上に自分と相容れない思想や立場の人のコミュニケーションは極端に減り、なんならそこからの情報はシャットアウト
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.8

ダイアナが草原を全力疾走するシーンが見たくて映画館まで足を運んだが、期待通りの素晴らしいワンシーンだった!

ダイアナが王室内で感じる疎外感や食べるものや着るものすべてを管理されたがんじがらめの生活の
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

脚本もさることながらカメラワークがとても良かった!!

繰り返されるズームインズームアウトが非常に効果的で、音楽も含めると正統派ホラー映画のようだった
加えてトラッキングショットや俯瞰したショットなど
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.8

なんつー傑作だ、、、
オールタイムベスト級に良かったが、これを表現する言葉が自分にはない、、、

アニメーションやストップモーション、そして実写と今までのウェスアンダーソン監督作品で見られた表現が詰め
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.5

おれがひねくれ者の天邪鬼だからかもしれないけど、なんでこんなに高評価なのかよく分からなかった

良くもなく悪くもなくウェルメイドな作品って感じでした

ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.5

ティムバートンの作家性全開のホラーコメディ!!

とにかく全てにおいてビジュアルが良い!
死後の世界にいる人たちやビートルジュース含めたキャラデザインもポップでカラフルながら少しグロテスクさも持ち合わ
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8 1/2(1963年製作の映画)

3.8

巨匠フェリーニの自伝的映画

映画作りに対する苦悩と彼の見る幻想からフェリーニの頭の中を少し覗けるような感覚になれて面白かった

自分に役を!と言い寄ってくる俳優達や制作を煽りながらどんどんプレッシャ
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恐怖の報酬(1953年製作の映画)

3.8

一攫千金を狙って衝撃を与えたら即爆破のニトロをボロボロのトラックに乗せて運ぶ男たち!!

前半の生活シーンのパートはあまり展開がなく少し退屈だけど、出発したところからめちゃくちゃ面白くなる!!

衝撃
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夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

3.8

これ観終わるまで主演がイーストウッドなの気付かなかった笑
おれが知ってるイーストウッドはおじいちゃんだからさ、、、

西部劇の入門にピッタリなんじゃないかと思うぐらい西部劇の良さが詰まってた!

2人
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アテナ(2022年製作の映画)

4.0

評判通り冒頭10分の長回しがとても印象的
警察署を襲撃してから拠点の団地に戻るまでの一連のシークエンスの中で、カリムの怒りがビシビシと伝わってきて一気にこの映画の世界に引きずり込まれる

数年前に見た
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

なんだあの米原は!!笑
霧エグすぎだろ!秘境かよ!!

てな感じで日本人から見たらツッコミどころ満載なトンデモ日本のオンパレードで面白かった
外国の人がイメージする日本てあんな感じなのかなぁ、、、
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永遠の僕たち(2011年製作の映画)

3.8

一度死を体験した者と、これから死に向かう者と、既に死んだ者
この死が結びつけた3人の物語

"死"という重く悲しいテーマながらも、切り取られた一瞬一瞬があまりにも儚くて美しくて悲しさをほとんど感じない
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ビースト(2022年製作の映画)

3.5

ムキムキお父さん💪vs殺戮ライオン🦁

たまにこういうのが観たくなる!!
頭カラっぽにして観れるパニック映画!

娘2人まじで勝手な行動取りすぎだろ!ってちょっとイラッとしたけどこういう映画には絶対必
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オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

4.0

『こわれゆく女』に続いて今作もジーナローランズ演じる主人公のマートルは目の前で起こったファンの少女の事故死によって精神を病んでいってしまう女性という難しい役柄

どちらも次第に精神を病んでいく役柄だが
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天国の日々(1978年製作の映画)

3.6

ただひたすらにショットの美しさを堪能する90分

奥に見える地平線と手前の人間、そして必ず中間地点に他の人物や動物達を配置する
その構図があまりにも好き過ぎる

友だちの恋人(1987年製作の映画)

3.8

田舎過ぎず都会過ぎない舞台設定が良い
白を基調とした建物が多くて、登場人物達のカラフルなファッションがより映える

ほぼ5人の登場人物だけで進んでいく会話劇の中でしっかり視覚的にも楽しめる工夫

にし
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.5

自分の身の回りに起こることがなにかの陰謀に違いない!といろんな暗号に当てはめ、それが偶然か必然か上手いこと当てはまってどんどん深みにハマっていく様は面白かった

そういう風に陰謀論を信じてなんでも暗号
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

こりゃすげぇや!!

これまでの2作は共に分かりやすいぐらいにイシュー先行型の作品だったけど、今作は題材がSFというものあるかもしれないがそこにスペクタクルさも加わって映画としての格が1段階上がった印
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.8

『バスターのバラード』にも登場してたけど、広大な荒野を馬車の一行がひたすら進んでいく構図がおれはめちゃくちゃ好き
しかも今回はそれを背後から撮ってみたり、馬車の中から撮ってみたり、寄り引き分けながら側
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.8

これの原題が"ココ"っていうのが素晴らしく良いよね

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.8

前置きもサラッと短めで120分の間のほとんどがテロリストによる襲撃シーン
容赦なくまるでゲームのように人を撃ち殺していくシーンがずっと続き、緊張感がえげつない

これを見るまでインドで同時多発テロが起
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

5.0

正直面白いかと言われれば微妙だが、これに点数を付けるとしたら5.0以外ありえない
それほどこの映画が映画というアートフォームに残した功績は大きい

恋愛映画でありながらロードムービーでもあり犯罪映画で
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.8

まさに原点回帰!!
森の中を舞台に"狩る者vs狩る者"のバチバチのバトルが面白かった!!

地上に降り立ったプレデターがクマやチーターなどの自然のハンター達と真っ向勝負するのが迫力もあって面白い

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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.0

アニメーション映画だからこそできるスケールのでかさ!!
あの規模のミュージカル実写でやるってなったら相当金かかるだろうなぁ〜とか考えちゃった笑

選曲も抜群に良くて、あまり洋楽聴かないおれみたいな人で
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.6

大人たちが全員ろくでもない
それとは対照的なポーリーヌの透明感が際立つ

タイトル海辺のポーリーヌなのにマリオン中心じゃんと思ってたら後半からどんどんポーリーヌの存在感が増して物語の中心になってく
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The Hand of God(2021年製作の映画)

3.6

これもまたアルフォンソキュアロンのローマ以降続く映画監督達が自身の幼少期の映画を撮るムーブメントの中のひとつ

マラドーナやフェリーニといった監督自身が直に触れてきたものの数々
そしてそれらにどれほど
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

3.8

たまたまTwitterで森でのワンカットのシーンが流れてきて気になって見た

人類が生殖能力を失った近未来のディストピア世界
そんな中妊娠していることが発覚した少女を反政府組織、警察に追われながら送り
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.6

ジュラシックシリーズを劇場で見るのは初めてだったので、スクリーンでしか感じられない爆音と映像の迫力を存分に楽しんだ

前半は少し退屈だったが、恐竜達のいる森に舞台が移ってからはパークの1作目のようなハ
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

4.0

ジーナローランズ物凄いな、、、
終盤につれてどんどんこわれていく演技が凄すぎて全く目が離せなかった

なぜメイベルはこわれてしまったのか
それは夫であるニックの態度だとかそんな単純なことではないはず
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

SNSに無数に溢れる、〜な人はこうしろ!や〜な時はコレ!と言った"正解"の数々
そんな無数の正解に囲まれた中に生きる現代人に間違うことは全然悪いことじゃないんだぞ!と声高々に言ってくれる作品

仕事も
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.8

70年代といえばアメリカンニューシネマの時代
ニューシネマは社会から置き去りにされた男性(主に)が社会の流れに逆らい、死んでいく物語であるのが特徴だが、今作は真逆
社会から置き去りにされたワンダはただ
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.0

とにかく走る!走る!!

これまで半端ない映画を撮り続けてきたPTAの最新作はどストレートな青春劇!
走ることが若さの象徴だと言わんばかりにお互いがピンチの時には全速力で駆けつける、そのシンプルな愛の
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MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

3.6

観ている間はこの映画がどういう展開を見せるのか、どこに行き着くのか全く予想できないままただ眺めていた
そしてカタルシスもオチもないまま突如ぶった切るように終わり、一体この映画はなんだったんだと呆然とし
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

4.0

"助けて欲しいんじゃない、一緒にやって欲しいんだよ"

ウッディが子供の頃見たバズに憧れるきっかけになった映画がこの映画、という設定

正直あまり期待してなかったけどめちゃくちゃ良かった!!

自信家
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