たいがさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

たいが

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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

3.8

オープニングのテンションの高い長回しからもう釘付け!

ポルノ映画の世界で一大スターにまで登り詰めるサクセスストーリーかと思ったが、終盤にかけてバイオレンスな展開にガラリと代わり驚いた

そして"やり
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.0

この監督の映画には不思議な魅力がある
非常に静かな作風だが、その中に登場人物の細かな感情の揺れ動きや空気感を伝える情景の描写などが濃密に詰め込まれている

今作は仕事を探しにアラスカへ愛犬のルーシーと
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.8

正直伝記映画は苦手、、、
どういう風に観ればいいのか分からないし、その描かれている対象についてよく知らないと語るのも難しく感じてしまう、、、

だけど、この作品は初っ端から最後まで音楽で埋め尽くされて
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ウィッカーマン(2006年製作の映画)

3.0

なんか全然カルト感薄いな〜と思ってたら、リメイク版の方だった、、、

ちゃんと元祖の方見直します、、、

リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

3.5

ウィノナライダーがとにかく光ってた
彼女といえばナイトオンザプラネットで煙草を吸う姿が印象的だったけど、この作品でもめちゃくちゃ吸う、マジでカッコいい

若い頃のロン毛のイーサンホークも色気がものすご
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突撃(1957年製作の映画)

4.2

本当に最初から最後まで面白い!

第一次大戦時代、フランス軍はドイツ軍の拠点であるアリ塚を奪還するように命令
命令を受けたダックス大佐はあまりにも無理難題だと反論するが、将軍から圧をかけられ実行するほ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

正直この数年前から続くひと昔前のヒット作のリバイバル作品にはある種の悲しさを感じていた
もはやこういう作品でしか集客を集めることができないのかと、、、

だがそんなモヤモヤを吹き飛ばしてくれるぐらいの
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.5

エンジンはかからないけど、家族全員で押せば動き出す車というモチーフがとても良かった

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.9

タイトルとパッケージからしてポップでコメディ色の強い作品だと思っていたけど、それとは真逆の非常に詩的でスローな作品だった

これは監督のマイクミルズの父親の実話がそのままモデルになっているらしく、かな
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トップガン(1986年製作の映画)

3.6

約40年前の映画なのにトムクルーズが今とそこまで大きな変化がなくて驚き
むしろ今の方が凄いまである笑

Danger Zoneをバックにセリフもなくひたすら戦闘機が飛び立つ様子を写したオープニングが最
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.8

アニメーション映画であると同時にドキュメンタリー映画でもある珍しい作品

主人公やその周辺の匿名性を守るためにアニメーションになっているが、主人公やインタビュアーの話す言葉はそのまま使われている

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駅馬車(1939年製作の映画)

4.0

ジョンウェインのまさにスターのような登場から道中での出産、アパッチの襲撃、ラストの1vs3の決闘までがとてもいいテンポで展開していく

なんと言ってもアパッチ襲撃のシーン!
あの規模のスタントは今の時
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

3.8

あまり表情を映さない足元中心のショットと、人物が歩き去った後もしばらくそのまま映して余韻を持たせるようなカットがとても印象的だった

台詞も演技もドライで映画全体がとても淡白だった
それもシャルル達が
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リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

3.8

殺人の罪である男を捉えた保安官のチャンス
だかその男の兄は巨大牧場主で弟を助け出そうと殺し屋を雇って次々と襲ってくる
味方は保安官補佐の拳銃の腕は確かだがアル中のデュードと、脚の悪い老人のスタンピーの
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トムボーイ(2011年製作の映画)

3.5

『燃ゆる女の肖像』のセリーヌシアマの初期作

やはりここでもジェンダーがテーマで、女の子であることを隠して男の子として振る舞う主人公の葛藤や苦しみが短い時間の中でよく描かれてる

終盤に向けて物語が動
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.3

人生における対話の重要性

ジョニーがインタビューした子供の1人が言っていたように、人は相手のことを完全に理解することはできない
だから相手の声に耳を傾けて聞かないといけないし、対話して理解しようとし
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ランボー(1982年製作の映画)

4.2

ランボーってもっとスタローンがひたすら暴れまくる脳筋アクション映画かと思ってた
まさかこんなに社会派でメッセージ性も強い作品だとは、、、

ただそうは言えども一般的にイメージされているような派手なアク
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アネット(2021年製作の映画)

3.6

冒頭、"今から始まるよ!"という歌でスタートし、ラストは"これで映画は終わりだよ、気に入ったなら友達に薦めてね"という歌で終わる
なんともメタ的で面白い!!

だけど正直言うと、何を見せられたんだろう
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.3

オープニングの色鮮やかなカラーの北アイルランド?の空撮から1969年のモノクロのベルファストへの転換が凄く良い
まるで幕が上がるような演出に凄く高揚した

宗教対立という内紛がテーマでありながらも前面
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

61年版と比べるとより鮮やかに、そしてより映画的になっていた印象

ダンスホールのシーンも61年版よりカメラが中に入っていってグングン動く
61年版ではすこし大人っぽく妖艶な雰囲気がしていたあのシーン
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殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)

3.8

雪原で繰り広げられるこれまで観てきたものとは真反対に近いロケーションの西部劇
それだけでなく主人公が一切口が聞けない設定だったり、ヒロインが黒人だったりとかなりの異色作

口がきけない主人公のドライな
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.5

ジムジャームッシュ感全開のモノクロオムニバス映画

コーヒーとタバコを囲んで繰り広げられるとりとめのない会話たち
たまに映るテーブルを真上から撮るショットが良かった

タイトル通り、昼下がりにコーヒー
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭でやるのを知ってから観るのを我慢してずっと待ってた!

物凄い音楽のパワーと誰にだって輝ける場所はあるという普遍的かつ多くの人に刺さるメッセージ

めちゃくちゃ良かった

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.6

"悲しみとは使い古された喜びなんだ"

旧友と会うというストーリー展開からオールドジョイというタイトルは過去の懐かしいものに対する喜びという意味かと思っていた
しかし話が進むにつれてそうではないことが
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捜索者(1956年製作の映画)

4.2

凄いな、どう考えても今じゃこんな映画絶対撮れない

西部開拓時代の何もない荒野、インディアン襲撃の迫力、水牛や河川といった自然
どれをとっても凄い
編集や美術によって作られるリアルさではなく、その物た
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.5

ゴテンバ!!
静岡県の東部に住むおれからするとアルパチーノの口からその言葉が出ただけで嬉しかった

正直言うとおれにとってはその瞬間がこの映画のピークだったかもしれない、、、

ファッションと音楽は良
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.8

ロバートパティンソンとウィリアムデフォーの凄まじい演技合戦

孤島の灯台に灯台守としてやってきた2人
初日から衝突を繰り返し重苦しい雰囲気
かと思えば一緒に酒を飲み、踊り、語り合い認め合う
しかしその
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映画よ、さようなら(2010年製作の映画)

3.5

初のウルグアイ映画
画角が正方形に近い形だったり独特な要素がいくつかあったけどそれがウルグアイ映画特有のものなのか、監督の意図するものなのかも分からず、、、笑

あらすじはフィルマークスに載ってるもの
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.5

言うなればイーストウッドの映画を使った終活をずっと観ているおれたち
女性達にはモテまくり動物達には懐かれ、この歳でもまだやれるんだぞ!って気概を感じる
ただしアクションだけはできないようでそこは動物達
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

過去作のヴィラン全集合っていうそれだけでもう面白いのに更にその先をいく面白さ!

ヴィランだけじゃなく過去作の2人のスパイダーマンも集結するこの展開に興奮しない人なんかいないじゃないかな!

アメスパ
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ポケットいっぱいの涙(1993年製作の映画)

3.6

"ゲットーではなんだって起こりうる"

黒人の若者達が暮らす常に暴力や死と隣り合わせの生活を描く

仲間がやられたらその相手を報復し、今度は逆に報復に遭う、この繰り返し

何度だってあの街からあの生活
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すべてが変わった日(2020年製作の映画)

4.0

劇場公開が県内で1館しかなくて観に行けなかったこの作品
配信してくれるのをずっと待ってた、、、
信じてたぞ、U-NEXT!!

孫を暴力一家に取られた夫婦が命懸けで孫を取り返しに行く話

全体的に西部
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.8

昨年のベストに挙げる人も多いこの作品

物語がどこへ進んで行くか分からない面白さと、西部劇という舞台にジェンダーのテーマを持ってくる新しさ

しかもそれらを映画内で明言するのではなくあくまで示唆し、見
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.7

スパイダーマン最新作がとんでもない高評価の中で、唯一観てなかった前作を観る

スパイダーマン特有のヒーローとしての責任とピーターパーカーとしてのやりたいことの間で葛藤する感じが色濃い

ドローン相手の
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