ぽーすけさんの映画レビュー・感想・評価

ぽーすけ

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吸血鬼(1967年製作の映画)

3.5

ポランスキー監督初のカラー作品で吸血鬼のパロディ映画
監督本人が出演していてその後妻となるシャロンテートの最後の出演作になる
タイトルバックが凝っていて面白い
ジャケットのイラストも可愛い

コメディ
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ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.7

原作、過去作の体験なしで単体で観るには分かりにくい回だけど過去作にも最終章にも繋がる重要なエピソードが沢山散りばめられているのでしっかりと理解しながら観ると最終章がより面白く鑑賞できます
それにしても
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フライ,ダディ,フライ(2005年製作の映画)

3.8

オジさんと高校生たちのひと夏の愛おしい青春物語

娘を暴行されたサラリーマンの鈴木がリベンジのために高校生に格闘術を教わる
堤真一が情けなくもかわいらしく演じている
格闘を指導する高校生スンシンには岡
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

4.8

音楽とヴィンテージを愛するアンダーグラウンドミュージシャンのアダム

書物を愛する恋人のイブ

老吸血鬼のマーロウ

イブの妹で奔放なエヴァ

皆美しくてスタイリッシュだけどなぜか髪はワイルドでボサボ
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.0

スウェーデンに暮らすいじめられっ子のオスカー
アパートの隣に引っ越してきたちょっと不思議な雰囲気のエリ
私のこと好き?女の子じゃなくても?
思春期ちょっと前の時期の無垢なようで残酷なラブストーリー
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ドラキュラ(1992年製作の映画)

3.4

ブラム・ストーカーの小説を基にフランシス・フォード・コッポラ監督が撮影
15世紀、愛する妻を喪ったドラキュラ伯爵は悲しみと神への怒りで自ら吸血鬼となる
それから4世紀後、愛する妻の生まれ変わりを見つけ
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落下の王国(2006年製作の映画)

4.5

スタントの事故で下半身付随になったロイ

病院で知り合った女の子に自殺用の薬を持ってこさせるためにおとぎ話を聞かせる

物語は思いつくままに喋っているので所々現実と交錯したとりとめのない拙い話だけどそ
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ミザリー(1990年製作の映画)

3.9

人気小説「ミザリー」の作者ポールが吹雪で遭難し、元看護師のアニーに救助される
怪我で動けないポール「偶然君に見つけられて助かったよ」
アニー「偶然じゃないわ、尾行てたの」
ぎゃあーッッ

「ミザリー」
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テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)

3.8

19世紀末のテキサスのホテルで年に一度行われるポーカーゲーム大会のお話

ただただ楽しんでもらうために作られた娯楽映画っていう感じで皆んなで観て拍手して面白かったねぇって言い合いたい

終わってから邦
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

4.3

1960年代半ば、20数年前にファシズムに対抗して暗殺された父親の死の真相を解いてくれとかつての父の愛人に頼まれ北イタリアの田舎町へやってきたアトス

町には老人と子どもしかいない
父親は英雄とされて
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ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

4.3

人とうまく向き合えない心優しい青年ラース、ある日恋人を紹介すると言って連れてきたのはリアルドールのビアンカだった

心配する兄夫婦は医者に診せたり街の人たちに相談します

ラースのことが大好きな街の人
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キッチン・ストーリー(2003年製作の映画)

3.8

ノルウェーの独身男性の台所での動線調査をするためスウェーデンからやって来た調査員フォルケ
キッチンの隅に置いた高い椅子から対象を観察して記録する、会話は禁止で一切交流してはならない、横付けしたトレーラ
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.3

五つの都市でタクシー運転手と客の交流を描いたオムニバス

L.A.7時過ぎ
若くて美しいドライバーの娘を女優にスカウトしようとするがそんなことに興味がない、整備士になって家族を持つのが夢だと軽くかわさ
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ザッツ・エンタテインメント(1974年製作の映画)

3.8

MGMミュージカル50年の歴史を辿るアンソロジー
MGMのスター俳優たちがプレゼンターを務める

たくさんのミュージカルの名場面が観られるので楽しい♪
全盛期の頃はアンサンブルの数が多くて豪華絢爛
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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

3.8

ガーシュウィンの交響曲『巴里のアメリカ人』をモチーフに作られたMGMミュージカル
明るく夢が溢れてて理屈抜きに楽しい🎶

小さなアパルトマンの一室で朝起きてベッドを収納して折り畳み家具を開く一連の流れ
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

4.5

主人公は密売武器商人の金を運ぶCAジャッキーブラウン

仲間に恵まれない武器商人オデールにサミュエルLジャクソン

オデールの仲間でしじゅうぼんやりしていてヨボヨボのルイスにロバートデニーロ

ジャッ
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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

3.9

1984年の英国で炭鉱を閉鎖しようとする政府案に抗議する炭鉱夫たちと彼らを支援するロンドンの同性愛者たちの実話に基づく物語

普通なら接点を持たない人たちが交流する事で無知からくる偏見や差別に気付きお
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ソウ(2004年製作の映画)

3.5

そんなに怖くないなーって観てたら最後のゴードンの脱出の仕方でぎゃあってなった
サクッと観れる脱出系デスゲーム

オー!ファーザー(2013年製作の映画)

3.8

伊坂幸太郎原作で藤井道人初の劇場公開作品

高校生の由紀夫は不在がちな母親一人と四人の父親たちに愛情をたっぷりと注がれて平凡な毎日を送っていた
ある日事件に巻き込まれた由紀夫を「それまでの何気ない親子
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

4.0

西部開拓時代に実在した石油王をモデルにしたフィクション

主人公のダニエルはとにかく金儲けに奔走する野心家で、交渉に有利だからと血の繋がらない子を引き取るも手に追えなくなると寄宿舎学校へと追い遣る
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ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

3.7

まだ誰の叔父さんでもないユロ氏シリーズの一作目

人々が海辺でバカンスを過ごす様子がキャラクターの説明もなくセリフもほとんどなくコミカルにほのぼのと綴られる

いたずらをする子どもたちやポコポコ走るク
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

罪悪感につけ込まれた医者が少年に不可思議な方法で復讐される話

衝撃的な映像や音で驚かせるのではなくとことん不快な行動や会話で嫌〜な気持ちにさせられる

つき放したように不安にさせるアングル
感情の見
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.0

キューブリックのハリウッドデビュー作

競馬場から現金を強奪する話
時系列で進むのではなく複数の登場人物それぞれの視点から描くために時間軸を交差させている
今ではよく使われる手法だけどこの時代に思いつ
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.2

宝石強盗の話だけど強盗場面は出てこない

事後集合場所の倉庫で交わされる登場人物たちの会話による回想場面で何が起こったのか、それぞれの関係性も徐々にわかってくる

冒頭の意味のない会話、スタイリッシュ
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

3.8

HIVに感染している少年と孤独な少年の友情物語

最初の状況説明がスマートで二人が仲良くなっていく過程も自然で良い感じ

この頃はまだAIDSについての情報が少なく差別や偏見も強い
エリックもデクスタ
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.2

情報省のコンピューターで徹底的に管理されている20世紀のどこかの国、爆弾テロが頻繁に起きている

近未来の世界なのに家の中のインテリアや電化製品はレトロだしタイプライターで書類を作ってるようなアナログ
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.5

事故で記憶を失った女を助けようとする女優の卵ベティ
女は大金と青い鍵を持っていた
仕事を干された上浮気され家から追い出される映画監督のアラン
夢の話をする殺し屋
何故そうなったのかわからないまま話が進
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ファニー・ガール(1968年製作の映画)

3.6

タイトル通り!バーブラはでおちゃめで可愛くて圧倒的な大スター、ファニーガール
まさに彼女のための映画でした

gleeのレイチェルがあこがれる理由がよくわかりました
レイチェルはバーブラだったのね
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シニアイヤー(2022年製作の映画)

3.5

理屈抜きに面白かった♪
細かいことは気にせずレベルウィルソンを楽しむ映画

ピッチ・パーフェクト2(2015年製作の映画)

3.4

前作同様楽しかった

アカペラ世界大会が野外フェスって楽しそう〜

オリジナリティもいいけどもっとマッシュアップの曲聞きたかった♪

トラスト・ミー(1990年製作の映画)

4.0

社会で上手く生きていけない不器用な人たちが立ち行かない世界で生きていくラブストーリー

子どもに依存する親たちからの脱却、自立と責任の狭間で葛藤する子どもたち、純粋だからこその暴力性を描きつつ哲学的な
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.0

ソラリスの海には人間の潜在意識を形にする不思議な力がある
後悔する人生を送ってきたクリスはそれがもたらした自殺した妻と出会い精神が追い詰められていく

冒頭とラストの自然描写、ソラリスの海、崇高な浮遊
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情婦(1957年製作の映画)

4.0

アガサクリスティ原作の法廷劇
かなりコミカルで戯曲っぽいのに役者さんたちの演技は自然でいい感じ

二転三転する証言も面白かったし登場人物たちも愛らしいキャラでずっと見てられる
主人公の弁護士ウィルブリ
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.0

9人の群像劇、登場人物の話が並行してバラバラに進むので前半は状況把握のため集中力が必要
トムクルーズがsexセミナーのカリスマ講師みたいなチャラい役やってるのが新鮮だけとすごく合ってる

1時間程する
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

4.1

粗暴な夫や上手くこなせない仕事に追われる鬱々とした現実から主人公セシリアを救ってくれるのはスクリーンの中の世界

ある日突然スクリーンから飛び出してきたスターと恋に落ちるセシリア

オタクの妄想が形に
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

5.0

殺人事件というサスペンスを主筋にして時空を超えるという奇跡がもたらす親子の絆を描いている

前半で一度大きなクライマックスがあってこれだけでもいいお話なのにその後二転三転するサスペンスが続き最後まであ
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