こむさんの映画レビュー・感想・評価

こむ

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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

感覚では1の方が観終わった時の衝撃が大きく、今作は優しい目でライリーの失敗や戸惑いを見守る中でほろっと涙が出たような、温かい時間でした。観た年齢が違うので、このような落ち着きを持った感想なのかも知れま>>続きを読む

九十歳。何がめでたい(2024年製作の映画)

3.5

母親の付き添いで鑑賞。
レビュー通り年齢層が高く、平日午前中の回は6〜7割が推定70歳オーバーの男女。笑い声や驚きの声など反応がよく、沢山聞こえました。
映画館に足を運ぶこと自体少ない層では?と感じた
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違国日記(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

原作未読です。

前半、多感な中学生の友人トラブルから涙。
もういない母親に縛られている朝、それを「親子ってそういうもの」と自然と受け止めてしまっている事実がすごく現実的な問題だなと。
槇生の変わる
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

4年前観る予定が公開中止になり、サブスク入るかずっと迷ってたので映画館上映嬉しかったです。この観たかったわくわくこそ、灯り続けた事に意味あると感じる作品。

前半はソウルの世界を理解するのにやや整理つ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

瀬尾まいこさんの小説が好きで、映画化される時は必ず観に行っています。
今回も一部原作と変わった設定や内容もありましたが、登場人物各々の考え方や芯となる部分が、小説で感じ取ったものと変わらないと感じられ
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

全体通してヒリヒリとした感覚。
オードリーのラジオを聴いていないので主人公がどれだけ面白くてレジェンド的存在か、序盤の携帯大喜利の実績だけではただ独りよがりのネタ職人なだけでは?と感じ、やや一方的な時
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

思い出すだけで心が躍る、個人的2023年ベスト作になりました。

どう着地するのか予想がつかずに、食い入るように鑑賞。上映時間は全く気にならなかったです。やや張り詰めていた前半からの後半の愛らしい家族
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

普通の日常にありそうな会話劇なのに、よくよく考えるといや絶対ありえないよっていうクドカンさん独特コメディ。
広い映画館でくすくす笑わせて貰いました。

役者陣の個性的なキャラがドラマからそのまま、その
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前情報入れず観劇。想像以上にラブストーリーでピクサー映画にしては新鮮(自分があまり観てないだけかも…?)に感じました。
玉森くんが感激屋さんのお坊ちゃんという役に結構ハマっていました👏
勝ち気なエンバ
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逃げきれた夢(2023年製作の映画)

3.4

淡々粛々と流れていく、ドキュメンタリーのような映画。

家族にどうしようもない姿を晒す光石さんの演技には見入ってしまいました。
娘や生徒に対して小賢しい一方、老人ホームの父親の前では特別好かれたいとい
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

評判を知って鑑賞。細かな笑いが多く、単館で満員の観客と笑い合えたのが学校で授業を受けているような一体感があり楽しかったです(笑)

まず全員早い段階でループを受け入れるところも斬新。(女将さんだけ初め
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

開始5秒で「情熱大陸 2時間SP始まった…」と錯覚するナレーションに驚き。
招集会議や離脱に至る選手への配慮を見て監督の本気度がびしびし伝わってきて緊張感もありつつ、最終的には温かさでいっぱいで「良い
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マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン(2021年製作の映画)

3.1

マイヤイソラの人生ドキュメンタリー。淡々と進んでいくけど、確かに言われてみれば自由な生涯でしたね。
美術展の音声ガイドは日本語ですが、こちらは全編フィンランド語?で語られるので字幕を読むのに必死。少し
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

3.2

吹替版鑑賞。
あり得ない夢を見ている感覚で子供と一緒に観ると楽しめそう。大泉洋の歌唱も心地よかった。

あっさりはしているけど、トイレから大ワニが用を足して出てきたり、蛇の名前がドラコだったりと海外の
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.9

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原作(漫画 アニメ)は15年以上前に履修。さすがに記憶がないので、漫画の山王戦を読み直してすぐに鑑賞。
知ってる台詞が年月越えても変わらず発せられる感動あり、知らなかったリョータやご家族の想いを発見で
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

今年初映画。評判がいいので気になり思いきって。結果、予想"斜め上"の面白さ…!上演時間もコンパクトながら濃密な展開で、すごくすっきり。
細かい笑いが多くてアドリブの多い舞台を観てるような感覚でした。
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます


誰かにとっての許せないは、誰かにとっては許容範囲、自分にとっての長所短所を改めて考えさせられました。

実際この相手で大丈夫なのか?!と言いたくはなるけど(笑)ラストでaikoに"果てない二人のはじ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

約140分、前半は脱線シーンも多く若干長さを感じてしまったけれど、終盤にかけてミー坊がどんどん縁を紡いでおさかな博士への道を駆け上がっていく姿は食い入るように観入って、満足感で終了。

原作未読のため
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

仲間も死なず(クリーデンスの容態は謎ですが)2ほど苦しいストーリーではなくて大筋も解りやすい、通して楽しくホッとできた3作目。
ジェイコブとヒックス先生の選挙前パーティシーン、バンティーとカーマの活躍
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.4

演劇部顧問の先生が書かれた話と知って驚き。確かに舞台だと違った面白さだろうなと。
青春映画といっても全く背伸びしていなくて、どんな高校時代を通ってきた人でもリアルに感じられそう。(大人になってからの展
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ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

久々に観たコメディ作品。思わず誰かに喋らずには居られなくなる、楽しい余韻でした…!

冒頭結婚式の面倒さをうだうだ説明する中村さんから、だんだんバカリさんが宿っているように見えて、既婚者のバカリさんが
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.5

キャラクターそれぞれにスポットが当たる前作とは違って、話の筋がクレイな分ストーリーがよりわかりやすくて、子供から大人まで楽しめる印象。その分映像の綺麗さや音楽にも着目できました。
歌唱シーンはもちろん
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.7

評判が良いので楽しみにしていましたが、想像を超えるほど泣きました。。
キャストが全員、昭和に生きている そこに在る人たちそのもので、すごく熱を感じた演技。主役はもちろん、門脇麦さんが特にいい役どころだ
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

原作既読

正直原作が好きであればあるほど、違和感が多いと思います。小説全体のイメージは淡々粛々と進む穏やかな日常だったのですが、ポップすぎるようなギャップが通してあり、梨花さんが亡くなる結末も、そこ
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.7

通して清々しく、「私達の青春は、傑作だ」というキャッチコピーが物語っている通りの作品。
映画館で鑑賞した後に、実際に自分自身も足を運んでこの映画を観たことがこの映画部員達の力になれたのかなと感じられて
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

(原作未読、ハロヲタ視点込みです)


後に熱中するものってどうしてあんなに人の心の柔らかい部分を突くんだろうと、松浦さんに出会った瞬間のシーンが体に染み渡る衝撃でした…。何かしらの好きを抱える人は、
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