天ツーさんの映画レビュー・感想・評価

天ツー

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象は静かに座っている(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「俺の人生はゴミだ 毎日ゴミばかり 掃除してもすぐにゴミがたまる」「特別なことじゃない 皆そうだわ 自分だけだと思った?」 友人の女に手を出してしまったことで友人が自殺してしまうチンピラ >>続きを読む

ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.1

結局映画は下らない映画としんどい映画の2種類に別けられるのかもしれん 復讐劇へ出発して欲望に沿う快楽なエンターテイメントへいくのか それとも想像を越えた豊潤で複雑な到達点へ進むのか 主演の困り>>続きを読む

陽炎座(1981年製作の映画)

4.2

蓮實重彦が失敗作ギリギリのところで撮られたっていって年間ベストに入れてたけどよく分かる 前半は艶やかなイマジネーションが爆発しててスゲーいいながら見てたけど後半は結構付いてくのがやっとだった

神々のたそがれ(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

重そうな鉄扉を開けると奥の暗闇からフクロウがバサバサと飛んできて肩に止まる フクロウを乗せたまま奥の方へ歩いて行くと光や羽根が落ちてきて男は唾を吐く というクソ格好いいカットがあります あれだ雰>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.5

3度目か4度目の観賞 見るたびに沁みる ファンタジー感強い 真っ赤なセーター背中がバックり開いてて後ろ前逆じゃないんかと思たよね

さよなら、人類(2014年製作の映画)

4.1

世界をそのまま映すというよりか世界をミニチュア化して寓話にしてる 死んだ後の世界のような死者がもう一度世界をやり直しているように見える 猿のシーン デカい火のオルゴールがヤバくてスケール感が出て>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

-

メイドインアビスの成れ果て ミーティーがいた もう見たくねえリアルな悪夢に近い

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

ヘレディタリーを観てその前半から終盤の変わりようにビックリして失敗作か?って つまりおぞましい前半からやり過ぎて天元突破した爆笑の終盤がさじ加減の失敗だと監督のコントロール不足だと勘違いしていたんだ>>続きを読む

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

邦題がクソダサいが中身はメチャ傑作!!
強盗殺人犯vs刑事のバディ物 最後にライオンを狩り 勝者となるのは誰だ?

冒頭の手すりに置かれたタバコのシーンからもうこの映画なんか違うぞと感じられて期待
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天気の子(2019年製作の映画)

3.8

チェーホフのチョーカーって知ってる?

チェーホフの銃は知ってるよね?じゃあチェーホフのチョーカーは?知らないでしょ教えてあげる チョーカーをしている女の子はメンヘラでなくてはならない つまりこの
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ストリート・オブ・クロコダイル(1986年製作の映画)

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メモ 現代のためと 都会の腐敗のため 街が開いた阻界だ マシな物を賄う余裕はなかった

豚と軍艦(1961年製作の映画)

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メモ 死にそうなジジイの横でネズミが走るこの今村感 脂ぎった肌 インターナショナルでキレるか? 「お金かして」と姉ちゃんと車と並走シーン 海兵さんとのセックスで天井からカメラグルグルショット>>続きを読む

暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

4.2

蚊取り線香ってイタリアにもあったんだ 愛人が西瓜を食べて倒れるシーンが凄い好き 西瓜って凄く映画的な果実だなぁて眺めてた 眺める映画かもしれないし なんというか迷路庭園でかくれんぼ(オニ側)し>>続きを読む

田園に死す(1974年製作の映画)

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メモ 花輪和一の意匠 逆レのなが回し三分 雛人形川流し笑う

草迷宮(1979年製作の映画)

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正直なところ寺山修司作品が苦手だ カメラの前に全員ワッと集まってわーわーぎゃーぎゃー でも時代を越えてなお永遠のアングラであるんだろうなと思う

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

バチバチにクッソキメキメなカメラ

どのカットも額縁に入れられるぐらいにカメラの切り取り方が凄くて写真展開ける 暗がりで白磁器を眺めるようなモノクロの美しさ ひえー凄っ 足早に物語が進むので少し
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

実際の話を元に作られたって聞いてたからポランスキー周辺の話 シャロン・テート事件の話だと思って楽しみだった だから俳優のディカプリオとスタントマンのブラット・ピットのコンビも実際存在してるものと思>>続きを読む

天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

4.4

とにかく濱口監督の趣味嗜好が自分と合う

無料配信していたので観ました 他に一本しか観てないけどめちゃくちゃ信用している監督の短編 38分しかないけど面白かった カメラがしっかり人物に向かってい
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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前田敦子の日本人らしい細くて短い足が不安定な人物像を象徴している
わがままで傷つきやすくて頭でっかちはジブリの千尋のよう 前田敦子がその名前を奪われ葉子という役名が与えられてリポーターとしてウズ
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

人と人との行間にあるのがゴーストだとしたら その行間からゴーストと一緒にゴーストとなって眺めたり響きに澄ましたりするのがこの映画 シーツ被って静かに鑑賞するが吉
スローなテンポはファンタジックだ
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フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

4.1

ブーケが地面に落ちる 当たり前だけどやけに重さを感じた フェリーニって質量や重力にこだわりがある監督だよね 綿毛の軽さとお尻の重さ 想い出にしっかり質量がある BBWのデカいおっぱいを吹くと>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.3

脚本が『日の名残り』のジェイムズ・アイヴォリー(未見) カメラが『ブンミおじさんの森』のサヨムプー・ムックディプローム だから?なのか まぁ美しいものしか映ってない 俳優も背景も空気も とに>>続きを読む

アンビリーバブル・トゥルース(1989年製作の映画)

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フルハウスのミシェルが美人に育ったらエイドリアン・シェリーみたいになりそうだな ジョーイもいたし 実質フルハウスなのでは? オシャレなフルハウス
作為的な演出に感情が乗りづらかったけど女の子が
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荒野にて(2017年製作の映画)

4.7

これ以上何を求めるの?!
最後のカット くっそ最高!!
ほぼほぼ完璧だった
点数に余白を残したのはチャーリーの成長を想って

斬、(2018年製作の映画)

3.7

1㎜も似てないけどエヴァに似てる??とか兄弟と武士2人の4人 背格好近すぎないか?とか変なところに眼がいく

蒼井優のキャラが弱い気がするのは口を出すタイプの姉なのか静観するタイプの姉なのかどっちつ
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.0

ラースフォントリアーは片寄った作品を撮るので気になるし観たくなる

レクター博士やシガーなどと並ぶシリアルキラーの登場を願ってるし(映画内ね)そのキャラで熱狂 はたまた発狂したいんだけど

とい
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.0

見終わった感想が癒し系SFスリラー?だった
不思議な感触のSF 序盤のドラマパートも長くテンポがスローなので確かに配給会社が渋る気持ちは分かる
シャボン玉のような光の中へ探索に出掛けて雰囲気
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