IKUKOさんの映画レビュー・感想・評価

IKUKO

IKUKO

イーダ(2013年製作の映画)

4.0

禁欲的と享楽的。静寂と激情。

モノクロでセリフも多くなく、表情もあまり変わらない。

そんな中、修道女の衣やイーダのコート、ヴァンダのドレスやネイルははっきりとはわからないものの対比する色を想像させ
>>続きを読む

お名前はアドルフ?(2018年製作の映画)

3.5

この類の作品すきなんよなぁ。

ナンセンスな冗談から展開する秘密や露わになってぶつけられる本音。

まったくもって渦中にはいたくないけど、他人の秘密は蜜の味ってね。のぞき見はおもしろい。

作品やから
>>続きを読む

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.5

時間軸の使い方が面白い。

容赦のない人殺しっぷりですが、アクションって痛快ですよね。

「美しすぎる女スパイ」とかって書かれてそうなくらい美しい。

手足の長い人って激しい動きをしていると絡まりそう
>>続きを読む

がんばれ!チョルス(2019年製作の映画)

3.8

チャ・スンウォン幅が広がりますね。
パンチパーマも似合ってしまうイケメン。クッキリ顔の色んな表情で魅せてくれます。
オム・チェオンちゃんの演技も本当によくって。

徐々にあきらかになる過去。

終盤は
>>続きを読む

最も普通の恋愛(2019年製作の映画)

3.5

嫌い嫌いも好きのうち。

コン・ヒョジンさんが好きなんです。
本作もラブリーでした。チャームポイントなビッグスマイルはわりと少なめで、すました表情が多い。でも十分愛くるしく素敵でした。

傷ついた大人
>>続きを読む

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.5

面白い作品。

それぞれのストーリーがつながっていく心地よさったら、格別です。ニヤニヤしてまう。

どうしても贔屓してしまう日本人キャストのストーリー。口紅のシーンも、ライターを足で器用に扱うシーンも
>>続きを読む

家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.9

タイトルがどハマり。

頑張ってもがんばっても、がむしゃらに働いてもまだ足りない。
こころがポキって折れてしまいそうなギリギリ感。たまらない。

家族との幸せな時間を持ちたいだけなのに、寂しさを感じず
>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.5

Over the rainbowの歌詞訳が本当に切ない。

商品として扱われ続けたジュディ・ガーランドの人生。それでもでもやっぱり、ステージが大事やったんやなって。

スターにセットでついてくるドラッ
>>続きを読む

暗数殺人(2018年製作の映画)

3.5

実話ベースの作品。

頭脳戦が...まるで刑事を愚弄するかのような供述にミスリードを誘うような自白。
そもそもよ、なぜに告白をするのか...

駐車場で働く先輩のことばにゾッとした。
あぁ、そういうこ
>>続きを読む

安市城 グレート・バトル(2017年製作の映画)

3.8

スケールの大きい作品。

アクションシーンもカメラワークもかっこよかったです。
ってか、あんな素晴らしい城主っているのか。
民を思い、民と共に生き、誰よりもよく働くやん。そんな人がリーダーって慕わずに
>>続きを読む

ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.8

真実の物語。
スティーヴィーはご本人とのことで。とっても、作中の癒し的存在です。

日本でもGⅠは雰囲気がぐっとしまるし、関係者の皆さまの正装っぷりは目立つけど、騎手の方も正装されてるのは知らなかった
>>続きを読む

いつか家族に(2014年製作の映画)

3.8

戦後かたちは色々あれど、言葉通り体を張って生きていたのを垣間見た。

まったく、めめっちい父ちゃんと言うべきか。愛情故の逆転なんやろうけど。なかなかにイライラさせられます。そこを、なんとも言えん表情で
>>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

3.9

チャーリー・プラマーの目線で語る演技がよかった。

いっときよく競馬場へ足を運んでいたのを思い出した。競走馬ってすごく美しくって、魅せられる気持ちわかるなぁって。
でも、ボニーが言うように競走馬はペッ
>>続きを読む

初恋(2020年製作の映画)

4.0

染谷くんの狂気たるや、最高です。なんでこんなに魅せてくれるんやろ。

ヘビーな内容なんかなぁって思ってけど、すっごいいい意味で裏切ってくれる。

キャスト陣の熱演がたまらない。どの人もくせもの揃いで、
>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

3.5

まるでテーマパークのような作品。
キラキラ、ピカピカ、目まぐるしい。もう見た目も内容も。

成功を手にしても本当にほしいものはなかなか手に入らないもんなんですね。成功者には悪い虫もつきやすいし。
愛と
>>続きを読む

ブリット=マリーの幸せなひとりだち(2019年製作の映画)

3.8

いくつになっても再出発できるやん。気分を前向きにさせてくれる作品。

自分の存在意義を表現する手段としての家事。それはそれは素晴らしい働きっぷりなんですよ。でも、夫の浮気相手を目の当たりにしてスーツケ
>>続きを読む

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

3.5

献身的な愛と、敏腕な秘書がいて、今の世に天才の名をとどろかせたのかな。

メアリーが得る不自由を少しでも自由に近づけるための発明はどれも実際、いま私たちが享受しているものばかり。

わりかし意地悪で傲
>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

3.5

やっぱり、マ・ドンソク最強説。

そしてカーチェイスは韓国映画のお家芸だと思う。このシーンができてきたら、胸が騒ぐさわぐ。

警察とヤクザが紙一重なんとかはどこでもあるあるなんですね。
法廷で発言した
>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

短編にして、雄弁な作品。
とにかく衝撃が大きい。21分という短い作品時間ではあるが、全てが詰め込まれていた。

差別、暴力、銃社会。
どれもがリアルに描かれているから、悲しく、そして恐ろしい。

完璧な他人(2018年製作の映画)

3.5

イタリア版「おとなの事情」のリメイク作。
原作がどタイプな感じだったので、韓国版リメイク楽しみにしていました。

どんなふうに進むのかわかっててもこの居心地の悪さ、健在です。

後ろめたいことの有無に
>>続きを読む

ペット2(2019年製作の映画)

3.5

本作もほっこり、よき。

「可愛い子には旅をさせろ」、「獅子は我が子を千尋に谷に落とす」みたいなことわざって世界共通なのだなと。

ルーカスのカリスマ性たるや、めっちゃかっこいいやん。

物語は3つく
>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

3.7

ホラーやけど、意外とビクビクせず鑑賞。

結構グロい内容に反して、めっちゃポップな室内装飾。まったく落ち着きのある雰囲気ではないけど、めっちゃ可愛い。
ヴィヴィッドさに加えて音響効果で不気味さと恐怖感
>>続きを読む

15年後のラブソング(2018年製作の映画)

3.7

なかなかに絶妙な塩梅で、今の自分にはとってもしっくりきた作品。

大人になったからっていつでも正しい選択ができるわけじゃないし、間違うことも打算的な選択をする時だってある。

大人だからこそ踏みきれな
>>続きを読む

SP 国家情報局:Mr.ZOO(2019年製作の映画)

3.5

動物との友情や親子の絆を感動的に描きつつも、基本ゲラゲラ緊張感なく観れる作品。

イ・ソンミンさんのワンマンショーっぽいけど、聞き覚えのある動物たちの声、豪華やん。もちろん脇を固めるキャストのみなさん
>>続きを読む

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

3.9

ユートピアかな。
だからといって何もかもが許される天国ではない。

なかなか同じ暮らしをするのは難しいけど、こんなにも自然の摂理にかなっているものかと。生きとし生けるものの役割。善悪の側面は角度を変え
>>続きを読む

王と道化師たち(2019年製作の映画)

3.3

人の噂と侮るなかれ。

道化師たちの働きの良さったらないです。
インチキでぶっ飛んでて、可笑しくって。騙される?って思いつつ、騙されるなぁと納得したり。デタラメでありつつ巧妙さも光っていました。

>>続きを読む

N.Y.式ハッピー・セラピー(2003年製作の映画)

3.5

めでたし、めでたし。

ジャック・ニコルソン様様ですね。はちゃめちゃで、周りも迷惑千万。不敵な笑みも健在。

こんなセラピー絶対受けたくないけど、原題のとおりAnger management ってこと
>>続きを読む

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

3.7

面白かった、そして興味深い。

オークションの心理戦は緊張感たっぷりで手に汗にぎった。孫と共に名画への手がかりを探すシーンはほっこりです。

とても人間味に溢れた人たちばかりで、どの人も勝手やと思う反
>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

ブランさん名探偵なのに、迷探偵っぽさをかんじてしまうのは私だけか。

作品の前半で、ことの全容を見せつつ推理していくのん、楽しいですよね。どうなんの、どうなんの?ってワクワク感が好きです。

人間の美
>>続きを読む

僕の中のあいつ(2018年製作の映画)

3.7

世直し先生っぽい痛快な作品。

ジニョンくんの演技いいですね、お上手。
入れ替わりの細やかな表現や、アクションもできそうで将来が楽しみ。

いじめや社会格差などのエッセンスも軽ーくに含まれていて、あっ
>>続きを読む

リズム・セクション(2019年製作の映画)

3.0

ブレイク・ライブリーみたさに鑑賞。
ストーリーは明るいテーマではないので面白いとは言えないけど、身体を張った演技は見事でした。

いつもの華やかさはなく、クスリ漬けになって生きることを諦め廃れた様は新
>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

自分らしく生きる。

キャスティングはそのままで、今と7年前を行き来するみせ方。最初は困惑したけど、すぐに慣れて逆に、細かな心理描写がわかりやすかった。

ジョーを軸に4姉妹、それぞれのエピソードが細
>>続きを読む

恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)

3.8

児童文学がもとになった作品。

ヴァカンスで訪れた先での素敵な出会い。
考え抜いたひとりで生きていくための訓練が微笑ましい。毎日毎日自分に課したことをやり抜いて頑張ったね。
人生の先輩ヒレが語る言葉が
>>続きを読む

若草物語(1994年製作の映画)

3.9

自分を見失わず、心の美しさを磨く。ユーモアと優しさと勇気にこそ価値がある。

裕福でなくとも心豊かな暮らしをしている。父不在のなかで凛々しいお母さんの強さが印象的。
4姉妹はそれぞれ素敵ではあるけど、
>>続きを読む

Red(2020年製作の映画)

3.8

静かに、でも確実にもえている情熱の赤。

結婚してて絵に描いたような幸せも、ひとりでチャラチャラふわふわしてる様も、どこか寂しげで。結局ひとは孤独な生き物なんかな、なんて思ったり。

夏帆さんの透明感
>>続きを読む

母なる証明(2009年製作の映画)

3.8

母の盲目的な愛。

純粋な目だけど、どこまで思い出していたの?すべてを見透かしたような眼差しで。

ちらばった伏線の回収も相変わらずお見事で。

後味の悪さったら、ないですね。

>|