のまたろうさんの映画レビュー・感想・評価

のまたろう

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ペナルティループ(2024年製作の映画)

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邦画だし舞台も設定も日本なんだけど、全然知らない国のSFを見たような後味でよいね。
でも、前作の「人数の国」の方が大風呂敷広げてて面白かったかな。作家性はこの2作でもすごくはっきりしてるし、荒木監督は
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

豪華絢爛キャストによるスター映画であり、IMAX撮影の到達点とも言える超大作エンタメであり、なのにちゃんとドゥニ・ヴィルヌーヴの美意識と社会批評を詰め込んだ映画でもあるという、全方位の映画ファンを納得>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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う〜ん、期待値を上げすぎたかも。好きじゃないです、作品も人物も。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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ちいかわのナガノ先生とアリ・アスター、絶対気が合うと思う。

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

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春からの3期に向けて。少しのきっかけで演奏がグッと改善されることを描いてくれたの良かった。3年生編は久美子にとって辛い展開になりそうな伏線もあったけど、楽しみにしてます。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

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エリセ初体験だったのと、とても疲れていたこともあり前半はうとうと……。
それを差し引いても、渋過ぎて私にはまだ少し早かったかも。コンディションを整えて再観賞したい。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

あまりにも良かった。
テキストにして感情を固定化したくないので、観た人は一緒に話しましょう。

(追記)
観て1日経って少し言葉にできたのだけど、LoveやLikeではなくて、Take careと訳さ
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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さいっこ〜〜〜!!
めちゃカッコよかった!歌もギターも詩もお衣装もかっこいいのに、さらに走ったり踊ったりHPもMPも高すぎるて!
真ん中らへんのライトと踊る曲めっちゃ好き!ベースの女性もかっこよかった
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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

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最後まで何も理解できなかったような気もするが、観ている間はとにかくずっと色んなことを考えていた。
自分が映画に何を求めているかとか、世間一般で表現と呼ばれているものの自由さ(不自由さ)とか、関係性にお
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

フランケンシュタインオマージュで始まり、キャンディやバーバレラもかくやというセクシャル翻案アリスインワンダーランドを経て、聖書の引用を散りばめながら、痴人の愛みたいな中盤から今度はレベッカを思わせる展>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

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ソ〜〜〜ウル、こっくりさん!!

思ったよりティーンムービーだったし、Jホラーみが強かった。オチで「世にも奇妙な〜」BGM脳内再生余裕。

ムーミンパパの思い出(2021年製作の映画)

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この声優陣でまたアニメやってほしい〜、大好き(スティンキーは変わっちゃったけど😭)

終わらない週末(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

サイバー攻撃から国が崩壊したら、その時一般市民は……というディザスタームービーなのだが、今の世相と起こり得る未来の映し方が秀逸。

特に印象的だったのは、金融業で稼ぐ黒人と右傾化した白人が銃を向け合う
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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役所広司は名演だし、画角や色味含め90年代を思い起こさせる撮影も見事。くさすぎるセリフや演出も作品世界をより強固にしてる。

ので良い作品なんだけど……、同時に「足るを知る」「所有を捨てた日本的な美」
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市子(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

杉咲花、めちゃ良かった!
無戸籍問題やヤングケアラーを扱う社会的作品、ミステリ&スリラー、ファムファタル物語をバランス良く行き来できているのも、杉咲花が被害者の顔、加害者の顔、悪魔の顔、当たり前に弱い
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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すまん!コンディション(寝不足&劇場がすごく暖かく)もあって寝てしまい……。しかし夢うつつに観ててもくすりと笑えるオフビートさで、回復させてもらいました。またちゃんと観直すね!

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

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軽快だけどビター。実話ベースだからか思ったより爽快感はないのだけど、滋味たっぷりというか。主人公も元夫もちゃんと中年なのがいい。年齢にふさわしい冒険と思慮と惑いがある。

日曜の昼にミニシアターで観た
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(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この5年くらいに観た映画でいちばんキスシーン多かったな。

ショコラ(2000年製作の映画)

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多分大学生の頃以来なので、100年ぶりくらいに観た。
記憶よりもどんよりしてたし、ラッセ・ハルストレム作品の中では特に面白いほうではないと思うんだけど(マイライフ〜、サイダーハウス〜の方が好きだし出来
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンの流れから。ドラッグムービーってやっぱり好きなんだよな〜。レモンのくだりだいすき。

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

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壮大なSFパロディギャグ。もしくは、忙しい人のためのサイバーパンク。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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劇場で大作にどっぷり浸るの大事〜、大作からしか得られん滋養がある。

観る前は200分にビビってたけど、始まると退屈さも冗長さも全く感じなかった。あっという間とは言わないけど体感130分くらい。

1
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

なっがい!!!
前半は面白かったけど、後半でめちゃくちゃ間延びしたと思う。
それらしいことを言いそうな人に言いそうなタイミングで言わせてしまう脚本も苦手だった。次のセリフが予想できてしまう会話が多く、
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(2021年製作の映画)

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オオカミの家と同時上映。
こっちの方が素直なストップモーションアニメだったので、なんかEテレみたいだなと思ってしまった。Eテレではまず流せない内容だけど。

好きな感じではあるけど、これを長編にした感
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オオカミの家(2018年製作の映画)

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すげー!次元の境を超えていく表現にワクワクが止まらなかった。
そして音。ずっと気持ち悪いのに聴き続けている内に心地良くなってくるのが、本当洗脳じみてて最悪なのに逃れられなかった。
どうやって作っている
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みなさん、さようなら(2012年製作の映画)

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多分8〜10年振りに再観賞。

団地は彼の部屋で、街で、世界。
後半の田中圭パートは賛否ありそうだけど、世界が終わった後で(同級生がいなくなった後で)、彼が小さな救世主になることに本作の優しさがあると
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

5、6年振りに再観賞。

森田剛が本当に怖い!駅の女性を尾けるくだりとカレーのくだりが嫌すぎる……吉田監督は理不尽な暴力の描き方が徹底している。

麦茶、犬、片足。

ほつれる(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

抱えられないなら秘密をもってはいけない。そして、その重さが(あなたの想像をはるかに超えて)増していくことをゆめゆめ忘れてはいけない。

父が指輪について話すシーン(いっとう好き)以後、露見したことの焦
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バービー(2023年製作の映画)

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予想よりずっとコメディで分かりやすく面白かった!何回か声出して笑っちゃったけど、ユーモアがどれもテーマに沿ったメッセージになっているのが良かった。
ただ、だからこそ全体にセリフでメッセージを説明しすぎ
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劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

大満足です!

ホラーよりも笑いが若干多かったけど、そこも良し。オチがきれい過ぎるけど、それもご愛嬌。
は〜、夏休み映画でした。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

宮崎駿作品で一番児童文学だった。そして、児童文学であることを突き詰めると神話になるのだと思った。
「子ども向け」ではなく「子どもたちに何を伝えるべきか?(何か伝えられることがあるだろうか?)」を毎回こ
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断捨離パラダイス(2022年製作の映画)

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美術すげ〜。社長がいいキャラだったな。「りつきくん、君は僕から見たら全然大丈夫だよ」とか。
何気ないセリフが全部よかった。優しさもだし、笑えるのも。「夜を越える旅」でハマったけど、こういうのも撮れて、
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

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20年ぶりくらいに再観。
中年の危機を迎えた男性の痛々しさ、気持ち悪さは今の時代に観るとより受け入れ難いものなんだけど、風に舞うビニール袋に人生の美しさを例える作品の見事さは今観ても変わらなかったな。
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怪物(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

是枝・坂元作品に共通する、マスに向けた啓蒙的態度の中に見え隠れする危うさが苦手だ。
本作は特に、特権的な傲慢さを孕んでいる気がしてならない。

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