ろーしゃさんの映画レビュー・感想・評価

ろーしゃ

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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.5

仕事はともかくファッションセンスがそないに急改善するわけ無いだろう…!と思いつつも疾走感があって良い。
編集者のもとで働いて文字通り選ぶことのできる人になっていくアンジェラ。
自分が選んだものと選ばな
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

2.5

片田舎を舞台にほぼ主人公とヒロインだけしか出てこないミニマルな物語だけど背景の細やかさと撮影の上手さが奥行きを作っていて良かった。話の都合の良さ、ラノベ原作っぽい感じがあまり好みではなかった。

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.5

TVアニメ2シリーズの出来が良かったからこそできる集大成の劇場版。
マルチバースものとしての出来も良かった。
2000年代のアニメを見ているような懐かしさと甘酸っぱさ。最高。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.0

仕立て屋の内装(特に緑の壁紙)、スモールソードにアクションカムつけるアイデア、ラスプーチンのロシアン舞踏アクションが良かった。

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.5

クー!
(カルト的な人気を誇るソ連時代のSF作品。
階級と差別を切り口にしてじわじわと果てなき社会的優位性への渇望を見せられるが、強烈なヘンテコ仕立てによって深刻さは包み隠される。オンボロの宇宙船から
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.5

中学生の頃に見て衝撃を受けた思い出。
オープニングクレジットのカッコよさと直後の車内シーンのギャップに引き込まれる。
ミスター・ブロンドはパルプ・フィルションのヴィンセント・ベガの兄弟という設定を知り
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

2.8

クリストフ・ヴァルツの武器がでかいツルハシで笑ってしまった。

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

4.0

今年は掃除をしないといけないので景気付けにこの映画を。めぐリズム!

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.2

随所に過去のバットマンシリーズへのリスペクトが感じられつつ、本筋は重厚なミステリー/サスペンスもの。
腐敗したゴッサムシティの闇と復讐の炎がそのまま画作りに反映されていて、どこを切り取っても危険な美し
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.2

3度目視聴。
ゴジラが熱線を吐いて動きまわるスペクタクル性よりも、国が動くことのスペクタクル性におおっ!となる映画。
全貌を捉えきれない巨大なものが動くときのゾクゾク感を2段構えでやってる感じ。

神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.8

山屋が山に取り憑かれる感覚というのを、限りなくわかったような気にさせられる映画。
そのクライマーズ・ハイ感の源泉は、自然の崇高さがアニメーションに宿っていることに由来するのかと思いきや、地道な描写を通
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.2

一貫した正面と寄りと引きのカメラワークが作り出すちょっと浮いた感じ。
ゴテゴテの情報を整理しつつ、御伽噺めかしつつ、ラストの切なさへと誘う。
ベール自体の質もその剥がし方も逸品。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

元ネタを探すだけで夏休みが潰れそうな映画。
ヴィンセントとミアの会話を聞いてるだけで面白い。特にシェイクの話とかツイストを踊る前にヴィンセントが靴を脱ぐところは好み。

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.8

何を観ているのかと言われればエネルギーを観ている感じ。
公開時から数年ごとに観て謎に元気をもらったような気になる(何が響いているかはよく分からない)
とにかく引き画が綺麗。
友達に勧めたらお婆ちゃんと
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.2

もはや何味か全くわからないけど、ズームインズームアウトの使い方が大好き

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.2

栗山千明のルックス…
中学生くらいで初めて観た時に、チャーリーズ・エンジェルっぽいな思ってたらチャーリーズ・エンジェルの人(ルーシー・リュー)が出てて、ああ映画作る人ってこういう遊びをするんだな〜って
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.3

ちゃんと全てが繋がっている。タランティーノは映画の醍醐味をこれでもかと見せてくれるけど、全て繋がっているということが分かるのも映画の醍醐味のひとつだなと改めて思う。
当たり前のことではあるんだけど、こ
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THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!(2014年製作の映画)

4.2

心の機微を丁寧に拾っていく天海春香の選択。家族から戦友へ。

アイドルマスター ミリオンライブ! 第1幕(2023年製作の映画)

-

唯一の続けているゲームなんですが、何に魅力を感じているのかが腑に落ちたので良いアニメ化だったと思うし、高いけど次幕以降も先行上映観に行ってしまうかも。粋。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

二度寝で見るよく分からない夢みたいなのがずっと続いていく。終盤のカオスなシーンで退場(目覚め?)があり演技論やその延長線上にある人生論のようなものが示唆されるんだけど、そこまで本当に何を見ているか分か>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.4

照明がよかった。映画の仕立ては明暗はっきりした感じで偏った映画だと思うけど、あっち行ったりこっち行ったりするためには目印になる杭をぶっ刺しておかないといけないし、こういう映画があっていいと思う。
新聞
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

シン・ウルトラマンよりもGood。庵野監督実写作品における3DCGのCGっぽさというか虚構性が今回は機能している気がした。シュワシュワで他界。個人的には森山未來と榎本佑が戦うのがアツいし音楽も好み。『>>続きを読む

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.6

カメラの切り替え具合がよかった。あとカラオケで稼いだお金をみんなで分けたいと告白するときのキュッと圧縮されたようなフレームとか、手塚とおると会った時のジロジロみるカットの分割は今まで見たことのないヘン>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.8

アニメーションがとにかくリッチで観ているだけで贅沢してる気分。とんでもない量のパーティクル。シーンごとに描写のテイスト変えたりジャンルに縛られないような大胆なカメラワークを入れたりと、とにかく遊び心が>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

魔法やん。魔法のような作画の連続からはじまる。「魔法をみせるのでみることに集中してください」という宣言だと思う。むかし不思議の国のアリスをはじめて読んだ時におそらく感じていた様な、読みながら何かを考え>>続きを読む

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.6

ゴリゴリに解釈するならガウェインがめちゃくちゃ怠惰でフニャフニャな男(でも名誉は欲しい)として度々描かれてることが大事な様に思った。ポストフェミニズム的な映画?
旅というのは古今東西、見聞を深め危機を
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.4

終盤に家族全員と戦いながらまとめて各々のわだかまりを解消していくところの都合の良さというか(笑)これは現実世界に対するマルチバースと言いながら実際は表層心理と深層心理みたいな感じ。あとそもそもエヴリン>>続きを読む

グリーン・デスティニー(2000年製作の映画)

3.4

壮大なイチャコラカンフー。ずっとイチャイチャを見せられてなんの話だろうとは思うけど、終始映像は美しいしカメラはグイグイ動くし想像してたよりも見応えあるなと思ったら圧巻の受賞歴。恐れ入りました。ワイヤー>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.8

「心のカメラで残すから」

心のフィルムを人生をかけてリマスターしたとき、写り込んだ手振れが熱を帯びてあなたにもう一度触れる

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.2

これでもかとスローモーション多用してて笑えてくる。3割くらい尺延びてるのでは

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.4

すごい照明効果。殺風景な列車内をキャンバス、照明を絵具に見立てて作り込んでいくような感じ。車両ごとの照明や時間の経過で差し込む光の違いで、2時間もずっと列車内にいるのに絵的にメリハリがあって見飽きなか>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

教訓:フィールドワークを舐めるな(そもそもこいつら大学院生としてダメすぎる…。)
個人的には話の中身のなさ(ダメ大学生の恋愛かよ)とか奇形の安直な出し方とか、あんまり好みではなかった。
とはいえ度肝を
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