pooralienさんの映画レビュー・感想・評価

pooralien

pooralien

映画(41)
ドラマ(0)
アニメ(0)

マンハッタン(1979年製作の映画)

3.0

悩んで出した答えなんて、他人にはどうでもいいことだったりする。

アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.0

集めて選り分けて組み立てるのが生活。多少ゴミも混ざる。純度100にはなり得ない。だけどそれが人の魅力だったりする。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

「僕のことを誰も知らない街に行きたい」
いますぐそうすることなんか無理だと知っているから、傷つくし、優しくする。
本当の自分でいたいだけ。本当の自分を知ってくれていて、それでもそばにいてくれる人を願う
>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.6

恐怖を煽られる静寂は、雪に音が吸収されている様。時にシュール。そういうの大好き。
ブシェミを観ると感情がフラットになって癒される。いやそれだけじゃないし、この作品で圧倒的なのはフランシス・マクドーマン
>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

4.2

元気がない時に観たい映画第一位。映像・美術・演出・俳優・構成・台詞・音楽、どれをとっても天下一品でテンションが上がる。

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

2.8

手を繋いで一緒に歩けない。あっちこっちへふらふらと行ってしまい、見失う。どこへ行ったかと聞けば答えは返ってくるが、戻ろうとはしない。そのうちばったりと再会し、ほらねー会えるじゃん。
ユリちゃんはそんな
>>続きを読む

シングルマン(2009年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

恋しい者の不在が自身を統制する。

寺山修司の
目をつぶりても吾を統ぶ五月の鷹
という句を思い出した。


失くした時の絶望と、取り戻していく瞬間の安堵。人生ってそんなのの繰り返しだ。
だけど希望っ
>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

主人公と仲間達、音楽や雰囲気も勿論良かったのだが兄ブレンダンにひどく感情移入してしまったので、以下ブレンダンに思いを寄せる。

常に葉っぱを欠かさない彼の風態から目が離せなかった。
両親の言い争いが絶
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノが我々に語るハリウッド御伽噺。

チャールズ・マンソン、マンソンファミリーによるシャロン・テート殺害事件を知っている人の中には、彼女を利用するなんて酷いと思う人もいるかもしれない。他媒体
>>続きを読む

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

3.2

優美で壮大な大自然、躍動する生命の姿が胸を打つ。
スー族が片言英語ではなくインディアンの言語で喋るのがとてもいい。

内容全体からはアメリカ・インディアンに対する白人の懺悔、白人中心主義のアメリカ社会
>>続きを読む

デビルシャーク/エクソシスト・シャーク(2015年製作の映画)

1.3

オススメの映画を聞かれても決して「デビルシャーク」と答えてはならない。ただし嫌いな奴を遠ざける防衛策としては有効。

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.6

家族や周りの人間に振り回され自己主張も虚しいという諦念で毎日を過ごす主人公が、旅をしながら自由に生きる女性との出逢いにより少しずつ変わっていく。
だけど主人公はそれでもずっと、良心の呵責に悩んでる。
>>続きを読む

フェイス/オフ(1997年製作の映画)

4.0

上質なニコラス・ケイジを味わえる。
ニコラス・ケイジそんなに……という人はこの映画を観ればニコラス・ケイジ観が変わると思う。

リミッツ・オブ・コントロール(2009年製作の映画)

2.6

わからない部分は想像で補う、その作業も映画のうちだと思ってる。
この作品はそれが顕著だ。
私の解釈は、城へ至る方法。ベースにカフカの城を感じる。しかし同じようにカフカの城を読んで知っている人から賛同を
>>続きを読む

ベイビー・トーク(1989年製作の映画)

3.0

動物や赤子など我々が言葉を認識理解できない対象へのアテレコは大嫌いだが、この作品は別。
赤子の心の声がブルース ウィリス、それも射精される精子の状態から喋り始める。
ソフト版の日本語吹き替えは所ジョー
>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.3

まごうことなき立派なサメ映画だけど、サメが出てくるだけの映画ではない。サスペンスであり、エンタテインメント。
子供の頃に観た時は海が怖くなって浅瀬にしかいなかったし、浮き輪でぷかぷかしている人を見て「
>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.3


‪ 芸術家=貧乏
というのはよくみる様式だが、この作品においてそれは機能しない。

芸術学校に通うエマは芸術に造詣の深い家庭で育ち比較的自由に生きている。
だからアデルが文学の道を選ばない事が理解で
>>続きを読む

マッチポイント(2005年製作の映画)

3.0

冒頭でクリスがドストエフスキーの罪と罰を読み耽っているところで(上流階級に媚び売るために読んでんのかな)くらいに思っていたのだけど、後に恋人クロエの父親はクリスについて「罪と罰の話も興味深かった」「自>>続きを読む

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.1

ジム・ジャームッシュとトム・ウェイツの相性が好き 本当に良い というか寧ろこの映画は、ジム・ジャームッシュにとってのトム・ウェイツそのものなんじゃないかという感じがする
ロベルトのメモ"悲しくて美しい
>>続きを読む

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.6

テンションもバイオレンスも他作品より落ち着いてるので間がじっくり長いような気がする それはそれで怖い
パム・グリアの重量感というか質感というか、すごく安心する 綺麗だしカッコいい
子どもの頃はこの魅力
>>続きを読む

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

3.7

マティのように口が達者で勝気な少女とコルトドラグーン(勇気ある追跡ではコルトウォーカー)のバランス好き。

ソナチネ(1993年製作の映画)

3.8

何度観てもカッコイイ、殺し屋南方英二の登場シーン
好きな殺し屋ランキング8位

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.6

彼女の日課、ゆで卵、指でなぞると踊り出す水滴、彼のいるバスルーム、血を洗う水、雨、海、二人を抱く世界
水の性質はすべてを包み込む愛
あとギルマン好きだから嬉しかった

ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

3.6

この作品についてはちゃんと書きたい。
のだけど、なにかぐっとこみ上げて、文章にしてまとめることができない。

3人のエンジェル(1995年製作の映画)

3.2

お姫様の称号剥奪シーンの可愛さ
強くて男らしい役どころが多い俳優たちがとことん可愛くて綺麗で、やっぱり強い
クレジットはないけど良い役でロビン・ウィリアムズ…元気になる

ミザリー(1990年製作の映画)

3.6

「ババアいい加減にしろ‼︎」
叫んだ 叫ばずにはいられなかった
キャシー・ベイツが凄まじい、アニーに狂気の魂が宿っている
ポールはもはや逃げる為必死なので当たり前だが彼にもまた別の狂気がある、どちらも
>>続きを読む

コン・エアー(1997年製作の映画)

3.4

ブシェミが楽しそうに歌ってる場面しか思い出せない
結構ヤバイ状況なのに楽しそうに歌い始めて、その歌が黒人霊歌で巻き添えになってる黒人の囚人がギクリとしていたような 見直す必要有

摩天楼を夢みて(1992年製作の映画)

3.8

ちょっと正気を疑うほど稀にみる豪華なキャスティング。
画面が陰鬱なのでとっつきにくく感じるが元が戯曲なのでテンポが良くて観やすいし、台詞もたっぷりとあるのでかなり観ごたえがある。
ジャック・レモンとケ
>>続きを読む

>|