エソラゴトさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

エソラゴト

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僕とカミンスキーの旅(2015年製作の映画)

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ヴォルフガング・ベッカー監督前作『グッバイ、レーニン!』からもう12年!?そんなに経つのかと時の流れの速さに驚愕しながら劇場へと足を運びました。

「嘘も方便」「嘘から出た実(まこと)」「嘘つきは泥棒
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

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走る、走る、サルーは走る。

優しい兄の背を追いかけて、
追いかけてくる大人達には背を向けて。

悩み、苦しみ、サルーは悶える。

遠く離れた母と兄への想いと、
傍にいる母と弟の想いに。

25年目の
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午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

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ダルデンヌ兄弟監督前作『サンドラの週末』同様、女性主人公が人々の所に自分の足で訪ね歩き、その過程での彼女の心境の変化を捉えた作品。

ある事件をきっかけとして主人公の若き女医ジェニーは自身の医師として
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

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とっても興味深い映画!


家族×バス×ロードムービーと言えば『リトル・ミス・サンシャイン』を想起してハートフル・ホーム・コメディものかと鑑賞前は高を括っていましたが、予想を良い意味で裏切る良作品でし
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

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人間、そうそう変わるもんでもないし、変われるもんじゃないー。


かく言う自分も21年前の1作目を観た当時から自分の中の精神性や思考性は何も変わっていないと感じます。

見た目の変化は別として知識や常
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ムーンライト(2016年製作の映画)

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月の光の下で少年は美しくブルーに輝く


国籍や人種、置かれた環境や境遇、果ては個人的な資質や性格等自分とは一切の共通点が垣間見れない主人公シャロンの姿には、共感や感情移入のみならず物語に入り込む余地
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

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MCUは途中脱落、DCEUは期待ハズレ、そしてこちらはレジェンダリー・ピクチャーズが送る怪獣版ユニバース、「モンスターバース」!

第1作目、ギャレス・エドワーズ版『ゴジラ』は不満点も多々ありながらも
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

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パソコンのモニターにマウスをかざす老人の姿。カセットデッキにケースごと挿しこもうとする少女の姿。

物質的・物理的な世代間の隔りは確かに大きいし、今後益々広がっていくに違いありません…。しかしその両者
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

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"少しの狂気が新しい色を見せる"

デイミアン・チャゼル監督の前作『セッション』では孤高のミュージシャンを目指す過程のある若者の情熱と一心不乱さ、芸術全般とそれに関わる者の狂気性を見事に描いていました
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グリーンルーム(2015年製作の映画)

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お呼びでないパンクロッカー達によるネオナチ集団への過激な挑発を発端とする一大騒動かと思いきや、完全にとばっちり系巻き込まれ型のシチュエーションスリラー+バイオレンス映画でした…。

この2組の対立構造
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

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グザヴィエ・ドラン監督は語るー。

「家族は人間の原点。この作品は人生そのもの」

確かに誰にでも人生の出発点には家族がいます。そしてそれは自分自身では選べないものでもあります。決して理解はしあえない
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

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原題の『ALLIED』はそのまま今作の舞台となる第二次大戦中の悪の枢軸国ナチスに対する「連合国」の事だが、2人のスパイの共同作戦そしてその2人の男女の関係も意味しています。

今作の主人公2人マックス
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スノーデン(2016年製作の映画)

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売国奴?愛国者?

C.イーストウッド監督作品『アメリカン・スナイパー』の主人公クリス・カイル、そして今作の主役エドワード・スノーデン。共に祖国アメリカに対する外国からのテロ行為に憤慨し自ら軍に入隊し
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

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己れへの踏み絵

自分は熱心な仏教徒でもなければ敬虔なクリスチャンでもありません。クリスマスの数日後に初詣に参拝するここ日本では宗教に関して恐らく殆どの人が自分と同じスタンスであろうと思います。

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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

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世界一不条理な戦場

ある1人の少女の何気ない日常ー。
それは昼下がりの庭でフラフープで遊ぶこと、
父と一緒に宿題をすること、
母の焼いたパンを街角で売ること…。

その日常を問答無用に一瞬で奪おうと
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