PORKさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

3.5

長回しシーンが多くて一時停止病患者泣かせの作品でした。

ストーリー自体はそこそこ凹凸があると思ったんですが、どの登場人物にも感情移入できなかったなあ。僕にとって遠い次元にいる人々の営み。こののほほん
>>続きを読む

ロッキー(1976年製作の映画)

3.7

シリーズの多さに手が出なかった四天王の一角。 
とりあえず一作目はすいすい見れたのでこれからの視聴ハードルもなかなか下がった。

物語はドがつくほどシンプル。僕はそれを割かし淡々と眺めていたほうだと思
>>続きを読む

ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年製作の映画)

3.8

ばんてふ映画3本目。原作者は『アイアムアヒーロー』のはなざーさん。ボーイズオンザランめっちゃ読んでみたいなあ。

自分の童貞ランクの高さをまざまざと。
最初の松田龍平のメールのくだりとか目から鱗でした
>>続きを読む

葛城事件(2016年製作の映画)

4.3

他人事とは思えないとかではなく、これぼくの実家まんまです。クソ家庭ライセンスのロイヤルティ請求するレベル。

側から見れば「何をしたわけでもない」と見られてしょうがないなと思っていた僕のクソ親父をこの
>>続きを読む

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.7

ストップモーションだけに動きがヌルヌルではないんですが、シュールな笑いの一瞬空気が固まる感じとすごい相性良かったと思います。

夫、父、男、狐と様々な属性で揺れる。特に野生動物としての性は『ドライヴ』
>>続きを読む

淵に立つ(2016年製作の映画)

4.1

キネマイクスピアリ視聴2作目。土曜日なので舞浜駅は混雑、ランド方面にもイクピ方面にも人はわんさか。しかし「淵に立つ」昼のスクリーンは10人前後。これほど快適な視聴環境があるだろうか、いや無い。ただ前来>>続きを読む

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.3

なぜかやって来るKaijuという生命体と戦うロボ。お馴染み設定。

様々なオマージュを持ち込みロボ描写を完璧に。その代わりと言ってはなんだが話自体はとてもシンプル。前者がツボにハマらなかったので、シン
>>続きを読む

ズートピア(2016年製作の映画)

4.0

ここがジャパリパークか。

冒頭部すごい泣ける。
この世界の説明をしつつ悲しさを仄めかすあの感じたまらんわ。

作り込みがすげえわ。街の綺麗さもいいし、動物の個々の性質をフルに活かし、仕込みのコールア
>>続きを読む

愛の渦(2013年製作の映画)

3.6

ばんてふ作品視聴2作目。タイトルの出し方GREAT。

池松くん可愛いわあ。池松門脇と3Pしたい。

最初みんなよそよそしくしてるからの、化けの皮剥がれからの、朝カーテンをシャッ開けての「あっ・・・」
>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.3

感情無しめの”ドライバー”が隣人の人妻(夫はブタ箱)に惚れる。容疑者Xの献身的な展開を想起させますよね。

あんまりドライヴ感がない。
要所での迫力はあるけど、ドライバーとしての凄みとかその人の生業と
>>続きを読む

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.2

韓国オリジナルを見ずに先にこちらを鑑賞。
韓国版が気になりますわ。

伊藤英明の気持ちを全く理解できない。ラスト周辺の思考は積み上げたものぶっ壊す無秩序サイコパス。だから逃げられるねん。ってかそう考え
>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.7

ああ〜池脇千鶴かわいいんじゃあ〜。

上野樹里は芋くせえだけでそんなに悪いキャラではないんだが、相手が池脇千鶴だと誠に遺憾ながら叩かざるを得ない。こんときのおまいさんじゃ敵わんで。

主人公がこの気質
>>続きを読む

ベルフラワー(2011年製作の映画)

3.2

キャッチコピーは「もうダメだ、女は信じられない。」

自分よりコオロギを食うのが早い女ミリーに惚れてもうたウッドローくん。まあ後はお察し。

中盤から後半にかけては特にウッドローの視点になって、それに
>>続きを読む

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

3.4

アメリカの貧困の一家の少女が行方不明になった父親を探す話。なんかこう書くとアドベンチャーっぽい感じもするけどそんなことは全くなく淡々と薄くらい。『フローズン・リバー』と重なるなあ。

とにかくジェニフ
>>続きを読む

美しい星(2017年製作の映画)

3.9

なんかすごいものを見てしまった。全く拠り所のないストーリーだったためか今映画のシーンを思い出そうとするとくすぐったさみたいなものがある。

吉田大八監督作品視聴5作目。屈指の難解さ。悶々しすぎて首に吉
>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.0

トレインスポッティングのあの汚ねえ便器から生まれた偏屈ウンコマンなので心に響かず。というか父親キラーの属性ある僕が見ちゃダメだわこの作品。

父ちゃんの盛り話に楽しさを覚えない。この時点で完全に僕の受
>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.0

躁鬱と診断された癇癪持ち男が結婚相手とヨリを戻したい話。結婚相手がきったねえエロダコと組んず解れつしてるところを目撃してしまい、エロダコを半殺しにしておいて尚も好きってすごいな。

ギョグが非常におも
>>続きを読む

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.6

ロックに魅了された少年ウィリアムが売り出し中のバンドにライターとして同行する話。青春ドラマ+ちょこっとコメディ。少ないコメディ部分もちゃんと笑えるのでダレずに見れました。

商業主義や音楽性に揺れるス
>>続きを読む

わらの犬(1971年製作の映画)

3.8

都会の暴力的なところが嫌だから平和な田舎に住むの巻。

いやはやダスティホフマン名演ザマス。クレイマークレイマーとは別ベクトルの不器用男。頼りねえ面構えが最高っすね。

そして妻のエイミーさん、このク
>>続きを読む

エコール(2004年製作の映画)

3.3

人里離れた森の中の幼女しかいない学校でのお話。来いよアグネス。幼女の裸もわんさか出てきたけど18歳以上のモデルを起用しているらしい。でもあのちっぱいは・・・。来いよアグネス。

幼女がある日目覚めると
>>続きを読む

トライアングル(2009年製作の映画)

3.7

おおー見事にやられましたなあ。
ジャケでここまで情報与えといてこんだけ奪三振とれるのすごいわ。製作者の自信がみなぎってる。良作ですわ。

客船の中うろつくのクソ怖かった。なんでこいつらそんなに個々でぶ
>>続きを読む

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.0

「佐津川愛美」と達筆で書かれた掛け軸のある茶室で2時間座禅したい。

すばらしいすばらしい残酷描写。
わぐっちゃんのとこ脳内麻薬のダムが決壊したわ。彼女のとこでダメ押しのタイムリー出て完全に僕の快楽ゲ
>>続きを読む

少年と自転車(2011年製作の映画)

3.7

正直主人公みたいな突っ走り型の子どもは好きになれないっす。父親もどがつく程のクズ。ぶっちゃけこの親子、一発ドつきたいなあと前半思って見てました。

でもチャリンコがいい働きしてて主人公にとっては父親そ
>>続きを読む

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

4.0

湯浅監督視聴3作目。初のオリジナル作品ということで期待半分合わなかったらどうしようという気持ち半分で劇場に行きました。「おおかみこどもの雨と雪」を初めて見たとき清廉潔白すぎるお母さんに拒絶してしまった>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

巨大飛行物体の迫力よかった。これは映画館で見る価値あり。巨像恐怖症ではないけどこんだけ縦長のものが宙に浮いてるってだけで不気味感に襲われてハラハラワクワクしちゃう。

この映画、迫力やストーリーだけを
>>続きを読む

偽りなき者(2012年製作の映画)

4.1

クララが「勃った」って。

痴漢冤罪の究極形態がここにある。環境、敵、主人公の性質どこをとってもパーフェクトな出来。
「それでもボクはやってない」と合わせて見たいこの作品。デンマークはこういうのにもっ
>>続きを読む

はじまりのみち(2013年製作の映画)

3.8

原恵一監督作品視聴5作目。初の実写映画作品みたいなんです。

正直、木下恵介という巨匠映画監督の伝記モノと聞いて誰ですか状態で、「二十四の瞳」の人だと分かるがそれすら見てないのでわからず。
っていう愚
>>続きを読む

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.0

彡(゚)(゚)「暇やしゴジラ細胞とバラの細胞と娘の細胞混ぜたろ」→彡(^)(^)

ビオランテさんがキモかっこいい。けどゴジラVSビオランテ感が薄い。2014のGODZILLAよりはだいぶマシですけど
>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁(2010年製作の映画)

2.8

昔見たときはおもしろかった感覚あったのに、今見たらクスリとも笑えませんでしたねえ。経年変化です。

しんのすけがずっと悟りっぱなし。すでにお前大人になってるよと言われんばかりの。
5歳のオラが結局必要
>>続きを読む

チチを撮りに(2012年製作の映画)

3.6

生き別れた父親に会いにいく姉妹の物語。
グレートなお母ちゃんが出てくるところは「湯を沸かす〜」と同じですね。というかこちらが源流か。

伏線というかシーンごとの対比みたいなのが多く散りばめられてて「お
>>続きを読む

フローズン・リバー(2008年製作の映画)

3.6

貧困シングルマザーの母ちゃんがお金を稼ぐために犯罪に加担してしまうお話。

母ちゃんのレイも豪快にハマってっちゃう感じではなくて、「これは悪いこと・・・1回だけ」的な感じで犯罪者気質はゼロ。それとは対
>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.4

おそらく視聴3か4回目。でもあの例の件の巷で有名な話題のシーンは20回くらい見てると思う。もう脳内再生余裕なんで映像見る必要ないわ。

ケンとチャコが悩み陥ってしまったことって人間誰しも五十度くらい経
>>続きを読む

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

3.9

ドキュメンタリーに疎すぎるため未だにコンテンツの味を噛み締められないが、話が面白くて結果スルースルー見られた。
これ映画的な面白味が咀嚼できれば☆4超え余裕かと。

この映画が投げかける疑問・批判がす
>>続きを読む

SO-RUN MOVIE(2002年製作の映画)

3.1

3つの独立した短編が入ったオムニバス。
吉田大八監督のがあったので、それ目当てで視聴。

贔屓差し引いても吉田監督のが一番面白かったかな。ただまあショートフィルムでの範囲内でという塩梅で。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.2

超面白えなんやこれ。
何よりも優先して「面白い」という感覚がすごい残りました。
とんでもアニメーション、しょうもないギャグ、個性豊かなキャラ全部が面白覚を刺激してきた。

星野源起用だし文化系女子が主
>>続きを読む