singinggizmoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.5

父30歳、娘11歳のトルコでのバカンスの様子が、多くは語らず淡々と描かれる繊細な作品。
ビデオカメラに残された映像と父と同じ年齢になった娘がそのビデオを再生しながら、当時の記憶を思い出す。

空港でバ
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.6

全編ワンカット撮影が生々しくて臨場感を感じさせるヘイトクライム映画。
いまだにこんな大人達っているのかな?
日本にいると人種差別をさほど身近に感じないため、疑問に思うくらい「白人至上主義」側はアホな人
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

ガーディアンズのみんながそれぞれの居場所、道を見つけられて良かったなーと幸せな気持ちになれる終わり。

ラスト"Dog days are over"が流れる中で、みんなが踊るシーンは何度みても幸せな気
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.8

アドニス・クリードの家族がほんと幸せそうでなんだか終始安心感。
冒頭の娘ちゃんとのおままごとシーンめっちゃかわいかったなー、思わずにっこり。
優しいパパなマイケルBジョーダンが素敵で可愛くてかっこいい
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ベニー・ラブズ・ユー(2019年製作の映画)

3.8

度々「ふぇっ、かわえぇっ!」と腑抜けた声が出てしまうくらい、ベニーがおバカかわいくてメロメロです。
「抱っこして〜」はずるいぞ。
本気で抱きしめたくなる可愛さ。
自分ならすぐさま駆け寄ってギュッて抱き
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

ケイト・ブランシェットの人を魅了して圧倒させる演技力が尋常じゃない。
指揮者TARという人がそこにいるという説得力。
それを劇場で見れるだけで大満足。
正直、前半の怒涛の会話劇は難しすぎて9割理解して
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.6

ロバの造形ってなぜにこんなに可愛らしいのか。自然におとぎ話感を醸し出す。
ぴんと立った大きく分厚い耳、優しげで寂しげな黒い瞳、おしゃれな立て髪、絶妙にもふっとした短い毛並み、ちょこんと控えめな佇まい。
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

最初から最後までずっとかわいくて、ニコニコ笑顔が止まらない楽しさ。

マリオに登場するキャラってこんなに可愛かったんだ!とこの映画で再認識。
とにかく全キャラかわいい。

ゲームの設定をうまくいかして
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

3.6

前半は、説明っぽいセリフが頭に入ってこなかったり、よくわからないちぐはぐな世界観に違和感を感じたり色々気になって集中できなかったが、後半は怒涛の展開になんか理屈抜きに感情が持っていかれ涙が出た。

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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.5

期待以上の壮絶な人間ドラマ。

ブレンダン・フレイザー、それゃアカデミー主演男優賞とるよ…っていう納得の演技。
この演技をみたら、賞をあげたい気持ちになる。
主演のみならず、他の役者さんの演技もやばす
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.8

ジャッロ映画に特有の印象に残る音楽が良き。無条件に好きな音楽。

人が無惨に殺されまくる血みどろ残虐サスペンスでありながら、盲目になった娼婦と孤児になった少年の交流にほっこりもする不思議な映画。
盲目
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

エアジョーダンが誕生するまで。

全然スニーカーに思い入れはないのですが、楽しめた。
マイケル・ジョーダンやエアジョーダンはあまりにアイコニックすぎるので、誰でも凄さがわかるし楽しめる映画。

今は当
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.5

シャマランは「ヴィジット」や「サイン」、「アンブレイカブル」に始まる3部作など、なんか違和感のある変な視点の作品が好きな方なんですが、この作品は個人的に違和感や"変さ"が足りなかった。
何に違和感を感
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スマイル(2022年製作の映画)

3.8

長編初監督とは思えない、すごくよく出来てて面白いホラー作品。
ここ最近観たホラーの中で、ジャンプスケアが1番怖くて1番びびった。
無意味に怖がらせようというものでなく、ストーリーや主人公が陥るパラノイ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.7

全然ファーストキルじゃないってツッコミながら観た冒頭(笑)
いきなり理不尽に殺しまくるリーナ(エスター)。
前作で正体が明かされてるけど、だからこそ怖いという作りにちゃんとなっていて良かった。

エス
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.5

ずっと楽しい映画!
仕事帰りに観に行って、ちょっと疲れ気味で眠いなーなんて思ってたんだけど…。
映画が始まったら、おもしろくて目がらんらんに輝いちゃったよ!(笑)
おもしろさとエモさのバランスが良く大
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.7

意外に泣けてしまった。

子持ちではないんで親目線では共感できないし、若い娘ちゃんのようなピュアな気持ちは羨ましいながらも眩しすぎる。

しかし、人生につまずいた中年の気持ちには共感できますぜ。
そん
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.9

ニコケイとペドロ・パスカル演じるハビの、おじさん同士の友情がかわいくて癒された。
ハビがニコケイ大好きで、彼を信じて疑わない少年のような瞳が最高だった。

そして「パディントン2」は泣くよねー、わかる
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

3.8

トム・ハンクス演じる弁護士さんジェームズ・ドノヴァンがとてもかっこ良かったなー。
常に冷静で物腰が柔らかくも強い意思を感じる毅然とした態度。
仕事人であるが冷徹ではなく、人間の本質的な情があり、良心に
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

メリル・ストリープ演じるキャサリン・グラハムが最高だった。
優しさ、強さ、しなやかな柔軟性、謙虚さという彼女の人間性がよく表現されていて好きになった。
仕事をするなかでも男性っぽく染まらず、あくまで彼
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BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ(2022年製作の映画)

3.7

そんなにクセ強じゃなく軽い感じでさくっと観れて楽しかった。
なんか絶対嫌なこと起きそう…ってスリルを感じさせる演出もうまくておもしろかった。

お前らもう友達やめちまえー(笑)が、いちばん思った感想。
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.8

アイルランドの自然や、中世の世界観を表現した美術、独自の映像美がすばらしく、やっぱこれスクリーンで観ればよかったなーと思わされた。

カメラを360度回転させて時間経過を表したり、現実なのか幻想なのか
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ブロンソン(2008年製作の映画)

3.7

ニコラス・ウィンディング・レフン監督の演出センス、映像センスやはりすごいなー。
自分で自分の人生語る形式はよりメタ視点で滑稽にみせてくれて良かった。

そしてトム・ハーディの体当たりで衝撃的なお芝居が
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.6

"デュード"ことジェフリー・リボウスキーが無職でだらしなくてダメな奴だけど、基本はいい奴で嫌いになれない。
意外とサーファースタイルがおしゃれだし。
こういうキャラはなんか勇気もらえて好き。

ウォル
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.7

ひたすらシガーがこわー…な映画。
常識とか話しが通じない感じがめちゃくちゃ怖い。
彼の言動はもとより、ハビエル・バルデムの顔力に圧倒される。ハビエル・バルデムしかあり得ないなっていう説得力。
変なおか
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ハーフネルソン(2006年製作の映画)

3.7

割と最近はマッチョな印象のライアン・ゴズリングですが、この作品は薬物中毒者の役なんでちょい不健康そうな痩せ型だったのが新鮮。
振り返ると、彼は役に合わせた体型のコントロールが絶妙にうまい俳優なんだと気
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.5

なんて優しい映画なんだ。
どの立場の人にも敵意がない優しさに溢れた映画でじーんときた。
親だって完璧な人間じゃないし、すべての完璧じゃない人への愛情と赦しに溢れていた。

スピルバーグの自伝的映画とは
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

情報過多もりもりの盛り沢山な映像の嵐で、おばさんは頭パンクした(笑)
エヴリンがマルチバース行き来して吐いちゃうのわかるよ。
正直結構ついていけてなかったかも。
何度か観ないといかんやつだ。

マルチ
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.7

オープニングから、見たことない不思議な映画だった。
突然ポップな4人家族のダンスバトルゲームがはじまってかわいい。
かわいいだけでなく、この世界にはいろんな形の家族がいて、こういう文化がある世界観なん
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

17世紀にレズビアンの罪で裁かれた実在のシスター、ベネデッタ。
身体に聖痕が刻まれたことで、神の奇蹟、キリストの声を代弁するものとして、修道院長までのぼりつめ権力を手にする。
しかし彼女の奇蹟は本物な
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ベイブ/都会へ行く(1998年製作の映画)

3.6

ベイブが相変わらずのマイペース加減でかわいい。
人間側はエスメおばさんが大活躍。
一作目よりだいぶ遊びを入れてふざけてる印象(笑)
個人的にはやはり一作目の方がベイブのかわいさがより堪能できて好きでは
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.8

山奥でブタと一緒に暮らす孤独な男、ロブ。
この豚とともに収穫したトリュフをバイヤーに売って、質素な生活をしている。
ブタさんが盗まれ、取り戻すために街へ行くと、ロブの過去や隠居した理由、バイヤーのアミ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.8

「Everything Everywhere All At Once」が楽しみなので、その前に監督の過去作見とこうと思い鑑賞。
めっちゃ笑えて泣けておもしろかったし、今まで見たことない死体の表現で新し
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屋根裏のアーネスト(2023年製作の映画)

3.6

デヴィッド・ハーバーの楽しみにしてた新作。
しかし、デヴィッド喋らないじゃないの。
でも表情がすごくいいー、優しさが伝わってくるー。
バーコード禿げでもかわいいー。
そしてラストは切なくて泣けてしまっ
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

初めて観たのは中学生か?
記憶がなさすぎるので初鑑賞みたいなもの。

リーアム・ニーソンのオスカー・シンドラー。
ベン・キングスレーのユダヤ人会計士イザック・シュターン。
レイフ・ファインズのドイツ軍
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A.I.(2001年製作の映画)

3.6

意外に残酷で不気味なディストピアが描かれている点はおもしろくて見応えあり。

とにかくロボットに対する人間の仕打ちが酷すぎる世界。
スウィントン家もなかなか酷い。
息子マーティンも性格悪すぎる(笑)
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