ヨシダレイカさんの映画レビュー・感想・評価

ヨシダレイカ

ヨシダレイカ

映画(70)
ドラマ(2)

草間彌生∞INFINITY(2018年製作の映画)

3.2

ご本人の語りかたで緩和されているけど、縛りが強くて敵だらけのあの時代をいちばん熱量のある若さで制作しながら生きたって、ほんとにすごいエネルギーだ。そのエネルギーは若さだけではないということ、それを私た>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.7

監督やキャストなどを考慮するとなかなかない長尺は納得。ギャングの物語は好きで痺れる。技術の発展なのだろう、どの年齢を演じるのもなんとかなってしまっていて、実年齢が全くわからないのがすごいなぁと。序盤の>>続きを読む

NO SMOKING(2019年製作の映画)

3.4

およそ1か月前に、細野さんご自身と鑑賞するという機会がありましたがなんやかんやでそれは流れ、もうなかなかないかもと諦めていたのにも関わらず今日映画館で観ることができた。音が良い環境で鑑賞できたのはほん>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.7

joker鑑賞後に鑑賞。鑑賞のタイミングだと思うけどたしかに、相乗効果が抜群。こうなるはずというイメージと現実を物語が行き来するところ、パプキンのドヤ顔と、どうしたってアーサーがちらつく。タイトルとは>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

3.6

物語よりもジョーカーが完全に目立ってしまっていてすこし残念。ヒース自身から聞かずとも心意気を感じる。みんな感じたと思うけど、ほんとにジョーカーが一人勝ちではないかな。存在感・周りの人間の心を掴む魅力…>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.8

ずっとびくびくして緊張のなか鑑賞。一番集中して観た映画かもしれない。予想を超える苦しい毎日をひたむきに、涙を無視して笑顔でいる頃の顔色の悪さ・光の暗さ。作り上げられた肉体がそこにいる彼の存在を確かなも>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.6

あーなんだか泣いてしまったよ。この監督さんはこんなにファンタジー感満載の物語を決してそのまま着地させず、現実に起こりうる様を仕向けてくる。2人や周りの協力者がリスクを負うこと。美しい場面が満載で、花火>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.9

もう、なんやかや有無を言わせぬ完成形の見た目。まずはだまれよと言わんばかりの、たぶん万人が大好きな後部座席からの眺めをはじめ、どの場面を切り取っても絵になるってこのことだ。とにかく激アツ。男性がおじさ>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

3.7

タロン・エガートンの歌うyour songが出来上がる瞬間泣いちゃう。これまでの自伝のような映画とちがい、エルトンがご健在のうちにこんな素敵な映画ができ、みんなで共有できることが尊い。冒頭のチビエルト>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

3.2

世の中の熱量に流されないよう時間をおいてやっと鑑賞。想像していたよりも苦しさと疾走感を感じたけど、物足りなさも同じくらい感じた。彗星の描写は美しく、実際にあの街で起こっている災害とは別の世界で所詮、自>>続きを読む

そらのレストラン(2019年製作の映画)

3.6

終始雨が降らないこの映画はカラッと晴れたあの空のよう。とにかく料理の魅力が素晴らしく、ほんとにおいしそうに表現されている。実際おいしいに違いない。そのおいしい料理を構成している食材ひとつひとつ、丁寧に>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

3.6

いちいち絵になる。音楽ももちろん含めて。男にしてくれたボスを裏切ることなどできないと、そんな不確かな約束なんてあるものか。やはりそんな口約束は守れずすぐ破綻するのだが、それでもなんとか最低限の平和な着>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.9

妙に3人が自分の知り合いみたいに感じる。わたしはお互いの関係性がちょうどよく見えるけど、本人たちにとって決して心から心地よいと感じるものではないんだろうなと伝わってくる3人の佇まいが素晴らしい。3人が>>続きを読む

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.6

わたしは大人だし、あの一家ほどピンチに陥ったことはないからわたしのところにメリーポピンズは来てくれないのか…最高にクールで仕事ができ、かつファンタジーを忘れないメリーポピンズが大好きになりました。音楽>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.4

登場する女子高生たちと、たぶん我々世代全員大好きな安室ちゃんの曲のおかげで元気が出る。女子高生たちは大人になり、それぞれ必死で生きていて、きっとこの映画を観る誰もが、自分と置き換えて観てるんじゃないか>>続きを読む

億男(2018年製作の映画)

3.1

あれほどのお金を手にしたことがないから夢みたいな物語だった。夢でしかなく共感するようなことは少ない。原作に沿ってくれている心意気を感じる。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.7

望んでいた幸せな未来を叶えるためにあの子は今できることを全力でやってるだけなのよね。だけど周りの人たちはそうではない未来があることがわかっているから心配で、きっとあの子も自覚があるから途中からより客観>>続きを読む

関ヶ原(2017年製作の映画)

3.5

戦闘シーンは全体の一部に過ぎなかったのだけど、そこに至るまで、あんなに豆まめしく時間をかけて各方面に気を配っている石田三成。なのに、案外本番はこれだけなんだなと。あっけないのだけど、すごく生々しく人間>>続きを読む

モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.5

あんなに豊かな庭をもつ家に住みたいなぁ…芸術家を夫とし、客観的にみると不思議なご夫婦だけど、ご本人たちはどこ吹く風なのが素敵。突然ドリフっぽくなったり、ゆるゆると鑑賞。

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.7

もう趣里さんが、すごく上手に現実と夢の間を平均台の上を歩くようにふらふらしていてほんとに素晴らしい。あの美しいスカートの色やスカートから覗くアキレス腱は目に見えるほんの一部で、複雑で伝えきれない深い自>>続きを読む

長いお別れ(2019年製作の映画)

3.6

自分だったら、あんなに明るく楽しみながら過ごせるのだろうか。たぶん、他人事として観ているからお父さんがあんなにチャーミングに感じたんだろうな…と、想像と切り離しきれず辛く感じる場面も多かった。家族同士>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

気持ちを上げたくて2度目の鑑賞。冒頭のシーンはもちろん大好きなのだけど、わたしはなぜこれほどこの映画に惹かれたのかと自問自答していたらもう、そもそも好きしかないのだが2人のデートが最高。そして、夢を叶>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

3.8

予想を上回る満足感。関わっているみなさんがほんとにキングダムという漫画・登場人物のことが大好きなんだろうなと。もう、スターウォーズを観ているみたいだった。吉沢亮と長澤まさみはもう宝物のような美しさ。

ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(2015年製作の映画)

3.0

鑑賞を通し、歴史を学ぶことができる。レコードが一番、その瞬間の音楽の素晴らしさを後世に伝えることができるのではないかと、彼のことを知るみなさんの愛情とともに感じる。でもできることなら、やはり目の前で聴>>続きを読む

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.4

人の持つエネルギーが自分の想像を超えると、もうそれはその人の魅力なのだろう。そんな人に出逢えることが既に幸せで、煌々と光を放つその人と自分も同じ世界で、と行動を起こすってすごい。全貌を理解しようとする>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.6

お話はとにかく辛くて辛くて、難しくない幸せすらどんどんすり抜けてゆくあの子にいいことがありますようにと祈り泣き、苦しんで鑑賞。限られた色調はまるで、あの子の感情を表しているかのよう。だけどカメラワーク>>続きを読む

オール・アイズ・オン・ミー(2017年製作の映画)

3.5

与えられた時間の少なさを濃度で補われたような彼の生き方を、淡々とではあるけど、彼の偉大な存在をきちんと伝えてくれた映画。映画館で観たかったなー。

検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.5

正義を私情が凌駕していくことを正当化する人間は、もはや救いを求めることすらしなくなるのか。登場人物全員が色のないグレーの世界を生きているようで息苦しさを感じながら鑑賞。あんなにまくし立てられたら泣くよ>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

観た今日は三月が終わる日なのだけど外は雪で、2人がクリスマスイブに間に合うようにと足早に家路につく様子と重なる。現代よりも色濃く我慢が必要な時代、それが普通になってしまったドクの脆い心の壁をまるで指1>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

とにかく高貴なこの時代の、ぐるぐるとした男性の身だしなみやアヒル遊びがくだらなく感じるほどの、女性陣の潜在的なやりとりをよく見せてくれた映画。いつの時代も女性の野心は魅力的。女王様のご病気の様子をどう>>続きを読む

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.3

見直し2度目の鑑賞。はじめに見た時も持っていかれて大好きな映画となり、今回も裏切りなく心から楽しんだ。愛がゆえの、とてもやりきれないお話だけれど。あの時広がった閉塞感はそのまま夢が叶う未来へ続くという>>続きを読む

焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

3.8

全方向に穏やかな時間の流れる家族などいないのだなと、知識不足のわたしが知らない時代の家族の物語。家族のメンバーが多いほどそれぞれの人生があり、すぐそこに幸せがあるとはとても言えない展開だけど、やはり生>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

やたらタンクトップでパフォーマンスをするスターというこれまでの概念を覆す奥行き。彼が人生を終えようとするころに産まれてしまったくやしさしかない。せめて彼と同じ時を過ごしたかった‼︎そう思う我々に彼らの>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

序盤のパッとしない彼からなぜか目が離せないのは、あまりに不安定で安易に近づけないからなのか。それにしたってあのデートはなしだ。なんて、案外穏やかな時間が流れる映画なのかなと思ったわたしですら、部屋での>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.9

たとえ声にして身近な人に言ってもわかってもらえないだろうなと思うこと、それはいつも心の中にしまっておく私自身の声。心の中をのぞかれているのかと思うほど鮮明で、あの子がイタイ子だなんで思えない。むしろ愛>>続きを読む

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

3.8

成功者となるための欲をなにも隠すことなく、むしろ明確て爽快ですらある。おいしい話ばかりではなく、犠牲にするものも多いけどそんなことくらいじゃへこたれないたくましさ。だけどどこか物悲しい。見応えのある展>>続きを読む

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