ヨシダレイカさんの映画レビュー・感想・評価

ヨシダレイカ

ヨシダレイカ

映画(36)
ドラマ(1)

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.9

たとえ声にして身近な人に言ってもわかってもらえないだろうなと思うこと、それはいつも心の中にしまっておく私自身の声。心の中をのぞかれているのかと思うほど鮮明で、あの子がイタイ子だなんで思えない。むしろ愛>>続きを読む

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

3.8

成功者となるための欲をなにも隠すことなく、むしろ明確て爽快ですらある。おいしい話ばかりではなく、犠牲にするものも多いけどそんなことくらいじゃへこたれないたくましさ。だけどどこか物悲しい。見応えのある展>>続きを読む

先生! 、、、好きになってもいいですか?(2017年製作の映画)

3.0

きれいな人間見たさに鑑賞。きれいすぎて割り切った気持ちで鑑賞。

さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.3

思いのほかどろどろの要素が強く、20代前半の若者の身の回りに起こるには特殊な出来事の連続。ただ彼の暮らす街並みは爽やかで、そこで暖かい家族の物語というバランスを保つ。それにしても色気よ。

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.8

日々面倒だと感じることは先延ばし、なんとなくごまかし過ごし、起こってしまった出来事は仕方なかったと割り切ったふりをするわたしはクメイルがとても身近に感じる。その分の返しがなにもあんなに一度に起こるのか>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.4

序盤は時代背景が難しく感じ気持ちが離れそう…と思い始めた中盤からぐいぐい引っ張ってくれる。揺るがない敵や時間との格闘は華やかでもちろん惹かれていくが、その背景にいる人々の決断までの葛藤が丁寧に描かれて>>続きを読む

嘘を愛する女(2018年製作の映画)

2.8

長澤まさみと高橋一生のお祭りすぎて、想像を超えてくれない物語が淡白に感じる。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

好評らしいとわかってはいたけど、決してみんなの意見に流されることなく観たくて情報を拒絶してようやく鑑賞。渾身のあのシーン、あー怖いかもと、けど消化しきれないけどなと、不思議な気持ちでいるわたしに、充分>>続きを読む

フジコ・ヘミングの時間(2017年製作の映画)

3.5

週の後半を頑張るための水曜に観るのにちょうどよく感じる彼女の力の抜け方や猫・犬の名前が最高だし、演奏はもちろん絵日記をみて彼女が好きになる。世界各地にある住まいも素敵で、おかげで年齢を重ねることに対す>>続きを読む

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.7

いつものハン・ソロはもちろん最高におしゃれで男前なのだけど、若い時のハン・ソロも負けてないなぁと。いいことばかりではないあの経験の積み重ねがあの男前を形作る一助となるんだよと、勇気をもらえるさわやかな>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

風や波や雨など自然の音とピアノの旋律が本当に尊く、目の前の時間を赴くままに過ごす彼らの背中を押していた。そしてすべてはこのためかと、有無を言わせない圧巻のエンドロール。

万引き家族(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

この監督のお話は幻想かもしれないけど夢はない。思っていたよりあの家族のなかに血縁者は皆無なのだけど、お互いを必要としている。お互いから教わったことを大切にしているし、本当の辛さを直感的にわかってくれる>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

あのギラギラした、汗や皮脂やタバコのにおいがしてくるような、映画館は空調バッチリだったのに湿った空気を感じるような、一貫した温度の高さ。随所の生々しい描写には終始ビクビクしていたが、やはり皆さんの広島>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ずっしりとした音楽が、何を持って正義なのか悪なのか、その判断や視点は正しいのかと悩む気持ちを煽る。主人公の面々には及ばないまでも、同じように苦しみを感じた気がした。アクリルに映る役所広司の表情は圧巻。

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.1

未知である宇宙人が絡むとなるとリアリティに限界があるのかなと。未知であるがゆえの怖さは感じた。

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.9

とても綺麗で多様な表現にも振り回されない出演陣がほんとに素敵で、夜に観るのにはぴったりだった。全員が個人ではとても不安定で、欠けてなんどもバランスが崩れそうになるけれど、不安定なことすら尊いと感じる。>>続きを読む

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ただでさえ家族のバランスとは危ういものなのに、少しスタートが複雑なあの家族に新たな家族が加わるという幸せが容易にバランスを崩す。それがわかるのは大人で、あの繊細な子にどう伝えれば良いか、と悩む父。反し>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

3.0

なんといっても女性みんなががたくましくって、すこぶる気分が良くなる。羨ましいくらいパワフル。しかし内容は起伏が感じられず少し残念。

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.2

やはりこの世界ではマイノリティは生きにくいのだろうな。自信を持って明確な目的のもとの行動だけど、やはり子供たちは社会的に未熟で、大人に課せられた責任は重いものだなと、どちらの立場でも考えてみたけど、現>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.1

メニーはゾンビさんなのか、虚像としてとらえていいのかという迷いを解決しないまま展開。ぶっ飛んでいる部分をとりあえず受け入れると、森の中でのバスやパーティの再現を含め2人のやりとりは微笑ましかった。が、>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.7

二時間という気分で臨んだところまさかの三時間で面食らう。
だけど終始ふんわりとしていて世界にひきこまれてゆく。こうだったらいいなという非現実的な理想と、そんなわけないよと残酷なまでの現実の背中合わせな
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

車の窓にぶつかる雨粒や、卵を茹でる沸騰したお湯の気泡など細部まで水の音や温度・触感を感じる。主人公が夜中に準備し仕事に出かけるためバスに乗りタイムカードを押すルーティンですら美しくうっとりする。さらに>>続きを読む

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.6

2人の雰囲気がとても良い。9割以上2人の放課後のおしゃべりで構成されているのだが、ずっと聞き続けていられる心地よさ。あと周りの人のキラーパス。あんなに毎日おしゃべりしてて、夏休みも遊んで、気まずくなっ>>続きを読む

ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

観始めて2回目に観ていると気づいたし、こういう結末だったらいいなという希望を叶えてくれる展開・結末。わたしが長女だからか兄さんに共感しがちなのは許していただくとして、何か力になりたいのだけど方法がわか>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

決して安易な行動ではないことはひしひしと伝わってくる。もう周りの人からどう思われるかとか、周りの人へ自分の行動が与える影響のこととかを考えることをやめたのだろう。たしかに、あんな人が近所にいたらすぐ怒>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.2

がちがちの、決められた理想を生きて欲しいとこのお母さんは願っているのかなと序盤は観ていたけど、そう見えるだけ。
自分が考えうる中で最善の方法を、みんなの手を借り息子のためにやってみる。みんなも不安なが
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.0

予想の範疇での展開。あまり驚きはせず、淡々とストーリーは進んでゆく。新しいチャレンジをするにはあのくらい破天荒な行動力と発想が必須だとは思ったが、なにせ家族がとにかく振り回されて辛い。ゾウさんでのお迎>>続きを読む

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.6

ああそうだそうだと随所でニヤニヤ。
17歳女子の世界は一般的に狭くて、あの子の世界は特に狭くて、バランスが崩れた時の対応はなかなか柔軟にできないものですよね。あんなに可愛らしくはないけれど、すこしアメ
>>続きを読む

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

後編はバリカンに持っていかれる。どうしてこんなに…と思うほど辛いのだけど、いつのまにかわたしも、あの2人の周りの人達の一部のような気持ちになっていた。だから2人の関係性が変わっていくのを見ていられなか>>続きを読む

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

3.2

熱量がすごい。運命は翻弄してくるけれど、生きて行くほかないのだからと、あれほどの情熱があるのだから生きて行けるのだと希望が持てた。希望は病気だと彼は言うけれど。カメラワークが好み。後編へ気持ちは高まる>>続きを読む

Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ピアノの調律は、正しい音のためにしていることではあるが、人類に合わせて強制した不自然なものという思想に脱帽。
自然と不自然、相対するもののなかで生きて行く私たちは、迷いの中にいて然るべきなのではないか
>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.6

彼はあのエネルギーを、暴力以外どこに向けたらいいのだろう。たとえ暴力という形であれ、溢れるエネルギーは魅力となり他者を引きつけるということ。そうして暴力は連鎖していくのかもしれない。決して架空の出来事>>続きを読む

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

2.1

同じ教室にあんなに素敵な人がいるのならそりゃあ授業中振り返ってばかりだし、走ってばかりだし、ためらいもなく海へ飛び込むでしょう。
人物含め美しい場面の連続で、点としてはよかった。展開・音楽の振り幅につ
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

2.0

どんなに立派なジェダイと言い伝えられていようとも、ルークはやはりルーク。
脆さのあるところも愛されるところなのでしょうね。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

2.3

街の喧騒や生活音の心地よさはよかった。
各々の人物像が希薄。