ななおさんの映画レビュー・感想・評価

ななお

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ホラーマニアvs5人のシリアルキラー(2020年製作の映画)

2.4

ホラーよりもコメディ要素の方が強く「B級ホラーが好きな皆さん、こういうのですよね?」的なセリフも挟むも全体的に詰めが甘い印象。シリアルキラー側のキャラが何人か被っている上 殺人描写に何かしらの捻りもな>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.3

評判通りプロレスファンでなくとも楽しめるし プロレスの知識があればより楽しめるのも確か。呪われている一家と言うより 父親によって呪縛に囚われた兄弟たちの闘いに思えて、それ故に兄弟間の結束や依存が強くな>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.2

寡黙なジジイが可愛いワンコと一緒にナチスを皆殺しにするというジャケット通りの内容。裏切る事も無ければ超える事も無かったが チャプター毎のタイトルも分かり易くテンポも良かったと思う。そうしないと話が成立>>続きを読む

インシディアス 赤い扉(2023年製作の映画)

1.8

シリーズ通して観たが これは中々の蛇足感があった。過去作のその後を描いて完結させる意味ではこれまでのモヤモヤを紐解きハッピーエンドへ…、という流れは理解出来るけど ホラーの要素も薄い(結局は過去作から>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.9

ミア・ゴスが出演すると分かった時点で観ることは決めていたが、Xシリーズのそれとは違うものの 狂気の表情と体を張った怪演はやはり期待通り。Xシリーズでは徐々に凶変していく姿が凄かったが、本作は日常生活を>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.8

古典的な"アメリカンジャパニーズ"を現代版にブラッシュアップした雰囲気。とは言え色々な見た目が新しくなっているだけで アメリカが描くであろう日本像は全くもってブレてない。有り得ない設定や背景含めてこれ>>続きを読む

悪魔の沼(1976年製作の映画)

3.0

雰囲気を出す為なのか終始赤い照明に包まれ かつBGMが不協和音で気味悪さはあった。どう考えてもそこには泊まらないだろうと思える 古く汚い人気ホテル。ホテルの主人も狂人ならば、そこを訪れる宿泊客も狂人が>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.0

神への信仰も強過ぎては自分の身を滅ぼす結果になるのだなという感想に尽きるが、全体を通して暗く陰鬱な雰囲気がまとわりつくので終始閉鎖的で薄気味悪い。テイストは良かったがとにかく画面も暗いので見難い。大き>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.9

難解との評判を聞いていたから構えていたけど 夢と現実が入り交じる事を分かった上で観るとそこまで難しくはないと感じた。どちらともの境界線がぼやけてるだけに、映画を観ている側としては夢見心地な90分となっ>>続きを読む

呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

2.8

ゾンビっちゃゾンビだけど、操りゾンビなので想像してたものとは微妙にテイストが違ってた。大量に押し寄せてくるシーンや後半のアクションは面白かったが、ストーリーは予測出来る範囲で ありきたりといった感じ。>>続きを読む

ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

2.8

偶然を装ってしつこく付き纏う女に嫌気が差して 多分これが2時間続いたら観るのを躊躇ったが90分も無いのでなんとなくで観た。スリラーとしては特に捻りのない設定で、結局あの女がどう関係して登場してきたのか>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.9

2時間半はさすがに長いと思ったけどパート分けしていたお陰かテンポは悪くなかった。ただパート1の金銭のやり取りは色んな意味でしつこかった。
船上でのキャプテンズディナーが中々の地獄絵図、且つ金持ち達の慌
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.7

タイムリープものの中でも定番という意味でお堅い設定だったと思う。過去に戻りやり直したい気持ちは十分理解出来るし やってしまうだろうけど、その小さな変化が未来を大きく変えてしまう事に気付いた頃には時すで>>続きを読む

シティーハンター(1993年製作の映画)

2.7

ジャッキー作品の中でも屈指の珍味作。カンフーアクションとジャパニーズカルチャーが融合し 何故そこを取り上げる?と思う変な所だけを抽出。とにかく合ってるで違和感ありまくりの効果音と小出しのギャグに耐えら>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.1

幻想と現実の境が分からなくなり ループしているような感覚にもなる不思議な視覚演出で話が進むにつれのめり込んでいった。
今で言うところの地下アイドルを執拗に追い回す度を超えたオタクというある意味分かりや
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

精神病棟内という狭い空間とは言え、規律と統制で抑圧され 自由という概念さえ奪っている世界から抜け出す為の物語。
詐病で転がり込んできたマクマーフィーが病院に対するレジスタンスを組んでいく過程が 徐々に
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我、邪で邪を制す(2023年製作の映画)

4.2

余命宣告を受けた指名手配犯が 最期に名を上げようとトップ3のうち自分を除く2人を抹殺しようとする、ある意味無敵の人なのだが、この行動を肯定すべきか 一石三鳥と取るか。ただ、犯罪者が犯罪者を狙い 殺すと>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.9

レオンを彷彿とさせる…という予告は大袈裟だったが、孤独ながらに愛を求めている陰の存在として大変魅力的な主人公だと思う。容姿のインパクトは強いが なにより台詞ひとつひとつの言い回しが嫌味無く丁寧で心地良>>続きを読む

7月4日に生まれて(1989年製作の映画)

4.0

戦争映画ではあるのだけれども 本筋は例え生き残ったとしても戦争によってもたらされる身体的·精神的な深い傷が一生を狂わす事、対立し合う思想が交わる事は無いのだろうと思わされる事など、帰還後のストーリーが>>続きを読む

四十四にして死屍死す(2023年製作の映画)

3.6

香港の不動産事情を知らないので マンション売買における資産価値が重要視されている事を映画を通して理解した。謎の全裸死体が自室の前で倒れていた事により事故物件を回避する為 死体隠蔽を図るブラックコメディ>>続きを読む

スターリングラード(1993年製作の映画)

3.8

WW2のドイツ視点での映画を初めて観て、ナチスやヒトラーを描く上でどうしても極悪非道に写りがちなドイツ軍を その内部から観るというのは新鮮だった。争い合う両軍の戦前というものは やはり政治に振り回され>>続きを読む

ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ(2014年製作の映画)

3.0

続編を先に観てしまった事もあり(そうとは知らず)、やはり邦題を付ける人に問題があるのでは?と思ってしまうセンスの無さ。ゾンビマックスと銘打っているが実はサイキック系なので若干の目新しさがあるのにタイト>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.3

かつて、無双し無敵で最強と言えばスティーブン・セガールだったのだけれども、その穴を埋める存在として 圧倒的な鉄拳を代名詞にポジションを確立したのがマ・ドンソクだと 個人的には思っている。
本作もシリー
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アウトフィット(2022年製作の映画)

4.4

オーダーメイドスーツを裁断する工程と同じ様に丁寧に練られた構成で 二転三転と驚く出来事が最後まで続く面白さ。ワンシチュエーションな上に 次へ次へと起きていく展開から目を離せなくて面白い状態のまま駆け抜>>続きを読む

五福星(1984年製作の映画)

3.5

40年も前の作品になるけどアクション・コメディ共に十分に面白かった。ジャッキーは脇役でサモハンが主役の構成だけれども2人ともカンフーアクションの見どころがあってキレッキレ。加えて、当時は相当お金掛けた>>続きを読む

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

ユダヤ人が迫害され凄惨な生活を強いられ それさえも奪われ ただ生き延びる事だけを考えて逃げ回る姿が徐々に重くなってくる。些細な言い掛かりを付けられ街中で殺されたり、何も聞かされず収容所送りにされたり、>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.9

分かりやすい構成で 何故そんなにも強い力を持った悪魔が居るのか簡単ながら納得出来る背景もあり、対決シーンも含め飽きずに楽しめた。さすが上級悪魔だからそんな事も出来るのか!と、超単純ながらありそうでなか>>続きを読む

サンダーアーム/龍兄虎弟(1986年製作の映画)

2.9

トレジャーハンターとしてのアドベンチャー要素満々の入口に対して、イマイチなコメディ要素と掛け合いで これって今何してるんだっけ?と思ってしまう時間が多々有った。(ストーリー自体は単調なので分かりやすい>>続きを読む

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.2

ウォッチリストに入れたまま2.18を迎えてしまい復習形式。
お告げを聞いたからそれを鵜呑みにしてトウモロコシ畑を球場に作り替えるという流れがあまりにスラスラと流れて逆にSF感を加速させた気がした。野球
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.5

結末こそ違えど タイトル含めボニー&クライドの女性バージョンといった感じ。少し頭が弱めで優柔不断なテルマが逃避行を続けるにつれて 台詞にあった通り狂っていく過程が一番の見所だと思う。ルイーズも同様なの>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.1

公開当時、ディカプリオの演技が話題でなんとなく頭に残っていたが 配信終了間際との事で視聴。軽い気持ちで観たけど 冒頭の戦闘シーン、グリズリーの襲撃はド迫力で そこからかなり惹き込まれた。
見入ってしま
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普通の人びと:彼らを駆り立てる狂気(2023年製作の映画)

3.3

ナチスの大量虐殺に関して その事実と共に何故そのような行動を起こす事になったのか?を、集団心理や教育過程にスポットを当てて紐解いたドキュメンタリー。この手の本はいくつか読んできたけど 殺人者がどんな人>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.3

設定自体は既視感あるし 飛び抜けた内容でも無かった気がするがクラシックで煌めいていた世界が徐々に歪んで見えてくる様は画面と反比例して気持ち悪さを増してくるので良かった。
結局 男達の押し付けるエゴは女
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ゾンビ・サステナブル(2021年製作の映画)

2.4

たぶん視聴順間違えた。どうやらゾンビマックスという前段があるらしい。どちらにしても邦題の付け方が分かり難いから単品として観てしまうにしても、説明不足の設定とストーリーだったと思う。
ゾンビのSDGs的
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

2.5

サメ映画の割には色んな闘いのバリエーションがあったと思うけど、ステイサムだから成り立つ場面と なんかえらい都合の良い解釈で進んでいくなぁというストーリーで良くも悪くも在り来り。なんなら巨大サメの存在自>>続きを読む

ワイルドカード(2014年製作の映画)

2.0

ステイサムだからそれなりのものは担保しているだろうと思っていたが予想よりも酷くて、途中で これは何を観させられているんだ…?と感じるレベルだった。カジノでの賭け額だけがデカくて、それ以外はスケールが小>>続きを読む

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