ななおさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ななお

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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

3.5

評判良かった分、少しハードル上げてしまってたかも。ストーリーはあって無いようなものなので それは置いといて、プロローグで夏の若者達がバカンス中に…という定番の流れかと思っていたら前フリで、本筋は家族構>>続きを読む

デモンズ(1985年製作の映画)

3.3

'80年代ホラーの良い味が出ていて デモンズに成り代わる瞬間の特殊メイクや演出が、思ってた以上に気持ち悪くて感心した。血を浴びながら座席を潜り抜けるシーンは洗車機を彷彿とさせるし 親友との大事なシーン>>続きを読む

スティルウォーター(2021年製作の映画)

4.0

娘が投獄されていると言うシリアスな導入に対して フランスの美しい街並みや情景と共に進むストーリー。淡々と展開しているように見えるのは マット・デイモンが醸し出す哀愁がある為で、静かに ただ緊張感もあり>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.4

劇場補正が掛かっているとは分かっていても面白かったし、冒頭にトムからのメッセージが流れてそこから掴まれた、今作も劇場で観て良かったと。
7作目となると過去作から知っている主要人物の登場や関係性があって
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.7

プルトニウムを奪還せよ、って分かり易いストーリーな筈なのに何故かチグハグで 所々中途半端に引っ掛かるって意味では前作よりテンポはやや悪かったように思う。それでもハチャメチャなアクションでねじ伏せて惹き>>続きを読む

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.0

初っ端からそこらのアクション映画のクライマックスみたいなシーンから始まったかと思えば、このクライマックス状態が最後まで続くスゴさ。しかもどのアクションシーンを切り取っても面白い。水中での作戦はこれまで>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.0

今やロシアが保有する核兵器なんてテーマ、センシティブで扱えないよなあと噛み締めつつ。レギュラー入りしたベンジー含め 今作はイーサン含め4人でミッション遂行するからチームの一体感もあって これまでとは違>>続きを読む

ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.9

どっちらけで纏まりが悪かった2と比べてアクションがド派手に振り切ったのでエンタメ性増してたと思う。インパクトのあるプロローグから お馴染みの顔マスク(ついに作成工程解禁)、潜入ミッションと掴みが十分な>>続きを読む

ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.5

スパイアクションの1と比べるとほぼアクションに振り切った内容。そう割り切って見れば面白くて、後半30分は現代の鉄馬に乗った呂布の如く無双するトム・クルーズが滅茶苦茶に強い上、有り得ないバイク捌きを魅せ>>続きを読む

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.7

最新作が気になるからシリーズ1作目から復習。分かり易い導入から始まり、静のスパイミッションと動の大胆アクションと緩急がありながらもどちらもハラハラする面白さ、ラストカットまで王道ストーリーだけれども裏>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

2.8

9歳,10歳とは言え"無垢"とか"無邪気"で片付けられる程の軽々しい好奇心では無かったような、むしろその年齢ならある程度の倫理観はあるのでは?(特に母親とのシーン)と思えてしまい、これを映画だからと子>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.2

扱っている題材と聞いていた評判からいつか観ようと思っていたけれども、想像以上に草彅剛の演技力が圧倒的で この人ホント凄いなと感動した。限られた選択肢の中でもがき生きていくトランスの境遇や 一度転げ落ち>>続きを読む

パッチギ!(2004年製作の映画)

3.3

初っ端のバス横転シーンから見もので、喧嘩シーン含め とにかく手が付けられない高校生たちで 現実離れしてるのがある意味 映画的。喧嘩のやり方も 鉄パイプや鉄下駄だったり コンクリートブロックだったり無茶>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

4.2

前作同様エンジン掛かるまでに時間が必要なものの 今作はパールが何故そうなってしまったのか?動機を描いている為説得力があった。それにしても前作を上回るミア・ゴスの怪演で ヒステリックな悲鳴や泣き声が脳裏>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.7

まあこればっかりは…長過ぎるとしか言い様がない!けれども デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシという豪華キャストを揃えたスコセッシの重厚なマフィアムービーは見応えがあった。単純にドンパチする訳では>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.7

前作から14年も経っているのに変わらないイザベル・ファーマンが単純に凄い。エピソード0と位置付けているだけあって、エスターになるまでの生い立ちや成人男性への執着についても語られつつ、ただ単に怖い存在が>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

2.7

ミステリー、サスペンスというジャンルより難解な大人向けのラブロマンスだった。そのつもりで観ていなかった事と 話が結構複雑で理解が追い付かないまま(事件の内容よりも 愛情表現的な意味合いで)終わってしま>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.4

アサヒ大瓶持って駆け上がる姿を見て これは最高 と確信した。
2分を繰り返す間にこれだけのドラマを展開出来るのかと感心したし 久し振りに映画を観て笑いのスイッチが入った。かと思えば、ややシリアスなシー
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ブルース・リー/死亡遊戯(1978年製作の映画)

3.2

ブルース・リーの遺作と知らず視聴。切って貼っての顔合成や何故かサングラス掛けたまま闘う場面ばかりで 尚且つ 意外とリーってやられるシーン多いし地味だなと観ていたが その辺りの違和感も納得。本人は五重の>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.8

些細な子どもの喧嘩の様に見えて 本質的には親・教師・周囲の大人・子どもたちの視点によってそれぞれ怪物と呼べる存在が居て、それは社会であったり 価値観であったり さり気ないひと言が当人達に重くのしかかっ>>続きを読む

フューリー(2014年製作の映画)

3.0

WW2を描いたものとしては 小隊をピンポイントに当ててるから 規模的な意味での派手さは控え目だった印象。それに加えて ある程度リアルなものの 戦闘シーン含め展開自体がフィクション強めで、アメリカって凄>>続きを読む

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.4

試合結果を知っていようが SNSで流れてきた裏話を聞こうが 選手の口から語られるもの程グッとくるものは無いので、野球ファン問わず観たら最高に楽しめるドキュメンタリーになっていた。
栗山英樹節のアウトと
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.2

全体的な構成は良かったと思うし盲目の主人公が謎を解き明かし犯人を探し出すストーリーは悪くなかったけど、とにかく設定の詰めが色々甘くて やや冷めながら見てしまった。警察学校首席とは言え 現役刑事を上回る>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

3.6

3時間半の長さと過去のデ・ニーロ 現在のアル・パチーノと二軸で語られる故に 集中力がやや途切れ途切れに…。
とは言え、過去のヴィトーが成り上がっていく物語と 全てを手にしたかと思われるマイケルが次々に
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.7

3時間は長丁場なものの どちらかと言えば推理要素の多いストーリーで悪くなかったと思う。ダークナイト程盛り上がった訳ではないけど じっくりじっとりと…と言った雰囲気と今回のヴィランの相性が良かったのかも>>続きを読む

ホステル3(2011年製作の映画)

3.0

「下半身が絡めば…友情は吹っ飛ぶ!」

これB級界の名言じゃなかろうか。
目を覆いたくなる程のグロも少ないけど Gが大量に吸い込まれるシーンはちょっと面白かった。お色気は過去より少なめ?なんか半端だ
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フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い(2005年製作の映画)

3.8

物語の導入からラストのオチまでかなり分かり易くて 且つそこまで頭使わず観れるものの 要所は盛り上げてて面白かった。母の死の原因ってのが 単純そうに見えて2捻りくらいあって謎を解き明かす要素もあれば、と>>続きを読む

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.4

期待してたよりもステイサムが大人しめでややガッカリ。勿論 チート的な強さである程度無双はするんだけれども、もう少しそういったアクションシーンが多い事を楽しみにしていたので…。
ストーリーとしては 悪く
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.4

阿部サダヲの淡々とした語り口調と表情の変わらなさが不気味で、若かりし頃の風貌が気持ち悪くて印象に残り易いのも良いポイントだったと思う。
序盤から痛々しい描写に加え、ちゃんと腱を切って…と妙に納得してし
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波紋(2023年製作の映画)

4.0

人間誰しも表と裏があって 表面上の綺麗事だけでは折り合い付けられない事実を突き付けると共に 新興宗教、原発、介護、障害者、孤独死、、、細かく言えばまだ有るけど これらのテーマを取り上げながらも笑いを起>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.7

家族から煙たがられ孤立している頑固ジジイって設定がクサイながらもイーストウッドにぴったりだった。過去に背負ったものと どう折り合いを付けるのか、人生の終わりが見えてきたそんな中で出会った毛嫌いしている>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.5

事前に情報入れてない方が楽しめる、当たり前だけど。
何ら関係の無さそうな軸と軸が 単純ながらも混乱させてくる違和感をキッカケに一気に交差し始めるのは中々感心した。事が展開するまで 割とじっくり進めてく
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オーメン(1976年製作の映画)

3.4

いわくつきのエピソードとレンタルのみという点もあり ややハードル上げてしまった感じ。エクソシストなんかとは違ったテイストで 悪魔を全面に出さないものの 不穏な音楽も相まって気味の悪さがよく出ていた。当>>続きを読む

アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.9

体感は2010年よりもっと前に公開してたイメージ。そのお陰か最終章までの名シーンがうろ覚えで ある意味新鮮さがあった。仁義なきシリーズは相関図を把握するまで大変だけど アウトレイジは抗争の火種から組同>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.7

最近よく見かけるのはリメイクされるから という事で納得。確かにそうしたくなる様なハラハラ展開で面白かった。ただ主人公のクソさ加減に途中スカッとしたと思いきや、意外な流れになると共にこのモヤモヤをどこに>>続きを読む

HANA-BI(1997年製作の映画)

4.3

儚い、とひと言では表せないような感情が押し寄せてくるラストカット。言葉数も少なく独特の間と空気が その時その時で緊張感や微笑ましさを出していて こんな日本映画は他に無いだろうなと思えた。スクラップ工場>>続きを読む