さいきパパさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

さいきパパ

さいきパパ

映画(939)
ドラマ(0)
アニメ(0)

超擬態人間(2018年製作の映画)

4.0

和製スラッシャームービーですね!
邦画ホラーのジメジメ感もありつつ、この監督は海外のホラー映画が好きなんだろうなと思わせるシーンがチラホラと観られる。
ミッドサマーのエッチシーンよりも体験したくないエ
>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.5

なにかモヤモヤが残る映画でした。
面白く無いわけでは無い。

第一章を見ている時は流石タランティーノ最高に面白い!と思っていたが、観ていくうちに何か不満があり、ラストは不満しかなかった。

勧善懲悪で
>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

5.0

序盤の殺人シーンが普通過ぎてタランティーノっぽくないなと思っていたら、最後はやっぱりタランティーノでした。

単純明快な復讐劇なんだが脚本が上手過ぎる。
キャスティングもお見事で
クソ野郎を演じさせれ
>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.2

最高にくだらない話。
タイトルがパルプフィクション(くだらない話)なんだから誉め言葉だね。
バラバラの話を強引にくっつけた手法もペーパーバックコミックのようで最高。
オープニングのレストランシーンでト
>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0

タランティーノって音楽と無駄話しでストーリーを進める天才だよね。
映画評論家の誰かが言ってたけど、ウォークマン世代の監督ならではの音楽の使い方が、それ以前の映画音楽の選択と違い当時は新しかったんだろう
>>続きを読む

マーターズ(2007年製作の映画)

4.0

とてもグロいと聞いていたので、なかなか観る勇気が出なかったのだが、やっと鑑賞。
かなり難解な映画であることは間違いない。
ジャンルもコロコロと変わるし、主人公も変わる。

ネタバレなしでこの映画を一言
>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.5

完全版とかディレクターズカット版というレビューを見かけるが本当にそうなのだろうか?
続編でもない。
何と言えばいいのだろう?

まず前作「この世界の片隅に」は映画として最高の作品であることは間違いない
>>続きを読む

ザ・ファン(1996年製作の映画)

4.0

この映画は有名なんだろうか?
恥ずかしながら初めて観た。

ロバート・デ・ニーロが怪演している映画と言えば「キングオブコメディ」や「タクシードライバー」が想い出されると思うが、両作よりも狂ったサイコパ
>>続きを読む

シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.0

実話を基にダークファンタジーに仕上げた作品。

残酷な事件を映画の力で鎮魂する意図は理解できるが、ギレルモ・デル・トロのパンズ・ラビリンスのように寓話化出来ていない。
寓話というより茶番で、私が殺され
>>続きを読む

誰のせいでもない(2015年製作の映画)

2.5

さっぱりわかりませんでした。
映画の内容ではなく、監督がしたいことがわからねー
イット・カムズ・アット・ナイトのように観客に不穏な緊張感を与える実験でもしたかったのかな??

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

3.5

かなり評価が高いので期待して鑑賞したが、脚本は素晴らしいが、映画としては上手くないかな…

とにかくわかりにくい。
説明台詞はもう少し減らして映像で見せて欲しい。
呼称は姓か名か統一して欲しい。
ラッ
>>続きを読む

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.8

日本の遊園地にはメリーゴーランドはあっても、 愛のトンネルは無いよね?
昔はあったのかな??

この映画のテーマと愛のトンネルが上手くマッチしていて
ロマンチックな雰囲気とスリリングな雰囲気が表裏一体
>>続きを読む

ミザリー(1990年製作の映画)

4.0

超久しぶりに再鑑賞。
2度目でも十分に怖い。

アカデミー賞を受賞したキャシーベイツの怪演ぶりに注目が、カメラワークも素晴らしい。
狂気の表現を画面構成で見事に表現している。

ワイングラスを倒すシー
>>続きを読む

インソムニア(2002年製作の映画)

3.5

ノーラン作品全部観たぞ!(^^)/

サイコサスペンス映画としてとても面白い。
しかしノーラン作品っぽくは無い。
どうやらノーラン作品の中で唯一ノーランが脚本に携わっていない、つまり雇われ監督の映画で
>>続きを読む

フォロウィング(1998年製作の映画)

4.0

TENET後に鑑賞。
残るノーラン作品は「INSOMNIA」のみ。

クリストファー・ノーランの映画が観たいけど難解なんでしょ?と思われている方にお勧めの映画ですね。

70分という短い時間で時系列を
>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

今の時代にふさわしいとは言えない文芸作品を、今の時代にふさわしい編集で古く感じさせない作品にリメイクしたところが素晴らしい。

画面設計が巧みで現在→過去→現在…と時系列が前後するのだが、画面を見るだ
>>続きを読む

ムーラン(2020年製作の映画)

4.8

皆さんのレビューが酷評の理由が理解し難い。
昔のアニメ版を観ていないので思い入れが無いからかも知れない。
確かにディズニーらしいダンスシーンやミュージカルシーンが無くシリアスなドラマとなっているので、
>>続きを読む

未知への飛行(1964年製作の映画)

4.0

「十二人の怒れる男」と比較されがちなシドニー・ルメット初期作品。
どちらも会話劇ではあるが「十二人の怒れる男」は12人の陪審員の会話と表情で表現されているのに対し、「未知への飛行」はソ連側の表情が見え
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

公開初日に観て来た。
ノーランらしい作品ですね。
内容を楽しむというより映像と音と時間を楽しむ感じ。
観終わってあーだこーだと語り合うことが楽しい映画かな?
まあ矛盾することも多いので深くは考えてはい
>>続きを読む

チェンジリング(2008年製作の映画)

4.0

実話というのが信じ難い。
100年前には人の心の痛みがわからない人間が本当にこんなに居たのか?
クリント・イーストウッドがこのことを映画として世に残さなければならないと思い製作した行動に拍手したい。

前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ面白い。
30年間設計している私が見ても納得できる内容。
しかし大手企業がこれだけ協力すれば、これだけの映画が作れるんだね。
これからもこういう協力が日本の映画の未来を決める気がする。

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.5

言葉だけはずっと残る
言葉は心だから
心は光だから

中川龍太郎は自身の心を映像として映画にしたのかな?

主人公にとってのお風呂屋と中川龍太郎にとっての映画監督はイコールなのだろう

終わりゆくノス
>>続きを読む

バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.5

消失系ミステリーのパイオニア的映画。
後の「フライトプラン」や「バニーレーク」に影響を与えたのかな?

人が消えてから主人公の精神状態を疑い始める
面白いのはそれぞれ嘘をつく理由が違うプロットが秀逸。
>>続きを読む

悪夢のエレベーター(2009年製作の映画)

3.5

こういう映画のジャンルを何と言えばいいんだろう?
ジャンルがどんどん変わるジェットコースター映画って感じかな?

単純に一本の映画として面白いし、見終わった後で考察するのも面白い。

本上まなみが演じ
>>続きを読む

キサラギ(2007年製作の映画)

4.0

ワンシュチュエーションのお見本のような映画。
エンドロールのオチは最高であると思う。(今の時代では不謹慎かも)
エンドロール後は確かに要らないかな…ちょっともったいない。

ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

4.5

実話とは知らずに鑑賞。

観終わってから思い返すと単純なスポ根サクセス伝記映画なのだが、最後の試合は想像していたものとは全く反対の結果でした。
つまりは脚本が観る者をうまくミスリードしていて、最後の試
>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.0

韓国映画の質の高さに脱帽。
韓国映画でウエスト・サイド・ストーリーやフラッシュダンスを見れるとは思わなかった。
作品はデイミアン・チャゼルの作品のように台詞ではなくダンスで表現するところが素晴らしい。
>>続きを読む

恐怖のメロディ(1971年製作の映画)

3.5

イーストウッド初監督作品がこういう映画だったとは知らなかった。
グラントリノとかのイメージが強すぎるのかな?

ストーカー女は怖い!というより、共感性と良心が欠如しているサイコパスに引っ掛かった男の受
>>続きを読む

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

4.0

マーティン・スコセッシ+ロバート・デ・ニーロということで「キング・オブ・コメディ」や「タクシードライバー」のようなサイコパス映画だと勝手に思っていたが少し違っていた。
ロバート・デ・ニーロ演じるケイデ
>>続きを読む

レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

4.0

やっとこさ鑑賞。
「レスラー」「ブラックスワン」「マザー!」に続いて4本目のダーレン・アロノフスキー作品。
初期の作品だけど撮影方法が独特でブラックスワンなどに通じる映像表現が面白かった。

薬物は怖
>>続きを読む

7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.0

笑って泣けて感情揺さぶられてコレは感動名作ですね。
ツッコミどころは満載なんだが上手くコメディーとして描いている。
強いて言えばイェスンが大人になって堀北真希が出てきたら拍手やったんやけどね…
なんか
>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.0

とても興味深いテーマを描いた寓話作品でした。
ラストカットが素晴らしく、このカットを撮るために作った映画なのかな?と思いけり。

生きている限りいつか死を迎える。
当たり前のことだが子供の頃はそんなこ
>>続きを読む

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.5

出演者が豪華すぎるんだが内容は評価し難いなぁ~

観ている途中コレってアドラー心理学の原因論の話を映画化してるのでは?と思った。

人間の行動は過去の経験など原因があり決定されるのではなく、自分の目的
>>続きを読む

スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

4.0

ホラー映画として観たら物足りないけど、ダークファンタジーとして観たら良作。
パンズラビリンスのようなデルトロっぽさがあるね。

以下若干ネタバレ含みますが…
濡れぎぬを着せられ殺された少女が、死後も伝
>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

全人類観るべき映画。

子役の演技が凄すぎる。
鑑賞中何度もドキュメンタリーを観ていると勘違いするほど。
フロリダプロジェクト超えたかな?

グリーンルーム(2015年製作の映画)

2.0

A24+アントンって事で楽しみにして鑑賞したが、コレはダメだ!

敵キャラが弱すぎる。
敵キャラがわかりにくい。
金髪誰なん?
武器に工夫無さ過ぎ。
ライヴハウス設定の意味なし。
犬出す意味もわからん
>>続きを読む