さいきパパさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

さいきパパ

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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

1930年のオリジナル版は未鑑賞。
95回アカデミー賞にて国際長編映画賞・美術賞・撮影賞・作曲賞を受賞とのことで興味が湧き鑑賞。
各賞を受賞した理由がよくわかる作品でした。

若者たちドイツの綺麗な街
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.5

タイムループものは出尽くした感があるが、日本人らしい面白いアプローチで仕上げた作品。
何度も繰り返すので仕事のスキルが上がる発想はアメリカではない気がする。
仕事仲間の団結力が上がっていくのも斬新。
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.5

とっても素敵な映画に出会った気分。
美しい映像+脳裏に焼き付く音楽+素晴らしいキャスト=完璧な映画

「ごはんって一人で食べるより、誰かと食べたほうが美味しいのよ…
友達でも家族でもない、でも孤独では
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.0

映画史上もっとも出来が悪い映画という評判を聞き鑑賞してみた。

確かに良いところが全く無い。

CGが小学生より酷い。

要するに“それ”に殺されることなく助かるには「ジャニーズ」に入らなければいけな
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モーガン プロトタイプ L-9(2016年製作の映画)

3.5

遺伝子操作によって人工的に作り出したヒューマノイドであるプロトタイプ L-9 モーガンの人間に怪我を負わせてしまったことによるリスクマネージメント調査からのお話。

とてもややこしいのがアンドロイド(
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.5

ナ・ホンジンが「哭声」の続編として構想し始めたことがきっかけに制作された作品。
「哭声」とテーマは違うが、考えさせられる映画でした。

仏教の戒めを守れなければ、破った分だけ自らにも同じ苦しみが返って
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

4.0

想像していた映画と全く違った。
いい意味で騙された。

俺のブタを返せ!という安っぽいキャッチコピーを見て、「ジョン・ウィック」のパクリかな? でもニコラス・ケイジがド派手なアクションするわけないし、
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.5

唯一無二・独自固有の「のん(能年玲奈)ワールド」
のんの破壊力・表現力が凄い。

ただ言い換えれば「のん」を超える男性の俳優が不在であることに邦画界の遺憾を感じる。
冒頭「男か女かはどっちでもいい」か
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アーカイヴ(2020年製作の映画)

4.0

ラストのオチは賛否両論かな?(私は好き)
観終わってから気が付いたんだけど日本人なら途中で気付く可能性ありw

まさかこんな映画で泣くとはw(褒めです)
J2(プロトタイプ2号)が表情が無いのに何故か
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.5

いかにもリュック・ベッソンらしい作品。
どんでん返しも面白かった。
時系列も巧く編集されていてさすがだと思った。

ただ個人的にサッシャ・ルスという女優(モデル)に魅力を感じない。
モデルであり殺し屋
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夜を走る(2021年製作の映画)

3.5

想像を超える展開が楽しめた。
ポスターアートからは想像できない「シャイニング」のように主人公が狂っていく様が面白く怖い。
まともな人が全く出てこない変な映画でした。

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

「喪失と再生のおとぎ話」って感じかな。

繊細で美しく余韻を楽しめる作品でした。

なぜこうなったか?の説明は一切ないので、観終わった後にゆっくり考えれる作品ですね。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

大人になりきれない薄っぺらい女の物語。
口先だけはやたら立派で意識が高くて嘘が多い性格。
でも薄っぺらで自分の考えが無い。

こういう人どこにでもいますよね。
どこにでもいる困った女を映像表現で巧く表
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

ネタバレにはならないように書くつもりですが、観ていない人は読まないで下さい。

「コーダ あいのうた」に感銘された方には刺さる映画だと思う。
「コーダ あいのうた」を絶賛出来なかった人にはダメなんじゃ
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ノンストップ(2019年製作の映画)

3.8

韓国映画は全てのジャンルで日本を超えちゃってますね…
日本が太刀打ち出来るのはアニメぐらいなのかな??

コメディ・アクション作品なのだが、伏線がお見事!どんでん返しも有り!
巧過ぎる脚本…特にモブキ
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.5

言葉にするのが非常に難しい。
放心状態になるほど素晴らしい。
黒澤明の「生きる」を観た時のような日常を切り取った作品。
おそらく水とか飛行機とか考察できるところがあるのだろうけど、どうでもいいかな?
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バビロン(2021年製作の映画)

2.0

映画「雨に唄えば」から「爽快さ」と「映画愛」を引いたような映画。

映画製作を描いた映画って映画好きが観れば絶賛するのが当たり前だと思うのだが、この映画は何がしたかったんだろ?

映画製作の過去をリア
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

船が転覆したら、人生も転覆するお話。
お下劣で不快なんだが、皮肉が効いていて面白い。
風刺画を動画にしたような作品。
無駄なシーンが多いのはわざとなのかな?30分ぐらい短くしたほうがいいような気がする
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

5.0

事前情報で難解でアイルランド内戦をメタファーとしていると聞いて鑑賞したのだが、これだけの情報を知っていてもわからなかった。
自分なりの考察を試みるも撃沈。

町山智浩と藤谷文子のアメTubeを自宅にて
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.0

思っていた以上にグロかったw
「君の名前で僕を呼んで」を期待していたら「サスペリア」だった… というより血まみれシャラメ映画でした。

「君の名前で僕を呼んで」「サスペリア」どちらも好きな映画なので、
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.0

パク・チャヌク作品ということでかなり期待していたのだが、モヤモヤしか残らなかったな…

「お譲さん」も「オールドボーイ」も「復讐者に憐れみを」も大好きなんだが、本作の主人公に感情移入出来なかったな…
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.8

MCU作品をドラマも含め全作観ているので、よくわからない使命感で鑑賞してきた。
新たなフェーズ5の始まりとして観なければいけない作品ではあると思う。

量子世界の描き方も面白かったけど、量子世界ってな
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ザ・マミー(2017年製作の映画)

4.0

不正、汚職、暴力、殺人… 渦巻くメキシコを舞台にしたダークファンタジー映画。

「ブラックフォン」と「パンズラビリンス」を足して「ボーダーライン」を掛けたような…

邦題が史上最悪に良くない!ミイラか
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.0

このような問題提起作品は数多く作られ、多くの人の目に届くことを願う反面、解決策は無く不甲斐なさを感じる。

またこのような作品の問題提起が間違って伝わらないかも懸念する。

あくまで想像だが若い子がこ
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レミニセンス(2021年製作の映画)

3.0

久々にSF作品が観たくなってセレクトしたのだが、SFなのか?
ブレードランナー的なものを期待していたが、クリストファー・ノーラン監督の「プレステージ」っぽかったな…

装置を使って記憶潜入(レミニセン
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ファントム・オブ・ジ・オープン 夢追う男(2021年製作の映画)

4.0

実話であることに驚き!ネットが普及しグローバル化されているのに知らないことも多いな~
終始泣ける心温まる作品でした。

モーリス・フリットクロフトのような偉人(奇人?)に拍手を送れる家族を含む人々が素
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

3.8

ディザスタームービー+ミリタリーアクションムービーって感じ。
だけどシリアスじゃなくコミカルな作りでとっても見やすい。

白頭山の大噴火を止めるミッションの中、誰と誰が闘っているのかが面白い。
中国と
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.8

とっともスタイリッシュな恋愛+友情ストーリー。

前半はウードの元カノを親友ボスと一緒に訪れ謝罪するロードムービー。

後半はネタバレになるから詳しくは書かないが、過去に戻ってボスのお話。

カセット
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.5

この映画を観ようと思ったきっかけは某映画評論家が現在のウクライナ情勢、特にロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻に怯まない理由を知るために観なさい!と言っていたのを聞いたのがきっかけ。

やっと観ること
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おやすみ オポチュニティ(2022年製作の映画)

4.0

NASAの火星探査機「オポチュニティ」が90日間の予定で火星に送られたものの、15年の長きにわたって任務を続けたドキュメンタリー映画。

プロデュースがスティーヴン・スピルバーグが設立した映画会社AM
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シーフォーミー(2021年製作の映画)

3.0

視覚障害者が主人公のクライムサスペンスが珍しくなくなってパターン化しつつあるが、主人公のキャラクタ設定が生意気で自信家設定なので面白かったな。
ただもう少しパラリンピックへの挑戦につながる伏線が欲しか
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声もなく(2020年製作の映画)

4.0

ポスターと同様にずっと色彩が美しい映画。

美しい色彩と反対に内容は重く暗い。だが色彩やコミカルなタッチで気楽に観れる。

「タクシードライバー」のように犯罪者である主人公に感情移入出来る素晴らしい演
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

2.0

某著名人が昨年の年間ベスト映画に選出されていたので、レンタル開始日を心待ちしにし鑑賞した。

正直なにも刺さらなかった。0点なのだが大沢一菜が素晴らしかったので2点とする。

「コーダ あいのうた」の
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

4.0

デンゼル・ワシントン、ラミ・マレック、ジャレッド・レトという3人のオスカー俳優が共演したクライムサスペンス。

何故にこんな豪華俳優の映画が劇場公開ではなく配信で観れるんだ?←が第一印象。

評価が結
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リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

3.5

原作コミックも邦画版も観鑑賞。
日本版も観てみたいがたぶん観ないかな??

とても美しい四季折々の景色と食事にほっこりした気分になった。

原作との違いはわからないけど、母親失踪理由や手紙を送ってきた
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.0

邦題の「あなたの名前を呼べたなら」はとっても素敵だと思う。

原題の「SIR(旦那様)」じゃ野暮ったいよね…

ありがちな格差間恋愛物語なので、インドが舞台のシンデレラストーリーなのかな?と思いながら
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