あきらさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

あきら

あきら

映画(454)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.3

雄大です。
荘厳です。
美しいです。

この「世界にただひとり」な感覚、
この先 味わうことがあるとしたら、
どれほどの至福だろう。

たださ、このハウスレスっての、
アメリカに生きるアメリカ人だから
>>続きを読む

ガッジョ・ディーロ(1997年製作の映画)

4.0

音楽と共にあり
恋と共に生きる。

うるさくてやらしいじいさんとか、
頭からお花かぶって湯浴み?する少女たちとか、
若いカップルの直接的なのに愛らしい睦言とか。

とにかく存在そのもの濃いというか、
>>続きを読む

スペル(2009年製作の映画)

3.0

グロいのも怖いのも平気だけど、
汚いのはやだなぁ… 

ばあさん逆恨みもいいとこだけど、
コメディなんだな。


しかしながら、ロマの人のこういうイメージ
ちょっと気の毒……

ムカデ人間2(2011年製作の映画)

2.0

これはダメ。
これは好きじゃない。

品がない。
美意識もない。

いや、このテの映画に品格が必要かはさておき、
許せない方の醜悪さ。


キチガイっぷりはそりゃたいしたものかもしれないけど、
なんか
>>続きを読む

ムカデ人間(2009年製作の映画)

4.0

好き。

タイトルと前評判からして
映画として もっととっちらかった感じかと恐れていましたが、
思ったより全然マトモ!

グロ描写も控えめというか、品良く(?)まとまってるし。
タイトル以上の何かがあ
>>続きを読む

私が、生きる肌(2011年製作の映画)

4.2

常々性犯罪者など「同じ目にあえばいい!」と思ってるけど……
そうきたか!

この発想はなかった。
さすがです。

でもあれ厳密には強姦じゃなくね?
とかは置いといて、
結局このおっさんが、自分のやって
>>続きを読む

トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

2.0

これだめ……

これは無理…………

いかに純粋に見えても、どれほど献身的であろうとも、リアル肉体に突っ込んでしまえばただの性的加害だわふざけんな。


といいますか、相手の内面の部分をきれいさっぱり
>>続きを読む

アンナと過ごした4日間(2008年製作の映画)

4.0

歪んだ愛情映画は数あれど、気持ち悪さピカイチでしたね。
面白かったけど。 

この手の変態ストーカーを純愛ととらえるかどうかは、男女で評価が分かれるのかも。
私的には触れたらアウトだと思いますよ。
>>続きを読む

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

4.0

毎月10日に贈る花が、白いトルコキキョウ、青いリンドウ、なんでいつも寒色の単種なんだろう。
どこか辛気臭い、ある意味でお葬式みたいな。

DV旦那がほんとクソいんだけども、そのループに嵌まり込んだら離
>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.9

「ここで人を待ってる」
「誰のことを?」
「覚えてない」

なんという…………
何から何まで、エモエモのエモですよ。

顔も、名前も、記憶も、意味さえも、
遠くなって尚、想いだけが残像みたいに残ってる
>>続きを読む

シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

うっかり元ネタを知ってしまってたので、わりと最初の方から滂沱やむなし……

だってあんなに美しく聡明な少年がよ?
何も悪くないのに!

くそおやじやクソマフィアがどうなったのかは知らないのですが、ほん
>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

4.2

泣いた…
しこたま泣いた……

こんな理不尽かつ悍しい状況下で、人間性を失わなかったジョイちゃんママの強さときたら……
いや、強いとか優しい賢いとかそんな単純な言葉ではとても言い表せないけどさ。
だっ
>>続きを読む

サラエボの花(2006年製作の映画)

4.3

直接描写は一切ないのに、確実に紛争の傷跡が横たわっている。
この行き場のない憤りは、どうすればいいのだろうね……

戦争と紛争の違いはあれど、明確な暴力であることに大差はなくて、最終的に傷つくのはいつ
>>続きを読む

ナヌムの家(1995年製作の映画)

4.0

今もしきりに耳にする慰安婦問題。

横領がどうとか補償金がどうしたこうしたはとりあえず置いといて、この映画で「慰安婦」と呼ばれる女性がいたことを知った。
そもそも「慰安婦」なんてシステムが存在したこと
>>続きを読む

第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

4.5

なんでこの世界は、こうも女に酷いのでしょうね。

透明感が充ちる情景の美しさは、桃源郷もかくやと。
水、光、緑、花、上等の絹と、女性たちの瑞々しさ。

破瓜のシーンでお蚕さんを挟むことで、まるで芋虫に
>>続きを読む

パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.0

インド映画なわりに歌と踊りが唐突じゃなかった!
インド映画もどんどん洗練されているのね〜〜〜

素直に、本当いい映画。
男尊女卑がひどい国とは聞いていたけれど、女性の生理がこんなに最近までこんな扱い受
>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.5

ヒースすげぇ…
とにかくヒースがすごい……
これこそジョーカーって感じすよ。

バットマンはさ、ダークヒーローという位置づけですが、本人のスペックよりも技術力と資金力、あとひたすら部下が有能だからこそ
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.1

ホアキンすごい!!!
とにかくホアキンがすごい!!!
だがホアキンがすごすぎて、ホアキン頼みすぎない?

捻りがないというか、期待どおりだけど期待以上ではなかったんだよな……

ジョーカーがとにかく弱
>>続きを読む

わらの犬(1971年製作の映画)

4.5

も〜〜~~~~イライラします!!!!

平和主義者という名の臆病な夫 
馬鹿で軽率な妻 
野卑で閉鎖的で田舎者な隣人たち
どいつこいつもみんな!!!

誰にも感情移入できないし、こことここがそう噛み合
>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.2

言わずと知れた超有名作品。
『ジョーカー』が盛大に盛り上がった後に、再見しました。

このポスター、ほんとにいろんなとこで見たな~~~
このモヒカンのトラヴィスってファッション含め、かっこよさとダサさ
>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

これはすごい!!!

パッケージデザインや副題のダサさといい、ポップでいかにも韓流な大仰メロドラマかと、ちょっと甘く見てました。すみません……

人間小さくて、カネカネカネカネ卑しいこのおっさんどうも
>>続きを読む

光州5・18(2007年製作の映画)

3.8

あれ?コメディタッチなの?とか思いきや……
言葉がない。

へっちゃらで非武装市民に銃を向けたんや……
こんなことが本当にあったんや……

軍隊というものの是非はともかくとしても、曲がりなりにも自国民
>>続きを読む

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.0

壮絶……

韓国の民主化って実はけっこう最近なんだよな…
自分にもっと歴史の知識が必要なのをヒシヒシ感じているけど、それでもわかりやすく、しかも映画的エンタメ性まで盛り込んで、とにかくうまく作ってある
>>続きを読む

トンネル 闇に鎖(とざ)された男(2016年製作の映画)

4.2

マスコミやお偉方がダメダメのは、どこの国も一緒なんですね…
こいつら全員クソだなと思ったことを、そのまま言うてくださってます。

それにしてもこの人ほんとすごい。
この極限状態で人間性も理性も希望も手
>>続きを読む

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年製作の映画)

4.0

やっぱエンタメとしてよく出来てるなって思います。
さりげに砂の器だし。

まだ未完成だったお台場とか、初期のネット犯罪の感じとか、時代だな〜って懐かしくなりますけど、〝組織〟ってものの在り方は時代が変
>>続きを読む

踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

4.0

もう私の中ではキョンキョン=怖い。なイメージができあがっているのですが、それってなんでだろう?と考えたら、たぶんこの作品からです。
これ以降、何見てもどこかでサイコみを感じてしまいますね。
レクター博
>>続きを読む

空中庭園(2005年製作の映画)

3.0

こんな〝家族〟いや……
もうなんか生理的にいや……

みんな狂ってんのかと思ったら、キョンキョンだけだったわけですが、毒親の連鎖ってどうにかなんないものなんですかね?
血族って呪いだなってつくづく思う
>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.3

これは本当に衝撃でしたね。

パンチラで、宗教で、女囚さそりで、ゆらゆら帝国で、そして家族です。

で、安定の血みどろで、変態で、やっぱり愛でした。


とにかく熱量がすさまじい!
みんな振り切れた演
>>続きを読む

淵に立つ(2016年製作の映画)

4.0

色々問題はあれど概ね衣食住整った現代日本で、古来からある仏教や神道じゃなく、現代人用にカスタマイズされた信仰宗教でもなく、あえてキリスト教に心酔するってどういうことなんだろう?

キリスト教の教義の是
>>続きを読む

キング 罪の王(2005年製作の映画)

4.0

復讐って、執着なんですよね。

ガエルくんが淡々と外道ですが、淡々としてればしてるほどその底に彼の哀しみを思ってしまう。
この雰囲気を出せるって、やっぱりすごい役者だなと思います。
何より顔がいい!
>>続きを読む

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.8

ああこの人赤ちゃんだ。

サイコパスだとか悪魔だとか、いろんな比喩を目にしたけれども、なにげにどれもしっくりきてなくて…

ぽっこりおなかに白ブリーフ、天使の巻き毛にふっくら唇。
これはただの赤ちゃん
>>続きを読む

テキサス・チェーンソー ビギニング(2006年製作の映画)

3.8

「ビギニング」とあるからして、「少年は如何にしてレザーフェイスに成ったのか」みたいなとこを期待したのですが、ああそれ知ってた…な内容でしたね。

ってか レザーフェイスって、けっこう下っ端のパシリポジ
>>続きを読む

テキサス・チェーンソー(2003年製作の映画)

3.8

まぁリメイクだしね〜
と、少々なめてかかってしまいましたが、けっこうよかった。

ちゃんとキモチワルイし。
扉がバーンと開いて、チェーンソー持ったレザーフェイスが出てくるとこはさすがに印象的。
旧作へ
>>続きを読む

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.8

久しぶりに見てみたけど、やっぱりイかれてるな……(感心)

星の数ほどあるホラーの中でもただグロい、ただ怖い、ただエグい、ってだけならこの作品よりも過剰な表現はいくらでも作られてるだろうってのは知って
>>続きを読む

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

4.0

なんといっても全裸チェーンソーのインパクト!!!
笑っちゃイカンと思ってたけど、いいの…か?

しかしこれは騙された。
雑い殺し方だな〜などと思ってたら、なるほどそういうことか。なるほどなるほど。
>>続きを読む

フィルス(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

マカヴォイさんの悪徳刑事が出世のために同僚を陥れたりしますが、やり方がまぁ下品で低俗ね。
そして同僚もだいたいクズいのね。

トイレで落書きして騒いでみたり(マッチポンプ)、tnkコピーにいたっては中
>>続きを読む