夢一路さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

夢一路

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BOX 袴田事件 命とは(2010年製作の映画)

4.6

人が人を裁く、ということ。
それは、あらゆるものがこんなにも発展した現代社会においても、
簡単に方程式化できない、深くて難しい問題です。
「疑わしきは罰せず」という原理原則は、
時として悪条件が重なっ
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スティーヴン・キング ファミリー・シークレット(2014年製作の映画)

2.4

スティーブンキングの世界観は、ある種
独特で、ホラーサスペンスの分野では、
群を抜いて好きです。原作のイメージと少しズレるというか…、まぁ勝手なイメージなんで仕方ないですが、映像化すると監督によっても
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ファイ 悪魔に育てられた少年(2013年製作の映画)

3.7

衝撃的で、破壊的で、破滅的な話。
サブタイトルから、ある程度想像できてしまうのかなぁ…と思いつつチョイスしたけど、あまりの衝撃に圧倒されっぱなし。
逆説的に考えたら、儒教の国、韓国の人たちだからこそ、
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聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-(2011年製作の映画)

4.5

北朝鮮が世界平和の足並みを崩している今、トランプ大統領の発言でこの一触即発の状態を、山本五十六さんをはじめ、散っていった先人たちは、どう思っているだろうか。
日独伊三国同盟から開戦に至るまでの過程が
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レオニー(2010年製作の映画)

2.9

イサム ノグチ。。。
建築デザイナーとか彫刻家として、名前は耳にしたり、
雑誌で作品を見たりしたことはあったが、こんなにも波乱万丈な環境がその背景にあったとは驚きました。
その母、レオニーの一生にスポ
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さよなら渓谷(2013年製作の映画)

2.6

レイプ事件の加害者と被害者が再会し、一緒に生活を始め、しだいに惹かれあっていくのか、いかないのか、幸せになれるのか、なれないのか…。男として、女として、さらには人間としての心理の奥深い部分をえぐり取っ>>続きを読む

母と暮せば(2015年製作の映画)

3.7

とても切ない気持ちになった。原爆の悲惨さをメインに描いた作品とは一線を画している。むしろ、人の一生と親子愛、家族愛というものを、戦後復興期の時代背景のなかで描いてあることで、現在の社会では忘れてしまっ>>続きを読む

さよならドビュッシー(2013年製作の映画)

2.3

二回も寝てしまった。。。
ミステリーとかサスペンスで、
眠くなるってどうなん( ^ω^)・・・
まぁ、私の体調のせいという事にしておきましょう。

ただただ期待外れだったけど、ロケ地が知ってる場所なの
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板尾創路の脱獄王(2009年製作の映画)

4.0

見方によって、コメディにも心理サスペンスにも、はたまた奥深いヒューマンドラマにも思える、さすが板尾創路の世界感は一味違うなぁと感じた。なんだかんだ最後はちゃんとオチがある点と、ロケ地が明治村ということ>>続きを読む

バースデーカード(2016年製作の映画)

4.0

事前に話の内容は知っていたので、ドラマ感満載の御涙頂戴的な作品かと思ったら、全く違ってた。
飾らず、気取らず、自然体で、すごくリアリティにこだわって表現されているので、
ドラマの世界を外から見ている感
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第三種接近遭遇 クローズ・エンカウンター(2006年製作の映画)

2.0

評価の低い作品に、あえて挑んでみた。
前評判が良くて、観てガッカリの作品よりは随分マシだと思う。チープな感じは否めませんけど(笑)
UFOやら宇宙人の存在を国家ぐるみで隠していて、一般ピーポーが見てし
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僕と妻の1778の物語(2010年製作の映画)

2.4

癌の宣告を受けてからの余命をどう過ごすか…。このテーマは映画に関わらず色んなところで扱われるけど、この作品は少し異色と言って良いかも。
最近、涙もろい私でも、泣けはしなかった。むしろ、草彅演じる主人公
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Uターン(1997年製作の映画)

3.3

いろんなおかずがてんこ盛りの弁当みたいな作品。一応はサスペンスのジャンルなんだろうけど、BGMといい、カメラワークといい、独特な感じ。
結局のところ、人生ツイてないやつは、どこまでいってもツイてないっ
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ブラッド・アウト(2011年製作の映画)

2.2

この手のストーリーなら、日本のやくざ映画のほうが直接的に響くものがあるかな。。。
パターンがねぇ・・、もう少しひねってほしい。
正直、物足りなかった。

キング 罪の王(2005年製作の映画)

3.0

序盤、若気の至りによるところの、恋は盲目的な展開に、日本の2時間ドラマや、韓流ドラマによくあるパターンかと思いきや、人が誰しも持つ煩悩と、宗教との関わりを、実に多面的にかつ批判的に描かれていて、結局の>>続きを読む

マシンガン・パニッシャー(2007年製作の映画)

2.2

殺し屋がボスに対して復讐するという、まぁよくあるパターンの話。主人公の殺し屋は、何故かひと言も言葉を発しない、その代わりに解説のようなナレーションがやたらと入り込んでくる。そういう意味では、ちょっと異>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.1

目の不自由な人の家にドロボーに入るとは、許せんガキどもだなぁ、なんて思ったが、じきにどっちが良いのか悪いのか、どっちもどっちで、なんじゃこりゃって、道徳観念を狂わされるや否や、要所要所で小気味よい工夫>>続きを読む

シャークアタック(1999年製作の映画)

3.7

いわゆる「ジョーズ」みたいなパニック映画を想像していたら、良い意味で見事に裏切られた。私利私欲にまみれたヤツらの為に犠牲者が出る点は、人喰いザメを題材にする以上は外せないのか、この作品も例外ではないが>>続きを読む

プロジェクトV(バイオント) 史上最悪のダム災害(2001年製作の映画)

3.7

1960年代にイタリアで実際に起きた大惨事を映画化。電力の安定供給と、人々の豊かな暮らしの為にはダム建設は必須という時代背景だが、政治と金(利権)と学者(机上論)の対立は、今の時代と何ら変わりないと感>>続きを読む

コロニア(2015年製作の映画)

3.1

史実に基づいた作品。といってもそんなに遠い昔ではない、つい最近と言っても過言でないのに、信じられないような世界。
恥ずかしながら、こういう映画を観なかったら、この先も知らずに過ごしていたと思うと、日本
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私の愛、私のそばに(2009年製作の映画)

3.0

はじめは、いかにもお涙頂戴的な、この種の映画ではありがちなシチュエーションで、どこかで観たことあるような感があって、たびたび睡魔に襲われた。しかし、終盤はいわゆる「脳死」を扱う部分もあり、ありがちな、>>続きを読む

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

3.7

夢を持つこと、夢を追うこと、夢を諦めないこと、そして、夢を実現させること、そんなエネルギーは年齢を重ねることに反比例して自然消滅的に忘れ去られていく。
それは、ある意味、現実的で、人生というのはそれが
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お早よう(1959年製作の映画)

2.6

戦後の経済成長を経て、徐々に豊かになり始めた頃の、古き良き日本の人間模様。
子供達がおでこを押し合って「屁」をこくシーンが何回も出てくるけど、これも監督のこだわり⁉︎(笑)一台のテレビが家庭にやってく
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.6

あまりにも激しく、怒りのバイオレンスに、のどがカラっからになってしまった。映画を観ているこっちが、もう勘弁してやってもいいじゃん!ってくらいの目を塞ぎたくなるシーン。。。
それでも、犯罪被害者側からし
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ダイナソー・キングダム(2012年製作の映画)

2.5

小学校高学年くらいのお子ちゃま向きですわ(笑)
太古の地球における生物の営みがよくわかります。

WINDS OF GOD ウィンズ・オブ・ゴッド(1995年製作の映画)

3.0

特攻を題材にした作品としては、類を見ない独特なタッチで、タイムスリップという内容がシリアスな史実と上手く融合した感じ。ただ、どうしても舞台色が強くなってしまうのは、故 今井雅之氏の想いを乗せた力演によ>>続きを読む

オータム・イン・ニューヨーク(2000年製作の映画)

2.0

リチャードギア演ずる主人公は、金持ちでダンディで、おまけにプレイボーイのオジさん。自分の娘ほどの若い女性との恋物語なのだけれど、この女性は余命いくばくも無い。。。こんなゲスな展開はあり得ない。だいたい>>続きを読む

海にかかる霧(2014年製作の映画)

3.3

個人的にはラストに不満が残る。だけど、なんでこんなにも韓国映画は見入ってしまって、ひと時の睡魔にも襲われずに鑑賞できるのか考えてみたら、何となく答えが見えた。
BGMの使い方だなって(笑)
むごたらし
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.1

細かい部分の設定はさておき、この発想は凄い‼︎
よくまぁ、こんなん思いつくなぁ。。。って感じの作品。人間社会の縮図が、列車という乗り物で表現出来ている。
60分を過ぎる辺りから徐々に面白く感じた。つ
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サウルの息子(2015年製作の映画)

3.0

実に重苦しい内容。しばらくの間なんとも言えない余韻につつまれた。ゾンダーコマンドという存在を知らなかった。最後のシーンで現れる子供。。。ここにこの映画のメッセージを感じた。

ファイヤーウォール(2006年製作の映画)

4.1

近代的デジタル銀行強盗、サイバー犯罪に狙われた銀行の、ITセキュリティに携わる人が‥‥家族まで‥‥。悪党どもに立ち向かうのもやはりコンピュータ知識とIT技術を駆使して追い詰めるが。。。愛するものを守る>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.5

180分。。。。う〜ん、少々長い気もするが‥‥。初めのうちは、監督のナルシシズムな映像を見せつけられている様な感もあったけど、ネットに依存しがちで利便性ばかりを求める現代社会の闇?光と陰?を独特なタッ>>続きを読む

ハートに火をつけて(1989年製作の映画)

3.7

マフィアに狙われる羽目になった女と、マフィアに雇われた殺し屋との逃避行。非現実的な部分がいくつもあり、ツッコミたくなるが、もはやファンタジーすら感じる内容は、ストーリーの背景とのバランスで、とてもよい>>続きを読む

完全なる報復(2009年製作の映画)

5.0

「司法取引」それは裁判において、被告人と検察官が取引をし、被告人が罪を認めるか、あるいは共犯者を法廷で告発する、あるいは捜査に協力することで、求刑の軽減、またはいくつかの罪状の取り下げを行うこと。 そ>>続きを読む

ファントム 開戦前夜(2012年製作の映画)

2.7

軍事オタクにはたまらん映画かも。史実に基づいた作品らしいけど、冷戦時にこんなことあったとは恐ろしい限り。
当時の時代背景や旧ソ連事情を知らないと、ちょっとね…。

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

3.6

まぁ普通の復讐劇なのかと思いきや、途中どちらが正義なのか解らなくなる感じに、逆にある種の興奮を覚えた。法と秩序を守る側の立場に則って生きている人もまた、煩悩を持つ人間であり、そのグレーゾーンを見事に表>>続きを読む