四郎兼定さんの映画レビュー・感想・評価

四郎兼定

四郎兼定

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怪異談 生きてゐる小平次(1982年製作の映画)

3.5

殺された役者小平次が、本当の幽霊なのか幽霊の演技をする生きている小平次なのか分からない。
「地獄」もそうだけど主人公の心の弱さが怪談をつくってる感じ。賽の河原や水子のテーマもまんま引き継がれてる。台詞
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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

4.0

アガペは満ち足りる愛、エロスは手に入らない愛だ、と越知保夫「好色と花」で読んだのを思い出した。

始終「なんだよ笑」だったけど、おもしろい。こいつヒモじゃんと思ったけど客の子どものために踊りだすシーン
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

5.0

結局食べ物って油で揚げて塩つけたら最高にうまいみたいな感覚。これズルだろ。
星5です。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

映画らしい映画、ピュア。そのピュアさへの苛立ちもわかる。
監督の「役所広司ならこれで画が持つだろう」という自信がすごい。登場人物がみんな妖精のようで、生活や所作が美しいながらも、どこかにせっぽいと思っ
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千年女優(2001年製作の映画)

3.5

月面のシーンいいなー。
侘び寂びのような引きの場面はなく、ドラマチックのエンジンべた踏みで話が進んでいった。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.2

死んだあと、誰か1人でもその人のこと覚えてたらその人の自意識はまだ生きてる。肉体として目に映らないだけで会話できるし一緒に踊れる。悲しみにはそういう力がある。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

5.0

あの武器で口裂女ぶん殴るシーンで爆笑した記憶
お前由来ちゃうんかい

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

5.0

ありがとう。みんなで白石監督にありがとうって言いに行こう。

カルト(2012年製作の映画)

4.0

キャラ萌えの『力』で一作撮れる、ということを証明してる

来る(2018年製作の映画)

3.0

最初から岡田准一視点でいって120分除霊シーンに回して良い。黒木華と妻夫木聡は演技がうますぎるので、数分立ってるだけで説明なくてもどんな問題を孕んでる人間か分かるから。

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.7

手仕事が凄すぎて、物語よりも制作状況どんなんだったんだろの想像が止まらなかった。

もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

意味わからんくらいよかったな。てかもし金ローで観てたらこの映画の合間にCMという邪魔が入ることに発狂するかも。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

この映画を見てなにか言語化できたとしても、ほんとにそれは言葉でしかない

復讐 THE REVENGE 消えない傷痕(1997年製作の映画)

5.0

「将棋やるか?やらねえか やってもしょうがねえよな」

復讐 THE REVENGE 運命の訪問者(1997年製作の映画)

3.9

友達なら防弾チョッキ脱ぐんじゃなくて一緒に殺しにいけ

怪物(2023年製作の映画)

-

画と曲が綺麗すぎる事が、話の理解を阻んでる感じがした。
坂本龍一の旋律が美しいせいで、あらゆる物事が綺麗なものとして頭に流れ込んできてしまう恐ろしさ。

こんなに綺麗に撮らなきゃ、このテーマは成り立た
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GONIN(1995年製作の映画)

3.6

かずまっ!かずまーーー!!!からの笑いながらパトカー虐める武で声出して笑った

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.0

良いな〜。
超然としてる。やっぱ北野武って王のソウル持ってるわ

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

5.0


ハネケだけがこの地上で最も正しく厳しい。ハネケだけがこれを撮る資格がある。
冒頭5分、登場人物がクラシックのカセットを止めても映画としてのBGMが流れたままというメタがエグすぎる。この時点で三人とも
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.5

ミロスフォアマン地獄から生き返ってあと10本は撮ってくれ

夏の庭 The Friends(1994年製作の映画)

5.0


「時々考えるんや。みんながもっとうまくいく仕組みがあるんちゃうかって」