王道も王道のラブコメファンタジー。出来すぎた話とはいえ、これぐらいマジカルなのが一番いいな。
せかせかすぎるガールとのろのろすぎるボーイ。ゆるい作りかと思えば、中盤の焦点移動を挟んで、結構な数の伏線>>続きを読む
イキリ若手写真家の不条理なスタンド・バイ・ミー。のんきに「ナイスですねぇ!」とかゆうてた冒頭が懐かしい。
白塗り、トランシーバー、プロペラ、静止した観客、ジェフ・ベックの折れたネック。コルタサル原作>>続きを読む
ポップな恋愛オムニバスとの噂で臨んだら、一話目の主人公が完全に死んだ目しててかなりよかった。
どれもカラッとサクサクに揚がった話だが、やはり1つ目がよかった。アメリカには透明人間がたくさんいるらしい>>続きを読む
やりきれない話だった。どう見ても、絞め殺されてかわいそうでしたとか、お店潰されてかわいそうでした、なんて話ではない。
仕事もなくぷらぷらした奇人変人ブラザーたちのどうでもよすぎる会話が7割を占めるが>>続きを読む
ポン・ジュノだけ真面目に頑張ってギリ及第点、という救いようのないオムニバス。
ミシェル・ゴンドリーはセリフ回しがきしょ過ぎて話どころじゃない。
カラックスのそれは『ホーリー・モーターズ』の元ネタを知る>>続きを読む
映画館で働いてたころ、売ったり案内したりもぎったりしまくった作品。ラストシーンだけめちゃめちゃ知ってる、という奇妙な鑑賞姿勢で見た。
「過去と向き合わない」という選択肢も認めた上で、選択肢間の価値評>>続きを読む
おじいちゃんはじめてのパソコン教室、的なノリかと思ったらぜんぜんもっと深刻な福祉問題だった。
最近、制度の勉強をしていたので、なかなか考えさせられる。
落書きのシーン、通行人は対岸から喝采を浴びせる>>続きを読む
ほぼジャルジャル。
クラシック当てクイズとかいう鼻につく遊びをしているところに、バカうるさいメタルがかぶさるオープニングからして、たいそう暴力的な展開がデカデカ予告されている。ハネケという前情報を持>>続きを読む
競輪でヤジ飛ばす阿部寛かなりよかった。
人生がとことんスポイルされても、天気がいいので、その点に限って言えばまぁいいか、と思わせてくれる。
池松壮亮みたいな後輩いたらめっちゃいいし、リリーフランキ>>続きを読む
落ちこぼれ受験生が田舎に連れ去られて、夏期講習をこなす話。
エゴイズムと、最低限のヒューマニティ。小さくまとまっていて、愛らしい作品だった。緊張感のないちびっ子がいい味出してる。ラーメンと肉まんを回>>続きを読む
すげぇかった。刑事モノホラーかと思って蓋を開けたら霊界大戦争。
最初の一時間はひたすらに不可解なことが起きて、最後の一時間はひたすらに象徴的なことが起きていた。中盤に挟まれる、やたらと格好いい祈祷ライ>>続きを読む
ド密だった。大人数でのどんちゃん騒ぎに加えて彩度がイカれてるので、あやうく失明するかと思った。
サメ泳いでるゆうてんのに海行く人らと、コロナ飛び交ってるゆうてんのに出かける人ら、どっちもどっちだなぁ、と思いながら見てたが、サメサメパニックなのは前半だけで、後半は老人と海だった。
でかい魚は生理>>続きを読む
ぜんぜん取れ高のない世界の果てまでイッテQ。
象徴的な小物・小動物が気持ち程度に配置されている以外は、文字通りなにも起こらない。何も起こらなくても構わない映画、というほどの強度はなかった。残念。
なんてことない話なのに、うふふと見終わるのはキアロスタミならでは。自分の映画をダシに映画撮るの、いいね。
映画内の大人たちは撮影にドタバタし、映画外の大人たちはメタ演出に大忙し。境目の曖昧な空間で、>>続きを読む
ファスビンダー作品の常連大集合でお送りする、『アルファヴィル』のパチモン。
厨二なテロリストたちのスカスカな会話とやりとりが延々と続く。オチどうすんだよコレ、と思った矢先、ふざけ倒したアクションと気狂>>続きを読む
さすがに出来のいい映画だった。
マシンガン手に入れてテンション上がるの、すごい男の子って感じ。電話係のおっさんがいい味だしてるのに、リメイクにはいないのね。
しかし、こう、『スカーフェイス』から先に見>>続きを読む
ほぼほぼテクニカラーのCMかと思っていたら、予想の3倍ぐらい面白かった。(テクニカラーのCMであることに変わりはない。グサグサな黄色とパリッパリな緑)
テリアのトト氏がMVPなのは言うまでもなく、ジ>>続きを読む
警官の人、ラストで撃ち殺したあと、こめかみ触る仕草してたのがなんなのか分からない(敬礼?)のだけど、なんなの?
有名な階段のところ、有名なベビーカーがじっくりフォーカスされてる脇でしばかれてる変なメガネ婆が印象的だった。同じアングルからの顔アップが2回あるが、目線を追うのが結構むずかしい。1度目はおそらくベビー>>続きを読む
やけに込み入った設定に、たたみかけるように喋るわ喋るわ。
〈楽しかったあの頃…〉がパパ活にしか見えない。(ある意味、パパ活だったわけだが)
ソフィア・コッポラみたいなゆるふわ映画かと思っていたらクソイキリシネフィル不条理ホラーだった。
68年の乱痴気騒ぎ。思想だけ立派でろくなことしないのはこの双子もそうだが、もっと根源的なところでなにに>>続きを読む
いろいろ装備とか食料とかあったはずなのに、途中から「走る」コマンドの連打になる。
臨場感推しなわりに音楽が余計だな。
Mで(娘の帰りを)待ってるやつじゃん、とかヘラヘラ見てたが、だいぶとカッコいい系の映画だった。
娘の名前を呼ぶ声、アパートの階段、屋根裏部屋の洗濯物、空の食器、転がるボール、からの電線に引っかかった風>>続きを読む
「それ言いたいだけやろ!」なエンディングに思わず笑ってしまった。開始30分でよほど見るのやめようかと思ったが、最後の大ボケまで見れてよかった。
ユマ・サーマンがしばかれる流れは痛快といってもいいほど>>続きを読む
怖かった。船、絶対に乗らんぞという気持ちにさせてくれる。
ロミジュリ的な展開は無難なところを突いてるが、悪役のフィアンセがいい立ち回りをしていて、全体としてはすごく応援できるアベックになっていた。>>続きを読む
ジジ活。無駄な会話と変な間で大半の時間が構成されているが、不思議とイヤな感じはしないタイプの冗長さ。キアロスタミ、車好きだな。
小窓のおばはんがパンチ効いてた。ちょっとホラーな留守電残す祖母もよい。>>続きを読む
エイリアンより怖いやついんじゃん……🤖
地味にはじめて見た。まずもって宇宙船の内装がキモい。エイリアンまわりも汁だくでキモポイントを確実に抑えている。ギーガーいい仕事してる。
ファイナルガールが中>>続きを読む
壁に沿って歩く全身タイツ男がいい感じだった。オチはふつうに予想外だったし、こりゃ古典だ。
めっちゃ人多くてびっくりした。
無機質な空間に統制された身体が印象的なオープニングから、しっちゃかめっちゃかの大騒ぎに至るコントラストが素晴らしい。
火炙りにかけられてもぜんぜん燃えないアンドロイド>>続きを読む
積もりに積もった性的欲求を、鳩のフィールドレコーディングにぶつける人はじめて見た。
長らく見たかった作品だが、満足度はそこそこ。重い事柄を軽やかに描くことに関しては巨匠なだけに、『白夜』の主題はブレ>>続きを読む
膝にでかめの石(2回も)投げつけられたやつ、かわいそう。
謎解きのくだり全カットで、かるくどつかれただけで死んだスフィンクスもかわいそう。
ガールズがずっと遠くできゃっきゃ言ってるのが印象的だった。>>続きを読む
ナッシュ均衡の人やね、と思って見始めたら、二十歳そこそこでナッシュ均衡発表しててびびった。博論がんばろう、という気持ちに。
サイコホラー要素もあって、見どころが多い。