はにわ砂丘さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

はにわ砂丘

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私は世界一幸運よ(2022年製作の映画)

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☆目力の濃淡がアニ(ミラ・クニス)の意思や感情を巧みに表現していた。言葉ではなく文章で自分を語る勁さが、アニにはあった。そこからアニは吹っ切れたのだと、おもう。それと、今の時代、スマホで録音されるのが>>続きを読む

ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢(2020年製作の映画)

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☆音楽が好きなので期待して観ました。付き人とか音楽プロデューサーの仕事ぶりをもう少し深く描いてくれたら、もっとよかったです。

ハリガン氏の電話(2022年製作の映画)

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☆落ちがどうなるんだろうと、もやもやしながらみた。ミステリ、ゴースト、超常現象、ホラーの要素がそれとなく配置されているのだから、なおさらだ。「スティーヴン・キングの短篇による」というエンドロールですべ>>続きを読む

ヘイター(2020年製作の映画)

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☆青年の屈辱と野望がからんだSNSの世界がここにある。みているうちにアラン・ドロンの「太陽がいっぱい」を思い浮かべた。馴染みの薄いポーランド映画の先鋭性を知ることができた。音楽も抑え気味で、よかった。

ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

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☆学生時代に読んだドフトエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」で大審問官のくだりに衝撃を受けました。神を信じるか否かという問題。今だにちんぷんかんぷんながら頭の中にあります。神と対極である悪魔と悪魔祓いの>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

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☆誘拐的?ロードムービーで登場人物も多くなく、これといったインパクトもないけれど、老人と少年が抱える寂しさをさりげなく撮っている。マッチョ(闘鶏)の「コケコッコー」は名台詞です。ラストでほっとした。

散り椿(2018年製作の映画)

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☆低音の音楽も散りまくっていました。映画としては違和感を多々おぼえました。時代劇の口上はほんとうに難しいとおもいました。

星明かりを見上げれば(2022年製作の映画)

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☆すごくよかった。物語は王道路線だが、テンポのよい脚本だから、時間を忘れさせてくれた。「お星さまを植える」→女の子の言葉にぐっときた。この年頃の子どもはほんとうに詩人だ。ドライアイだけど泣きました。な>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

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☆かの有名なシャーロック・ホームズの妹にしてEnola→aloneというネーミングが秀逸。事件仕立てにしてその時代の風潮をさらりと抉っているのが◎。16歳の少女探偵も◎。

クラウド アトラス(2012年製作の映画)

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☆これは6つの楽章から成るアトラス交響曲です。それぞれのストーリーには、乗り越えようとする意志が感じられました。«音詩»のあるシーンが多かったです。トム・ハンクスの熱演は相変わらずですが、役柄の分散で>>続きを読む

ブロンド(2022年製作の映画)

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☆マリリン・モンローという女優をマイナス要素で塗り固めることによってカタルシス効果をめざした作品に思えた。ノーマ・ジーンの目はいつも虚ろに「パパ」を探し求めているようだった。そこの演技は素晴しかった。

ロニートとエスティ 彼女たちの選択(2017年製作の映画)

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☆原作を吟味して映像化したのが伝わってきた。地味だけど底に熱く渦巻く情動がある。歌に合わせて互いに身体を微妙に揺らすシーンが、ふたりの隠された気持ちを表していて、最高だった。唾液の場面には驚いた。厳格>>続きを読む

エリサ&マルセラ(2019年製作の映画)

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☆モノクロームの映像が新鮮だった。女性監督ならではの微妙さと大胆さ(タコetc)があった。スカートに本を隠したのには、成程とおもった。いくつか大きな省略もあったが、ふたりの関係性に力点を置いているので>>続きを読む

マイ・バッハ 不屈のピアニスト(2017年製作の映画)

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☆映画をみながらピアノの音色が聴けて、よかった。暗譜って、すごいなあと思う。無音鍵盤があるって知らなかった。障害にもめげず一生音楽に携わった姿勢に拍手した。

リトル・シングス(2021年製作の映画)

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☆ふたりの警察関係者にとってはリトル・シングスなのだろうか。追われる側ではなく追う側が確信ゆえの落とし穴にはまる情況が暴かれている。ジャレッド・レトの表情と口調が不思議な吸引力だった。

スパイの妻(2020年製作の映画)

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☆福原優作はチェスの駒使いのようにすべてを計画してまんまとチェック・メイトにこぎ着けた。それはまさしく「お見事!」としか言いようがない。それは分かるが、最後の何行かの幕字で結末するのは、映画としてどう>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

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☆やっぱり日本映画はドンパチではなくて剣術がスタイリッシュで、絵になる。時代劇の歴史が脈々と受け継がれていてたのもしい。

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

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☆いろいろ御託はあったけど、ルーシーの活躍でおもしろくみられた。アナと似ていると思ったら、同じ監督のリュック・ベッソンだった。よきかな。

トランスポーター3 アンリミテッド(2008年製作の映画)

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☆謎の美女、氷の表情だったのがフランクに惹かれてどんどん融けてゆく、それが一つの見どころだった。自転車で自動車を追っかけるところがmaxで、最後まったりとハッピーエンドで収束した。3で大輪が咲いた気が>>続きを読む

トランスポーター2(2005年製作の映画)

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☆ハラハラしても安心です。この運送屋、運転してもアクションしても、無敵なんで!タルコニ警部、アメリカに登場、いい雰囲気で安心です。

トランスポーター(2002年製作の映画)

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☆アクション演出がユニークかつ笑える系で気に入った。オイルまみれの運送屋、はじけるボウリングみたいだった。「泳ぐ気分じゃない」→名言だ。タルコニ警部のこと、ずっと疑ってたけど、悪かった!

オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

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☆DVDで10回以上はみたから、ほとんど頭に入っていたけど、久しぶりにみて、やっぱりよかった。出だしと終わりの回想シーンがすごく効いている。仮装舞踏会の大階段で金色の扇をパタパタやるとこ、マツケンサン>>続きを読む

コンスタンティン(2005年製作の映画)

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☆エクソシスト版ダ・ヴィンチ・コードみたいな作品だった。やはり宗教的蘊蓄というか御託があるので渋滞感が否めない。派手なCGは魅せるけれど、それだけ何かを失う気がする。続編配信されれば観るけどw

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.0

☆通常版をみていたので、シャンパン飲んでハイになるマチルダが新鮮だった。3つの違いがあるらしいのだが、完全版のほうが断然いい。レオンとマチルダの関係性がより深まるからだ。再見してよかった。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

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☆チャーリー(アダム・ドライバー)が一曲歌ったので、ニコール(スカーレット・ヨハンソン)にも歌ってもらいたかった。そうすればバランスがとれたのに…。

アイ・ケイム・バイ(2022年製作の映画)

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☆友だちのためにリベンジした物語でした。最後にやってくれました。

ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

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☆この時代の雰囲気がいい。衣裳、踊り、蠟燭のある生活。そこに展開される人間臭さがまたすごい。姉妹の確執にもかかわらず切り離せないキズナ。前にみたときよりも、おもしろかった。スカーレット・ヨハンソンに注>>続きを読む

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

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☆前にみたときは分かったようなちんぷんかんのようだったので、今回は心して鑑賞した。のっけから、なんでレオンがいるの?と思ったw 美術や宗教の蘊蓄が物語の流れを妨げているのは相変わらずだった。意外性がい>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

☆ほんとうに久しぶりに映画館でみました。戦闘機の爆音など、すごい迫力だった。前作もNetflixでみたばかりだったので、話の流れがつかめた。マッハ10に耐えるマーヴェリックはすごい!*Netflixで>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

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☆音楽もよかった。とりわけカンサスの«ポイント・オブ・ノーリターン»が流れたときは鳥肌が立った。プログレの名曲は映画によく似合う。サメ男の歩き方・走り方がかわいかった。

チェンジリング(2008年製作の映画)

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☆以前にみて不明だった部分が今回みて納得できた。警察=権力は現在もなお闇を抱えていると思う。組織の人間はご都合主義に流れやすい。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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☆大河ドラマ的な展開だった。夜と翌朝に分けて視聴。砂漠の風景がよかった。カネノナルキに似た植物があったw

スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

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☆オドロオドロのゴシック作品で、これも昔みたことがある。イカボッド(ジョニー・デップ)が金田一耕助に見えた。

ミスト(2007年製作の映画)

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☆昔みた。霧が晴れたのに…。絶望と恐怖の中に追い込まれると、誰だって逃げたくなる。急がば回れ、臥薪嘗胆? 4発の銃声が耳に残ってしようがない。人間のもろさを冷徹にそして皮肉に描破した一本である。

グレイス -消えゆく幸せ-(2020年製作の映画)

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☆見ごたえあった。新米弁護士が粘り強く被告人を守った。内容を整理した構成のおかげで、すっきり観れた。