暗くサイケデリックな映像と音が印象的な魂のフリーダのシーンからの修道院の明るさ(鐘の音にサイケな余韻がある)、そのあとまた暗いベッドに移るまでがかなり好き。
ポンテコルヴォのドキュメンタリー・タッチということを考えたとき、架空の国家を舞台にし、ブランド、サルヴァトーリを起用した劇映画らしいパートも多くなっているのはマイナスイメージになるところでしょう。>>続きを読む
まず何より音の映画だと思いました。汽車に始まるわけだが白石(土屋)に聞き込みされる藤崎夫妻(木村、津島)がラジオの修理の音でかき消しごまかす。
そして、夫妻が永沢(志村)に警察へ呼び出された際の緊張>>続きを読む
ぶっ飛びすぎててpatintinくらいしか言えません。
しかし自閉症は翻訳としてよかったのだろうか?少しだけ気がかり。
ナディアの超克や撮影時点での葛藤に興味が湧くのでムラドが涙ながらに彼女について語るところが男としてもいちばん堪えるのだけど、もっとナディア自身やヤジディの情報が欲しいしこの場合仕方ないにしても感傷的な>>続きを読む
初鑑賞のエレジー・シリーズです(他にドキュメンタリー観てるけど含まれないはず)。
スコアが低めの理由ですが、この時期のソクーロフの劇映画を思い浮かべてみると記録映画としての違いが感じられないからです>>続きを読む
NAI NAI NAI。『家族ゲーム』撮るための条件的なことだったろうか。トイレットペーパーとかたせ梨乃の映画(違)
森田らしい遊び心が随所にあり十分に楽しめるのです。
デュシャンがレディメイドのアートを作ったのが時宜にかなっていたとすると島津のアートも同様のことがまず言えるのだろう。つまり、現代は資源を大切にする時代であるということ。もちろん時を経て評価されるのかは>>続きを読む
人物造形とか類型的な要素が多いけど娯楽としては最高だと思う。マフィアにとっての仲間の裏切り、出自がメイドの映画好きなマフィアの妻など。
イタリアにとっての歌ってものがカンツォーネの産地ナポリという土>>続きを読む
個人的にネオレアリズモのほうが肌に合うのがよくわかった。ヴィスコンティも以降の作品よりこれのほうが好きです。
ここまでやるのも含めてフランスらしいコメディだなとか思いつつも、なんだかんだ言って現代のフランス映画や文化的な知識のなさが反映して半分以上は笑える部分に気づかなかったような気がする(実際、時折笑い声が>>続きを読む
組み合わせからしてどうなるのかと期待と不安の双方があったがなるほど出来上がりはさもありなん。
オリジナルの極彩色を無くしサヨムプーの撮影に置き換えて、娯楽要素を弊害にならぬものだけにする。音楽もこの>>続きを読む
デュモンの作品は、素人起用や突き放しっぷりより音楽が印象に残るなあ。
ロワイエ:『クラヴサン曲集第1巻(1746)』より 第11番「めまい」演奏:ウィリアム・クリスティ(既に廃盤の最新CD品番: H>>続きを読む
源頼家を扱った岡本綺堂の戯曲を原作とする作品。
部分的に画面の暗さが目立つ。基本的には奏功していると思うが闇討ちのシーンはさすがに見えにくい。黛敏郎の音楽が大部分『赤線地帯』よろしくの前衛的なものに>>続きを読む
ときどき森田らしい編集やフレーミングだなあと思いつつ鑑賞。やはり出色はベッドでの瓶の音でしょう。
デュモンらしいところなのか性と暴力の描写が際どい。取り分け急展開が訪れてからだが、鑑賞中ラストは正直デヴィッドなのか判然としなかった。
車内で流れる平安隆(琉球音楽)は日本人としてはやはり気になる。
同監督演出による軽歌劇作品の映画化らしい。
モンテヴェルディの時代からの歌劇、ナポリ生まれのカンツォーネ、そしてこの作品と同時期に始まったサンレモ音楽祭と「歌」の国であるイタリアの畳み掛けるカンツォ>>続きを読む
以前借りたVHSのMLCの内、この作品のみ経年劣化していたので今回、鑑賞。
暗くサイケデリックな映像にヤナーチェクの変なクラシックが付いてると言えばそれまで。それまでだけど好きな色彩。