若大将オーウェンさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

フィーゴ事件:世界を揺るがせた禁断の移籍(2022年製作の映画)

4.0

フィーゴのバルサからレアルへの禁断の移籍を当事者が振り返るドキュメンタリー。

今で言えばメッシがバルサ時代にレアルに行くようなもの。フィーゴがバルサでどれだけ愛され愛してたかを見ると、なんとも言えな
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プレデター(1987年製作の映画)

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プレデターってもう知ってるからあれだけど、当時見たら造形にもっと驚いたんだろうなぁと思う。

エイリアンと地獄の黙示録に、シュワちゃんが主役でアポロもいるなんて…!

しかもロッキーがもう戦う相手が地
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

外人が自慢されたい日本描写をマシマシにしてトンチキ映画をハリウッドが真面目に作ってくれたという作品。原作未読。

最初から最後まで色んな意味で楽しめました。一番良いのはやはりブラピを始めとしたキャステ
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.5

シャンクスがかっこええんじゃあ〜!

ぶっちゃけこれに尽きると言っても過言ではない。あと「新時代」がめっちゃ良いですね。本当に新時代来た感があります。
というか本当に新時代にしたいもんですよね…

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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.0

欲しいものが何でも手に入る代わりに、戻った時には時間が100年進んでしまうウラシマトンネルって知ってる?

浦島効果をもとにした青春ファンタジーもので、ストーリーの興味は持続した。

浦島効果といえば
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

グランドシネマサンシャインIMAXレーザーで鑑賞。

ファーストショットから説明してしまえばネタバレになってしまうという感じの映画。もちろん分からないところや整理できてないところは多いんですが、初見の
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レインマン(1988年製作の映画)

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おそらくサヴァン症候群を描いた作品の元ネタがこの作品とダスティン・ホフマンなんでしょうね。

もちろんサヴァン症候群のキャラクターの演技というのは他でも触れたことがありますが、まるで家系の総本山のよう
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トレマーズ(1990年製作の映画)

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モンスターパニック映画に少しホラーテイストがあるような映画。サムライミの親戚のような(カメラワークとかも)

よく出来たB級映画という感じで、みんなで楽しめる作品だと思う。

ランタイムも96分と良い

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

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アニメも(正確には3話だけ見た)原作も見ないで見たというと怒られそうだが、それでも非常に楽しめる作品だった

この内容で90分なのがすごいと思ったが、原作ファンの後輩(つまりオタク)に聞くと二部作にし
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イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)

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吉浦監督の原点とも言える作品。少なくとも「アイの歌声を聴かせて」の萌芽にはなってる。

アンドロイドに依存してることが、引く行為として描かれてるのが0年代的な感覚だなと懐かしく思った。

主人公が絡む
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希望と絶望 その涙を誰も知らない(2022年製作の映画)

3.5

3年目のデビューよりは全然面白かった。
今作には前作にはなかったドキュメンタリーの視点があった。それは渡邉美穂の思い(葛藤)と卒業という視点だろう。

また「アイドルについて葛藤しながら考えてみた」と
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怒りの日(1943年製作の映画)

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こちらも面白かった。魔女認定して魔女狩りする時に、聖歌を歌うおぞましさ。
老女の拷問シーンや火刑シーンの凄まじさ。

アンネの呪いをかけるかのような迫真の告白、確かにあれ聞いたら死んじゃうのもわかる笑
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

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これは見てるうちから傑作と分かる凄まじい作品だった。
3パートにわかれてるが、最初の裁判の様子の顔、顔、顔。ジャンヌダルクの顔、裁判官のいやしい顔、微妙にアングルを変えたり、カメラにインしたり向かった
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ガートルード/ゲアトルーズ(1964年製作の映画)

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「奇跡」と二本立て。こちらは全部起きていた。視線が合わない演出や人生の無常感はそこかしらから感じだけど、あまりピンと来なかった

奇跡(1954年製作の映画)

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蓮實重彦がドライヤーで1本選ぶならであげていた「奇跡」
映画館に行くと、上映前から内容関係なく今回は寝そうだなと思うことあるじゃないですか?
そういう時ってやっぱり寝ちゃうんですよね。ほぼ全部寝てまし
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.0

ジュラシックワールド完結作。最初の30分ぐらいが絶望的につまらない。
せっかくオリジナルキャストを出しても、本当にただ出してるだけなので驚くほど盛り上がらない

予告でも使われている街中でオーウェンが
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

「わたしは最悪。」というタイトルを見て、「俺は最高。」と言いたくなったが、そう言える男性性に対する批評性も感じる

めちゃくちゃ当たり前のこと書きますが、男性と女性で子供を身籠るかどうかは決定的な性差
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英雄の証明(2021年製作の映画)

4.0

見ている間、うわぁ…とどんどん眉間に皺が寄っていく映画で面白かった

ストーリーは誰にでも分かる単純明快なものでありながら、人間関係や小さな嘘、当人の間では包括されていたことが、他人が情報として見ると
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不都合な理想の夫婦(2020年製作の映画)

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ジュード・ロウが凱旋パーティを開いてもらってるところまでは起きていた。その後バチクソに寝てしまった。どうやら虚栄心まみれのジュード・ロウが家庭を崩壊させていたという話らしい。もしかしたらトキシックマス>>続きを読む

サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

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アゲアゲのパリピ映画かと思ったら結構ダウナー系でびっくりした

驚くべきは70年代のこの映画と現代の状況が全く変わってないこと

トラボルタの台詞にもあるように、人々はいらいらを他人にぶつけ、他の民族
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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

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歌曲とダンスがフィーチャーされてることからもかなりMTV的な作りで、その流れはトップガンへと続く

昼は溶接工として働き、夜はナイトクラブのダンサーという設定の対比は面白い(そこまで活かされてる感じで
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.0

いきなり映画の感想ではないが、本作を見終わり、終電に間に合うように六本木の夜道をダッシュしていた時に、すれ違いざま男性と肩がぶつかった。自分は当たらないように避けようとしたが、向こうが肩をぶつけてきた>>続きを読む

星の子(2020年製作の映画)

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中学三年生の宗教2世を描いたもの。高校進学を控えて、好きな人(先生)もいるし(岡田将生が演じる空っぽな人間はいつも最高だ)友達もいるし、自身の進路に迷うというのは、一般的な中3と変わらない。

小学生
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ楽しめましたし、笑えました!

しかも今の時代にはラブ&サンダーが必要だ!という素晴らしいエンタメ作品になっていてとても良い映画でした。

ファーストショット、干ばつした地面に黒い影。いき
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.0

めっちゃ笑えました。

特に前半は声出して笑うところも多く、ブラピが出てるところは笑ったし最高でした。チャニング・テイタムも久々のメインの役どころで、サンドラ・ブロックもそうですが、脚本よりも2人の演
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テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

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テレンス・スタンプが特に誘惑とかするわけではないのに、みんな狂わされていくのが良かった(男女関係なく)

彼は来ただけで、みんな勝手にむき出しになっていく

ガチの貴族が作った芸術作品という感じがした
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王女メディア(1969年製作の映画)

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パゾリーニ特集やってるんだ〜というだけで何の前情報も知らずに見ました。マリア・カラスが出ていたことも知らなかった

なので最初からケンタウルスが出てきて驚いたけど、神話の映画なんだなぁ思ってたらそのま
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.0

自分にとってエルヴィス・プレスリーのイメージはすごいロックシンガーなんだろうけど、どこかちょっと半笑いにも取られる感じの人かと思っていた。近いのは叩かれた時のマイケルジャクソンみたいな感じ?

ただこ
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.0

ポールトーマスアンダーソンによる青春恋愛映画…というかアメリカングラフィティ。PTAが青春映画を撮るってだけで輝くのは間違いないのだが、学園ものではなく主人公がビジネスをしていくというのがPTAらしい>>続きを読む

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

2.0

良かったのは猫型ロボット、ソックス。とにかくソックス。
あとはテーマ的には意味のあることをずっと目指していたバズが、それがうまくいかなかった時、人生で失敗したら、その人生は意味がなかったのか?という問
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レディ・イヴ(1941年製作の映画)

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プレストン・スタージェスによるロマンティック・コメディ。OPの蛇のアニメから目が釘付けです。

そしたらヘビを愛する奥手な研究者(金持ち)とポーカーで稼ぐ女性詐欺師(金持ち)のラブコメだった

客船で
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.0

よく出来ている作品でした。ただ何の引っかかりもなくそのまま終わってしまいました。笑えるシーンもありましたし、社会全体で子供を育てていかないといけないなとも思いました。

でも赤ちゃんポストという題材で
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友情にSOS(2022年製作の映画)

3.5

邦題はあれだけど、BLM以後の映画をドタバタコメディで描いた意欲作で何度も声出して笑った

家に戻ったら白人の若い女性が倒れてて、警察を呼ぼうとするけど黒人だから咄嗟に呼ぶこともできないという

クラ
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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

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とても見応えがある力作でした。

デュポン社という超大企業の不正に、しかも生物の99%に害があるような人類どころか生物界を揺るがすような健康問題にも関わらず、たった一人で立ち向かうマーク・ラファロ演じ
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

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冒頭に同じ室内で切り返しで視線をかわす二人が出てくるが、当たり前だけどこれはわざわざその場面を撮ってないと使えない。

ことほどさように本当にドキュメンタリーなのかと思うほど、素材が抑えられていて、「
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からかい上手の高木さん(2022年製作の映画)

3.5

「からかい上手の高木さん」の肝は、中学生男子…というか男子の「やれたかも委員会」という妄想をマイルドに可愛くして結局終始イチャイチャしている点だと思う。

なおかつ視聴者は高木さん側の視点も分かるので
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