rage30さんの映画レビュー・感想・評価 - 86ページ目

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エスター(2009年製作の映画)

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午後ローでやっているのを再見したのだが、改めて名作だな~と実感。

エスターが象徴するのは、あまりにも大人びた優等生タイプの子供に感じる気味悪さなのだろうか。
母親目線から言えば、娘に夫を支配される恐
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

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前作の良い部分、超近接での銃撃戦やゲームっぽい世界観などを順当に進化させた続編。

前作の成功に驕る事無く、新しいアクションを見せよう、世界観を更新しようという野心が凄まじい。
特に前作でも驚きだった
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ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

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『新感染』で描かれなかった部分として、ゾンビが経済格差や貧困に対する恐怖のメタファーである事が描かれているのは興味深かった。
本作の主人公が風俗嬢やホームレスである事の裏返しが、『新感染』の主人公像に
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

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イタリア産のスーパーヒーロー映画。

当然ながら、ハリウッドのそれとは予算が違うので、ド派手なCG等はないし、フレッシュな描写も少ない。

だがその分、インディー映画的な趣があるし、主人公の成長物語を
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

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警察の暗部を描いたノワール的な世界観を基本にしつつ、ミステリーからサスペンス、そしてバディムービーへと映画のジャンルが飛躍していくのが面白かった。

情報量は多いものの、物語の本筋は理解出来る様に作ら
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ザ・チェンジアップ/チェンジ・アップ オレはどっちで、アイツもどっち!?(2011年製作の映画)

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『デッドプール』のライアン・レイノルズと、『オザークへようこそ』のジェイソン・ベイトマンによる入れ替わりコメディー。

男女の入れ替わり話は数あれど、男同士の入れ替わり話は珍しく新鮮に見れました。
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怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

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『SING/シング』以降の作品という事もあってか、音楽の使い方が洗練された印象を受けました。
冒頭の『BAD』から始まり、80's洋楽が要所要所で流れるので、お父さんお母さん世代には嬉しいところでしょ
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ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

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ユーモアの大切さを描こうとしているのは分かるのですが、父親のギャグが根本的につまらないので、ユーモアの大切さが伝わってきませんでした。
それどころか、「このギャグが分からない自分がおかしいのか?」とか
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ライフ(2017年製作の映画)

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『エイリアン』に代表される、所謂、未確認生物襲撃もの。

ただ、今回の敵は『エイリアン』とは、まるで逆の最小にして軟体の生物。
それ故に、今までに見た事のない形で人間達が襲われ、殺されていくのが面白か
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カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自己中心的だったマックィーンがクルーズに道を譲り、励まされる側だった男が励ます側に回る姿は感動的だった。

また、クルーズというキャラクターがヒスパニック系の女性だった事も、現代性が反映されていて良か
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セールスマン(2016年製作の映画)

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妻を暴行された夫が犯人を探す話。

…と、あらすじだけ書くと、とてもシンプルなミステリーの様に思えますが、暴行事件を切っ掛けに夫婦がすれ違っていく様子がとてもリアル。

妻に寄り添いたいが寄り添えない
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

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これはゾンビ映画の新たなマスターピースと言ってもいいのではないでしょうか。
見終わった瞬間、思わず拍手を贈りたくなりました。笑
それくらい最初から最後まで、よく出来ている。

ゾンビ映画の所謂“お約束
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「とにかくルーが可愛い!」、その一言に尽きます。

静止画で見ると微妙かもしれませんが、動き出すと本当に表情が豊かで生き生きとしてるし、ダイナミックなダンスを見れば、誰しもが心を躍らせる事でしょう。
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

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人と人との縁を結んでいく、不思議な女の子の話で、絵本や童話を見ているかの様な作品でしたね。

ただ、ヒロインの人物造詣が抽象的で感情移入し難い分、やや物足りなさを感じました。
物語自体は面白いのですが
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美しい星(2017年製作の映画)

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見終わった瞬間、思わず「何だよ、これ!」と叫んでしまいました。(笑)

吉田大八監督作品の中でも、飛び切りにブッ飛んだ作品である事は間違いないです。
いろんな部分がファジーで明確な答えが与えられないの
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スプリット(2017年製作の映画)

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監禁ホラーものかと思いきや、どちらかと言うと、メインになるのは多重人格を巡るミステリー。
犯人が何を考えているのか、推理するのが楽しかったです。

ただ、後半になると、良くも悪くも展開がぶっ飛んでいく
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

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世代の違う3人の女性からエデュケートを受ける少年の話。

男性が見る場合は、少年を通して女性への理解や対応の仕方を学ぶ事が出来ると思うし、
女性が見る場合は、3人の女性の人生を通して自分の生き方の参考
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

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飛行機内を舞台にした、密室ミステリー。

リーアム・ニーソンが無双する展開はほとんどなく、逆に犯人の罠にハマっては、段々と孤立無援の疑心暗鬼状態になっていくのが面白かった。

後半の展開にやや肩透かし
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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

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『ジョーズ』の様な、鯨対人間の戦いが見れるのかな~と思いきや、後半からは漂流サバイバルになっていくのが意外でした。

当然ながら『ジョーズ』の様な爽快な話ではなく、より極限状態に追い込まれていく人間が
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デンジャラス・バディ(2013年製作の映画)

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がさつで口の悪い、いつものメリッサ・マッカーシーが見れて大満足。

クラブでのお着替えシーンや、ファミレスでの人命救助シーンなど、声を出して笑っちゃう場面もいくつかありました。

相棒となるサンドラ・
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グローリー/明日への行進(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

キング牧師の伝記と言うよりは、血の日曜日事件とキング牧師の人柄が描かれた作品。

キング牧師の名前や功績については知ってるものの、彼の人間性については知らなかったので、彼の人となりが知れて良かった。
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リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)

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大人になってから見返してみたら、主人公が父親を失った喪失感や、宗教を強制される事の抑圧を抱えている事に気付いた。

彼の空想癖は、その空白を埋め、現実から逃避する為に生まれたものなのだろう。
そう考え
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ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜(2017年製作の映画)

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「どういうアニメ?」と聞かれた時に、上手く説明出来ない。
かと言って、難解なアニメかというと、そうでもない。

子供向けのアニメにしては難しいし、大人向けにしては幼稚だし…で、どっちつかずの中途半端な
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バートン・フィンク(1991年製作の映画)

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コーエン兄弟らしい、シニカルなコメディー作品。

不安・焦り・孤独と、主人公が追い込まれていく感じが面白かった。

主人公のイライラとムラムラ(?)が顕在化した様な、奇妙なホテルも印象的。

人懐っこ
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

超頑丈な男と超華奢な男という、話の入り口は面白い。

だが、主人公がうじうじとする描写にほとんどの時間が割かれ、ヒーローになる決心をした後の行動も、映画の見せ場としては地味過ぎる気がした。

ラストに
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

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ライアン・ゴズリングのポンコツ探偵ぶりが、とにかく面白かったです。
悲鳴を上げるリアクション芸から、オフビートなおバカ芸まで、コメディ俳優かと思う程の見事な演技でした。

あと、娘役のアンゴーリー・ラ
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レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

暗くて重たいバットマンの世界を、明るくて楽しい世界に置き換えたところがまず意外で新鮮でした。

そして、「バットマンって実は寂しい奴だよね?」とか「バットマンとジョーカーって恋人みたいな関係だよね?」
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

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漫画的な世界観とゲーム的な演出がとにかく楽しい作品。

TVでやっていたので久しぶりに見たのだけど、クリス・エヴァンスやアナ・ケンドリックが脇役として出演しているのに驚きましたw

ハードコア(2015年製作の映画)

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完全な一人称視点で作られた映画という事で、様々な発見が出来る…非常に実験的な映画ですね。

個人的には一人称視点にする事によって、全てを長回しで見せざるを得ないという制約が面白いなと思いました。
視点
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メッセージ(2016年製作の映画)

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重厚な世界観に、知的好奇心を掻き立てる物語。

他者とコミュニケーションを取る事の普遍的な難しさを描く一方で、コミュニケーションを取る事の大切さを描いてるのが良かったです。

言語ないしは言語感覚に注
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

・音楽好きな主人公

音楽に合わせてダンスしたり、人の言葉をサンプリングして楽曲制作したり、とにかく音楽好きな主人公がとてもキュート。
音楽によって励まされたり、慰められた経験がある人ならば、きっと感
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ゾンビスクール!(2014年製作の映画)

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「小学生ゾンビ」というアイディアは秀逸だし、ゴア描写も比較的頑張っていた印象。

ただ、小学生ゾンビの強み&弱みが整理されていなくて、大人ゾンビと大して変わらないゾンビ像だったのは残念。

もっと小学
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

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前半は記憶喪失ミステリー、後半は歴史改変モノという感じ。

いくら過去を変えても望んだ未来へとは進まないところが、ハッピーエンドで終わりがちなタイムリープ作品へのカウンターとなっていて面白かった。
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オアシス:スーパーソニック(2016年製作の映画)

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バンド初期の貴重な映像や、ギャラガー兄弟以外のメンバーの事を知れて良かった。

欲を言えば、『モーニンググローリー』以降の崩壊へと向かう姿も見たかったけど、流石にそこまで描くと尺が足りないか…。
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人間の値打ち(2013年製作の映画)

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非常に重苦しいタイトルがつけられていますが、基本的には一件のひき逃げ事件を巡るミステリー作品。

1つの事件を複数人の視点から繰り返し語る事によって、少しずつ真相に近づき、また各キャラクターの知られざ
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

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認知症の老人による復讐劇…という話がまず面白い。

老人が各地を周って隠れナチを探すだけでも大変なのに、彼にはいつ記憶を失うか分からないリスクもあって、このスリリングな緊張感にどんどん引きこまれていく
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