もちごろうさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Jawan(原題)(2023年製作の映画)

4.9

インド映画は苦手かもと思っていましたが、予想以上にとてもめちゃくちゃ面白かった!ストーリーも現代インド格差社会で犠牲になっている農民たち、政府系保健施設の劣悪さの糾弾など、現代インドの世相を表していて>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.6

ニューアジアという設定で、カンボジア、ネパールなど東南アジア、南アジアで撮影したのかなという長閑な風景にハイテクAIが共存していて、世界観は端正な無機質と豊かな自然と融合していて近未来的で楽しめたし、>>続きを読む

赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(2023年製作の映画)

2.5

橋本環奈がただただ可愛い。作風が独特で、あー監督が福田さんかと、、やっぱり好みじゃないなぁと確認して終わった感じでした。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

映像とても綺麗だったし、きのことかキャラ可愛かった!けど、ゲームしないからか、そこまで刺さるものはなくでした。評判を聞いていたから期待値が高くなってたのか、普通にエンターテイメントとしては楽しかったで>>続きを読む

サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

2.8

石田ゆり子好きだから見始めたのですが、珍しく途中で鑑賞断念。ストーリー全体のチグハグ感がなかなかのもので、台詞も、おぉぉ・・・と、若干引いてしまう感じでした。何様ですが、豪華俳優陣だけではどうにもなら>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.2

2022年カンヌ、パルムドール受賞作品。スクエアに続く受賞となるオストルンド監督作品。

社会風刺は本当うまいし、ファッションショーのブランドカラースマイルと、テーマは平等!と言いつつ、だいぶ違くね?
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ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと(2023年製作の映画)

2.6

ビビビビミョーでした。こういうの、もう全部ウォーキングデットのパクリぽく見えてしまう。俳優さんたちも顔立ちは良いけど、なんか違うというか。サメはネタ?ついていけなかったです。60本目。

バービー(2023年製作の映画)

4.3

オッペンハイマーに続き、話題のバービーも鑑賞。普通に定番バービーがHiバービーって各バービーに挨拶してるだけでめちゃ笑えた笑。風刺が効いててテンポもストーリーも面白いし、特にケンのターンは、久しぶりに>>続きを読む

マージン・コール(2011年製作の映画)

3.9

リーマン破綻前夜からその運命の日に至る社内ドラマが淡々と描かれる。ゴシップガールのダン役に、ヒーローのサイラー役、メンタリストのパトリック役と、、よく知った顔の俳優さんたちオンパレードで、非常に見やす>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

クリストファー・ノーラン監督作品。原子爆弾開発のマンハッタン計画を指揮した、ロバート・オッペンハイマーの伝記モノ映画。

オッペンハイマーについて理解が深まり、映像も洗練されてて、とても見応えがありま
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.4

バルセロナ編が見たくて、こちらから鑑賞。
クワイエットルームとかウォーキングデットを少し彷彿とする感じのハラハラドキドキ系。聴覚ではなくて視覚を攻めてまする。

サンドラ・ブロック、久しぶりに見たけど
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.4

最初から最後までグロいので注意ですが、話のテンポと推理と、とても楽しめた。俳優陣が、菅田将暉、小栗旬、中村獅童など、豪華でした。ただ、警察そんなミスする?的なご都合主義すぎる場面にはちょっと興醒め。

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.8

過酷なシベリア抑留の実話ベース作品。後半ずっと泣ける。二宮の演じる山本さんの人徳すごいし、仲間との関わりが良かった。そして、クロという犬がとっても良かった。こういう話、大なり小なり、きっと日本あちこち>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.0

旅行で訪れた島で奇怪な現象に翻弄される家族たち。話の設定、展開から細部まで、とにかくツッコミたいところ多くて、始終微妙でした。シャマラン監督、やっぱりハマらないなぁ、と再確認してしまいました。

最後の日々 生存者が語るホロコースト(1998年製作の映画)

3.8

1999年アカデミー賞ドキュメンタリー受賞作品。アウシュビッツからの生還者5名が、インタビューとともに過去と向き合う。かなり生々しいので、閲覧注意だと思います。そしてみんなガリガリすぎて、非人道的すぎ>>続きを読む

ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)

3.7

テイラー・スウィフトの半生を描くドキュメンタリー。名前や歌はもちろん知ってたけど、特段興味はこれまでなく、こんな方なのかー!と目から鱗でした。

偏ってるかもですが、ショービス界てメンタル不調になった
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.7

14世紀のイングランドを舞台とした「ガウェイン卿と緑の騎士」をA24が映画化。日本、世界問わず、時代劇モノが好きなので、Unextで見つけて早速鑑賞。

なんたる幻想的なダークファンタジーかと。映像音
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.9

R5、40本目。映像の温度感が良かった。ひと夏の少年のほろ苦成長ムービーとして良き作品でした。「またね」を心からお互いに言えること本当に大事。

ソリが合わなくなって、そのままフェードアウトする人間関
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RRR(2022年製作の映画)

3.5

エネルギッシュ熱量MAXの胸熱インド映画。イギリス植民地時代の闘いを友情とともに描く良作。ノリと元気と熱い思いがあればなんでもできる気がしてくる不思議。みんなの点数高いのも納得!(私は好みかと言われる>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

2.5

暗くてジメジメしてて、嫌味だったり暴力的だったり、逆に弱いなぁとか情緒不安定そうだなぁという、なんだか嫌悪感を煽るキャラしか出てこない(こういうのでゆらゆらと悩む時期もあると思うけど、さっさと立ち去る>>続きを読む

マヤを救って -小児医療の実像を問う-(2023年製作の映画)

3.8

Netflixの社会派ドキュメンタリーは、こんなことあるん!こんな事件が!を色々知れて興味深い。しかも昨年の出来事などが最新情報としてこうやってドキュメンタリーとして出てくるのもすごい。そして、いやー>>続きを読む

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.8

1942年、ドイツのヴァンセー湖畔の邸宅で開かれたドイツ親衛隊や高官による会議の一部始終。議題は、ユダヤ人問題の最終的解決、つまりユダヤ人抹殺について。

どんなに論理的に理性的に議論しても、一番大切
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.5

起承転結がよくまとまった作品。最後まで面白かったです。戦略って、大局や先を読んで動ける力と、多少のずる賢さと(あくまで多少)、信念を通す力と、大事なんでしょうね。

こういうの、スカッとしてしまうたち
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あのこと(2021年製作の映画)

3.6

2021ヴェネチア国際映画祭で金獅子受賞。うむー1960年フランス、人工中絶が禁止されていた頃のお話。

どうしても女性ばかりが不利になると思う妊娠、出産。本当になんだかなぁと思いつつ、人工中絶が犯罪
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ある男(2022年製作の映画)

3.4

母親の安藤サクラの、子どもへの接し方が好みでした。あとは、、なぜかあまり刺さらず。

誰かになりたいとか、あまり思わなくなったからかもしれません。。閾値、限界を作ってるのは、結局自分だったりする気がし
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愚行録(2017年製作の映画)

3.6

後半の謎解き感が面白かったです。ひぇーってなりました。恐ろしやー。始まりのシーンからラストまでよくできたストーリーで良作でした。

いやはや、人としてアウトな人たちしか出てこないので、気分悪くなるので
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

ん〜、サメ無双、それくらいの感想しか浮かばない作品でした。ハラハラドキドキも期待値が大きすぎたのか、そこまででした。

ミュージアム(2016年製作の映画)

2.5

思ったよりもグロ系でした。主人公サワムラ刑事がいちいちうるさいし、感情任せの軽率な行動ばかりで、途中からは若干イライラしながら、いつやめようかと思いながら見てました。奥様も、感情任せに犯人挑発しちゃっ>>続きを読む

活きる(1994年製作の映画)

4.5

チャンイーモウ監督の傑作とされる1994カンヌ審査員グランプリ受賞作。とある資産家一家が夫の賭博で無一文となり、家族離散からの再会、その後、歴史に翻弄される暮らし様を見事に描いています。

1940年
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.5

機内でたまたま見た作品。ミステリー的なものを期待していたら、がっつりシリアスに重たかったです。コミュニティの男性たちからの度重なる性的暴行に対して、女性たちがstay, fight, leaveの選択>>続きを読む

初恋のきた道(1999年製作の映画)

3.6

田舎の風景は美しく、しっぽり。恋の熱意っがすごいなと、共感よりもなんだか物珍しいものを見るような感覚になりました。一生同じコミュニティの人以外にほぼ会わず、村の中だけで一生が完結するって、すごいなぁ。>>続きを読む

サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

4.7

チャン・イーモウ監督の描くノスタルジック中国が好みでした。ベタっちゃ、ベタなんですが、純愛ストーリー好きなら好きでしょう。文化大革命の文化背景と相まって、切なくて、切なくて。チャン・ドンユイが儚げで、>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

ウルトラマンというキャラは知ってるけどシリーズ見たことないし、初見だったからか、独特のテンポとなんか堅い演出?がシュールで、あまりハマらず。長澤まさみも好きなはずが、こんな感じだっけ?と。あまり楽しめ>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.4

ベルリンフィルで女性初のマエストロとなった超やり手が、あれよあれよと堕ちていくストーリー。ちなみにフィクション。

キャンセルカルチャー、LGBTQ、芸術の世界のハラスメントなどあれこれ、、なんか始終
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.3

ハケンて、派遣ではなくて覇権なんですね。吉岡里帆さん可愛いし、柄本佑さんも初めて見た気がしますが、魅力的な俳優さんでした。ストーリーもわかりやすいし、誰かを思って、何かを成し遂げる人たち、本当に尊敬す>>続きを読む

EO イーオー(2022年製作の映画)

4.0

ワンカットワンカットが本当に端正で憂いがあって、幻想的で美しい。EOと名付けられたロバちゃんが主人公で、動物愛護の名の下に、人間のエゴの世界が展開される。EOはただ生きているだけだけど、人間に振り回さ>>続きを読む