らんらんさんの映画レビュー・感想・評価 - 33ページ目

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エノケンの孫悟空 前編(1940年製作の映画)

2.5

タイトル「孫悟空」にあるように西遊記をなぞったミュージカルコメディ
三蔵法師の旅立ちから孫悟空、猪八戒、沙悟浄と仲間が増えていき、一行が目指す天竺への道中は魔物が襲ってきます

正直うーーんですね、お
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丹下左膳 飛燕居合斬り(1966年製作の映画)

3.0

お家の安泰、武士の面目に振り回された挙句裏切られ右目と右腕を失った男中村錦之助
柳生藩お取り潰しを企む幕府重臣河津清三郎は巨額の費用を要する日光改修を押し付ける
困り果てる柳生藩主丹波哲郎だが柳生には
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綴方教室(1938年製作の映画)

4.0

東京葛飾区は四つ木に住む6年生のデコちゃん
お家はとっても貧乏、人は良いがうだつが上がらない為満足な仕事がない父徳川夢声
すぐに仕事が無くなってしまうのでイコール死活問題、母清川虹子も余裕がなく常にピ
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淑女は何を忘れたか(1937年製作の映画)

4.5

東京の斎藤達雄&栗島すみ子夫妻のもとに大阪の姪桑野通子が遊びに来る
桑野通子は開けっぴろげな性格でタバコは吸うわ酒は飲むわ、栗島すみ子が結婚前の娘が云々説教をしてもまるで堪えない
夫斎藤達雄にきつくお
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次郎物語(1955年製作の映画)

3.5

次郎は地元の名家本田家の次男、三兄弟の中で次郎だけが乳母望月優子の元で育てられていた
学校へ上がるのを機会に実家に戻されることになったのだが、なかなかうちとけることが出来ない次郎
そのうちに父が負債を
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母のおもかげ(1959年製作の映画)

3.5

共に小さな子持ちな根上淳と淡島千景はお見合いの結果再婚
2人ともラブラブだし子供同士も仲が良く一見幸せな日々
けど一つだけ気にかかることがあって、淡島千景が嫁いで来てからしばらく経つのにいつまで経って
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その後の蜂の巣の子供たち(1951年製作の映画)

3.5

タイトル通り1948年の「蜂の巣の子供たち」の続編
前作で放浪の旅の末落ち着ける場所に定着したおじさんと子供たちのその後の物語、ドキュメンタリー風

冒頭で前作をネタにしたメタ的な会話が面白い
前作で
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家庭日記(1938年製作の映画)

3.5

佐分利信と上原謙は幼い頃からの親友
事の起こりは2人が学生の頃、佐分利信は三宅邦子と将来を約束をした仲だったが家庭の経済事情により別れを決断
一方ぼんぼん育ちの上原謙は評判のよろしくないビッチ風な桑野
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桃中軒雲右衛門(1936年製作の映画)

3.0

物語は九州でのし上がり話題となっている浪曲師桃中軒雲右衛門が東京に乗り込んでくるところから始まる
長いこと離れていた息子と再会したり、奥さんが病で倒れたり、妾を囲ってみたり
そんな桃中軒雲右衛門のプラ
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運が良けりゃ(1966年製作の映画)

3.0

貧乏長屋に住むハナ肇、倍賞千恵子兄妹、そのほか個性的な人々が巻き起こすドタバタ劇

山田洋次の初時代劇映画らしい
近年だと思い付くだけで「たそがれ清兵衛」とか「隠し剣鬼の爪」「武士の一分」など時代劇も
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秀子の車掌さん(1941年製作の映画)

3.5

田舎の街で運転手藤原鶏太(釜足)とコンビで車掌をしている高峰秀子
バスは汚ったないしサービスも悪いのでいつもガラガラ
そこでデコちゃんは名所案内のガイドアナウンスを思いつき、東京から来ている小説家の先
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有りがたうさん(1936年製作の映画)

4.0

田舎の街道でバスの運転手をしている上原謙は「ありがとうさん」と呼ばれている
街道ですれ違い道を譲ってくれる人々、果ては動物にまで「ありがとーありがとー」と声をかけてまわってるのが由縁らしい
その親しみ
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青い山脈(1963年製作の映画)

3.0

女子高が舞台、女学生吉永小百合はクラスメイトから送られたと思われる偽の恋文について教師芦川いづみに相談(吉永を快く思わない一派によるからかいのイジメ)
芦川いづみはその件についてクラスのみんなを糾弾し
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蜂の巣の子供たち(1948年製作の映画)

4.0

終戦直後が舞台、行くあてのない復員兵のおじさんは働けるところを探す
駅では孤児の子供たちが片足のないおやじに率いられてこじきまがいのことをしている
ノッポさんみたいなお姉さんも大陸から引き上げて来たの
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按摩と女(1938年製作の映画)

4.5

山の中の宿場に出稼ぎに来た按摩さん徳大寺伸と日守新一の2人
時を同じくして東京から訳あり美女高峰三枝子、男手一つで甥っ子の面倒を見ている佐分利信も宿場にやって来る
佐分利信と高峰三枝子がなんかいい感じ
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女優と詩人(1935年製作の映画)

4.5

売れない詩人月風は女優をしている妻の稼ぎに頼った暮らしをしているので肩身がせまい
エプロン姿で炊事洗濯までこなす主夫ぶりを見せる
そんな状態でもこの家の主人であるという自負があり、友人藤原釜足を居候さ
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陸軍(1944年製作の映画)

3.5

日清戦争、日露戦争、そして第二次世界大戦、親子代々お国に尽くしてきた一族の物語
出演は笠智衆、田中絹代、東野英治郎、上原謙、杉村春子ら

なんてあらすじ書くと100%国策映画に思えちゃうかもしれないけ
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にごりえ(1953年製作の映画)

3.5

樋口一葉原作の短編3作のオムニバス映画
文学座の俳優さんが総出演な作品なんですが、クレジットはほんとにメインの人達しか記載されてないのでこれ誰だろってのがかなり

【第1話 十三夜】★★★★☆
10/
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ひばりの お嬢さん社長(1953年製作の映画)

3.0

お菓子会社の社長であるおじいちゃんが持病の悪化で、後継に孫娘美空ひばりを指名
亡き母と同じく歌手を夢見るひばりであったが、会社のため貧しい子供達に安いお菓子を届けるため粉骨砕身がんばります
ところが会
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恐喝こそわが人生(1968年製作の映画)

3.0

高度経済成長ばんざい!どいつもこいつも澄ました顔して歩いてるけど、豊かになれば何かかしら後ろ暗いところを持ってるわけで客には不自由しないぜ!
ってことで恐喝を生業とする松方弘樹、佐藤友美、室田日出男、
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風の視線(1963年製作の映画)

3.0

新婚の園井啓介&岩下志麻の夫婦であるがなんかぎこちない
園井は新珠三千代にゾッコン、岩下はその夫山内明が忘れられない
新珠三千代はというとこれまた既婚者佐田啓二(妻は奈良岡朋子)とラブラブ
まさにドロ
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馬鹿が戦車(タンク)でやって来る(1964年製作の映画)

3.5

船頭東野英治郎が釣り人松村達雄&谷啓に語る昔話風の物語

日永村は変わり者の多い村で、その中でも一際変わり者(というかやっかいもの)なのが村はずれにあるハナ肇の家である
耳の遠い年老いた母、頭の弱い弟
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不死鳥(1947年製作の映画)

3.5

田中絹代と佐田啓二は学生時代からの恋人、だが佐田の父小杉勇は結婚を許さない
それでも永遠の愛を誓う2人、戦争が2人を離れ離れにするも変わらない想い
そんな過去の日々を未亡人となった田中絹代が回想する
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お嬢さん乾杯!(1949年製作の映画)

4.5

自動車修理を生業とする佐野周二に坂本武がお見合いの話を持ちかける
34にもなりながら独り身の佐野であるが結婚する気はないと強がり、見合いの場所にバーを指定、さらにはノーネクタイ長靴姿で見合いにのぞむ
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恋のつむじ風(1969年製作の映画)

2.5

北海道の田舎の村で進行中の結婚式
新郎はまじめな青年杉良太郎、新婦もまたまじめでおしとやかで、そして超絶美女な松原智恵子
そんな結婚式に友人として参加した太田雅子(梶芽衣子)は結婚に反対を唱え、さらに
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舞妓はん(1963年製作の映画)

2.5

京都祇園で育った倍賞千恵子は人気の舞妓はん
その器量の良さもさることながら舞いに関しても評判で、本人も舞に一生をかけていた
そんな倍賞千恵子は橋幸夫と8年ぶりに再会(小学校以来)
橋幸夫はかつては流し
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美徳のよろめき(1957年製作の映画)

3.0

元華族のセレブ育ちの奥さん月丘夢路が主人公、夫は上品さのかけらもない三國連太郎、幼い息子、若いお手伝いさんとの暮らしです
そんな月丘夢路が元カレ葉山良二に再会、出会いを重ねてトキメキ!スリル!を楽しむ
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昭和おんな博徒(1972年製作の映画)

3.5

雨の降る日、江波杏子は一人のやくざを殺す「まずは一人」
その一年前、組長の跡目を巡って松方弘樹と渡辺文雄の間で諍いが起こり松方は殺されたのだ
つまり、松方弘樹と江波杏子はいい仲だったのでその復讐譚!
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女組長(1970年製作の映画)

3.5

明治末、新橋の火消しゐ組の親方が川に落ちて死んでしまう
その不自然な死は様々な憶測を呼ぶ、どうやらゐ組の持つ運送の利権を狙って地元やくざ水島道太郎とお大尽金子信雄による陰謀らしいのだが、、、
証拠がな
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簪(かんざし)(1941年製作の映画)

4.0

とある山奥の温泉宿、ここに夏の休暇で長期滞在するお客がいます
小難しく口うるさい先生(斎藤達雄)、人の良さそうな青年(笠智衆)、ラブラブな若夫婦、碁が好きな老人、その孫の幼い2人の兄弟
普段はのどかで
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女の園(1954年製作の映画)

3.5

大挙して集まり講堂へと向かう憤慨した女学生たち、それを止める教師たち
どうやら一人の女学生の死をきっかけにそれまで抑圧されていた不満が爆発しているらしく、一体何があったのか物語は入学式まで遡る、、、
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酔いどれ博士(1966年製作の映画)

3.5

貧しい人々や訳ありの人々が集う粗末な集落があって、若者同士の争いで平泉征がお腹を撃たれちゃう
こんな場所だから医者を呼ぼうにも断られちゃう、どうしょうって困ってるところに勝新太郎が登場!酔いどれてはい
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宿無し犬(1964年製作の映画)

2.5

田宮二郎は喧嘩が強くてスタイルも良いイケメン、宿無しで何するでもなくプラプラしてるけど腕っ節をやくざが買ってくれるし、イケメンだから何かと女たちにモテて世話焼いてくれるし特に困ってない気ままな暮らし>>続きを読む

任侠列伝 男(1971年製作の映画)

4.0

時は大正末、余命僅かの親分内田朝雄は跡目に鶴田浩二を指名して逝く
だがとうさん桜町弘子と兄弟分菅原謙次がデキてることを知った鶴田は、菅原の代わりに揉めていた事件の後始末に向かいムショ暮らし、さらには親
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自由学校(1951年製作の映画)

4.5

ぬぼーっとした性格の佐分利信は会社であったり家庭であったり、果ては世の中にも嫌気がさして自由を求めるようになる
それを聞いた妻高峰三枝子は吹き出し笑い、そしてブチ切れこの甲斐性なし出てけ!となったとこ
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うるさい妹たち(1961年製作の映画)

4.0

気ままに振る舞うプロレタリアな不良グループがいまして、その中に絵描き志望の川口浩、その彼女仲宗根美樹がいます(他にも何かとリンチだ!と叫ぶ宮川和子や渋沢詩子も所属)
一方ブルジョワ層にも遊びまわってる
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