霜月さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ピザボーイ 史上最凶のご注文(2011年製作の映画)

3.7

持つべきは、爆弾で脅された時、
銀行強盗を手助けしてくれる相棒!?
不運な状況に文句を言いながらも一緒に立ち向かってくれる親友に恵まれた主人公が羨ましい!
長年の付き合いから生まれた2人の空気感、
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.9

初めてのゾンビ映画でした!
テンポよく息をするようにゾンビを倒していくところがとても爽快!ゾンビとの戦闘で恐怖を感じるシリアスなシーンも、登場人物によるユーモアで笑えるシーンに変わります。

登場人物
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.9

運命の悪戯、ロマンティクな夢は叶わなかった。
それでも忘れられない、大切な人。
カタチとして結ばれることは無いけれど、
愛おしい想い出のまま自分の一部となる。
時代を思わせるレトロな音楽と色彩が、
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エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.9

実際に行われていたマインドコントロール計画を題材にした、シリアスなアクション、ラブコメディ。派手なアクションや演出が多く、ドキドキハラハラしながら鑑賞しました。

主人公マイクの守りたくなるようなダメ
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.7

苦しくて、痛い。
それでもどうしようもなく、貴方だけを。

誰かを想うとき、複雑な感情をたった1人で抱え込んでしまう。そういった人間の苦悩が描かれていました。渦巻く複雑な心情が、生々しく大胆に、けれど
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.4

どんな不思議な発言もその人が本気で信じていること、伝えたいことならば真剣に話を聞かなくてはいけないなと、この作品を見るたびに思います。もし超常現象を信じてくれる英雄、ゴーストバスターズがいなかったら!>>続きを読む

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

4.0

観ている間、次は何をみせてくれるのだろう?という期待感に満ちていました。派手なイリュージョンの魅せ場やアクションシーンが多数あり視覚的にも楽しめる事に加え、ストーリー自体も驚きの展開が続きます。また俳>>続きを読む

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

4.0

テンポ感の良いストーリーやトリックが爽快で、心から楽しめる作品。マジックを実際に観ている感覚で、驚いた時には声が自然と出ているほどに映画自体がショーのようでした。

きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

3.6

愛する人を心から救いたいと感じ、自分の全てを捧げることは、必ずしもその人の傍に居続ける事ではない。愛したからこそ別れを選び、そして離れても幸せを願い続ける。
そういった愛の形を証明してくれる作品だと思
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さよなら、ぼくのモンスター(2015年製作の映画)

3.2

大人になる前の燻った感情や葛藤そして乗り越えるべきトラウマを、独特な描写で表現している。妙にリアリティのあるカメラワークとそれに便乗する音楽が、良い意味で気持ち悪い。1人の少年の内面や家庭の内部事情に>>続きを読む

アレックス・ストレンジラブ(2018年製作の映画)

3.4

そもそも、女とか男とかそういう境界の概念が自分には無いから、カミングアウトをわざわざしなくてはならない現実がよく分からない。けれども、社会一般での普通と違うことを認めて貰う上では必要なことなのだろう。>>続きを読む

アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.5

アダムス一族や彼らに魅了されたキャラクター達のように、時には皮肉を交えつつも、信じる事のできる人を信頼して強く生きたい。

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.9

魅力的な陰鬱の雰囲気を纏う家族が、不幸という名の幸せの為に大暴れする。ユーモア溢れるアダムス一族を初めとして、最高の音楽とゴシック様式の御屋敷が現実世界に飽き飽きしている人間たちの心を躍らせてくれる。>>続きを読む

アダムス・ファミリー(2019年製作の映画)

3.6

其々が大事にしているもの。それが所謂“普通”ではなく、他人には理解し難いものであったとしても、それを大事にし続けることで周囲を幸せに導く事ができる。理解は必要ない。歩み寄ることが大切なのだ。

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.6

其々の個性だけに焦点を当てることなく、ごく普通の少年少女たちがおくる青春模様をとても素直に描いている作品。

主人公レオの前に現れた転校生ガブリエルは、レオの個性を特別視しなかった。偏見的思考を持たな
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ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

3.7

愛する人の幸せを祈る。
たとえそこに自分の存在が無くとも。
コープスブライド・エミリーの純愛に感動する。

自由奔放な“死者の世界”と制約だらけの“生者の世界“。そのコントラストが色彩と愉快な歌によっ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.7

バレエに乗せて、物語が進んでいく描き方がとても美しかった。けれど社会からの好奇の目を利用するような、興味の惹き方だった事が少し悲しかった。“何で私たちだけ”、とても心が痛かった。それこそが現代社会の現>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.9

社会を生きることは、自分を抑制することだ。さまざまな規制に縛り付けられ、周囲の目を気にして、大事なことを諦めて。自分らしく生きるとはなんだ。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.7

感覚を刺激する豊かな色彩と音楽が印象的でした。ストーリーに関しては、単なる夢物語ではなく、とても人間的でリアルであるからこそ現代の人間たちに寄り添う作品として愛されているのだと思いました。最後までとて>>続きを読む

二ノ国(2019年製作の映画)

2.8

世界の捉え方は面白いけれど、
結末までの流れは予測可能でした。
異世界物語に対する理想的な要素を詰め込み過ぎている感じがありました。
豪華声優陣、音楽の久石譲、制作協力がスタジオジブリという事前情報で
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

3.4

現代人への問題提起が散りばめられており、図星で頭が痛い内容がいくつかあった。

主人公の感じている違和感が、学生時代の私のそれと完全一致していて少し救われた気持ちになった。

主人公の心情によって映画
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.9

私の知能では、理解が出来ない次元の討論がいくつかあったがそれは然程不快ではなかった。
寧ろ、言葉を交わす事の可能性と時代を生きた人々の熱量が、とても人間的で美しいと感じた。
薄っぺらな現代ではきっと起
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

ビートルズが世界から消えてしまった。
その状況下で自分だけ存在や楽曲覚えていて、
自分は売れないシンガーソングライターで…。
偶然に奇跡が重なって主人公は一躍大スターに!
しかしその名声の代償に愛する
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