まきゃまてぃさんの映画レビュー・感想・評価

まきゃまてぃ

まきゃまてぃ

ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと(2023年製作の映画)

1.0

冒頭に描かれるどブラックな社畜物語が一番キツかった反面、一番の見どころでもあった気がするほど、肝心の本編がごちゃごちゃとしていて残念な印象が強く残ってしまった。

ゾンビ世界を俺なりに楽しんでやるぜ!
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.4

エンディングの一瞬、目ぇ痛くなりますわ

謎のウイルスによって、加虐性に加えて欲望のリミッターまで解除された感染者たちが繰り広げる、考えうる限りの、尊厳と人体の破壊。地獄を地上に引き摺り出したかのよう
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長ぐつをはいたネコ(2011年製作の映画)

3.0

自己愛強めのゲス卵が割れそうで割れてくれないもどかしさ。プスの冒険やキティとの関係性が魅力的な反面、この卵だけがどうも異分子だった。

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.8

全編通して可愛い。浄化される。
優しさと温かさで構成されている分、一つの残酷さが際立って胸が痛くなる。意外ときっちり伏線回収をしていく手腕は見事。見た目以上に奥深く、どんな状態の心にも沁みるおかゆ映画
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.6

過激派ヴィーガン狩りの話かと思いきや、ウマそうかどうかの完全カニバリズム視点で、善悪関係なく獲物を選別する、こだわり派肉屋のお仕事ムービーだった。
街ぐるみでイっちゃってるせいか、紛うことなきソシオパ
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禁じられた遊び(2023年製作の映画)

1.5

すしざんまいの右下二番目がなかなか良い表情をしておる。

未知なる力によって喫煙を阻まれるハシカンが、呪いから逃れるために調査へ繰り出す。
ホラーというよりは、長尺の世にも奇妙なテイストの内容。とにか
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ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

1.5

原作を履修済みであることを前提とした作りなのか、テンポ感はあるものの、圧倒的に世界観の説明が少なく、初見殺しな内容についていくことができなかった。
ただ、蜷川監督作品で一貫されたアートワークを突き詰め
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.8

一体、どこまで行く。

序盤から待ったなしな受難の連続で、終わりまで連れて行く気満々な、ジェットコースタームービー。

現実であればすぐに捕まるべき悪徳警察が主人公にも関わらず、泣き面に雀蜂相当の災難
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

5.0

最高。とても、最高。

タバコを吸う鬼太郎父のビジュアルが出たときから楽しみに待ち、好きな要素てんこ盛りのあらすじが出たときから期待値がかなり高かったものの、それをゆうに超えていく作品でした。

PG
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アリス(1988年製作の映画)

3.6

記録

不思議の国のアリスを一層グロテスクにしたような世界観。白兎がかなり攻撃的。体調を悪くしてうなされているときには観たくない、ただ元気なときでもメンタルが歪みそうな作品。微睡の奥で観た方がすっと入
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真・事故物件パート2 全滅(2022年製作の映画)

2.5

はい!!(溌溂)

事故物件で撮影される恋愛リアリティショー。そこに、カルト信者が紛れ込む。

前作の真・事故物件から一年を待たずに公開された本作。制作費倍量とも謳っているように、死に招かれる人間も確
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忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

3.0

水がなければ出現させればいいじゃない

島を因習ごとコピーしてしまったVRの開発チームを赤い女が襲う。

赤い女=イマジョと呼ばれる悪霊。過去があまりにも悲惨なものの、殺し方さえ、過去にがんじがらめに
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恐怖人形(2019年製作の映画)

2.5

ダァッシュ‼︎

呪いでパンパンに膨れあがった日本人形が猛烈ダッシュで迫り来る。

あまりのデカさに余裕で視界入りするはずなのに、ステルス性能が高すぎて認識されない、暗殺者も驚きのスキル。故に、属性マ
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

3.8

ハイヤーー!

実在するかも怪しいバニー・レークの行方を巡って、人徳のない者たちがレーク婦人を追い詰める。

はじめからバニーを映さないことで、行方不明の意味合いが変わってくるのが、設定としてとても面
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推理作家ポー 最期の5日間(2012年製作の映画)

3.6

【記録】
エドガー・アラン・ポーを主人公に置いている分、ミステリへの期待値がどうしても高まってしまうため、その目で見ると評価は低くなってしまうが、作品の雰囲気はとても良く、ゴシックホラーな味わいが楽し
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

4.0

謎が解け、増える。
三期への含蓄に富む、必見の作品。集大成という言葉も過言ではないほど、濃密な内容でありながら、本作を次への布石としていくところが凄まじい。人に道を示し、ある種のユートピアを授けるシュ
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.5

この世で最も黒く、邪悪な絵を求めてルーブルへ。

謎も、ホラー色も、異様さも、ドラマ版の岸辺露伴と比べれば、さすがの映画化。どれもが、一つ上の濃さ。それでも、ムダに風呂敷を広げていくわけではなく、空気
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ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

3.5

3DCGは違和感なく。体感はアトラクションのようで、楽しく鑑賞できる作品でした。あのシーンは最後の聖戦のオマージュだろうか。少し、無理難題が過ぎません?

ノロイ(2005年製作の映画)

3.6

霊体ミミズに喰われたっ。

ブラウン管テレビでパッと流されたりしたら、ノロイを本当に信じそうになるモキュメンタリーホラー。

これまでに観てきた白石監督の作品がどれも、遊び心を存分に含んだものが多かっ
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黒い家(1999年製作の映画)

3.6

まだなのかあ

内容はおどろおどろしい、人間怖いなサスペンスではあるが、所々に挿入されるユーモラスなやり取りや演出が最後の恐怖まで連れ立ってくれる作品。

サイコパスが出てくるが、よく見られるヒャッハ
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映画 ネメシス 黄金螺旋の謎(2023年製作の映画)

2.5

ドラマは未視聴。
冒頭で、ドラマで種明かしされたであろうネタに触れる(触り程度)ため、初見でも映画視聴には問題なしかと。要素がSF的なため、こんがらがる部分はありますが。

映画一本で観るには、キャラ
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.6

確かなライブ感。歌がメイン所な印象を受けたためどんなバトルになるのか想像ができなかったけれど、なるほどそういう設定でくるかと。やはりバトルへの期待もあるため、大暴れが許される舞台装置はとてもありがいし>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

アントマンとしての作品よりも、繋ぎの印象が強い内容でした。
極彩色の量子世界は画だけでもインパクトが強く見ていて楽しかったですが(すごいスターウォーズ感でもあり)、二作目までのイメージをもって臨むと、
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.0

記録

コンフィデンスマンの手口を理解しているからこそ、きっとこいつは…と、伏線度外視でキャラの裏や関係性、オチを予測してしまうけれど、そこを見越したように怒涛に畳み掛けてくる転がしよう。ドラマを通し
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.8

記録

騙し合いというよりは、徹底的に騙していくスタンスが潔い。最後にひっくり返る爽快感よりも感動の側面が強く、騙すことの先にある幸せの描き方が、詐欺をテーマにした作品としては異色な感じがあって面白か
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.8

ヴォエッ
初っ端からとんでもない。やさぐれサンタ。でも、そこが渋くて格好良い。それでいてオジサンのキュートな一面も描かれていて、好きになるしかないサンタ像であるのが尚のこと良かった。

内容は想像以上
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ブラックナイトパレード(2022年製作の映画)

3.0

ブラックかよ…。

サンタのブラックな労働環境でのてんやわんやかと思いきや、話は別方向へと転がっていく。頭を使わず、気を楽に観られる作品ではあるけれど、主人公と赤いサンタにまつわるエピソードが断片的す
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.5

モナリザ〜モナリザ〜

ミステリ作品から得られるとは思えないほどのカタルシスに心が浄化される最高にエンタメ性の強い作品でした。
個性の強すぎる登場人物たち全員に裏があるものだから、殺人が起こる以前から
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ライフ(2017年製作の映画)

3.6

絶望。その一言に尽きる。
透き通った花のような美しさから、次第にクリーチャー化していく未知の生命体がいい具合に気味が悪い。逃げ場のない宇宙空間だからこそ起きる難題と絶望的なシチュエーションに、クリーチ
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.8

何度か訪れる瞬間のためだけに。

パッケージやあらすじからは想像がつかない、最高にハートフルな作品でした。寂れた銭湯の裏の顔は死体の処理場だった、というまさに映画的で殺伐とした物語なのに、普通に人まで
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.0

曜日ごとの演じ分けはさすがの技量。ただその分、もっと多く各曜日のシーンがあればと欲が出てしまう。サスペンスまでの導入がテンポ良く。そこからのラストまでもどんどん疾走していくため、設定を思うと内容の重量>>続きを読む

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.6

ゴリにちわ!!

人間というのは内面が見えるまで、どんな人物かは分からないもの。自分を過信して暴虐をふるっていても、次に相手する人間は地獄への門を開ける使者かもしれない。……というわけで、完全にイカれ
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.0

最高の舞台をみんなと一緒に。
その信念を胸に創り上げる一大ステージ。
相変わらずムーンが無茶するために、ラストの盛り上がりが分かっていてもハラハラさせられる。口八丁手八丁で乗り越えていくものだから、潰
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.0

そうだ、異世界に行こう。

某掲示板発祥の都市伝説、きさらぎ駅を下地としたホラー映画。とある映画作品のような仕掛けが面白く若干テンションがあがるも、オチで潰されてしまったような印象。
無理にホラー的な
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