ダニエル・クレイグの007はノータッチだったのでこれを機に視聴。00に昇格したばかりで今一つボンドらしさを感じさせないジェームズが、裏切りと愛を乗り越えて「本物」になっていく様は見応えあった。マッツ・>>続きを読む
とても良く考えられたサスペンス。もっと早めに見れば良かった。一体何が真実なのか、途中までコロコロ掌の上で転がされ続けた。孤島の精神病院という絶好の舞台を用意されては、何が裏があるだろうと観る側は勘繰る>>続きを読む
ジャッキー全盛期のアクションは見ていて爽快。エンドロールのNGシーンのハプニングを見て声を漏らすまでワンセット。今回はトレジャーハンターとしてナチの金塊を探すジャッキー。美女3人引き連れてるのは監督特>>続きを読む
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『日本原作』『ブラピ主演』これだけで面白いの確定やんということでずーっと心待ちにしていた作品。その期待を裏切ることなく終始ノンストップの殺し合いアクションだった。予告でも映っていた「トンデモ日本」も、>>続きを読む
タランティーノによる「密室ミステリー」。いかにもタランティーノらしい味付けに仕上がっており、面白かった。容赦ないバイオレンス描写も「いいぞもっとやれ」と心の中で思ってしまった。
冒頭に「ワインスタイン>>続きを読む
インディペンデント映画の傑作とのことで、確かにハリウッド映画のような派手な展開ではなし、キャストも無名で日本のインディーズ映画のような感じがした。とはいえ、このテーマで130分は長い。ひたすらに長かっ>>続きを読む
航空業界と映画業界の異なる二つの世界で覇権を握ったハワード・ヒューズの半生。キャサリン・ヘプバーンを初めとする女優たちと浮名を流す一方で、強迫性障害に苛まれる姿は彼もまた一人の人間だったことを示し、親>>続きを読む
ジャンヌ・ダルクの異端裁判を、実際の裁判記録を元にしたサイレント映画。公開は1928年と、ほぼ100年前に作られた作品だがデジタルリマスターされているため鮮明に見ることが出来た。この作品に出てる役者、>>続きを読む
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今作が初監督となる金沢監督の自伝的作品。『子供が初めて見る実写映画に』というキャッチフレーズだが、実際に刺さるのはその子供たちの親世代だろう。80年代。今よりも日本がまだ伸び伸びしていた時代。都会育ち>>続きを読む
まるでドキュメンタリー作品かのような重厚な作り。CGではない、原爆投下直後の広島の街並みの再現がとにかく凄い。常人では想像し得ないほどの苦しみだったのだろう。
戦後からわずか8年後に製作され、実際の被>>続きを読む
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1948年。原爆から生き延びた娘と、原爆で亡くなった父の会話から、原爆の惨たらしい現実を淡々と浮かび上がらせる。市井の人々にとって原爆とはなんだったのかを知ることができるので、子供たちに見せるに適して>>続きを読む
終戦一年後に作られた娯楽ミステリー。怪盗ルパンに通じるものがある多羅尾伴内もとい藤村大造。当時としてはよく考えられてるストーリーだと思う。公職追放中の政治家が出てきたりと時代を感じた。
ジャックされた救急車がLAを暴走する。これだけで2時間越えのド派手なアクション映画になるんだから凄い。ワンシチュエーションだからより没入感があって何も考えず楽しめた。カーチェイスシーンとかはCGではな>>続きを読む
なぜ、現代にわざわざ銀行強盗をするのか。見る側にそんな疑問を与えるが、見ていくうちに普通の銀行強盗とは違うことに気付かされる。その背後に隠された真実は、16年前ではまだ使えるネタだったのかと違う意味で>>続きを読む
型破りな米国海兵隊軍曹ハイウェイが、腑抜けた野郎どもをしごきまくる。設定から『トップガン マーヴェリック』に通じるものがあるが、こちらの方がより地獄の特訓である。イーストウッドって、実はドスの効いた声>>続きを読む
アメリカの選挙の仕組みや裏側をたっぷり描いている。こうしてみると、アメリカの方はよりエンタメ要素が強い(チアリーディングとか)けど、やはり国民の意識は高いんだなーと感じた。マニフェストに時代を感じたけ>>続きを読む
朝鮮戦争の仁川上陸作戦を成功するため、北朝鮮側に潜入したスパイたちの死闘。歴史番組で「仁川上陸作戦」を説明されても結果しか分からないが、映画では過程を見せてくれるからいかに悲惨かが伝わってくる。戦争と>>続きを読む
男性恐怖症となり、日に日に精神を苛まれていくキャロル。それが限界を迎えた時、彼女は一線を超えてしまう。現実なのか、幻想なのか、見てる側も分からなくなる。こういう作品をロマン・ポランスキー監督が撮ったと>>続きを読む
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ネトフリが史上最高額を費やして作ったスパイアクション。すでに続編の製作も決まってるという力の入れよう。アナ・デ・アルマスカッコいい。頭を空っぽにして見ることの出来る作品でした。プラハでの戦闘シーンは特>>続きを読む
なかなか良く出来たサスペンス。バットマンシリーズはダークナイトとジョーカーしか見たことないが、今作はジョーカー寄りの雰囲気で大人でも十分楽しめた。警察も司法も悪の親玉に手篭めにされてるのにマスコミだけ>>続きを読む
『盗聴』を生業とする男が次第に「盗聴」に蝕まれていく……。邦題のカッコよさに惹かれてずっと見たかった作品。
静かに淡々とストーリーは進むが、常に不穏な空気が漂っている。ジーン・ハックマン演じるコールも>>続きを読む
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エルヴィス・プレスリーは名前はもちろん曲も聴いたことあったが、その生涯までは知らなかった。そしてトム・パーカー大佐というマネージャーがいたことも。
エルヴィスが最初スターダムにのし上がっていく流れが早>>続きを読む
日本がバブル景気でアメリカを圧倒していた時代。日本人の描き方は日本人からしたら珍妙な部分もある(そもそも日本人役が皆日系アメリカ人だから日本語が全員怪しい。その中でも社長役の山村聰の威厳はアメリカ人俳>>続きを読む
『JFK』からの流れで。キューバ危機を巡る緊迫の13日間。日本との政治の違い等も見られて(ケネディはカソリックだから支持を集めにくいとか)政治というのは本当に色々な思惑が入り組んでいて面倒くさいと思っ>>続きを読む
あまりにも長い(3時間25分)のでスルーしていたが、安倍元総理暗殺事件があった今こそ見るべきだと思い鑑賞。ケネディ暗殺事件はNHKのドキュメンタリーなどでも見たことがあるが、知らないことがバンバン出て>>続きを読む
ストーリー、配役、どれを取ってもまるでキューブリック作品のように隙がなくとても面白い。キャストも佐藤浩市、本木雅弘ら若手実力派俳優(当時)から根津甚八、ビートたけしといった主役級俳優が脇を固め、物語に>>続きを読む
『陰謀論者がガチの陰謀に巻き込まれてみた』
昨日の今日なのでGYAO で配信中のこれをチョイス。冗長な感じはしたけど悪くはない。「手刀で気絶させる」という映画あるあるを逆手に取った笑いは良かった。
都>>続きを読む
これぞ、ザ・シュワムービー!敏腕スパイとしてテロリストを追うハリーの悩みは家族、特に妻との関係。公私混同しまくりで本当に大丈夫かと思ったらテロリストに夫婦共々攫われて、スパイシュワの本領発揮。トップガ>>続きを読む
前から見たいと思っていたから午後ローナイス!西部のガンマンと日本の侍という異色バディ西部劇。三船敏郎の存在感はハリウッドスター2人を前にしても負けるに劣らない。”世界のミフネ”ここにあり、だ。
まぁそ>>続きを読む
監督、劇伴が同じだからか、オープニングからして『シャレード』感がプンプン漂う。主演2人の立場は『シャレード』のそれと逆になっていて、よりヒッチコック感が増している。まぁそれでもストーリーはそれなりに面>>続きを読む
RKOってまだあったんだ、てことにまず驚いた(そこ?)。
敏腕検事の捏造を暴くため、自ら殺人事件の被疑者となったジャーナリスト(そこまで体張る必要あるかね?とは思うけど)。だが敵は何枚も上手で無実の罪>>続きを読む
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これから今作を見る人は絶対IMAXで見てください。この迫力は映画館のIMAXで体験すべき。撮影技術も進化して俯瞰で戦闘機を見れてより状況を把握しながら鑑賞出来て良かった。
とにかく冒頭から前作オマージ>>続きを読む
『1987』のキム・テリ目当てで最初は見たけど、騙し騙されのサスペンスはもちろん、何と言っても百合が素晴らしかった。美女同士の百合は至福でしかない。
とはいえ、やらしい男たちを成敗する女性の構図は現代>>続きを読む
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ダークサイド版ピノコ!なかなか面白かった。よくこういうことを思いつくなぁと思う。最初から伏線が張り巡らされていて片時も目が離せない。邦画ホラーもかつてJホラーと持て囃されていたけど、すっかり海外と差を>>続きを読む
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「コンニチハ、ミスターグッチ!サイキン、ドウ?」「ゴォテンバァ」
華麗なるGUCCI一族の栄光とスキャンダル。GUCCI家の跡取りに嫁いだパトリツィア。徐々にあらわになっていく彼女の野心と愛憎。どの役>>続きを読む
テーマとしては「トータル・リコール」や「インセプション」等でやってきたことと似ているが、今作は愛した女性の秘密を探る男の話なので前者の作品と比べるとどうしても小品な印象を覚えてしまう。ストーリーも静か>>続きを読む