蝉丸さんの映画レビュー・感想・評価

蝉丸

蝉丸

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14の夜(2016年製作の映画)

5.0

当方ジュブナイル映画が好きなのですが、「正解」が出てしまいました。この作品はあまりに性春パンクであり、あまりにスタンドバイミー だ。あまり使いたくない言葉だが、エモすぎる。全てが刺さった。ラストも分か>>続きを読む

スクリーム(1996年製作の映画)

3.6

90年代感が出ていて良かった。昔のを観れば観るほど今のサスペンスの複雑さが分かる。こういうの今出したら駄作扱いされるんだろうな。僕は好きですが。

世界の果てまでヒャッハー!(2015年製作の映画)

4.4

前作に負けず劣らずおもしろかったが、単純に前作の方がぼくの好みにかなっている。
登場人物が全員おもしろいって珍しいですね。特にエルネストが好き。年に1作ペースで作って欲しい。

真夜中のパリでヒャッハー!(2014年製作の映画)

4.6

「ハングオーバー!」が好きな人は楽しめると思う。ぼくはめちゃくちゃ楽しめました。声出して笑える映画はいいですね。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.2

深夜にabemaTVでやってたのでなんとなく観ていたが、震えるくらい良い映画だった。
雰囲気の作り方に隙がない。無駄の少ない映画というのはときにスッキリしすぎているが、これは重厚すぎるくらい重厚だった
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.8

地元の映画館でリバイバル上映をやっており、500円で観られるとのことで観に行った。思ってた数倍おもしろかった。そんなにジュラシックシリーズに思い入れはない、というか一作目しか観ていないのにあの音楽を聴>>続きを読む

僕たちの戦争(2006年製作の映画)

3.6

何の気なしにHuluで観たら意外と良かった。撮り方がテレビドラマっぽいなと思ったらこれそもそもテレビ映画だったんですね。

『野火』とか観ると戦争映画はエグいなと感じるけど、これはかなりライトな部類だ
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.3

この映画は2種類の夢、つまり夢想することと実現させたい目標をもつことの2つを肯定してくれる。
ときに人は「現実を見ろ」と他人に言うが、夢と現実が地続きだった頃というのは誰しもあったはずで、だからむしろ
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.2

緊迫感と鬱々とした雰囲気が終始スクリーン、いや劇場全体に漂っていた。劇場で観て良かった。
狙っているような撮り方が多かったが、狙ってる感は好きなので良かったです。特に邸宅のシーンは整然とした場所にジョ
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

シモンは自らが軌道を周回していると言い、実際それはある意味そうなのだが、実はシモンの周りの軌道をサム達が周っている、という感じ。しかし他人に変わってもらおうとしたり、イレギュラーを嫌ったりするはずのシ>>続きを読む

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

4.5

僕は鑑賞者であるところの特権としての神の視点を持っているので、終始もどかしく思い、薄気味悪くニヤニヤしながら、「バカかお前は」などと登場人物をなじりながら観ていました。笑える要素がふんだんにあるのも手>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.2

「wonder」と同じ監督だとエンドロールで気づいた。これもシンクロニシティの一種と言えるかもしれない。
手負いの10代の危うさがうまく出ていた。他人の幸せを願うのは確かに優しさではあるけど、自分には
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.2

良い群像劇だった。分かりやすい人生あるあるが散りばめられていて涙を誘った。オギーがオギーだったからこそここまでうまく、うますぎるくらいにまとまったわけだが、映画の中くらいではこういうのがあっても良い。>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.6

やはり原作が良いからか、良かった。ところどころでキャッチーな音楽を使ったMVみたいな演出とかクサい演出があって、あんまりそういうのは好きじゃないけど逆にそれによって変に感情的にならずにスッキリした気分>>続きを読む

生きる(1952年製作の映画)

5.0

x軸のプラス方向に生きる、マイナス方向に死ぬがあるのではなく生も死もプラス方向にしかない。「日々を過ごす」というのが「日々をやり過ごす」というのに変わりだしたらだんだん苦しくなっていくはずなのだが、そ>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

4.2

愉快な映画ではない。ぼくはここ数年家族との会話が少しずつ億劫になってきたと思っているので(さすがにこの家族ほどではないけど)心に突き刺さりました。気まずいあるあるが上手いですね。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.7

素敵。観たあとで色々なシーンを何度も反芻してしまう、というのは僕の中で名作かどうかという判断基準のひとつなのですが、これは名作です。夏がより好きになれる。良い景色に良い音楽、シンプルなストーリーが良い>>続きを読む

港町(2018年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ好き。牛窓の町をただ映すだけで、台本も一貫したストーリーもない。しかしそこでは、そこに生きる人々や猫々のそれぞれの物語が紡がれていた。
特に音が印象的だった。小型漁船のモーター音、さざ波、
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.8

映像、音楽、ストーリーの全てが美しかった。美しすぎたくらい。人は2度死ぬというのはよく知られた言葉だ。1度目が肉体が死んだとき、2度目は誰にも思い出されなくなったとき。長い目で見ると永遠に語り継がれる>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

おもしろい。小悪党のモス、不条理の権化みたいなシガー、前時代の正義の象徴としての保安官ベルがうまい具合に絡み合っている。"No country for old men"がより明らかに示すように、世界は>>続きを読む

アース・トゥ・エコー(2014年製作の映画)

3.8

ジュブナイル+ロードムービー+SFといった感じで好きですね。子どもの頃にあれだけワクワクした夜更かしが今では当たり前のことになってしまったのはなんか寂しい。ラストシーンが良かった。ご飯3杯いけるレベル>>続きを読む

奇跡(2011年製作の映画)

3.8

あー小学校の頃こんなこと思ってたな、とか色々反芻しながら、いろんなシーンで想起させられながら観た。ほんとくだらないこととかどうでもいいことばかり考えたりしてたりしたけど、そういうのを鼻で笑わず愛おしく>>続きを読む

ニッポン国 vs 泉南石綿村(2017年製作の映画)

4.3

おもしろかった。特に後半からの加速がよかった。彼らは原告団という括りの中にいるが実は各々が違う出自を持ち、違う考えをしているという当たり前の事実、しかし普段ニュースから流れてくる"原告団"というフレー>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.5

落ち着いた感じのスパイ映画。しかしこれを落ち着いて見られる男性諸君は(おそらく女性も)いないのではないだろうか。ジェニファーローレンスが美しい。あとそんなの着てプール行くやつがあるか、というようなエロ>>続きを読む

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.7

新しい味のガムを食べた時のような映画だった。めちゃくちゃおもしろいというわけではない、というか他にこのような作品を観たことないから判断しづらいのだが、まあまあ好き。中盤の狂気とほほえましさや脱力感が交>>続きを読む

淵に立つ(2016年製作の映画)

3.9

公開当初観に行こうと思ってたらいつのまにか終わってた記憶がある。今日これを観るまで事前情報がポスターのみだったのでただのいい話なのかと思ったら違いました。このDVDはホラーの棚に置いてください。心のH>>続きを読む

BOY A(2007年製作の映画)

4.0

感情のやり場のなさが募るばかりであった。ハァ。
子供は無邪気だとはよくいうが、あれは"邪気がない"という意味ではなくて何が邪で何が邪でないかが分からないということなのではないか。法が公共の福祉に則って
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.5

しっかり楽しめた。ストーリーが薄い、というご指摘もあるかもしれないが、ミュージカルのシーンで圧倒されてあまり気にならない。結局ね、総合力なんですよ、何もかも。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.1

"大人のためのおとぎ話"というジャンルの模範的な映画。純粋に楽しめた。全編に散りばめられたオマージュによって成り立つこの作品からは、デルトロの映画への愛が伝わってくる(気がする)。諸々の設定が全部功を>>続きを読む

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

4.2

バディ映画最高。バッドボーイズやリーサルウェポン久々に観たくなった。僕はアメリカ人じゃないのでそこまで深くは分からないはずだが、70年代感も良い感じだった。コメディも満載だし、テンポもいい。ゴズリング>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

不朽の名作とはこのこと。そりゃいろんなところでリメイクやオマージュされるわけだ。わかりやすいプロットに特徴ある登場人物、迫力ある戦いのシーンその他全てがただただおもしろい。それを支えているのが細密な時>>続きを読む

50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.7

闘病と聞くと少し身構えるが、緩急のバランスが良くて観やすかった。医療技術の発達によって僕らの世代の平均寿命は120歳くらいになると言われているが、それでもデッドオアアライブの状態に際しては変わらないも>>続きを読む

サクリファイス(1986年製作の映画)

3.5

大枠はなんとなく理解したような気になっている。ちょっと耐えきれなくなったので3回に分けて鑑賞した。一気に観たら頭がパンクして寝ると思う。もし観るのであれば途中で諦めずに一度圧巻のラストまで観てみると良>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

良いエンターテイメント作品だった。前作に引き続き、様々なスパイガジェットや、ややグロい演出に心くすぐられた。エルトン・ジョンがめちゃくちゃおもしろかった。ただガジェット以外のスパイ要素がもう少し欲しか>>続きを読む

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