蟬丸さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

蟬丸

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アトランティスのこころ(2001年製作の映画)

3.8

14、5歳の頃に観たが、ふとまた観たくなって鑑賞。定期的に観るのがよい作品がこの世には多すぎる。
S.キング原作の映画の中でも隠れた名作。原作『アトランティスのこころ』は中編の5部構成で、映画は中の
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

好きすぎて何回観たか分からないくらい観ているが、毎回おもしろい。無人島に何でもいいけど1つだけ持っていって良いって言われたら迷わずこれのDVDですね。

パターソン(2016年製作の映画)

3.9

毎日は少しずつ違っていて、同じ日は2度と来ないということを改めて実感した。陳腐でも良いものは良い。日常のどうでもいいことや何気無い会話に隠れている旨味を喚起させるのがうまい。永瀬正敏がなんか変だった。>>続きを読む

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

5.0

ティーンエイジャーが成長するストーリーはやっぱダメですね。どうやっても満点つけちゃうので。

夏が待ち遠しい。

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.2

「乗り越えられない」

物語は淡々と進んでいくが、場所にまつわる記憶はその場所に立つと否応無く思い出され、こちらをつかまえて決して離してくれないということが過去と現在を交錯させる構成によく表れている。
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PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」(2019年製作の映画)

4.0

狡噛慎也になりたい人生だった…。

ガルシアにもらっていたタバコはたぶんガラムのスーリア・マイルドがモデルだと思う。

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.3

過去にクリップしてたからなんとなく借りて観たけど別に今じゃなくても良かったな、という感じ。借りたときはちょっとダウナーに入っていたけど今はそうでもないし。

昔話とか童話とか、「それから2人は幸せに暮
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

冒頭で「日本語字幕:戸田奈津子」と字幕が表示された時に少し嫌だった(案の定、日本語の言葉選びのセンスは悪かった)が、内容に関していえばロードムービーかつバディムービー(この2つの組み合わせは相性が良い>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

4.1

『許されざる者』『グラン・トリノ』の系譜に連なる傑作。老い、衰えること、あるいは(自分だけのものではない)時間に対するイーストウッド自身の姿勢が軽さを伴って描かれている。いつも通り社会に対する視点が反>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.6

万人が楽しめる良い映画という感じ。厨房が見える居酒屋とかで料理を作っている人の手つきを見るのが好きなので冒頭のシーンでニコニコしてしまった。

ロストテクノロジーのvineが出てきて懐かしくなった。

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

やっぱりロードムービー良いですね。順調に進まないところが良い。応援したくなる。

最近家族という紐帯へ嫌気が差していたがこういう家族なら全然アリですね、とラストを観て思った。まあ僕の家族は(というか両
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

久々に観たくなって鑑賞。何回観ても良い。男の映画。

ただ、たまにミニマリストに変な引用されてたりしてモヤモヤする。

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.7

グザヴィエ・ドラン、非常に良いです。

もし全てを失ったとしても、ぼくらの手元に愛だけは残るだろう。そのことはどこまで交わろうとも本質的に孤独な私たちを、苦しい現実の中でそれでも奮い立たせる理由とし
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アイたちの学校(2019年製作の映画)

3.5

とても分かりやすくまとめてあるししつこい説明も無くてちょうど良いけど、映画というよりはテレビドキュメンタリー的。
前川喜平が出てた。

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.8

そうそう、みんなこんな感じで生きてるんだよな、と思いながらゆるく観られた。
もう2時じゃん。寝なきゃ

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

3.6

ベタが良いということはよくあるが、これはあんまりだった。雰囲気は好きなんだが。ロードムービーも好みのジャンルではあるし。
シャヒーダーがとてもかわいい。

あんまり関係ない(本当はめちゃくちゃある)が
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劇場版 フリクリ オルタナ(2018年製作の映画)

3.3

無印のフリクリの「分かるけど分かんない」みたいなところを期待して見るとてんでダメ。あとおねショタは女子高生に置き換えられない。

pillowsの楽曲は最高。

ジュリアン(2017年製作の映画)

3.9

どうにも胃の痛む映画だった。
冒頭のシーンからエンドロールの最後まで、楽しいはずのシーンもずっと不穏だった。音の使い方がうまい(不快だったが)。最後は祈るような気持ちで観ていた。
いま自分が考えている
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

4.0

体感として近年ナチスの映画が格段に増えてる(興行本数が全体的に増えてるから当然だが、それを考慮に入れた上でも)。
WW2も歴史的出来事のひとつになりつつあるのを考えるとこういう作品が1本でも多く残され
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マジック(1978年製作の映画)

3.5

まあおもしろいのはおもしろいが、佳作。制作年を考えるとよくできた作品だと思うのだけど。
今は良くも悪くも飽食の時代だ。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

5.0

最高。3150。サイコー。
フィル・コリンズ聴いてる男なんかに女は惚れない。

DOPE/ドープ!!(2015年製作の映画)

3.7

北河内のストリートで暮らす僕には共感できるところがありました

シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

「一瞬ごとに君のことを思っている」
スクリーンに積み上げられていくものが破局する瞬間が来ると分かっていながら観る映画ほど苦しいものはない。賽の河原映画だ。
でもそれは終わりではない、というのは此岸にい
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モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

4.1

若者の旅と大人の旅は違う。大人の旅は余暇、レジャー、休息のために時間と快適さをお金で買うことに"旅"という名前をつけているだけ(ブルジョワ的)で、若者の旅は、"旅をするための旅"である。
繰り返し
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パディントン(2014年製作の映画)

3.8

我々がいつの間にか身につけてしまった見知らぬ他者に対する免疫反応へのアンチテーゼだ。幸福で心温まる。でも、これを観終わってさえ、多くの人は孤独なクマに手を差し伸べることが、残念ながらおそらくできない。>>続きを読む

真白の恋(2015年製作の映画)

3.8

富山の景色が綺麗。
僕もはやく全部どうでもよくなりたいですね。

BIUTIFUL ビューティフル(2010年製作の映画)

4.2

苦しい。映像の美しさに比してそれが切り取る現実が過酷すぎる。社会の底辺にいて、「beatiful」を「biutiful」と間違えて教えるほど学も無いウスバルが必死でもがきながら吐き出す"毛玉"は彼の子>>続きを読む

列車に乗った男(2002年製作の映画)

4.0

地味だが、渋くて良い作品。
彼らのように年齢を重ねていくごとに魅力を増していくような人間でありたい。
一瞬しか映らなかったが、パン屋で並んでいた娘がすごくかわいかった。

グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

4.0

ジュブナイル×ロードムービーは最高という証拠がまたひとつ増えた。テオとダニエルのような関係性はそれがその後続こうが終わりを迎えようが人生の宝ですね。
思春期の頃はお金の無さ、年齢による制限、親による制
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.2

ロードムービーなので無条件で4点以上。最後のシーンは狙いすぎだろ、とも思ったがまあ分かってても良いものは良い。「ツーレス」って何だと思って調べたら、イディッシュ語で「問題」みたいな意味らしい。「リア王>>続きを読む

暁に祈れ(2017年製作の映画)

4.0

自伝を下敷きにしているのもあいまって、カメラは終始ビリーを追い続けている。ビリー以外の登場人物(囚人)はほぼみんな名前が無く、入れ墨を全身に彫り、有色人種であり、みんなが話すタイ語は全く訳されない。>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.2

いわゆる伝記映画を観る際に最も重要なのは描かれる偉人たちにどれだけ思い入れがあるか、ということだと思う。思い入れがあればあるほど、映画という制約から漏れてしまうモノが目について仕方がなくなるだろう。>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.9

破壊と再生の物語なんて今日日掃いて捨てるほどあるが、その量の割に粒揃いなのでついつい見てしまう。
この映画は冒頭で妻が死ぬところから始まる。ただそれ自体が"破壊"なのではなく、そこからさまざまなものを
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

4.2

自分でも気づかなかったが、マークウェブ監督作品を全部観てた。その中でも本作はかなり良い。まずポスターが良く、セリフが良く、まとめ方も良い。良い意味でオシャレ映画。サイモン&ガーファンクルも好きなので良>>続きを読む

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.9

期待通りおもしろかった。マッコール強すぎ。
作中で『世界と僕のあいだに』が象徴的に使われてたのが印象的だった。読まなければ。