身代わりマリーさんの映画レビュー・感想・評価

身代わりマリー

身代わりマリー

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同級生(2015年製作の映画)

4.0

クローズドな関係性が結構なカット数のオープンな情景描写によって物語られているのが大変良い。世界への愛が凄い。
実写顔負けなくらいヒトもモノも繊細なディティールの芝居をする(序盤は本当に凄い)一方で、実
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アカルイミライ(2002年製作の映画)

3.2

太陽ではなく月に魅入られてしまった悲しい人たちの物語。
守の藤原への殺意は単なる疎みとか怨恨ではないし雄二のそれも多分そう。

カリスマ(1999年製作の映画)

4.0

オチの付け方のあまりの完璧さに麻痺しちゃうけど冷静に考えて内容は平凡なんだよなーと思いつつもやっぱり語り方が上手過ぎるし何より役所広司がバケモノ。こんな奴が広告塔の保険とか絶対入りたくないでしょ。
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回路(2000年製作の映画)

3.3

胸元、書架、フレーム。境界を超える眼差しと運動の映画。

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.1

本作における暴力とは殺人のことではない。固定視点且つ長回しのワンカット内で殺人が起きるということ、それがそれ以外の空虚な時間と等価であるということ。
暴力は画面を横切るという運動として立ち現れてくる。
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.4

私にとってのシンエヴァ。ハーモニーのためのプロトコル。叫喚と共感のユートピア映画。

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

-

おジャ魔女どれみのオタクがオフ会をする映画。
いつもの佐藤順一と思いきやちょっと違う、のではなくむしろ煮詰まりすぎている。生クリーム爆盛りのパンケーキを時間をかけて完食する感じで胃もたれが半端なく観終
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.2

このいかにもな演技と台詞回しがコミュニケーションの不成立、というよりその不在を表現するメタ的な技法として作用してる。
見ること(あるいは見ないこと)、視線の映画。

REDLINE(2010年製作の映画)

1.5

これはマジな話なんですけど、チキチキマシン猛レースの方が面白い。

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.3

気が向いた時に数ページずつ読む小説みたいな感じで観終わるのに数ヶ月を要した

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

ベタな古典的ミステリだけど映画でそれもオリジナル脚本でこれなら上出来だろう。映画の尺と構成的に容疑者が多すぎるので実質2択じゃんみたいなところはある。もうちょっと色んな結末を想像させる緊張感が欲しい。

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

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対セイバーオルタ戦がオールタイムベスト級の戦闘シーンであまりの格好良さに鳥肌が立ちっぱなしだった。キャラも視点も動きまくる激しいアニメーションの最中に一瞬、止め絵にエフェクトを重ねていくような紙芝居ゲ>>続きを読む

劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)

2.8

求められてるのは5人娘の友情物語だと思うんだけどサブキャラ多過ぎて焦点がボケまくりでTV版のネタ使い回してただ斜陽会社がアニメ作るだけのアニメになってる。

ARIA The CREPUSCOLO(2021年製作の映画)

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背景美術が大変良い。それと窪田ミナの新曲もやはり最高なのでオープニングだけで満足した。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.6

想像を膨らませると同時に誘導するような演出が上手ですね

空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

2.7

岡田麿里から尖りが消えて滅茶苦茶さだけが残ってしまった感じ

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.4

パンデミックのシミュレーションとしては上出来だがあんまり面白くはないのでこれよりパーフェクトセンスを観た方がいい

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.8

よくわからないながら感銘と違和感の両方を抱えて観てたけどhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/arcs/8/0/8_59/_pdf/-char/en この論稿が大変>>続きを読む

天使のたまご(1985年製作の映画)

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記号としての魚に取り憑かれる人たち、最早空想と同義の鳥を夢見て化石になる少女。想像/創造の不可能性。青年とは押井自身であり我々自身でもある。卵を割らずにはいられない。

パニック・ルーム(2002年製作の映画)

3.5

ポリスメンがこんなに有能な映画がかつてあっただろうか

インビジブル(2000年製作の映画)

2.5

こんなにしょーもない映画は久しぶりに観たが最初のゴリラ復元シーンはとても良かったのでヨシ!

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