ゴローさんの映画レビュー・感想・評価

ゴロー

ゴロー

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.9

アメリカとメキシコ国境付近のカルテル戦争を描いた作品。一見人々はごく普通に暮らしてるような町でで警官を乗せた黒い車が通るシーンは異様だった。
冗長な説明に頼らず、キャラクターの心情の起伏を見事に映し出
>>続きを読む

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.9

主人公と悪役が出会うまでの最初のシーンが秀逸でそれだけで画面に引き込まれる。
あとは遊園地で殺人を犯すまでが圧巻。音楽やセリフに頼らず、あそこまで緊迫感を出せるとは。

ヒッチコック/トリュフォー(2015年製作の映画)

3.7

有名なヒッチコックとトリュフォーの対談を映画化したもの。ただのサスペンス映画ではなく、作家主義としてのヒッチコックの偉大さを再認識。

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.6

内容はともかく戦闘シーンは話題になっただけあってそれなりの迫力を見せていた。
ガーフィールドは流石の演技だった。

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.1

おそらく戦後直後のソ連極東のとある町で人々の生活が生々しく撮られている。喧騒の中で不意に訪れる静寂や異常な人物が映し出されるシーンに息を呑む。何か不穏な空気に包まれた世界に惹きこまれ、そこで彷徨う少年>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

2.8

原作がわりとニッチな層を対象にしてるのでこれを大衆向けにしようとするとこうなってしまうわなという感じ。カット割りなど映画的こだわりを追求しようという意図は見えたが冗長に感じる場面も少なくなく。

山河ノスタルジア(2015年製作の映画)

3.6

過去、現在、未来を描く壮大な物語。その間、社会は大きく変化し、人々もそのうねりの中に飲み込まれる。希望に満ちていた男をあのような状態にさせてしまったものは何か。女は変わりゆく世界で何を道しるべに生きて>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

4.0

一つの作品でここまで家族というものを描き切れるのかと驚いた。余計な説明などなくてもそれぞれの登場人物が何を思考しているか想像できる。家族というフレームを通してこの世界の現実を捉えた素晴らしい作品。

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

2.9

ところどころパイレーツらしさは感じるも物語の組み立てが雑な印象は拭えなかった。次回作への繋ぎならより(直接的な)ウィル・ターナ救出に主眼を置くべきだったとように思う。

マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白(2016年製作の映画)

3.3

脱北者のことを少し勉強してる自分としては、中国での生活やそこから韓国に至るまで過程など視覚的にイメージできて意義深かった。もちろん突っ込みどころはあるが。

緑の光線(1985年製作の映画)

3.3

エリック・ロメールの作品は初めて見た。主人公の性格が、、、という評判は事前に確認したがまあ確かに笑。しかし彼女の感情がうまく捉えられてたし、それが各地の美しい情景とコンストラストになっていると思った。

台北ストーリー(1985年製作の映画)

4.0

ファーストシーンからエドワード・ヤンっぽさ全開だった。構図がいちいちセンスある。主人公の男は社会の変化に追いつくことができず、過去に囚われ生きている。女の方も何とか適用しようとするがどこか違和感を感じ>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.8

あんまり見たことないようなSF映画で面白かった。コミュニケーションとか異文化との触れ合いみたいな古典的かつ現代的な問題がSFという枠組みでうまく表現されてた。

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.8

マイマザーと共通してるのは親と子の何とも言えない関係。この作品はそこにもう1人の女性が絡んでくるのは面白かった。
3人が歌って踊るシーンが良かった。

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

4.0

わずか50分の作品ながら甘く切ない青春を見事に映し出してる。どうして岩井俊二の映画は女性をこんなにも魅力的に描けるのだろうか。

裁かれるは善人のみ(2014年製作の映画)

3.9

ある一家が家の立ち退きを命じられるという悲劇的な作品。役人はもちろんその他の大人もそれぞれ醜い部分を抱えてる。それに翻弄されるのはいつだって子どもだ。

誰のせいでもない(2015年製作の映画)

3.6

不思議な映画だった。冒頭の事故のシーン以降は特別なことは何も起こらない。それでも登場人物たちの感情をうまく捉えてる。ラストはどう解釈すればいいのか難しい。

ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

3.8

カメラワーク、空間の切り取り方みたいな部分はさすが。それ故にホラー感が強い。

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

構図とか色彩とか全てが完璧でその世界観にはまった。4時間の映画だけど全然苦じゃない。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.7

ストーリーは単純なのにこれをどう解釈するかは難しく、想像力が求められる。音楽の使い方は相変わらずオシャレ。

太陽の下で 真実の北朝鮮(2015年製作の映画)

3.7

ノンフィクションを装ったフィクションといった感じの映画だった。平壌の様子が見れるという意味で貴重。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

前評判通り面白かった。前半は特に勢いがあってミュージカルの良さが全面に出てた。後半ももうちょっとミュージカルを押し出しても良かった気がする。

THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)

3.8

南北問題を描いた作品だが韓国の資本主義の闇も描いているあたりがキム・ギドクらしい。北にも南にも居場所がなくなった男の姿は見てて悲しくなった。

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.0

映画の内容、形式ともに素晴らしい作品だった。親や教師といった大人から理解されない子どもの心情がリアルに捉えられていた。最後の方にある主人公が走るシーンは良かった。

マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.7

母親と母親を愛せない息子との関係を絶妙に捉えていて、その物語に自然と入り込んでいった。また母親との関係だけにとどまらない主人公を取り巻く微妙な空気感が滲み出ていてそこから目を離すことができなかった。

アバンチュールはパリで(2008年製作の映画)

3.3

韓国のゴダールとも呼ばれるホン・サンスの作品。確かにヌーヴェルヴァーグのような雰囲気があった。主人公の男とそれを取り巻く女たちの物語で、男のどうしようもなさは笑った。