毎度のことだけど、フランスが歴史の中で勝ち取ってきた人権の重みには感服するしかないな。ストで電車が止まろうが、ワールドカップで負けて車が燃えようが、やっぱりすごい国だ。
映画としての印象はそれほど強く>>続きを読む
ファースト・カウに続いてケリー・ライカート2本目。あいかわらず絵力がすごくてなんでもない映像に目が離せない。内容は若いアーティストたちのなんでもない日常。もちろんオレゴン。
後半の狂気ともに高まっていくポップさ、と言うと語弊があるけど、とにかくその軽さが本当に悍ましく、恐ろしかった。森達也作品にいつもあるあの空虚な感じともリンクするように感じた。
鳥取jig theaterにて。ケリーライカート作品初めてみたけど、確かに圧倒的なセンス。何気ないシーンに単なる雰囲気ではない気配と予感がある。こりゃいいもん見た。
このレビューはネタバレを含みます
冒頭の無編集インタビューシーン(濱口竜介『ハッピーアワー』のワークショップシーンを思い出させる)、からの加速度的な急転落。でも、それが単なる転落劇ではないことこそが、音楽に神様がいることの証明。
「the brighter tomorrow」が素晴らしかったので観てみたけど、あんまりピンと来なかった。ただ小さなエピソードを積み重ねて人の心の機微を描くのはすごく上手。
再編集ドキュメンタリーとしては長編の2時間半。映画として面白いかはともかく、よくまとめた。資料としてDVD持っておきたい。ってか、耳障りのいい映画音楽作る人とか思っててすいません!一から聴き直します。
フラットにジェンダー語るための視座としてのバービーはもはや発明。映像表現としても最高だし、映画館であと2回は観たい。