岩淵拓郎さんの映画レビュー・感想・評価

岩淵拓郎

岩淵拓郎

シモーヌ フランスに最も愛された政治家(2022年製作の映画)

3.6

毎度のことだけど、フランスが歴史の中で勝ち取ってきた人権の重みには感服するしかないな。ストで電車が止まろうが、ワールドカップで負けて車が燃えようが、やっぱりすごい国だ。
映画としての印象はそれほど強く
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ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

4.0

ファースト・カウに続いてケリー・ライカート2本目。あいかわらず絵力がすごくてなんでもない映像に目が離せない。内容は若いアーティストたちのなんでもない日常。もちろんオレゴン。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.3

後半の狂気ともに高まっていくポップさ、と言うと語弊があるけど、とにかくその軽さが本当に悍ましく、恐ろしかった。森達也作品にいつもあるあの空虚な感じともリンクするように感じた。

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.4

鳥取jig theaterにて。ケリーライカート作品初めてみたけど、確かに圧倒的なセンス。何気ないシーンに単なる雰囲気ではない気配と予感がある。こりゃいいもん見た。

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の無編集インタビューシーン(濱口竜介『ハッピーアワー』のワークショップシーンを思い出させる)、からの加速度的な急転落。でも、それが単なる転落劇ではないことこそが、音楽に神様がいることの証明。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラめっちゃ泳ぐやん。そして音大事、Dolby atmos推奨。

コヤニスカッツィ(1982年製作の映画)

3.3

久しぶりに見たけど、いろんな元ネタがあって、けっこう楽しめた。

息子の部屋(2001年製作の映画)

3.6

「the brighter tomorrow」が素晴らしかったので観てみたけど、あんまりピンと来なかった。ただ小さなエピソードを積み重ねて人の心の機微を描くのはすごく上手。

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.0

再編集ドキュメンタリーとしては長編の2時間半。映画として面白いかはともかく、よくまとめた。資料としてDVD持っておきたい。ってか、耳障りのいい映画音楽作る人とか思っててすいません!一から聴き直します。

バービー(2023年製作の映画)

4.6

フラットにジェンダー語るための視座としてのバービーはもはや発明。映像表現としても最高だし、映画館であと2回は観たい。

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.7

ある視点軽く超えてきたよ。良作とか通り過ぎて、ひさびさの衝撃。

めまい(1958年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

そう言えばヒッチコックちゃんと見たことないなーから。カット割が丁寧で教科書的。最後シスター登場で飛び降りる流れは、よくわからなかった。

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