regencyさんの映画レビュー・感想・評価

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ビートルズ/レット・イット・ビー(1970年製作の映画)

4.0

輸入盤ブートレグDVDで鑑賞。YouTubeやニコ動で断片的にアップされていた映像は観ていたが、最初から通して鑑賞したのは今回が初。
本作に関して散見する、「メンバー間の不協和音を余すところなく映して
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メインストリーム(2021年製作の映画)

3.5

人気YouTuberを目指す女性フランキーが、偶然出会った謎の男リンクと動画撮影をしバスっていくも…という、ストーリーは人間の成功と転落を描く定番ものとなっている。似た話だと近年では『ソーシャル・ネッ>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

5.0

まず、ドキュメンタリー番組制作に携わった経験がある者としての感想は、番組制作における「あるある」が詰まってて笑ってしまった(さすがに、あんな嫌な局Pに会った事はないけど)。当たり前だがバラエティやドラ>>続きを読む

ドーナツキング(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

何故リドリー・スコットが製作総指揮を務めているのか、最初は不思議に思ったが、難民から大富豪となり、そこから転落していくテッドの人生は、『ゲティ家の身代金』や最新作の『ハウス・オブ・グッチ』にも通じるよ>>続きを読む

スティール・レイン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作はウェブコミックで、すでに第一作『鋼鉄の雨』が映画化されているとの事だが、いずれも未見。ただ続編の本作(原題は『鋼鉄の雨2:首脳会談』)は、前作との関連性がない姉妹編といったポジション。
北朝鮮護
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1941 モスクワ攻防戦80年目の真実(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

第2次大戦時のソ連軍とナチスドイツの戦い「モスクワ攻防戦」を描いた作品との事だが、戦史に疎いために全く知らない状態で鑑賞。
ロシア製戦争映画というと、近年の『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』のよう
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カラミティ(2020年製作の映画)

4.5

モデルとなっている女性ガンマンのマーサ・ジェーン・キャナリーは、色々と都市伝説が錯綜した人物らしいが(彼女が登場する実写映画は色々あるが、個人的には『腰抜け二挺拳銃』のジェーン・ラッセルがベスト)、本>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

マーベル新ヒーローの名刺代わり的作品なので、これまでのフェーズを全く知らない人でも、ここから先の展開を楽しめる作りにしているのは流石と言うべきか。それでいて、過去マーベル作品を観ていた人ならニヤリとす>>続きを読む

エイト・ハンドレッド 戦場の英雄たち(2020年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーのベースとなる「四行倉庫の戦い」については全くの無知。倉庫を間に挟んでの天国と地獄の構図はまさにドラマチック。
特筆すべきは、抗日映画に付き物の、野蛮かつ暴力的な日本軍描写が皆無な点。誇りと
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素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

2.0

食物としてのみならず、生命の再生や維持、アルツハイマーやがんの治療、環境汚染の浄化にまで役立つとされるきのこ・菌類…と書くと、いかにも眉唾物に聞こえがちな説を、専門家たちの証言などによって明かしていく>>続きを読む

にじいろトリップ~少女は虹を渡る~(2021年製作の映画)

-

なんというか…実に評価に困る作品。
離婚間近な両親の復縁を歌で願う少女をミュージカル仕立てで描いているが、ミュージカルに抵抗はないはずなのに、観ているこちらが赤面したくなる出来。主役が子供だからという
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

「とあるゲームの世界に生きるモブキャラが自我に目覚めたことで巻き起こる騒動」…この文章の「ゲームの世界に生きるモブキャラ」を、「街で暮らす一人の男」に変えれば『トゥルーマン・ショー』になる。
また、特
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グレタ ひとりぼっちの挑戦(2020年製作の映画)

2.5

スウェーデンの若き環境活動家グレタ・トゥーンベリの、2018年8月からの学校ストライキから、翌年のニューヨーク国連本部での気候行動サミットでのスピーチ、そして太平洋横断してのヨットでの2週間の航海とい>>続きを読む

リル・バック ストリートから世界へ(2019年製作の映画)

3.0

オンライン試写にて。
被写体となるリル・バックの事は全く知らなかったが、とにかく驚いたのはその身体能力。特に強固な足の爪先を軸としたダンスパフォーマンスが、優雅で勇壮で実に圧巻。目ならぬ“爪先”は口ほ
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

スパイ映画といえばスリル・サスペンス・アクションが混然一体となった、まさに映画にピッタリの題材。
そのスパイ役をインテリなイメージを持つベネディクト・カンバーバッチが演じるのだから、まさに適役…と言い
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ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

2.5

パンクな若者の暴走を描いた作品では、最近だと実録ギャング物『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』があったけど、こちらは現代に生きる疎外された男女2人が、パンクロックによってつながっていく>>続きを読む

共謀家族(2019年製作の映画)

4.0

愛する娘を敵から守るために、普段うだつの上がらない父が一肌脱ぐ…とあらすじを簡略に書いてしまうとリーアム・ニーソンの『96時間』シリーズに直結するが、本作に登場する父の武器は格闘技ではなく「映画」。映>>続きを読む

ホロコーストの罪人(2020年製作の映画)

3.0

第二次大戦時にノルウェーで行われたユダヤ人の強制連行に、ノルウェー人が加担していたという罪を真正面から捉えているが、スクリーンに映し出されるのはユダヤ人への止めどない悲劇。
7~8月にかけてナチス・ホ
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.0

ゴジラに限らず、個人的に怪獣映画の苦手な部分は人間俳優が登場する描写。男女の惚れた晴れたとか、子供との交流なんかが含まれていると鼻白んでしまう。そういう点で本作は、思い切り子供がストーリーに絡んでいる>>続きを読む

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

3.0

まず、前半の菅総理の国会答弁の映像を見ながらの解説が面白い。質疑される菅のあまりにも確信を得ない答弁の件は、ザ・ニュースペーパーや『LIFE!』の「宇宙人総理」以上にコントになってしまっている。
中盤
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ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

3.5

前作は未見だが、登場キャラクター達の関係がすぐ把握できた事からもウェルメイドな作りになっている。
善き事をしたはずなのに、過去の行動や勘違いから悪者にされてしまう…個人的にもそういう経験があるので、ピ
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沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~(2020年製作の映画)

3.0

マルセル・マルソーといえば、個人的にはKBS京都での来日公演の告知CMが思い出深い…といっても実際に観劇した事はないが。
そのマルセルの伝記映画と聞いた当初は、迫害されるユダヤ人の心をパントマイムでほ
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シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち(2019年製作の映画)

2.5

実在するゲイのアマチュア水球チームをモデルにしたドラマだが、扱われるのはご多分に漏れずLGBTQ+がテーマ。
奇異な目で見られようと、自分のアイデンティティを貫く者たちのスポ根(というほどの根性描写は
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アウシュヴィッツ・レポート(2020年製作の映画)

3.5

アウシュヴィッツを脱走した2人のユダヤ人がまとめたレポートが、ハンガリー系ユダヤ人の命を救った…その行為はもちろん称賛に値する。
しかし、ポーランドやフランスといった他国のユダヤ人は変わらずアウシュヴ
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プロジェクトV(2020年製作の映画)

3.5

今回も公開初日に観ようと思っていたら、直前の緊急事態宣言で東京での上映が延期に。それがようやく開けたと思ったら、他の地域では6/3で上映終了してしまう事に合わせてか、東京地区だとたった3日間だけの上映>>続きを読む

復讐者たち(2020年製作の映画)

3.0

ユダヤ人によるナチスドイツ殺害と聞けば、真っ先に思いつくのがタランティーノの『イングロリアス・バスターズ』や、そのタランティーノがリスペクトを捧げた『追想』があるけど、本作は実在したナチ残党暗殺に動い>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

4.5

まず冒頭から、音響がもう不吉さを煽る。やたらと鳴り響く霧笛の音やらカモメの鳴き声やら灯台の機械音やら、不協和音のオンパレード。その音に呼応するかのように、二人の灯台守もおかしな事になっていく。
ウィレ
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トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング(2019年製作の映画)

3.0

19世紀後半のオーストラリアに実在したアウトロー、ネッド・ケリーの伝記映画は、過去にミック・ジャガーやヒース・レジャー主演で映画化されたものも含め、これまでに11作品も作られているらしい。
義賊として
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83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

3.0

入居者をぞんざいに扱っているという疑念がある老人ホームの内偵をすべく、83歳の素人老スパイが潜入するドキュメンタリー…ではあるが、施設の撮影をするという名目でカメラクルーも密着し、かつ内偵報告をする様>>続きを読む

コンティニュー(2021年製作の映画)

4.0

死んでもまた同じ日の朝から始まるという、いわゆるタイムリープものゆえ、内容的にはどうしても似通ってしまうのは致し方なし。問題はそれに独自の味付けをするかにかかっている。
本作のミソは、間違いなく主演が
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ベルヴィル・ランデブー(2002年製作の映画)

3.0

近年でも『アヴリルと奇妙な世界』や『マロナの幻想的な物語り』など、独特な画風が目を引くフランス製アニメが日本公開されたが、本作はそれらよりも前の2002年製作。こちらもエッジが効いた特徴的なデザインで>>続きを読む

ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語(2021年製作の映画)

2.0

サウジアラビアが、自国の宗教的理念を子供達に分かりやすく伝える目的で製作されたアニメとの事だが、そのために途中で挿入されるノアの箱舟やモーゼの軌跡といった説話解説がクドく、ストーリー本筋のテンポを欠い>>続きを読む

トゥルーノース(2020年製作の映画)

5.0

北朝鮮の政治犯強制収容所に生きる家族を、ポリゴン粗めのアニメーションで描くと事前に知った時は、いくらなんでもチープ過ぎるのでは…と思っていた。
しかし実は、あえて粗いポリゴン作画にする事で陰惨さを軽減
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