regencyさんの映画レビュー・感想・評価

regency

regency

映画(228)
ドラマ(0)

THE UPSIDE/最強のふたり(2017年製作の映画)

3.0

有名なフランスのオリジナル版があるにもかかわらず、それでもハリウッドリメイクを作ったのだから、まんま同じなワケないよなとは思っていたが、要所要所でアメリカナイズされている。
オリジナル版で重きを置いて
>>続きを読む

私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

4.5

死んでまで迷惑をかけたくないと自ら終活に勤しむ母親と、命あるまで有意義な生活を送ってほしいと願う子。
互いを思いやりすぎてボタンをかけ違えてしまう親子の確執からの調和がテーマだが、高齢化社会や老人介護
>>続きを読む

空山霊雨(1979年製作の映画)

3.5

東京フィルメックスにて。
お宝争奪戦とお寺の継承者争いを織り交ぜた、いわゆるケイパー物だが、キン・フー監督作だけに事はそう単純に進まない。
一応ジャンル的にはアクション映画になるのだろうけど、バトルら
>>続きを読む

フリーソロ(2018年製作の映画)

3.5

命綱なしで断崖絶壁を登るフリーソロ・クライマー、アレックス・オノルドが、標高2000m以上のエル・キャピタンへ挑戦する様に密着。
先駆者でアレックスの知人でもあるトミー・コールドウェルが、「フリーソロ
>>続きを読む

男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.0

アラフィフとなった満男が、伯父である寅さんとの思い出を過去作のシーンを織り込んでフラッシュバックしていく。
タコ社長とケンカしたり、歴代マドンナたちとのデレデレなやり取りといった寅さんの名シーンが洗練
>>続きを読む

フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

イギリスに実在する漁師によるコーラスバンド「フィッシャーマンズ・フレンズ」のデビュー過程を、実質的主人公となる彼らのマネージャーの恋愛ドラマを絡めて描く本作。
最初こそ漁師とバンドがイコールでつながら
>>続きを読む

スーパーティーチャー 熱血格闘(2018年製作の映画)

4.0

端的に言えば、ドニー・イェン版『いまを生きる』or『GTO』。
他の俳優がやると臭くなりそうな熱血教師のセリフも、ドニーがやると違和感がないのは、やっぱり人格者のアイコンとなったイップ・マンのイメージ
>>続きを読む

ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

3.5

Filmarks試写にて。
スポーツは「筋書きのないドラマ」だが、プロレスは基本的に「筋書きのあるドラマ」。
本作の製作に絡んでいるWWEは、そうした内実を全てオープンにしているため、筋書きやマイクパ
>>続きを読む

水と砂糖のように(2016年製作の映画)

2.5

イタリアの名撮影監督カルロ・ディ・パルマの軌跡を追ったドキュメンタリー。映画製作における通説「監督がいなくても撮影現場は成り立つが、撮影監督がいない現場はありえない」が示すように、画作りにおける撮影監>>続きを読む

野獣処刑人ザ・ブロンソン(2018年製作の映画)

4.0

チャールズ・ブロンソンのそっくりさん俳優ロバート・ブロンジーの初主演作を、ジャパンプレミア(!)で鑑賞。
あらすじ自体は、『デス・ウィッシュ』シリーズまんまで、それでいて『ダーティーハリー』の名シーン
>>続きを読む

盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~(2018年製作の映画)

3.5

「インドのコーエン兄弟作品」という批評が実に的を得た、ブラックなクライムコメディ。監督自身、『ファーゴ』を参考にしたと公言するように、悪人たちの化かし合い騙し合いのオンパレードが続き、後半は殆ど地獄絵>>続きを読む

チェリー・レイン7番地(2019年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭にて鑑賞。
1967年の香港で発生した、イギリスの植民地支配に対する抗議デモを鎮圧した「六七暴動」を題材としたアニメ。
…と歴史的背景はさておき、とにかく画がキレイ。中でも女性キャラの華
>>続きを読む

シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

3.5

愛娘に何かを残すために奮闘する父親の実話――と書いてしまえばありきたりだが、その「何か」が宮殿というところにまずビックリ。
それも金に物を言わせてではなく、自ら石を運んで(それも、形が歪な物を選んで)
>>続きを読む

ぼくと、彼と、(2019年製作の映画)

2.0

本作は、昨今話題のLGBT映画とは少々趣が異なり、男性同士のカップル2人を、あくまでも“一組のカップル”として追っている。
もちろん、なかなか理解を得られない家族の問題などにも触れてはいるが、それより
>>続きを読む

ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ(2017年製作の映画)

2.5

『グラン・ブルー』の登場人物のモデルとなったジャック・マイヨールの生涯に迫ったドキュメンタリー。
『グラン・ブルー』をまだ観ていない者としても彼の名は耳にしたことがあり、親日家だったということも併せて
>>続きを読む

レッド・ホークス(2018年製作の映画)

3.0

内戦激しいシリアを舞台に、トルコ軍特殊部隊員たちの死闘を描く軍事アクション。
トルコ軍全面協力というだけあって、ここまでプロパガンダ感アリアリな映画は近年でもそうないかも。
背景にある、トルコとシリア
>>続きを読む

ザ・バウンサー(2018年製作の映画)

3.0

近年は『キックボクサー』や『ユニバーサル・ソルジャー』といった過去作の焼き直し版への出演を繰り返すジャン=クロード・ヴァン・ダムが、久々に故郷ベルギーが舞台の作品に出演。
このヴァン・ダムがとにかくシ
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

聖杯伝説でのアーサーが、エクスカリバーを手にすることで王になるように、本作の主人公アーサーは、“狂気”というエクスカリバーによってジョーカーになる。
そういえば中世のヨーロッパでは、ジョーカーとは宮廷
>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

2.5

2008年にムンバイで起こった同時多発テロのことはなんとなく覚えているが、その実情の悲惨さにまず驚く。
勇気あるホテルマンたちの姿を記録するという製作意義は感じられるし、犯人側の哀しい事情なども知るこ
>>続きを読む

ザ・タワー(2018年製作の映画)

3.0

戦争や民族闘争などで祖国を追われる難民がテーマの映画は、『ヒューマン・フロー』や『存在のない子供たち』などジャンルを問わず作られており、本作は珍しいアニメ映画。
難民受け入れの門戸を開いているヨーロッ
>>続きを読む

エンテベ空港の7日間(2018年製作の映画)

3.5

過去に何度か映画化されたエンテベ空港ハイジャック事件だが、本作はハイジャック犯(テロリスト)側に主軸を置いた作りにしている点がポイント。
中でも、冷徹さと脆さが同居した主犯格の女性を演じたロザムンド・
>>続きを読む

All This Panic(原題)(2017年製作の映画)

2.0

本作で特筆すべき点は、被写体とカメラの距離感。
カメラが生の被写体に密着するのはドキュメンタリーの常で、毎日のようにカメラに密着されていれば、時には煩わしく感じて撮影を拒むことだってあるはず。
にもか
>>続きを読む

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

5.0

あらすじも単純明快、作画方法もキャラの輪郭線を描かずに背景もベタ塗りと、何もかもシンプル。
ところがそのシンプルさがプラスに働いた、まさに「シンプル・イズ・ベスト」。
豪雪や氷河といった“白”表現もキ
>>続きを読む

荒野の誓い(2017年製作の映画)

4.5

『ファーナス/訣別の朝』がもうすでに西部劇テイストだったスコット・クーパー監督が、本腰入れて西部劇を撮ったな、という印象。
結構容赦ない展開になっていく中で、異人種同士のヘイトクライムやPTSDといっ
>>続きを読む

クリシャ(原題)(2015年製作の映画)

2.5

本作の舞台になっているアメリカの祝日である感謝祭(サンクスギビング・デー)とは、アメリカに足を踏み入れた開拓者が、初めての収獲を神に感謝したことを記念するもの。
それが転じて、現在ではこの日に各地に散
>>続きを読む

プライベート・ウォー(2018年製作の映画)

3.5

Filmarks試写にて。
実在する女性ジャーナリストの生涯を追った映画に『ヴェロニカ・ゲリン』があるが、こちらのメリー・コルヴィンは戦場ジャーナリストとして危険地帯にもバンバン足を踏み入れていく、昨
>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

4.5

エルトン・ジョンの半自伝というだけに、かなり責めた内容になるんだろうなと思っていたら、その予想の上を行っていたので少々ビックリ。
とにかくタロン・エガートンの演技力&歌唱再現力だけで★4つ分に値する。
>>続きを読む

George Washington(2000年製作の映画)

2.5

アメリカ合衆国初代大統領と同じジョージという名を持つ、英雄になることを夢見る少年。
ジョージ・ワシントン大統領といえば、「桜の木」のエピソードでも知られるように“正直者”のイメージがあるが、本作のジョ
>>続きを読む

Girl Asleep(原題)(2015年製作の映画)

2.5

画面構成や色彩設定など、ありとあらゆる点でウェス・アンダーソン、さらにいえばデヴィッド・リンチやピーター・ジャクソンといった、名だたるインディペンデント界の巨匠へのオマージュに満ち溢れている。
主人公
>>続きを読む

キング・ジャック(原題)(2015年製作の映画)

2.5

周囲から“かさぶた”という有難くないあだ名で呼ばれる少年ジャックが、いじめっ子に怯えながらも、性への興味やトラブルを経て成長していく。
ザッツ・ジュブナイルとでもいうべき、青春映画の王道を行く内容。
>>続きを読む

大脱出3(2019年製作の映画)

2.0

前作『大脱出2』が、スタローン自身も認める駄作評価をされたため、本作も期待値低めで鑑賞。
あらすじも全然ひねりがないし、そもそも「大脱出(Escape plan)」と謳っておきながら、大した脱出プラン
>>続きを読む

ブルー・ダイヤモンド(2018年製作の映画)

1.5

『ジョン・ウィック』シリーズのように、生来のアクションオタクを存分に発揮できる、バカバカしいストーリー設定(褒め言葉)の作品だとイキイキするのに、『エクスポーズ 暗闇の迷宮』や『レプリカズ』のようなサ>>続きを読む

ドッグマン(2018年製作の映画)

3.0

デカくて粗暴な友人(と一応は思っている)にいいように扱われる気弱な主人公を、どうしようもない不条理が襲う。
主人公を演じるマルチェロ・フォンテが、例えるならMr.オクレにアンガールズ田中のエキスを注入
>>続きを読む

カーライル ニューヨークが恋したホテル(2018年製作の映画)

2.5

セレブたちに愛されるニューヨークのホテル・カーライルの魅力に迫るドキュメンタリー…というより、ホテルの施設案内カタログ映像に近い。
このホテルの大きな魅力は、施設そのものより務めている従業員の人柄がウ
>>続きを読む

アヴリルと奇妙な世界(2015年製作の映画)

4.5

まず鑑賞開始直後の第一印象は、「ヒロインが可愛くない!」だったけど、不思議なもので観続けていくうちに可愛く感じてくる。
つまりそれだけアヴリルが人間味あふれ、魅力的に描かれているという事。
このあたり
>>続きを読む

ハッパGoGo 大統領極秘指令(2018年製作の映画)

3.0

まずは邦題に★一つ。
最近は頭を抱えたくなるほどダサい邦題が多い中、これはバカバカしくもシャレが利いてる方だと思う。

内容は、一見はドキュメンタリー映画と思わせておいて、随所に本物のニュース映像を挿
>>続きを読む

>|