regencyさんの映画レビュー・感想・評価

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九⽉と七⽉の姉妹(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

わずか10カ月違いで生まれた気の強い姉と内向的な妹。常に姉に従う立場の妹が、学校で虐めを受け続けた事をきっかけに…
ヨルゴス・ランティモス監督のパートナーの初監督作という宣伝で、もう一筋縄ではいかない
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エレベーション 絶滅ライン(2024年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

地下から現れた謎のモンスターが襲ってこられない標高2500メートル以上の地帯で暮らす父が、病身の息子を救う為に地に下る事に…
新キャプテン・アメリカとなったアンソニー・マッキーだが、高所での戦闘を得意
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ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

4.5

冒頭から苦言を言わせてもらうと、これは前作もそうだったが、ゴールにたどり着くまでのマクガフィン障害が多くて、観ていて訳が分からなくなった。要はトム・クルーズのザ・ガンバルマンぶりを見せるための設定なん>>続きを読む

カーテンコールの灯(2024年製作の映画)

3.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/drama/ghostlight-matsu/

とある悲しみで心がバラバラになっていた家族の父親が、ひょんなことからシェークスピア劇の『
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マインクラフト/ザ・ムービー(2025年製作の映画)

3.0

原作となるマインクラフトは殆ど知らず、ゲームも未プレイ状態で鑑賞。なのでどこまで原作に沿っているかとか、キャラの再現度などは全く知らない。まあゲーム世界が軸の作品は『ジュマンジ』然り『ピクセル』然り、>>続きを読む

秘顔-ひがん-(2024年製作の映画)

2.5

突如失踪してしまったチェリストの婚約者スヨンに動揺していた指揮者ソンジン。そこへスヨンの代理として現れたミジュが現われ…
2人の女の間で翻弄されるソンジンのダメさ加減は同じ男性としてよく分かるが、その
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MaXXXine マキシーン(2024年製作の映画)

3.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/horror/maxxxine-matsu/

トビー・フーパー作品にオマージュを捧げた『X エックス』、『オズの魔法使』風テクニカラーミ
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たべっ子どうぶつ THE MOVIE(2025年製作の映画)

3.0

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/anime/tabekko-movie-matsu/

あの「たべっ子どうぶつ」がアニメ化されると聞いた当初こそ「正気か?」と思ったが、い
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秋が来るとき(2024年製作の映画)

3.0

関係が良好とは言えない母ミシェルと娘が久々に再会するも、ミシェルが作ったキノコ料理を食べた娘が病院に担ぎ込まれた事で生じる疑念を発端に、ミシェルの親友とその息子が絡み…
人の為に行う善意は、必ずしも善
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テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ(2024年製作の映画)

3.0

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/drama/thelma-matsu/

オレオレ詐欺に引っかかった93歳のテルマおばあちゃんが、騙し取られた1万ドルを取り戻すべく犯人を
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FEMME フェム(2023年製作の映画)

4.0

ゲイフォビアのプレストンに暴行されPTSDに陥ったドラァグクイーンのジュールズ。ところがハッテン場で存在するはずのないプレストンを発見。最初は復讐の為に近づくジュールズだったが…
やがて内に秘めたセク
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It’s Not Me イッツ・ノット・ミー(2024年製作の映画)

3.0

『ホーリー・モーターズ』のレオス・カラックス監督が自作のフッテージを散りばめつつ、家族や映画、自身の子などに向けた思いを綴っていく自叙伝的作品。元々は美術館向けに制作していた作品というだけあって、全編>>続きを読む

サブスタンス(2024年製作の映画)

4.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/horror/substance-matsu/

まずは何より、主役のデミ・ムーアとマーガレット・クアリ―の、文字通り体を張った演技に拍手
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1980 僕たちの光州事件(2024年製作の映画)

2.5

1980年5月に韓国で起きた光州事件を市井の人から描いた作品といえば、実在の人物をモデルにした『タクシー運転手〜約束は海を越えて〜』があるが、本作は中華料理店を経営する架空の一家が主人公。軍事政権に抗>>続きを読む

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

5.0

ボブ・ディランの事は、存在は知っていても楽曲はほとんど知らず、どっかで耳にした事あるなという認識の曲がいくつかある程度。それでもティモシー・シャラメのなりきりぶりに感服。というかティモシーもそうだが、>>続きを読む

JOIKA 美と狂気のバレリーナ(2023年製作の映画)

3.0

世界最高峰のバレエ団ボリショイ・バレエを舞台に、プリマになることに憑りつかれたアメリカ人バレリーナ、ジョイ・ウーマックの実話を映画化。非ロシア人という事で差別され、アカデミーに残るためには過酷なトレー>>続きを読む

サイレントナイト(2023年製作の映画)

3.0

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/column/subeteno-53/

『ペイチェック 消された記憶』以来、ジョン・ウーの約20年ぶりとなるアメリカ資本作。殺された息子
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フライト・リスク(2024年製作の映画)

2.5

2016年の『ハクソー・リッジ』以来久々のメル・ギブソン監督作は、飛行機内での密室スリラーという、フィルモグラフィの中でもエンタメに振り切っており、主要キャスト3人であるマーク・ウォールバーグ、ミシェ>>続きを読む

35年目のラブレター(2025年製作の映画)

3.5

難読症(ディスレクシア)は、スティーヴン・スピルバーグやトム・クルーズも子供時代に難読症に苦しんでいて、劇中でも触れられているように各段珍しい事ではない。その難読症をずっと隠していたべー師匠扮する夫が>>続きを読む

セプテンバー5(2024年製作の映画)

4.0

とにかく地味、ひたすら地味な作品。でも、『スポットライト』や『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』といった報道メディアの実録もの映画が大好きな者としては大好物。知る権利、報道のモラル、被写体の人権など、テー>>続きを読む

ジェリーの災難(2023年製作の映画)

3.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/drama/jerry-movie-matsu/

アメリカに住むアジア系移民のジェリー・シューが、身に覚えのない国際的マネーロンダリング
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ナイトビッチ(2024年製作の映画)

3.0

出産してアーティストを辞め専業主婦になった母親(固有名はナシ)が、育児ノイローゼになったのち自分が犬になってしまうのではないかという強迫観念にとらわれ…
なんか既視感あるお話だと思ったら、ケイト・ブラ
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ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男(2024年製作の映画)

2.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/drama/goebbelsmovie-matsu/

ナチス総統ヒトラーの宣伝大臣として、メディアを通して国民感情を煽り、ユダヤ人への憎
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プロフェッショナル(2024年製作の映画)

4.0

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/column/subeteno-54/

北アイルランドの田舎町で暮らし、引退を考えていた暗殺者フィンバーが、思わぬきっかけで過激テロをベ
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A LEGEND/伝説(2024年製作の映画)

2.5

スタンリー・トン監督のジャッキー作品は本作で10本目だが、個人的にはこのコンビ作で好きなのは『カンフー・ヨガ』ぐらいしかない。要所要所で良いと思えるポイントはあるのに、オチが投げっぱなしだったり全体的>>続きを読む

けものがいる(2023年製作の映画)

4.0

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/lovestory/kemonogairu-matsu/

久々にヘンな映画を観た気分。
観客に媚びてないというか、「この映画分かるか?」
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104歳、哲代さんのひとり暮らし(2024年製作の映画)

4.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/column/dakara88/

百寿を超えた石井哲代さんの101~104歳までの日常に密着…と聞くと、老人介護や福祉が抱える課題にフォ
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

3.5

しばらく疎遠だった従兄弟のデヴィッドとベンジーが亡き祖母を偲ぶため、彼女の故郷ポーランドを旅するツアー旅行に参加し…
ジェシー・アイゼンバーグの前監督作は未見だが、地味ながらも評判が良いと聞いていた。
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マッド・マウス ~ミッキーとミニー~(2024年製作の映画)

2.0

パブリックドメイン化した『蒸気船ウィリー』をホラー映画化。いわゆる『プー あくまのくまさん』の二番煎じだが、お話自体は巷にあふれるスプラッターホラーと大差ない。
それよりも何よりも、ミッキーが何故殺戮
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聖なるイチジクの種(2024年製作の映画)

3.0

イスラム国家で論議の的となっている女性の人権問題を、一家の出来事に置き換えたサスペンス。近日日本公開の『TATAMI/タタミ』も、母国のイラン政府からの不当な圧力に苦しむ女性柔道家を描いていたが、「た>>続きを読む

君への挽歌(2023年製作の映画)

2.5

認知症を発症した妻の介護に追われる夫と娘。特に夫にはその現実が重くのしかかっていく。できれば身内にはそうなってほしくない…と思うも、人間誰しも「老い」からは逃れられない。「老い」とは罪なのか?
「家族
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あの歌を憶えている(2023年製作の映画)

3.0

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/drama/memory-matsu/

アルコール依存症のシルヴィアと若年性認知症を抱えるソールとの恋愛。ソールは勿論の事、シルヴィアに
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