regencyさんの映画レビュー・感想・評価

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Farang(原題)(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

『ヒットマン』、『ディヴァイド』、『死霊院 世界で最も呪われた事件』など、ジャンル映画命のザヴィエ・ジャン監督最新作。麻薬組織に妻を殺され、娘が行方知れずとなったフランス人ムエタイファイターが、復讐の>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.5

細かい設定やツッコミはさておき、とにかくモンスター同士の素手ゴロ(飛び道具も含む)バトルが見もののモンスターバースシリーズ。今回も存分に堪能。
前作『ゴジラvsコング』はラスボス兼隠しキャラがちょっと
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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

4.0

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/column/dakara83/

ロシアによるウクライナ東部の都市マリウポリへの侵攻を、AP通信取材班が命がけで撮影した映像を元に制作。
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

5.0

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/drama/theironclaw-matsu/

表向きはショーマンシップに満ちて華やかなプロレスだが、その実は過酷だ。人気レスラーにな
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No.10(2021年製作の映画)

2.0

前半と後半の展開がこうも違ってくる作品もなかなかなもので。前半に伏線を色々張ってはいるが、冗長感は否めず。これだったら60分のテレビドラマで十分と思うも、そもそも1960年代のアメリカで人気を博した某>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

「面白かった」と書くと語弊を生むかもしれないので、こう評す「見応えがあった」。
ノーランお得意の時間軸の交差はあるけど、今回はオッペンハイマー視点(主に戦前)はカラー、オッペンハイマー以外の視点(主に
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

2.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/suspense/pi-remaster-matsu/

ダーレン・アロノフスキーの作品はそこそこ観ているが、長編デビュー作となった本作を
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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/lovestory/manticora-matsu/

モンスター専門のゲームキャラクターデザインを手がける男が、隣人の少年を火事から救っ
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エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

3.0

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/suspense/mortara-matsu/

絶対権力を持つ組織に潜む歪みへの追究にこだわってきたマルコ・ベロッキオ監督。本作では19
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パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜(2023年製作の映画)

3.0

母親のネグレクトを受ける少年ヤジッドが、里親の家で食べるスイーツに魅せられ、パティシエへの道を進もうとするという、正にサクセスストーリーの定石のようなお話。
成長するにつれ、愛憎の“憎”が高まっていく
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マリア 怒りの娘(2022年製作の映画)

3.0

独裁政権や内戦の影響で貧困に喘ぐニカラグアが舞台の本作だが、まず冒頭で驚かされるのが、同国が医療面においても劣悪な環境であることと、ゴミ収集事業の民営化に反対する貧困層と政府の対立が深刻化していること>>続きを読む

アバウト・ライフ 幸せの選択肢(2023年製作の映画)

2.5

結婚を望む女性と結婚を躊躇う男性のカップルが互いの両親を招いてディナーを開くも、その両親はW不倫していた…というコメディ。主要人物6人によるワンシチュエーション舞台劇みたいだなと思っていたら、監督はブ>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.0

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/drama/nextgoalwins-matsu/

弱小orワケありアスリート達がワンスアゲインを目指すという、実録スポーツドラマ映画の
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流転の地球 -太陽系脱出計画-(2023年製作の映画)

2.0

中国で大ヒットを記録したSF小説の映画化で、Nexflixで配信されたシリーズの第2弾との事だが、前作は未見。時系列的には前日譚に当たるらしく、太陽系消滅に備えて地球を離脱させる巨大プロジェクトを主軸>>続きを読む

ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/drama/dumbmoney-matsu/

倒産寸前のゲーム会社の株を買って空売りし、差額で儲けようとする富裕層で構成される大手ヘッジ
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.5

海底王国アトランティス王にして父親となったアクアマンが、失われた王国の復活を目論む陰謀と、父の仇として命を狙うブラックマンタに脅かされる――といったあらすじはアメコミヒーローの王道であり、共に立ち向か>>続きを読む

システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

2.5

『WANDA/ワンダ』、『私、オルガ・ヘプナロヴァー』などなど、一筋縄ではいかない芯が通った映画を配給するクレプスキュールフィルムがまたやってくれた。
父親に虐待を受けてしまったために情緒不安定となっ
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COUNT ME IN 魂のリズム(2021年製作の映画)

3.0

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/column/dakara82/

楽器のドラムの魅力に憑りつかれた名ドラマーたちが、自身の遍歴について、そしてドラムが彼らにとって何を意
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

2.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/suspense/beauisafraid-matsu/

『ミッドサマー』のアリ・アスターが観る者に叩きつけた2時間59分の挑戦状。詳細
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FEAST -狂宴-(2022年製作の映画)

1.5

ひき逃げ事故で夫を亡くした女性が、加害者の家族が経営するレストランで働きはじめて…と書くと、これからキナ臭い事が起こる予見を感じそうだが、実にこれが何とも言いようのない着地で終わってしまう。
監督の事
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弟は僕のヒーロー(2019年製作の映画)

2.5

ダウン症の弟ジョーを持った兄ジャック。幼少時はそれについてよく分からずに、特殊能力を持つスーパーヒーローだと信じていたが、やがてそうではないと知り、成長するにつれ弟の存在を隠すようになる。世間体や見栄>>続きを読む

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/anime/theimaginary-matsu/

一人っ子や友達がいなく引きこもりがちな子が生むケースが多いイマジナリーフレンド。西洋
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ナポレオン(2023年製作の映画)

4.5

予想通り、リドリー・スコットのこれまでのフィルモグラフィをおさらいしたような内容だった。
大いなる権威や象徴を得た者の悲劇という視点で『ゲティ家の身代金』、『ハウス・オブ・グッチ』が重なれば、男共を手
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ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスター(1980年製作の映画)

2.0

ボブ・マーリーの最後のライブとなった79年7月の母国ジャマイカでの第2回レゲエ・サンスプラッシュの模様を記録した1980年製作のドキュメンタリーのリバイバル。ライブパフォーマンスが見どころなのはもちろ>>続きを読む

クリスマスを駆けぬけて(2023年製作の映画)

2.5

ディズニー製作の、悪人は出るが極悪人ではないし死人も出ない、家族が一堂に会して観るに適した、ザッツ・クリスマス・ホームムービー。サンタを信じないパパが、娘と共にサンタを偽った謎の男と出会ったことで…と>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/suspense/fukurou-matsu/

朝鮮王朝の王の息子が暗殺されたのを、盲目の鍼医が“目撃”してしまったことで巻き起こるサス
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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

2.5

ポスターアートとかからLGBTQ+ストーリーと察していたが、顛末を知らずに観たのでラストで驚き、これが実話がベースで、イタリアでLGBTQ+の人権団体が誕生したというのにも驚いた。
実話の顛末は諸説あ
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

2.5

ケネス・ブラナー版ポアロをちゃんと観るのはこれが初。基本的に1話完結型だろうから前作との関連性は薄いだろうと踏まえての事。元々原作未読かつテレビドラマ版未見なので、ポアロの人物描写や人間関係などの知識>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

山崎貴作品はホント苦手だった。
予告を観ただけで「うわーこれは…」と鼻白んでしまい、本編を観る気すら失してしまう、今の邦画を象徴する典型的フィルムメーカーだと思っていた。それが今回ついにゴジラを撮ると
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Totem(原題)(2023年製作の映画)

2.0

観る前に公式ガイドブックの作品解説を読んだのがまずかった…
本作は父親トナの誕生日パーティに参加した7歳の娘ソルが、それが末期ガンに侵された父の最後のパーティとなることを知るという顛末を、様々な人間模
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耳をかたむけて(2023年製作の映画)

2.5

脚本家志望だったものの夢破れ、今は弔文を書く仕事をしている四十近い男が、ある女性との出会いにより心のわだかまりが明かされていく…という、なんだか『おくりびと』チックな内容。
個人的に中国映画はアクショ
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バイタル・サイン(2023年製作の映画)

3.0

ルイス・クーはとにかく“目力”がある俳優だ。彼を初めて知ったのは『プロジェクトBB』で、その時は若手イケメンというイメージしかなかった(自分より年上と後に知って驚いた)が、悪者や曲者といった役どころが>>続きを読む

マリア(2023年製作の映画)

3.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/column/maria-matsu/

イラン社会が女性に強いる抑圧を描く作品はここ数年で急激に増えていて、今映画祭に出品された『タタミ
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タタミ(2023年製作の映画)

5.0

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/column/tatami-matsu/

『SKIN/スキン』のガイ・ナッティヴ(ナティーヴ)監督が、『聖地には蜘蛛が巣を張る』でカンヌ
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