regencyさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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ブルー・ダイヤモンド(2018年製作の映画)

1.5

『ジョン・ウィック』シリーズのように、生来のアクションオタクを存分に発揮できる、バカバカしいストーリー設定(褒め言葉)の作品だとイキイキするのに、『エクスポーズ 暗闇の迷宮』や『レプリカズ』のようなサ>>続きを読む

ドッグマン(2018年製作の映画)

3.0

デカくて粗暴な友人(と一応は思っている)にいいように扱われる気弱な主人公を、どうしようもない不条理が襲う。
主人公を演じるマルチェロ・フォンテが、例えるならMr.オクレにアンガールズ田中のエキスを注入
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カーライル ニューヨークが恋したホテル(2018年製作の映画)

2.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/column/dakara25/

セレブたちに愛されるニューヨークのホテル・カーライルの魅力に迫るドキュメンタリー…というより、ホテルの
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アヴリルと奇妙な世界(2015年製作の映画)

4.5

まず鑑賞開始直後の第一印象は、「ヒロインが可愛くない!」だったけど、不思議なもので観続けていくうちに可愛く感じてくる。
つまりそれだけアヴリルが人間味あふれ、魅力的に描かれているという事。
このあたり
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ハッパGoGo 大統領極秘指令(2018年製作の映画)

3.0

まずは邦題に★一つ。
最近は頭を抱えたくなるほどダサい邦題が多い中、これはバカバカしくもシャレが利いてる方だと思う。

内容は、一見はドキュメンタリー映画と思わせておいて、随所に本物のニュース映像を挿
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.5

登山家が山を登る理由を聞かれ、「そこに山があるから」と答えるように、「そこに銀行があるから」強盗を働くフォレスト。
かといって金に執着するでもなく、盗んだ金を散財するでもない。
綿密に計画を立てて行動
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.0

降りかかる過酷な状況にひたすら抗う少年ゼインの逞しさ。
本当の難民少年を主役に抜擢したとあって、試写室の席でふんぞり返って本作を観ている自分が恥ずかしくなるぐらい、バイタリティ溢れる彼の演技(と言って
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.5

MCU版スパイディでの大きな不満が、ピーターがコスチュームを自作しない点。
スパイディの魅力の一つに、ピーターが貧乏ながらもコスチュームを自作して健気にヒーロー活動する点もあると思うのだが、MCUスパ
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カニバ/パリ人肉事件 38 年目の真実(2017年製作の映画)

2.5

1981年にフランス・パリで起きた、通称「パリ人肉事件」の犯人・佐川一政の現在。
車いす生活を送る彼は、今もなおカニバリズムへの興味を隠さず吐露する。
「異性に対するフェティシズムの延長線上にカニバリ
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いちごの唄(2019年製作の映画)

1.0

とにかく主人公コウタの演技が、まるで舞台劇もしくはコントのようなハイテンションなため、観ていてイライラ&ウンザリしてくる。
ヒロインの千日が淡々とした演技な分、余計浮き足立って見えてしまう。
というか
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.0

何から何まで斬新だったパート1から、さすがに4作目ともなると色々な点で“ひねり”を加える必要がある。
それは今回は、「MIB内の裏切り者を探す」というストーリーになるわけだが、こちらの予想を上回らずに
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パピヨン(2017年製作の映画)

4.0

Filmarks試写にて。
原作小説と最初の映画版の脚本をエッセンスしたとあって、原作にあってオリジナル版では省かれた描写を活かしたり、オリジナル版の設定をそのままトレースしたりと、工夫を凝らした印象
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アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(2017年製作の映画)

2.5

原作となった小説の映画化はこれで3度目との事だが、過去2作が未見な状態での感想として、とにかく「重い」。
戦火の合間の、兵士同士の和気藹々とした描写もあるにはあるが、それも明瞭なものでなく、どこか陰湿
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作兵衛さんと日本を掘る(2018年製作の映画)

2.0

明治から昭和40年代まで日本のエネルギーの基幹産業として支えるも、徐々に衰退していった炭鉱業を追った、ドキュメンタリーとして実直な内容。
常に死の危険と闘いながら日々炭まみれになって働く者の生活ぶりを
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.5

ドヤ顔した俳優たちの仰々しいセリフ回しとか、電車を突撃させるだとか、そんなせせこましい描写はいらない。
どんどんクマ化していくゴジラに、小間使い根性丸出しなラドン。
マイティ・ソーばりな雷使いのキング
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ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)

2.5

よくある薬物依存症がテーマの映画ながら、その薬物が覚せい剤やコカインなどではなく、ケガ治療で処方されるオピオイド系鎮痛剤の依存というのがポイント。
つまりこの依存症は、知らぬ間に誰でも陥る可能性が高い
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.5

あらすじや展開自体はオリジナル版からほんのわずかな変更しかしていないが、ブラックユーモア度はいくらか増し増し状態。
どんどんと死体が山積み状態になるのに、どこか笑えてしまう。
中でもやはり、時々困り顔
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

4.0

本作製作のきっかけは、被写体であるルース・ベイダー・ギンズバーグが、アメリカで「ノトーリアスRBG」というニックネームで若者に熱狂的に支持され、ポップアイコン化したのを受けてのもの。
従って、当初は彼
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

4.0

“死んだ目”をしたジャッキーが、ジワジワとターゲットを追い詰めていく。
トレードマークともいえるスマイルが出るのは本当に冒頭だけ。復讐鬼と化してからはほぼ出ることなく、一瞬出たとしてもそれはターゲット
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.5

最初に3時間というランニングタイムを聞いて、途中でダレないかなと思ったが、そうはならなかった。
率直な感想は、「これまでMCUを観続けてくれてありがとう映画」に尽きる。
逆に言えば、過去のMCUを未見
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僕たちのラストステージ(2018年製作の映画)

3.5

ローレル&ハーディとはまたシブい人選の映画だな、と思わずにはいられない。
感想を端的に言えば、トム&ジェリーの「仲良くケンカしな」。
マジケンカをしているのに、周囲からはコントをしている風に見られると
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シャザム!(2019年製作の映画)

4.5

サム・ライミ版スパイディの1作目で、ウェブの出し方が分からないピーター・パーカーが、「シャザム!」と叫ぶシーンの元ネタがこれ。
だからというわけでもないが、コンセプト的にスパイダーマンとよく似ている。
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イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

3.0

イギリスのロックバンド、ザ・スミスの活動を描く…のではなく、そのボーカリストであるスティーヴン・モリッシーがバンドを結成するまでの前日譚を描くという、少々変則的な伝記映画。
プロデビュー以降は毒舌家の
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蹴る(2018年製作の映画)

3.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/column/dakara14/

障がい者スポーツを扱ったドキュメンタリーといえば、車椅子ラグビーの『マーダーボール』があるが、あちらで
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アラフォーの挑戦 アメリカへ(2018年製作の映画)

1.0

まず断言したいのは、本作はドキュメンタリーというジャンルにはなっているが、正確にはその体はほとんど成していない。
被写体となる松下恵が、現代アメリカで暮らす人々のライフスタイルを垣間見る事で、自分の現
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

とにかく観ていて楽しい。
カラフルな色彩にスピーディーな画作りで、本当にコミック媒体から飛び出したような出来映えに圧倒される。
主人公マイルスがヒーローとして覚醒するまでに少々時間がかかりすぎなのと、
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

5.0

『スポットライト』や『ニュースの真相』など、調査報道を題材にした実録映画はとかくシブくて地味になる。
でもそれと同時に、重厚な“チームもの”映画として見応えがある。
「記事は『足』で書くもの」とは、業
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バンブルビー(2018年製作の映画)

4.0

デュラン・デュランやA~ha、ティアーズ・フォー・フィアーズといった80年代のヒット曲がガンガンかかるので、当時ティーンエイジャーだった者としては、それだけでテンション爆上げ。
トランスフォーマーたち
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.0

頼れる男役をやらせたら第一人者と思っているジェラルド・バトラー。
今回も、次々トラブルが起ころうとも、彼が二言三言言えばすべて解決してしまう、安心安定の頼れる艦長ぶり。

「潜水艦ものはハズレが少ない
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バイス(2018年製作の映画)

3.5

アダム・マッケイらしいブラックコメディだが、今回はブラック度がキツすぎて、あんまり笑えなかったというのが正直な感想。
個人的には『俺たちニュースキャスター』や『アザーガイズ』といった、全編おバカな作品
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.0

まずはオープニングのマーベルロゴで胸熱。
そして本編。とにかくキャプテン・マーベルが強すぎ。
パワーはあるわ、腕から飛ばすフォトンブラストは凄まじいわ、空も飛べて宇宙空間にも行けるわ、おまけにこれとい
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.0

アメリカでは知らぬ人はいない、RBGことルース・ギンズバーグの半生を描いた映画が製作されたのは、トランプ大統領政権が無関係ではないはず。
連邦最高裁判事の中でもリベラル派筆頭とされる彼女ゆえに、反トラ
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

個人的に、近年のイーストウッド監督作にはハズレがない、という印象だが、本作もやっぱりハズレなかった。
運び屋となってしまった90歳の老人の日々を淡々と追いつつも、節々でユーモアも入れる手堅い演出。
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サッドヒルを掘り返せ(2017年製作の映画)

3.5

『続・夕陽のガンマン』をこよなく愛するファンが、ラストのサッドヒル墓地復元を目指す、究極の“聖地巡礼”ドキュメンタリー。
映画に興味のない者からすればバカバカしい行為かもしれないが、巡礼者にすれば、「
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サンセット(2018年製作の映画)

3.5

カメラが主人公イリスの視界とダブらせる範囲からほぼ出なかったり、長回しや焦点深度のボカしの多用など、前作『サウルの息子』でも見られた監督独特の撮影手法が際立つ。
それらはすべて、舞台である20世紀初頭
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イップ・マン外伝 マスターZ(2018年製作の映画)

4.5

分かりやすいあらすじに、分かりやすい悪人像。まさに1970年代に乱造された功夫映画を彷彿とさせる展開に、ファンなら懐かしさを感じるのでは。
本家『イップマン』シリーズが英雄譚のお話なら、外伝であるこち
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