regencyさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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バッドガイズ(2022年製作の映画)

3.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/anime/badguys-matsu/

吹替え版を試写にて。
まず有名人の吹替えについては、誰がキャスティングされてるのかほぼ情報を入
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ウンチク/うんこが地球を救う(2022年製作の映画)

2.0

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/column/dakara74/

人間をはじめとした動物にとって欠かせないものでありながら、汚いものとして避けられてしまう“うんこ”に焦
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クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男(2021年製作の映画)

2.0

オアシスやプライマル・スクリームなどを見出したアラン・マッギーの半生を映画化…との事だが、正直彼のことは全く知らずに、何にも情報を入れずに鑑賞。
プレイヤーとしてではなく、マネージャー(裏方)として頭
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渇きと偽り(2020年製作の映画)

3.0

まず、舞台となるオーストラリアの年間の平均降水量が、日本の3分の1しかないという事情に驚かされる。そんな干ばつに喘ぐ町で起きた2つの事件を描いていくわけだが、とにかく町の人物が“干上がって”いる。それ>>続きを読む

ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド(2020年製作の映画)

3.0

端的に言うと、ザ・ビートルズとインドで偶然遭遇した人物サイドからの「ホワイト・アルバム」制作秘話といったところ。「ザ・コンティニューイング・ストーリー・オブ・バンガロー・ビル」のモデルへのインタビュー>>続きを読む

ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV(2021年製作の映画)

4.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/column/sebeteno-31/

もう冒頭の『ロッキー3』のダイジェスト(回想)シーンからしてオリジナル版と違う。オリジナル版では
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1950 鋼の第7中隊(2021年製作の映画)

3.5

朝鮮戦争での国連軍と中国人民志願軍による“長津湖の戦い”を描いた戦争ドラマとの事だが、おそらくこの戦いについて詳しい日本人は殆どいないだろう。もちろん自分もその一人。
「中国最強!」を高らかに叫ぶ、ま
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ウクライナから平和を叫ぶ Peace to You All(2016年製作の映画)

2.5

紛争が長らく続くウクライナで2015年4月から取材を敢行したスロバキアの写真家ユライ・ムラヴェツ・Jr.が、新ロシア派分離主義勢力が支配する東部のドネツク側と新欧米派のウクライナ側、双方の証言をまとめ>>続きを読む

ドライビング・バニー(2021年製作の映画)

2.5

前科歴がネックとなって子供達と離れ離れに暮らす母親が、なんとか一緒に暮らそうとするも…という負け犬の再起を描くヒューマンドラマだが、本作の根底にはニュージーランドにおける社会弱者の厳しい生活事情がある>>続きを読む

ソングバード(2020年製作の映画)

3.0

コロナ禍が深刻化していた2020年3月に構想され、7月に撮影開始して17日間で撮了、12月に配信公開というハイスピードで行われたという経緯がまずすごい。「やればできる」精神もここまで来たかという。
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.0

いきなり断言するが、『ジュラシック』シリーズは1993年のパート1が頂点にして集大成。以降の続編は1作目の要素「恐竜を蘇らせて私利私欲に使おうとする人間が、手痛いしっぺ返しを喰らう」の天丼でしかない。>>続きを読む

時代革命(2021年製作の映画)

3.5

2019年に香港で起きた民主化デモ。このデモが過去の運動と一線を画すのは、明確なリーダーがいないという点。ネット上での呼びかけに呼応した者が香港立法会(中華人民共和国香港特別行政区の立法機関)に突入す>>続きを読む

Blue Island 憂鬱之島(2022年製作の映画)

2.5

中国・香港で起こった文化大革命、六七暴動、天安門事件という3つの事件に直面した香港在住の3人を軸に、2014年の雨傘運動以降の香港の若者たちを描く。
面白いのは、3人の回想ドラマを演じるのが一般人で、
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.0

ちょっとワケありな作家のサンドラ・ブロック、ムキムキだけど頭は単純なチャニング・テイタム、ミステリアスなイケメンのブラッド・ピット、そして金持ちの悪人ダニエル・ラドクリフと、各々が過去作で演じてきたよ>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.5

まずはエルヴィス役のオースティン・バトラーに拍手。容姿は似ていないが声質や仕草がかなり本人に寄せている。エルヴィスのモノマネは一歩間違えたらギャグになりがちだけど、そう感じさせないギリギリのラインを保>>続きを読む

ブライアン・ウィルソン/約束の旅路(2021年製作の映画)

2.0

ザ・ビーチ・ボーイズは『サーフィンU.S.A』と『グッド・バイブレーション』の曲ぐらいしか知らず、メンバーに関する知識は全くもって皆無。そのためバンドの中枢を担っていたというブライアン・ウィルソンの事>>続きを読む

ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言(2020年製作の映画)

2.5

何らかの形でホロコーストに触れてきた者たちの証言集。今は老人となった彼らがナチスを、ヒトラーを、そしてユダヤ人迫害について語るが、それは後悔だけではない。「私は人を殺める行為はしていないから無実」とし>>続きを読む

母へ捧げる僕たちのアリア(2021年製作の映画)

3.0

南フランスの海辺の町を舞台にした、少年と3人の兄達を描くヒューマンドラマ。
本作の裏テーマとなるのは“移民”。舞台となる海辺の町とはおそらくマルセイユ近郊。南仏最大の港町マルセイユには地中海を通って各
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新章パリ・オペラ座 特別なシーズンの始まり(2021年製作の映画)

2.0

新型コロナウイルスはさまざまな業界にダメージを与えたが、とりわけエンタメ業界が被った被害は半端ない。本作はその一環を垣間見る事ができる。
感染拡大による無観客配信が決まり、落胆するダンサー達の無念をダ
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島守の塔(2022年製作の映画)

3.5

まずは萩原聖人、村上淳のダブル主役が目を引く。年齢・キャリア的に中堅ベテラン枠に括られる2人を起用するというのは、失礼ながら近年の商業映画ではなかなかの冒険。集客のためには今人気絶頂の俳優を起用するの>>続きを読む

スワンソング(2021年製作の映画)

3.0

引退したゲイのヘアメイクドレッサーが、亡き親友の最後のメイクを施す旅に出るロードムービー。昨年の東京国際映画祭で見逃してしまったので、是非ともチェックしたいと思っていた。
何といっても主役のウド・キア
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a-ha THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.5

詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/column/dakara70/

本作公開前、ネット上のニュース等で「a-haは『Take on me』の一発屋バンド」みたいな扱いをチ
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戦争と女の顔(2019年製作の映画)

5.0

レニングラードの病院で看護師として働く長身女性イーヤが映るも、耳障りなノイズが鳴り響いた途端、彼女の瞳孔が開き、立ったまま発作を起こす…この冒頭のシーンでもう惹きつけられてしまった。
本作では終始、ス
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.0

サム・ライミと言えば『死霊のはらわた』が出世作のホラー畑出身者。ザック・スナイダー、ジェームズ・ワン、デヴィッド・F・サンドバーグ達がDC作品に参加したように、ホラー映画監督とアメコミヒーロー映画はマ>>続きを読む

バブル(2022年製作の映画)

3.0

重力を操る泡「バブル」が降り注ぎ、重力が壊れた東京を舞台とする、所謂ウォーターワールド的ディストピアものにして、劇中でも触れられるアンデルセンの『人魚姫』をモチーフとしたメロドラマにして、グラビティ(>>続きを読む

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.5

夫に離婚され、子供の親権もあっさり放棄、仕事もなく、家にも居場所がない。そんな無いない尽くしの女ワンダが彷徨った末に会った男は強盗だった。男の逃避行に付き添うワンダだが…
まるで『俺たちに明日はない』
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.0

突然始まった共同生活に戸惑いながらも歩み寄っていくラジオジャーナリストと甥っ子の数日間。子育てに四苦八苦する大人の作品は数限りなくあるが、本作は独身の叔父と甥という境遇が、年の離れた友達あるいは兄弟に>>続きを読む

ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行(2021年製作の映画)

2.0

これまで観た映画は1万6000作品以上にも及ぶという、スコットランドのドキュメンタリー監督マーク・カズンズによる、2010~2021年の11年間に制作された映画111本に着目した映画深化論。端的に言え>>続きを読む

ストレイ 犬が見た世界(2020年製作の映画)

2.0

犬の視点を通じて、安楽死や野良犬の捕獲も違法となっている、“野良犬大国”トルコの街並みを映す…というコンセプトだが、社会進出や待遇改善を訴える女性達のデモ隊や、路上生活する難民の子供といったのっぴきな>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

5.0

先行配信されたマイケル・ジアッチーノの劇伴が随分ダニー・エルフマンっぽいなと思ったら、映画本編もエルフマンが劇伴を担当したティム・バートン版バットマンっぽかった。バットマンとヴィランは表裏一体というテ>>続きを読む

アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.5

子どものアダムと大人のアダムが対峙するという、端的に言えばジュブナイル版タイムトラベルものといったところ。両者が顔を合わす事で、子どもアダムは大人への階段を昇り、大人アダムは後悔している事に向き合い、>>続きを読む

チェルノブイリ1986(2020年製作の映画)

4.0

1986年4月のチェルノブイリ原発事故を普通の人々、特に消防士やその周辺人物側からの視点で描く。当初は単なる火災の鎮火として現地に赴いた消防士達が、次々と急性被爆で倒れていき、病院に担ぎ込まれる。その>>続きを読む

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.0

名画を盗んだ泥棒が老齢の男性だったという実話を描いたコメディだが、ストーリーにハチャメチャ要素はなく、至って川の流れのようにほんわかほのぼのと進むのは予想の範疇で、盗んだのは実は…という意外な展開もそ>>続きを読む

ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

3.0

観終わっての率直な感想は、なぜ年末に公開しなかったのかという点。1月公開の『ライダーズ・オブ・ジャスティス』といい、物語設定がクリスマスなら日本公開もそれに合わせて欲しかったなと思った…ら、こちらは元>>続きを読む

私はヴァレンティナ(2020年製作の映画)

3.5

トランスジェンダーの少女ヴァレンティナが、シンプルな学校生活を送りたいという願望が実現する事の難しさ。LGBTQがテーマの映画は数限りなくあるが、本作ではヴァレンティナ役を本当のトランスジェンダーが演>>続きを読む

バーニング・ダウン 爆発都市(2020年製作の映画)

3.0

実は2017年の『SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班』の続編としてナンバリングされているも、監督と主要キャストが同じなだけで設定は全く別。といっても、アンディ・ラウ扮する爆弾処理専門>>続きを読む