リグレットさんの映画レビュー・感想・評価

リグレット

リグレット

マレーシア・クアラルンプール在住
マレーシアの劇場公開作品並びにVOD +VPNの合わせ技で日本のネトフリやU-NEXT畑など徘徊してます

映画(227)
ドラマ(6)

シアター・プノンペン(2014年製作の映画)

3.4

カンボジアの歴史とクメール・ルージュは切っても切り離せない。こと映画に関しても、多くの俳優や監督も粛清の対象であり、それが今に至るまで言論の傷として残っているのだろう。

百日告別(2015年製作の映画)

3.2

人が近い人の死を受け入れるのにはそれ相応の時間を重ね、心の平穏を取り戻すために儀式を繰り返す宗教の意味。日本と距離も近いけど、死生観も台湾はやっぱり近い気がする。

2000人の狂人/マニアック2000(1964年製作の映画)

3.6

南部の狂った奴らがヤンキーに復讐するというこの手の話大好き。ハーシェル・ゴードン・ルイス作品にしてはゴア描写少なめ。

血の祝祭日(1963年製作の映画)

3.2

小難しいことを考えてる映画学生の頰をひっぱたいてこの映画を観ろと言いたい。

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.8

黒人が中心のJAZZの世界で実力を盾にのし上がってきた反面、マイルスなどからも白人だから評価されていると言われている部分を本人も自覚していただろうし、そんな環境で自分を正常にいさせるためにドラッグは必>>続きを読む

Human Flow(原題)(2017年製作の映画)

4.2

アイ・ウェイウェイは元々チェン・カイコーやチャン・イーモウなどと同期で北京電影学院の学生だったので映画を撮る素養はあったんだろうけど、こうして長編映画を観るのはお初。
アイ・ウェイウェイが世界中を旅し
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.3

女性が主役のアクション映画ってどうも合わないな自分には。

Hereditary(原題)(2018年製作の映画)

3.9

『エクソシスト』や『ローズマリーの赤ちゃん』直系の真っ当なオカルトホラー映画。
オープニングのドールハウス(で合ってるかな?)にカメラがグイグイとズームしてそこに(ジャパニーズブレックファースト大好物
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.5

虚栄心の高い人ヒーロー(今作の場合家族全員が該当)、そして旦那と妻と子供たち。どちらがヒーロー活動をして子供たちの育児・教育のバランスを取るのか。夫が働き、妻が家庭を守る。そんなステレオタイプ的な価値>>続きを読む

捜査官X(2011年製作の映画)

2.6

前半の金城武による捜査は『MAD探偵 7人の容疑者』っぽかった。全体的に退屈だったけど。

最愛の子(2014年製作の映画)

4.0

ヴィッキー・チャオ演じる田舎母ちゃん役がよかったけど、田舎者役でもやっぱり美人は隠せないな。
悪い奴らはいっぱい出てくるけど、それらは悪者として描かれてるわけではなく、金が必要。生活に必要。皆各々の理
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ゴーイング・クリア: サイエントロジーと信仰という監禁(2015年製作の映画)

4.0

サイエントロジーの脱会信者たちが語る教団の内幕。まずは創始者であるL・ロン・ハバードのエピソードから始まり、次にハバード没後に教団の営利路線を更に進めたデビッド・ミスキャベッジにフォーカスを当てる。>>続きを読む

彼女と僕のいた場所(1995年製作の映画)

3.9

冒頭のシーン、Pixiesの“Cecilia Ann”が颯爽と鳴り響くなかで映画はスタート。
80年代後半から90年代のカレッジロックシーンと69年生まれのノア・バームバックはまさにリアルタイムな世代
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探偵なふたり(2015年製作の映画)

3.6

クォン・サンウって名前だけはなんとなく知ってたけど、彼の出演する韓国映画はこれまで一度も観たことなかったな。そんなわけで初めて観る彼の主演作が今作。
漫画喫茶の仕事をしながら子育てするウザい主人公と、
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ジョシュア: 大国に抗った少年(2017年製作の映画)

3.9

香港の雨傘革命を主導した1人、ジョシュア・ウォンの軌跡を追ったドキュメンタリー。
僅か14歳から政治団体を結成し、中国本土からの干渉や圧力に抗議する運動を開始して後の雨傘革命へと繋がる。
10代にして
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ビースト・ストーカー/証人(2008年製作の映画)

3.7

お互いにスネに傷を持つ警察と殺し屋の男がある誘拐事件をきっかけに一進一退の駆け引きと攻防を繰り返す。ダンテ・ラム作品でお馴染みのニック・チョンの不幸を背負った男の醸し出すオーラとそれ故なのか最強っぷり>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.9

まず最初に余談。『ファンタスティック Mr.FOX』の時もそうだったが、ウェス・アンダーソンのアニメはめっちゃ英語聞き取りやすい。
実写だったらこんな感じだろうなーってシーンもアニメだといい意味の抜け
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ジム&アンディ(2017年製作の映画)

3.7

『マン・オン・ザ・ムーン』という実在の人物の伝記映画というフィクションの世界(そう、所詮映画という作り物の世界)と現実(今作ドキュメンタリー映画)の両作を観ることでまさにどちらが映画、そしてジム・キャ>>続きを読む

ゴッドファーザー・オブ・ゴア(2010年製作の映画)

3.3

『バスケット・ケース』のフランク・ヘネンロッターが敬愛するゴアの創始者、ハーシェル・ゴードン・ルイスのヒストリーをまとめた本作。
当初はラス・メイヤー的なおっぱいプルルンな映画でスタートし、そして自身
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.1

日中戦争〜国民党〜共産党〜文化大革命など戦争や政治など歴史の悲運に巻き込まれた中国の京劇と2人の兄弟の愛憎入り混じった関係。
物語の始まりから2人の役者が舞台を行う予定の会場を訪れ、そこに居合わせた老
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暴力脱獄(1967年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

随所に見られるキリスト教的なモチーフ。
ゆで卵50個を食べ終えたルークのテーブルに寝そべる姿がまさにイエスの姿のようであったり(苦難に打ち勝った、耐えた的な?)、ラストの空撮のシーンで十時に綺麗に切り
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ピンクリボン(2004年製作の映画)

2.8

ピンク映画の歴史や生き証人たちによる総括は良し。特に若松孝二の言葉はやっぱカッコいい。
ただこの作品自体の編集や撮影なんかのセンスがイマイチかな。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.5

2018年最先端のSFを撮ろうと思えば出来たんだろうけど、あえて良い意味の古臭さを残したクオリティ(に見せている)のがロン・ハワードらしさなのかも。SF見てると眠くなってしまうたちなのだが、今作は一回>>続きを読む

50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

3.9

ファティ・アキンのこれまでの作品は旅をする人を描く題材が多い。その旅を続ける理由は民族的な迫害からの逃避、一目惚れした人を追う男、家族を探す物語などトルコ系ドイツ人としての自信のあるルーツ、そしてヨー>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

レイプ犯がミシェルを犯そうとしているも、嫌がっている素ぶりがなく受け入れられるがちなところで「違う〜!!」と萎え気味になってるところでミシェルが張り手してレイプ犯の闘志に火を点ける場面が実にポール・ヴ>>続きを読む

人間の條件 完結篇(1961年製作の映画)

4.3

1週間使ってチマチマと第1部〜第6部まで鑑賞。9時間31分の長い旅路だった。
理想に生きる若きインテリ青年、梶が戦争の荒波に揉まれ、最後の最後に辿り着いた地に唖然。
戦争を描いた作品は数あれど、彼は果
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ドリーム・ホーム(2010年製作の映画)

3.2

久々にヌルさ皆無の本格派スプラッター映画。
かつて大好きだったおじいちゃんが船乗りで海が好きだったので、海のそばの家を買いたいと子供ながらに思っていた女性がその夢を叶えるために殺戮を繰り返す。香港の住
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泳ぐひと(1968年製作の映画)

4.1

何年か前に銀座のHERMESで観て以来の2度目。当時観た後もなかなかなトラウマ映画だったが改めて観ても同じ感想。
海パン一丁で高級住宅街のプールを泳ぎながら家路へと向かう途中でこの男のメッキが徐々に剥
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憂鬱な楽園(1996年製作の映画)

3.5

なにをやるにも上手くいかないヤクザのその日暮らしの生活をオフビートに描いた作品。音楽の使い方がカッコいいし、どことなくジャームッシュの映画的な雰囲気を感じる。バイクで山道を登るシーンの撮影が凄く良い。

バスケット・ケース(1982年製作の映画)

3.1

アナログなキモさが不気味感満載。兄ちゃんが歩く姿がコマ撮りでシュヴァンクマイエル作品感あるある。夜道をフルチンで疾走する兄ちゃんのヤリたい君っぷりは泣ける。

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